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こんにちは、OKファームです。このラジオでは、脱サラして農業歴11年を超えた私が、新規就農者やフリーランスの方向けに、マーケティング情報や、ちょっと気持ちが楽になる話をしております。
はい、今日のお話は、結果を出したいなら何かをズラせという話をしようと思います。
もう何回もズラせ、ズラせと今日は言うと思うので、ズラすという言葉がギッシュたると崩壊すると思いますが、よろしくお付き合いください。
農業に限らず、経営者向けの本やビジネス力を鍛える本を見ると、自分で何かを成すためには尖らないといけない、特徴を出す、他と同じことをしていたらダメだよ、と書いてあると思います。
自分も常にね、そうやって他と同じことをせずに、他と変わったことをしようと思って日々考えたりね、全部できてるわけじゃないんですけども、少しずつでも何か他と違うことをしていかないといけないなというふうに考えています。
農業の世界でいうと、ズラすって具体的に何なのよというと、代表的なものを挙げると時期をずらす、場所をずらす、価格をずらす、商品そのものをずらすなどがあると思います。
時期をずらすは、もちろん皆さんよくご存知だと思うんですけども、ビニールハウスを使うとか暖房を使うとかいう感じで、この時期にその作物は取れないでしょうというものを意図的に作ることです。
一般的に経費がかかる場合が多いですね。ただその経費がかかる以上に売り上げが上がったり数量が捌けたりすることにより、結果的に他の農家が得られない収入を得ることができるというのが時期をずらすという場合です。
次に場所ですね。場所をずらすというのが、輸送手段を何らか自分で市場とかヤマトさんと直で契約するとか自分で配達するとかありますけど、この地域にはないもの、だけど自分の地域ではありふれているものみたいなものを輸送することによって、ずれをうまいこと使うという方法ですね。
ちょっと農業とは直で違うかもしれないんですけども、私がいる地域はもう中山間地域ということで、イノシシとシカニと山に囲まれているというところなので、もしもそこに新鮮な刺身がありますというお店があったら、新鮮な刺身食いたいわということで結構な人が買うと思います。
ということは海で魚を釣った漁師さんが車を1時間から2時間走らせて、今日の朝取ってきたばっかりの魚ですよということで行商をやればファンが増えるというかね。海沿いでやってもそんな別にいつでも取れるじゃないかとか、近所に別のお店があるよというふうに言われるかもしれないんですけども、車を走らしたり移動することによって魚がない地域に魚を持っていく。商品そのものは変わらないのに一気に人気商品になってしまうということですね。
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さっきの時期をずらすとも若干内容が被るんですけども、自分の地域では当たり前に取れる。でもどこどこの地域ではすごく珍しがられるという商品を見つけることができれば、作るものはほとんど変わらないのに利益を多く生んだりとか人気商品が出来上がるという可能性があります。これが場所をずらすです。
3つ目が価格帯をずらすという方法ですね。これも定番になりますけども、商品を量産できる人はできるだけ量産して価格帯を安くする。安売りは良くないというふうに使われることが多いんですけども、他の農家とかね、他の生産者からしたら絶対これは実現できないというコストで自分が採算が回るようにしていれば、それだけで自分の商品が売れやすくなったり、自分の商品を苦しまないんだけども、他の人が
しんどいっていう価格帯を見つけることができれば、他の生産者からしたらね、あいつと戦っても勝ち目がないから自分たちはこの事業を撤退しようということになり、自分がそのエリアのパイを独占できるという話ですね。
安くするというのは今の農家にはかなり厳しいんじゃないかなと思うので、ちょっと現実的ではないと思います。逆に価格帯を上げるというのも一つのずらし方ですね。
普通のキャベツが100円で売ってるのに、僕はもう500円のキャベツを作りますよっていうことで、とりあえずまず目立つことができます。
500円のキャベツって何がいいのっていうところに、自分がそれを確実に100円のキャベツとはここが違いますというのをPRできることがまず条件。
そしてその500円でも買うよというお客さんを見つけるということが条件になりますが、その違いを説明するというのとお客さんを見つけるということができれば、
他の人が100円でキャベツを売っているのに自分はその5倍の価格である500円でキャベツを販売することができるという風になったり、
この500円のキャベツじゃないと子供が食べないのよとかお客さんが満足してくれないんだというファンが見つかった場合、自分が仮に原材料が上がったので600円にしますとか1000円にしますってなっても、
それでもこのキャベツが買いたいという人が見つかれば他の人との価格競争に巻き込まれなくて済むというメリットがあります。
これは100円のものを500円となるとかなりハードルが高いように感じますが、100円のものをまず150円にしてみるとか200円にしてみるとか意外と挑んでみやすいずらし方かなと思いますので、
自分で価格決定権のある人はとりあえず去年よりも値段を少し上げてみるということにチャレンジしてみてはいかがかなと思います。
それと最後に最近僕がこれすごい効果あるなと思っているのが商品そのものをずらすという方法です。
