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2025-02-21 18:33

第427回 「前受けビジネス」における会計処理の罠

▼番組への質問はこちら

https://ck-production.com/podcast-contact/?post=pc_okubo

▼今回の概要

与太:10分deの構造上の問題/返金義務の有無/原則的には、役務提供に順ずるが、役務提供の解釈があいまい/「会計上」と「税務上」の観点/「銀行」の立場と「税務署」の立場を考える/前受けビジネスの会計管理の罠/CFとPLのズレ

サマリー

このエピソードでは、「前受けビジネス」に関する会計処理や売上の形状における複雑な問題が考察されています。契約期間や請求書ベースでの売上計上など、実務における判断基準について深く掘り下げられ、財務や税務の観点から具体例が取り上げられています。また、前受けビジネスでは、会計処理とキャッシュフローのズレが大きな課題となっています。実態を把握した上での契約やマネジメントが求められることが強調されています。

公開収録と前受けビジネスの理解
こんにちは、遠藤克樹です。大久保圭太の財務頭を鍛えるラジオ~マネトレ~大久保先生、よろしくお願いいたします。
お願いします。
さあ、ということで、今日も。
いや、それはさ、公開収録の時にさ、白川さんからクレーム出てたけどさ、遠藤にさ。
私に?
いや、なんかさ、すげー喋んじゃう、あの人。
あ、違う。
なるほど、はいはい。どうぞ。
いや、なんか、え、いやいや、なんかさ、掛け合いになってない?一人で喋ってる?一人万段みたいになっててさ。
なんでそんな喋ってんの?みたいな。ねえ、話になったら。
自分でおっしゃってたんですよね?
そうそうそう、10分しかないんよって。
構造上の問題が。
10分でM&Aだからって言って。別にさ、そんな制約そんなしてないのにさ。
すごいよね。俺も10分でマネトレだったら。
よたは10分で終わるな。
違う、よたは10分で終わるんですか?
いやいやいやいや。すげー焦ってんだと思って、この人何を話したいんだろうと思ったら。
10分に詰めなきゃいけないって思って、でも全然詰まってないだろって多分みんな思ってたよね。
いやいやいや、そうですよ。あの、10分でまとまったことないですからね。
ないでしょ。だから、あれでしょ?借りたら返すなみたいなもんでしょ?読んだら返すんかいみたいな話でしょ?
それと同じだよね。そう。面白かったな。なんか、富士山が綺麗だったみたいな。
新幹線。
そうそうそう。そう。
え?あれ収録されたっけ?
違う、もうどこからどこまでかね。
そうだよね。
番組始まる前のよた話と番組始まってからのよた話の境が分からないんだよ。
そう、境も分からないし、終わってからなのか。なんかでも、10分しかないのに富士山が見えて坂本龍馬がとかいう話いらねえだろって思いながら聞いてたけど。
それは。
あれはよたじゃねえのかと。
収録ないで。
収録ないだっけ?
いやだから、クレームでは15分でM&Aとかにしてあげたほうがいいんじゃない?
売上げ形状の原則とケーススタディ
そっち番組名まで変える?
番組名変えたほうがいいんじゃない?
10分を超える番組だよねというのがシチュエーションになっておりますんでね。
あ、そういうことなんだ。
思ってるんだけど変えたほうがいいのかな?
いいんじゃない?でもなんか、ずっと仲介の悪口言ってたね。
いや悪口じゃなくてね。
悪口じゃないね。
構造上の問題ですからね。10分と一緒です。
まあそうだね。そういうこと?構造上の問題ね。
でも、難しい問題だよな。だからFAがみんな優秀ならそうだけど、
劇相反だから双方につけるっていうのはもちろん理論的ではあるものの、
ただやっぱり一方志向だとね、どうしても喧嘩にしかならないみたいなケースもあるからな。
まとめるっていう概念ができる専門家がどこまでいるのかっていうのが課題なんじゃねえかなっていう真面目な話をするけど。
優秀さというのも問われるところですね。
そうね。だからやっぱりこいつの絶対メリットを知ったら買わせないほうがいいんだから。
だって勝手に問題出たら問題だって怒られるんだもん。
買わせなければ問題起きないから。買っとけばよかったとは思うかもしれないけど。
