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第512回 【シンガポール移住】出国税と「親子10年ルール」
2026-10-16 19:29

第512回 【シンガポール移住】出国税と「親子10年ルール」

▼今回の内容
・511回で扱った"60年ぶり改正"を受けて届いた海外移住相談
・シンガポールから見えた景色──実際に相談に応じてきた
・論点①──1億円超の株式保有で発動する"出国税"
・論点②──親子で海外10年ルール(相続増与非課税)の実像
・論点③──"シンガポールに事業を移した"と認められる実態要件
・論点④──"183日ルール"は目安であって免罪符ではない
・論点⑤──移転価格税制
・節税だけの海外移住はリスクが大きい──帰国者が続出する現実

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サマリー

前回扱った非上場企業の自社株評価改正を受け、シンガポールへの事業移転と移住を検討する相談を題材に、出国税、親子10年ルール、事業実態、居住実態を順に整理する。保有株式の評価額が1億円を超えると、売却していなくても国外転出時課税の対象となり、納税資金や納税猶予が問題になる。親子ともに長期間日本の非居住者であれば、非上場株式の贈与や相続で日本の税金がかからない場合があるが、子どもを含めて実際に海外で暮らし続ける必要があり、単に10年住めば済む制度ではない。シンガポールで会社を作り、オンラインで仕事をするだけでは事業移転と認められない可能性があり、移転価格税制にも注意が必要だ。183日以上の滞在は居住判定の目安にすぎず、家族や生活の本拠が日本にあればシンガポール居住を否認されることもある。シンガポールの生活費は高く、節税目的で移住したものの帰国する人もいるため、税負担だけでなく家族の教育、生活費、実際に移住する覚悟まで考えるべきだと語る。最後に、海外移住を勧める人や税理士の説明を鵜呑みにせず、制度と各国の税制を自分でも確認する重要性を強調し、「策士策に溺れる」リスクを指摘する。

シンガポール移住相談と出国税
こんにちは、遠藤克樹です。 大久保圭太の財務頭を鍛えるラジオ マネトレス大久保先生、よろしくお願いします。
お願いします。
さあ、ということで、今日はですね、ちょっと前回からの続きということでね。 前回、あの非常上企業の自社株について、あの評価方法が60年ぶりに改正されるということで、
かなりあの、儲かっている会社とかが、その後、相続とかしにくいぞ、みたいなお話のね、可能性がある。
その逆回るって話もいろいろしたので、ぜひね、ちょっとその会話、前回の方聞いていただきたいところなんですが、
その話を受けてですね、今日シンガポールに拠点を設そうと思うという、まさに前回の絡んだような質問をいただいているので、ちょっとそれをやっていきたいと思います。
ちょうど行ってきたよ、シンガポール。
ん?
久しぶりにシンガポール。久しぶりでもないか。
うまいこと、進めようと思ったのに。
いやいや、またヨタを妨害するなって。
あ、バレた?
はい。もうカタカタカタだから。
ヨタ、ヨタ戻しされてるよね、今。
ヨタ戻しして。
あれ?
シンガポール行ってきたのか?
いや、シンガポール、絵の納品に行ってきたよ。
はあ。絵の納品。
お客さんが、買ってくれたお客さんがシンガポールに。
おお、そういうこと?はいはい。
わざわざね、持ってくるんすか?
いやいや、ちょうどマレーシアに行く予定があったから。
そこで、ちょうどでもないな。
結構俺も、ナリタ向かうときに、
ちょうど持っていく必要もないかと思いながら、
なんか面白いから、持ってって。
アートの作品ってさ、あれなんすか?
オークホッケーターが今の話だと、
自分で持ってくるの、絵を。
持ってくこともあるよ。
大丈夫なの?なんか怖いじゃん。
なんで?
傷ついたりとかわかんないけどさ。
いや、送るほうが怖いんじゃない?
そうなんだ。
アート作品って、自分で手持ちで怖いな。
ああ、まあでもね、そうだね。
でも基本、関税かかんないし。
別に、脱税してるわけじゃなくて、関税かかんないから。
だけど、アートって鑑定ができないからむずいんだよね。
ああ。
だからポスターって言って持ってくる。
はいはいはい。
まあまあ、でも俺が頭にアートでしょって言ったら、
お前描いたの?みたいな顔される時ある。
お前じゃねえだろみたいな。
いや、もうそうそうっつうのがめんどくさいから。
そう、持ってって。
で、なんか、マレーシア、シンガポールって、
俺普通に撮って、
あの、ケールのインターナショナルアイアポートに行こうと思ったら、
あれ?なんかこれ、いつもと表記が違うぞみたいな。
ほう。
なんか、スバン?