具体的に私の場合でいうと農産物を直で売るんじゃなくて加工品にして売るという方法ですね。
私はごぼう農家なんですけども、ごぼうを原料にしたバリバリごぼうというお菓子を販売してまして、これがありがたいことに1年間で2万袋ぐらい売れまして、
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広島県内に留まらず東海地方とかね大阪京都とかもう少ししたらもしかしたら九州でも販路が広げられるかもしれないということで結構なねあのありがたいことにヒット商品になりつつあるという感じですね。
生のごぼうをこれだけ販路を広げようと思っても私は絶対に無理です。なぜなら一人でやっている農家なのでもう大量生産ができないからです。
自分はもうなるべく人を雇いたくないよとか大規模化をしたくないよということで、コロナに入る頃からやっぱり大規模化自分には向いてないわということにもう気づいたというかねもう確信を得たので
生のごぼうを大量の人に届けるのは無理だなというふうに思ってそれを軸にいろいろと今行動してるんですけども、加工品の場合は委託して製造してくれる工場がいたりとか
お菓子製造のパートナーがいたりしてくれるほか、中卸の業者さんともつながることにより自分では今まで会ったこともない人とか行ったこともない地域のスーパーさんとかねデパートさんとかにリーチすることができるようになったというのがこれは本当にでかいです。
生のごぼうどうですかって言っても第三地のごぼうと何が違うのっていう話になって第三地のごぼうとはこれが違うんですよというのを説明してもでもそんなにコストがかかるんだったらやっぱり扱えないよね
とかスーパーの場合で言ったらねリアルに商談会に行ってもあの1日に1000袋出してくれるみたいな話が来ていやそんなには出せないですって1日50袋がいいところですっていう話になるとスーパーの方はねもう相手にしないんですよそんなちっちゃい農家相手してもねお金になんないなというか仕方ないなっていうふうになっちゃうんですけどもこれがお菓子になるとじゃあ1週間で100袋とりあえずあの箱で届けてくれるって言われたらああ大丈夫ですあのすぐに在庫があるんで届けれますとか
ねあの賞味期限が4ヶ月あるんで思い切って生のごぼうとは違って融通の効いた発想とかね交渉ができますみたいなこともできたりするので商品を生のごぼうからお菓子にずらすということができるようになって私は出会えるお客であるというかねあの販売できる先が増えたりとか売り上げがすごいね嬉しい誤算なんですけども売り上げが生のごぼうよりも立つようになってきたというのがこれはかなり大きいです
まあいきなりで加工品お菓子をやるっていうのになるとハードルがもちろん高いと思うんですけども 例えばまあそうですねさっきキャベツの話が出たんでキャベツを普通のキャベツで出すんじゃなくて
カットキャベツにして2分の1にして出すとか そうですねなんかあの
ごぼうとか人参とかで言うとあの乾燥ごぼうみたいな感じで何ですかねあの 賞味期限が持つようになってますよみたいに言ったりとりあえず生とは違って生から何か一手間
かけた商品にするっていうだけでもう大幅にお客さんが変わってきます スーパーで安売り競争に勝とうとするんではなくて
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今までとは違った保存の効く野菜が欲しいとか 刻んだりとかねあの調理する手間をなるべく減らしたいっていうふうに考えている人に
リーチできるようになったりとか生の一時とは全然違ったお客さんとか出会いがあったり とかすると思いますので自分の商品の音販売方法に行き詰まっているという方は何か自分の商品
そのものを作るものは買えないんですけどもその作ったものを 販売するやり方を何かずらす方法はないかなというのを考えてみたらいいかなと思います
はいということでね今日はいろんなものをずらしてみるとね 可能性が広がるよというお話をしてみました
私はこういうずらし方をしてますよとかねあーお前まだまだ甘いよこういうずらし方を するんだよっていう
アドバイスがありましたらねぜひコメントとかね平成ネースの方でリプライとかいただけ たら嬉しいかなと思いますのでぜひよろしくお願いします
まあ今日はね wbc の決勝戦を見てから仕事をしました これねフリーランスとか農家の特権ですねみたいものがあったら仕事をちょっとずらしたり
するとか後回しにするっていうのができたりするのでね まあやっぱり大谷に始まりね締めまで大谷だったはみたいな感じでいろいろとワクワクさ
してもらってメジャーっていう野球漫画が結構ねあの 学生時代読んでたりしたんですけども
メジャーでもかけないくらいのなんていうか漫画的な展開でこんなことが本当にあるん だなぁと思ったりしたんですけども
やっぱりあの大谷翔平のねいろいろ逸話が皆さんねご存知だと思いますけどやっぱりコツ コツ
自分で目標を立てて未来を見据えて地道に行動するみたいなことって大切だなぁと思ったり とか
周りに気を遣える人とかね周りを鼓舞できる人ってすごいなぁって頑張らないといけ ないなぁっていうふうに思うようなことを
ねテレビとか野球を通して考えさせられたなぁと1日でした 皆さんはね wbc ご覧になりましたかね
このシーンはね泣けたとか感動したみたいなテンション上がったみたいなのがあったら 本題とは関係ないんですけどそれも教えてもらえたら嬉しいです
こんな感じでね雑談も交えながら音声配信とか sns の更新続けていき たいと思いますのでぜひフォロー等で応援よろしくお願い致します
以上 ok ファームでした