だから俺は買うんだけどね。
転売はしないよ。
大丈夫。
はい。
自分でまとめるんだって言うね。ヨタをね。
転売や企画を出してくるヨタを終わらせてくださいました。
今日の質問ですね。箇条書きベースで事情をご説明いただいてますので早速紹介していきたいと思います。
質問としては売上げの形状についての原則的な考え方について教えていただけないでしょうかということでいただいてます。
7個ほど項目があるので。
半年間のプロジェクト費用を請求したいと思ってます。
契約期間が1月1日から6月末半年間。
ごきげんよう試験みたいになってきたね。
半年ですね。
実際のサービス支援は進捗に伴って半年を前後することが予想されます。
半年ぐらいやるってことね。進捗して。
契約期間は半年と決めてるが若干前後。
費用としてプロジェクト支援費用は300万円を想定してます。
クライアントは1月末締め2月末払いで一括で支払いたいと言っております。
このような場合売上げ形状は請求書ベースで1月に一括で計上しても良いものなのでしょうか。
というのが質問でして。
そこからですが、この方の観点が役務提供に従うとかスポットの場合は発生ベースで良い、
クライアントとの形状がずれると税務調査の際に問題になる可能性があるなど、
いろいろな情報が飛び交っており判断がつかずにおります。
実は当社顧問税理士に聞いても判断基準が曖昧で論点がよくわからず、
まずは原理原則的な考えをベースに大久保先生らしいアンタッチャブルな論点に展開する形で
ご解説いただけないでしょうか。
アンタッチャブルには行かないよね。
ありがとうございます。
でもありそうな話ですよね。
なるほど。
どこから行こうかな。
もう一回整理します。
1月スタートで半年契約のプロジェクトで300万円くらいかかるが、
実際には半年を前後しそうなので、
先方としては1月末締め2月払いで一括の300万ドンで払いたいと。
どうすれば最適なんですか。分かりませんという質問ですかね。
これだから、
返金義務がどうかってことだろうね、一番は。
返金義務ね。
もう別にもらって絶対返金しませんっていうのは売り上げだと思うんだよね。
税務的にはね。
もう返さないんだから。
契約内容と会計上の判断
基本的には前向けで、どういう内容か分からないから、
半年間で月50万みたいな。
本来そういう話なのかな。契約次第だけど。
1月に50万の話っぽいですよね。
そうそう。
一括で計上して問題ないかというと問題ないと思う。
何的にというか返還義務の話ですか。
返還義務がありなしだけど、
だから紛失っていう論点は出るのかもしれないけど、
例えば返還義務が、返還義務なければ多分税務所をあげろって言われるんだと思うんだよね。
返さないんだから。
基本的にはもう確定してて。
行金提供が後だから、
確かにこれ曖昧なのかわからない。契約によって結構違うんだけど。
わかりやすいので言うと、
例えば美容とかって前受けでもらったりするじゃない。
あれも多分返金って難しいんだろうね、基本的には。
美容整形とかの。
美容整形とか、例えば脱毛とか。
前でドンと何回分でもらえるんですね。
だけど、あれは基本的には前受け計上するよね。
前受け計上っていうのはつまり、この話で言うと一括でドンとその月に計上しちゃうってことですか?
いやいやいや、預かったときは前受け金で負債に計上して、
施術ごとに売上計上していくっていうのが原則だと思う。
前受け金の形でやって、ちゃんとかけていくという計上の仕方が必要と。
これも基本的には会計的に言えば駅務提供に伴って、
その進捗度合いに応じて売上計上なんだろうけど、
ただその進捗度合いがどれくらい明確にできるかっていうのと、
例えばこのプロジェクトでコンサルティングみたいなことだったら、
普通月50万とかで定義すると思うんだよ。
だけどそれを300万で定義するってことは、
会計上、例えば進捗に応じてやるべきだが、
税務上は返還義務がないんだから一括で上げろって言われる可能性が高いのかなって思ってる。
まあ契約の細かいところは取材だけど。
会計上と税務上で話がちょっと論点変わってくるんですね。
なんかそうだと、ちょっと契約が曖昧で、プロジェクトは支援だから結構曖昧なんで。
例えば工事とかもそうだよね。建設業の工事完成、基本的には工事できたときに売上請求するけど、