え?
スバン空港ってどこやと思って。
まあ、今、ウーバーあるから。
チケット間違ったってこと?
行く前には気づいたんだけど、あれ?
なんかこれ、違う空港じゃね?と思って。
取り違い?
いやいや、取り違いじゃなくて、それ、近いのなかったのかな?
近いか?あんのか?
取り違いかもしれない。それで、違う空港行ってさ、
違う空港行っちゃったの?
違う違う違う、違う空港じゃなくて、
初めて行く空港で、ちゃんと合ってんだよ?
ドローカルで、なんか、なんていうの?
安いエアラインしかなくてさ。
ほうほうほう。
マレーシア航空で撮ったはずなんだけど。
LCC?
LCC、そうそうそう。
で、なんか1時間前に行ってもまだやってないみたいな。
え?国際線じゃないの?みたいな。
すげえドローカルで。
でも、出国のところで、出国審査で、
結構アナログだからさ、すげえ時間かかって、
間に合わねえけどみたいな思ったけど、
近すぎてすぐ間に合ってさ、空港がちっちゃすぎ。
岡田真空港くらいじゃない?
ローグがちっちゃ。プロペラ機しか飛んでませんみたいな。
だってさ、それ抜けたらどんぐらい飛んやと思うじゃん。
だからもうあと20分前だよみたいな思って、
こう抜けて、出国審査抜けたらもうゲートやんけみたいな。
もうすぐ飛行機やみたいな感じでほっとしつつ。
着いたら今度シンガポールも違う空港でさ、
俺チャンギに着くと思って、
チャンギって結構レストランもあるから、
まあそこで飯でも食ってって思ってたら、
ここどこだと思って、なんか全然違う、なんだっけ、
なんとか空港だと。
チャンギ以外聞いたことないですけど。
あるんですね。
セレター空港ってあって、なんもないの。
喫茶店1個しかないの。
しかもなんかホーカーみたいな、
なんていうの、ローカルの飯を置いてあって、
おーと思って、そんな。
それ何、ちゃんと出迎えあるんですか?
よくわからない空港について。
いやだからあの、
ウーバー呼んで行ったけど、グラブ呼んで。
いやー、そんなんかね、気をつけなきゃなと思って。
シンガポールの話なにそれ。
ないね、シンガポールの話はないんだよ。
いやない。
いやないけど。
え?
いや、なんかちょっと旅に慣れすぎて、
雑になってきたなと思って。
まあ着いたらどうにかなるっしょみたいな。
なるっしょって思ったけど。
そんな感じですね。
国内を旅行するかのような動きですね。
シンガポーラもめっちゃ秒で出れんのね。
やっぱすごいね、そのマレーシアとの差よ。
早いんだ。
もうなんかそんな。
顔認証ピッてる。
そんな大久保先生にそろそろ質問いこうかなって。
そうだね。
今回の質問ちょっと私的にですね、
何言ってるかわからないくらい難しくてですね、
ちょっと尺が必要な気がしてるので、
ぜひいきたいなと思うんですが。
もう結構喋っちゃった。
いきますよ。
日本の税金が高すぎるため、
シンガポールへの事業拠点の移転と自身の移住を検討しています。
というふうにいただいています。
その過程で一定額以上の株式などを保有したまま海外へ移住すると、
国外転出時課税、いわゆる出国税の対象になることを知りました。
国外転出時課税って調べてる。
AIなのこれな。
AIで調べてる。
正式名なんですか?