工事変更基準、要は工事の進捗に応じて売上計上するっていう方法も認められてるから。
ただそこまで大規模なもんじゃないので、
もしこの方がどうしたいかによるっていうのが正直なところだと思うんだけど、
結局一括で売上請求したいんであれば、変換義務がなく300万確定で1月時点で上げちゃうっていうような契約にしてしまって、
相手方が一括で支払いたいって言ってるってことは、お金がダブついてる以外は多分経費にしたいんだろうから、
そことの整合性を合わせるっていう意味ではそうしてあげるというか、
割とどっちにしたいかだよね。どうですかって聞かれるけど、どうしたいですかって返したいっていうか。
そういうと何か調整したみたいなことになるかもしれないけど、
だって事実ベースがそうなんだってそうなんだからさ、
事実をちゃんと自分の目的通りに変えてしまえばいいという意味ではそうだよね。
これって、ちなみにクライアントの方は一括で支払いたいって言って、
多分その払った場合は一括で計上、クライアントはするじゃないですか。
どうしたいですかって言うと、この方自身が分割で計上したいって、
例えば50万ずつ計上したいって言って、クライアントと自社の計上がずれてた場合って、
これって問題にならないんですか?
問題になるケースもあるけど、おそらく契約書は1個だと思うんで、
どっちに寄せるかによって変わってきちゃうと思うんで、
絶対に整合性が取れてなきゃいけないってわけじゃないんだよね。
こうとおつが同じ処理をしなきゃいけないというわけではないから、
別にそこすごいこだわる人いるけど、別にそこまで、
向こうが落とすからこっちが売り上げだみたいな、
100%そうとも言い切れないんで、
向こうが落としたい場合は落としたい理由として何かつけるっていう、
でもそれもやっぱり請求書に盛り込んでいくことになるから、
基本は統一されるんだろうけど、
だからちょっとふんわりと契約の内容がわからないんでね。
だから判断基準が曖昧なのは多分その方向性が曖昧だからと思うんだよね。
原則的な考え方として益務提供ベースだから、益務提供が明らかに後であれば、
益務提供しなかったらお金返すとかってなるわけじゃん。
例えばサイトに載せますと。採用支援ですとしてね。
サイトに載せます、でも返しません。ただサイト載ってる期間が6ヶ月です。
例えばこれだったら載ってる期間は明確だし、益務提供も後なんだからっていうので、
前受け金っていう処理をできるかもしれないし、
逆に言えばもう載せた時点で益務提供完了してるんだとも言えると思うんだ。
逆に載せた側としたら、益務提供はこの6ヶ月で、
落としたかったらもう乗っけた時点でも全部益務提供されてるんだと。
いつまで載せるかなんて関係ないと。
まあいう論点もあるし、それは契約するとどうするかもあるけど、
逆に6ヶ月分けたいっていう趣旨であれば、
6ヶ月乗ってんだからみたいな。
結構ここは曖昧というか、契約の作り込みと、
前受けビジネスの課題
例えば採用サイトで6ヶ月間乗るんだからみたいな、
分割で前払い費用だろみたいな言われたケースはあるけど、
じゃあ広告が本に載った時に、この本の発売期間が発売日で落とすだろうと。
じゃあこの本がいつまで売られてるかどうか管理すんのけって話になるわけじゃん。
ある意味。
で、結果発信なら1ヶ月で落としておくて、
じゃあ市販機種だったら、みたいな話にはなるじゃん。
普通の出版の本だったら今度は。
普通の置いてある本だったら永久買いって話もあるから、
だからその辺は状態にもよるんだけど、
そういう意味で曖昧というか、難しいよね判断はね。
例えば採用のサイトに載せる金額は150万ですと。
その代わりじゃあ残りの150万で2人紹介しますみたいな。
75万、75万ですみたいな。
例えば契約書がそうなってた場合は、
もちろん紹介した時に売上形状だろうし、企業形状だと思うんだよね。
ただ、じゃあ返金するのか次翌年に繰り越しますみたいなケースもあるわけ。
なんか採用毎年やってるから先祖採用とか。
そうするとじゃあ返還金もあんだかないんだかみたいな。
結構難しいところではあるけど、
そういう意味で実態認測して考えれば、
ある程度納得がいくような契約にはなるのかなと思うし、
逆にどうしてもクラウント側がお金払うからね。
クラウントが絶対落としたいっていうんであれば、