多分です。
親子10年ルールの実像
一方で親子と、
親子ともに一定期間海外に居住すれば、
非上場株式を子供へ贈与しても、
日本の贈与税がかからない場合があるという話も耳にしました。
しかし単に10年間海外に住めば良いかというほど、
単純な制度ではないようにも感じています。
日本にいたまま株式を相続贈与すると、
多額の税負担が生じ、
後継者である息子が納税資金をどのように確保するかという課題にもぶち当たります。
海外進出と事業承継を同時に検討する場合、
ちょっとこれ質問過剰書きになってるんですが、
海外転出時課税の対象になるのか、
非上場株式がどのように評価されるのか、
海外居住中の相続贈与に日本の税金がかかるのか、
後継者の納税資金をどう準備するのか、
といった論点をどのような順番で整理すれば良いか分かりません。
何怒涛だな君。
また、節税だけを目的に海外維持を考えることのリスクや、
計画を立てる際に特に注意すべき点などあれば教えてください。
ということで。
よくある話ですよね。
シンガポールに行ったのも、
日本から経営者が移住考えてるみたいな人が集まってて、
そこでちょっと話してくれみたいな話で、
話しに行ったんだけどね。
まさにこっちの話ですね。
これが前回の株価評価のところで、
移住したいって考えてるから出国税に関しては、
株価1億以上で課税される。
売ってないのに、
出国するなら払ってから行けっていう税制なんで、
だから納税資金ないから、
一応納税猶予とかの制度はあるんだけど、
基本的には1億超える。
その評価が、評価方法が変わっちゃうと、
納税連まで見て払うから、
なかなか厳しいんじゃないっていうので、
出国ラッシュって前回言ったんだけど、
結構簡単に超えるぜ。
だって俺も出国税かかるもん。
自分が持ってる、保有してる株価の算定が、
1億を超えるとってことですか?
そうそう。持ってる全部の株だからね。
日本国内の。常住金の株も含むし、
だから俺みたいに使っちゃってても、
使っちゃってるから住民資産少ないのに、
のれんでかけるって言われちゃうと、
かかる可能性あるよねって。
1億くらいだったら、
住民資産5000万で、
2000万利益毎年出てたら1億だもんね。
これをすると2000万払えって言われるわけでしょ?
俺そんな金ないよって。
分かりやすいね。
住民で5%かかんないから。
まずそれが1つハードルが出るってことが1つと、
移住の親子共に10年っていうのは、
でもそれは大丈夫だけど、
ただ10年間を共にいれんの?
みたいなところもあるよ。
子供がちっちゃい時に移住してとかであれば、
回避できる可能性はあるけど、
そもそも出国する時に税金取られちゃってるから、
一番高い資産であろう国内株式の
課税されちゃってるんで、
そこでね、まず。
事業移転の実態と移転価格税制
だいたいこれだからやろうとする人はシンガポールの会社、
多分EP使って行くっていう事業以外だから、
EPって何ですか?
エンプロインメントビザ。
会社作ってそこで働くよっていうビザで行くわけだよね。
そうじゃないと不法滞在っていうか。
不法労働者だから。
そうすると本当に事業ちゃんと移転できるのっていう、
まずそもそも実態をちゃんと作れるのか。
向こうで飲食店やるよとか。
最近は結構
移住はしやすくなってるよね。
Zoomだったり、Zoomだけじゃないか。
オンライン会ができるから。
例えばコンサルとかでも別に。
一人で行ってたら事業移転できちゃう。
みたいなこともやりやすいし。
ただその実態として、
事業実態が本当に、
定価税国に行って節税するだけだったら許さんよっていう
規定があるから、学生分税制が。
それをちゃんと買いくぐれるのかっていうのが一つと、
もう一つは、日本でも商売してて海外でもやる時に、
シンガポールに安く売れば日本の税金安くなるじゃん。
安く売って利益圧縮してシンガポールで高く売ると。
シンガポール税率低いから。
っていうのをだいたい考えたけど、これが移転価格税制っていうので、
結構ガチガチに縛られてるっていう問題があるので、
ここは本当に事業ごとに設計がめちゃくちゃ複雑だから、
なんとも言えないけど、
一つすごい重要なのが、
183日ルールと生活の本拠
本当にちゃんと移住するかってことだよね。
183日ルールでしょってみんな知ってるんだよね。
365の半分以上だから、
183日以上いればいいんでしょって言うんだけど、
そんな甘くなくて、一つのある目安でしかないから、
自分一人で行ってて、家族日本にいます、
学校に行ってます、
約半分シンガポールにいますで、
シンガポール居住かっていうとかなり怪しい。
どう認定されるかは、
状況を見て否認されることも全然あるってことですか?
ある。
183日以上日本にいたら、
自動的に居住者だろって言われるから、
最低限それはなんだけど、
本当に夫婦はたはたで別居しててとか、
そういうことが実証できればね。
子供にも会ってませんみたいな。
例えば、
向こうに家族、
向こうの方が実際子供がいますとか、
彼女がいますとか、
どこまで認められるかわからないけど、
俺が相談されたら、
基本的には家族と行くべきだと思うし、
教育移住とかもあるから、
そこまで腹くくっていくなら、
コロナ前の相談が多かったから、
オンライン会議とかも一般的じゃなかったからね。
いやいや行けませんよみたいな。
それは行けるようになってきたけど、
家族行けますか?のハードルが次あって、
特に子供にも贈与するといったら、
子供も当然行かなきゃいけない。
でも、小僧君の時の10年は、
死ぬまでいなきゃいけないからね、2人とも。
贈与を先にしちゃえばいい分もあるんだろうけど、
その状況もあるんで、
10年後に子供が日本に帰りたいって言って、
税金が安いから絶対にいろみたいなこと言えんのかって話もあるよね。
これ10年経ったら、
ものすごい始めからの質問になっちゃうんですけど、
シンガポールっていうのは贈与税とかが
そもそも全然ないんですか?
ない。
10年住むと、
日本の居住、
シンガポールというか、
非居住者で10年長なっていれば、
追わないよってだけなんで。
おー。
で、シンガポールの税制が適用されるんで、
そういう意味じゃ相続税かかんない。
シンガポールにいればね。
別の国に行けばそっちの国の税制になるだろうから。
これ10年で贈与するじゃないですか。
息子とかが贈与終わったけど、
移住コストと帰国の現実
15年後にやっぱり日本に戻りたいみたいな、
例えば。
それは問題ない。
クリアしてるんで。
そういうような話ってことね。
なるほどね。
そんなにわかるっていう。
莫大なね。
それだけで生きていけますみたいな人だったらいいけど。
そんなことはなかなかあれなんだろう。
税金かかんないって話はあるけど、
さっきおっしゃられた、出国するときにはかかるし、
向こうで滞在するって、
景気考えてもさ。
それは相当だよ。
それで帰ってきた人いっぱいいるよね。
生活費が何倍なんのみたいな話で、
多分港区に住んでる、
3倍ぐらいかかるんじゃないってイメージだよね。
その辺のバランスもあるよね。
結局のところみたいな。
なぜ俺が納品に行ったかって、
まだ壁があるかを見に行ったから。
まだ壁があるか。
4LDKでメイドさんいたからだと。
どこなら置けるかなと。
怖くないよ、ちゃんと絵。
資産始めるわけですね。
暮らしに彩りを与えるために。
欲しくて買ってんだからいいじゃん。
俺、押し売ってるわけじゃないんだから。
おかしいな、絵だと売られるって思うんだよ。
買わせていただくってマインドになんでなんないの?
これが売り切れて買えない奴は買いたいって。
買わされるって印象があるもんね。
なんであんのか。
アートバブルの中銭当ててくださいって言ってたんだから。
いろいろあるけど、
一番ポイントは出国税の負担があるよって。
別に煽るわけじゃないけど、
改正が適用される前の方が行きやすいだろうなって。
海外税務を自分で確認する重要性
あとは事業実態と
実際の居住。
本当に行くんだったら、
事業実態と居住だよね。
たくせいぶん税制で日本で課税されますみたいな話に。
ちゃんと居住してれば問題ないんだけど。
何のために来たんだっけみたいな。
昔すぐ帰ってきた人は、
タイに行ったんだから。
毎日の会食が10万とかでバカらしいって。
タイに行ったけど風俗街みたいだから嫌だって。
付き合ってる人の問題だろって感じがしますけどね。
目の前の現実はね。
自分が引き寄せるから。
そうなんですよ。
そんなのもあるんで。
それでお金取りたい人とかって
結構甘く言うじゃん。
行けば大丈夫ですよとか。
知らないから日本の税理士さん。
そんなお客さん扱ってないから。
税理士の集まりで海外行った時に
日本持って帰ったら課税されるんだよねって言われて
海外にあっても課税されるでしょって。
なんの税法読んでんだみたいな話なんだけど。
全世界所得課税ですよ先生って。
そうだねみたいなそんな感じだから。
でも分かんないですよね海外の方との隙も
どうだって国によって違いますしねとかなったら
そりゃ終えんすよね。
だからしょうがなく俺は世界を放浪してるわけですよ。
でもこうやってこういう方とかは
自分で調べてある程度。
そういう意味ではSSAIでやってくるからね。
この感じもその感じですよね。
そうだねやってくるから
めんどくせえなって部分と面白いなって部分はあるけど。
まあそうね。
正直だからその街の小本税理士よりは
AIの方がいいのかもしれないねこういう案件はね。
やべディスられる。
まあということで法改正によって
こういう話も出てくるでしょうが
ひとつ間違うと策士策に溺れるってことにもない。
いやマジ間違いないいいこと言った。
いい一言でそれが言いたかった。
ということでぜひ一度参考にしていただけたら
ということで今日のところ終わりたいと思います。
大久保先生ありがとうございました。
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