そういう契約にしてこっちは売上げあげるみたいな、
そういう立て付けにした方が安全なんだろうねっていう。
変えてもいいんだけど、向こうとこっちで。
変えてもいいんだけど、万が一考えたときに変えないであげた方が説得力は。
1か月で落として向こうも売上げあげてるんだからみたいなことは言えるかもしれないね。
ただ必ずしもそれで勝てるわけではないよ、むしろ。
まあでもキズレだろって話なんだけど。
それうちのども返金のクソもねえけど。
キズレだろっていうのはどういうこと?
だって別に今年で売上げ上がるか来年で売上げ上がるかだろって話だよ。
そうそうそうそう。
ただこのビジネスがメインになる場合にどう考えるかって結構重要だと思ってて。
その前受けビジネス的な。
そう、そのときに。
だから前受けビジネスって基本的にすごい難しいのよ、会計とキャッシュフローがずれるのと。
やっぱ被災がどんどん大きくなっていくからどうしてもPLってあんまり良くならないんだよね。
だって売ったと思って現場喜んでんのに、
売ってないんだから、売上ゼロなんだからさ。
例えばさっきの脱毛とかさ、コース決めましたって言ったときにさ、
例えばね、50万決めましたってときに売上げ上がるのが先日の5万かもしんないよみたいなね。
だからかなりギャップがあると思ってて。
そうすると被災がやっぱ膨らんでくるのよ、うまくいけばいくほど。
キャッシュフローとビジネスの実際の現場の感覚が相当ずれてる。
実態と会計処理の重要性
相当ずれてくるんで。
そういうビジネスの場合はそうしなきゃいけない。
それでマネジメントしなきゃいけないから。
逆にこれがメインビジネスでなければどっちでもいいだろうって話。
要は今期、来期の損益の状況を見て調整するんだろうし。
逆にこういうモデルだけで走っていくみたいな感じだとしたら、
節税とかって観点じゃなければ乗った時に売上げ上げていけた方が健全な経営はできる気がするよね。
実態とずれない。
実態とずれないから。
その返金義務がどれくらい大きいかってことだけど、
あんまりないんじゃない?プロジェクト支援ってふんわりした。
支援されてませんっていう証明ってなかなかできないもんね。
コンサルみたいな形だとすると、だいたい遂行できるんだろうから。
そうなると契約自体は一括で上げれるようにしておいた方が
マネジメントもしやすいのかなっていう感じかな。
CFとPLのずれという観点においてのリスク上で言うとそういう話があると。
でもそうですよね。
売金、美容、脱毛、ウェディングだったり。
結構でっかいところが前置きビジネスで一回。
これもだからさ、はじめに言ったら上げちゃっていいよって言ってるのと同じ意味で。
だから税務所上げても文句言われないのよ。
文句言われないという意味は、税率さんに上げていいですかって言ったらいいって言うよ。
だって稼いじゃ問題にならないもん。
でも銀行からしたら紛失だよ。
明らかに脱毛のコース券売って売り上げ上げちゃうのは。
だけどここで調整するケースはすごい多いと思うんだ。
実態がどんどんわからなくなって、利益出さないと借りれないから
前置き取り崩して売り上げ上げますみたいなことは結構往々にしてあると思うんだよね。
じゃあないと回らないから。
結局数字もわかんなくなって前置き返せなくなって
要はただで施策しなきゃいけないんだけど、固定費はかさむみたいなことが
ずっと往々して倒産するみたいなケースじゃねえかなと思うんで。
あんまりだから前置きのビジネスってね。
キャッシュフロー的にはおすすめするんだが
会計とのズレっていう意味ではちょっと危険ともなるので
マネジメント頑張らないとねっていう感じが。
そういうメインビジネスであればそこのリスクを考えると
意外と実態と合わせてマネジメントした方がいいぞという視点もあるということですね。
いやいや意外と、意外とというか処理だけの話じゃなくて結構深いところで。
そうだね。
というところで終わりましたので終わりたいと思いますが
ぜひ前置きビジネスでやってる方々がちょっといいかしていただけると
また質問ありましたらお待ちしております。終わりました。
ありがとうございました。
ありがとうございます。
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