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おはようございます。OKファームのOKです。このラジオでは、脱サラして農業歴12年を超えた私が、新規就農者やフリーランスの方向けに、マーケティング情報や気持ちがちょっと楽になる話をお届けしております。
はい、今日は666回目の放送です。ゾロ目ですね。農業の難しさは年に1回しかトライできない所ということで、完全に農家の方向けでもあるんですけども、
仕事の考え方とかサイクルというところでは、農家以外の方にも参考になるかなと思いますので、ぜひお聞きください。
今日の3つのポイントです。ポイント1、年に1度しかない。ポイント2、再現性があるとは限らない。ポイント3、答えが出るのにも時間がかかる。この3つでお話をしていきます。
はい、1つ目のポイントが年に1度しかないというお話です。これは作物、育てるものにもよるんですけども、やっぱり農業っていうのはお日様とかが太陽ですね。やっぱり太陽が基準に色々と自分のスケジュールというのを作らないといけません。
日本で一番メジャーな作物、お米ということになると、やっぱり2月、3月ぐらいになると種まきとか田植えの準備を始めて、4月とか5月ぐらいに田植えをして、秋に収穫というのが鉄板のスケジュールだと思うんですけども、これを冬に田植えをやろうと思っても気温が足りないので絶対にうまくいかないわけですね。
そんなこと当たり前だろうというふうに思われるかもしれませんけど、これって他のビジネスだったらあまり考えられないことで、ブログを例えば僕は今から書きたいとか、YouTubeを始めたいとかいう人が、いや、春まで始めるのは待ってください。冬にやってもブログは伸びませんと言われてもそんなことはないじゃないですか。
冬には冬の需要があり、夏には夏の需要があるということで、いつでも始めやすいですよっていうビジネスモデルとかそういうお仕事が多い中、農業は絶対的にこの時期じゃないと始められませんというものがあるんですよね。
それに付随して、自分のチャレンジというのが年に1回しかできないわけです。自分はこういう田植えの仕方をしたいんだけど、もしかしたらこういう田植えの方法もいいかもしれないということを考えて、この2パターンやったりするっていうのがせいぜいで、こういうやり方をしたい、ああいうやり方をしたい、あの人のでも真似してみたいということを考えても、それに取り組めるのはチャンスとしては年に1回しかないんですね。
本を読んだり、いろんな人に話を聞いたりして、情報収集はできるけど、俗に言うそれをインプットとするのならばアウトプットですね。自分の畑とか自分の田んぼでこれができるのかとか、そうやった場合はどうなるのかっていう答え合わせをするのが年に1回しかないかなという感じなので、ここは独特の農業ならではの難しさがあるなということで、1つ目のポイント年に1度しかないというお話でした。
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2つ目のポイントが再現性があるとは限らないというお話です。農作業とか農業をやるにあたって基準はお日様であるとか、自分の土地というところにあっているかというところが大事なポイントになるわけなので、本に書いてあることとか他の人から仕入れた情報というのが自分の地域に当てはまるかというのはやってみるまで本当にわかりません。
僕は広島県に住んでるんですけども、広島県でうまくいったことが山形県とか北海道とか寒い地域でうまくいくかと言われたら、それはまた違う要素が出てくると思いますし、広島県よりも暖かい地域ですね、熊本とか鹿児島とか沖縄のところに広島のノウハウを持っていっても、全然結果が違ってくるということが多いにありえます。
まあそんな大それた話じゃなくてですね、ご近所さんはできているのにうちのところでは何故かうまくいかないということもめちゃめちゃありますし、自分の持っている畑の中でもこのAという畑の方ではうまくいったのになぜか何回言ってもBの方ではうまくいかないということもね、めちゃくちゃあるあるなんですよね。
さっきのブログとかyoutubeの話でいくと、まあやっぱりこういう文章の書き方がわかりやすいよねとかね、youtubeの台本を作るなら、まあとりあえず鉄板はこういう型だよねっていうものがあったりすると、もちろん再現性のないものもあったりね、トレンドみたいな流行、流行りしたりみたいなものもあったりしますし、その本人のキャラクターがあってね、成立するものもあるので、これはあの人じゃないとうまくいかないよっていうものもあるかもしれません。
住んでいる地域によってその結果が変わることっていうのはさすがにないと思うんですよ。
このAさんが書いているこのyoutubeの台本めちゃくちゃいいよっていう風になっているのに、その人が引っ越して同じ文章を読むんだけど、引っ越した時に文章を読んだらうまくいかないっていうことはまずないじゃないですか。
作業場所が変わったからといって、まあ自分のモチベーションに変化はあったとしても、その文章の書き方がね、あの全然あの今日はカフェでやるからいつもと違う文章の書き方をしないといけないというね、そんな変なことはないわけなんですけども、農業の場合はもう土地ありきとか気候ありきになるので、他の人がうまくいっているのに自分のところはうまくいかないということもあったり、自分でもなんでうまくいったのかがわからないということが大いにあり得ますということで、
2つ目のポイント、難しいところは再現性があるとは限らないというお話でした。そして3つ目のポイントが答えが出るのにも時間がかかるというお話ですね。まあこれは農業に限ったことではないかもしれませんけども、種まきをしてから収穫するまでめちゃくちゃ早いよっていうものでも3ヶ月、長いものだったらこんにゃく芋とか次年状、山芋みたいなもので、
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2,3年、種まきをしてから2,3年で収穫までこぎつけるというような作物もあったりします。最たるものは果樹ですよね。フルーツとかいうことになると、木の苗を植えたりとか種まきをするというところから考えると、もうほんと5年10年経たないとそもそも収穫ができないみたいな作物もね、ものによってはあったりするわけですよね。
まあ今言った果樹みたいなものは趣味というかね、家庭菜レベルでしかものを植えてないわけなんですけども、5年経ったけどこの植え方だったらダメだったみたいなこととかも余裕でよく起こる話なんですよね。
やっぱり植え付けの時の植え方がいけなかったんだとか、キノコの植える感覚がダメだったんだとか、日当たりをもうちょっとこうしてから植えればよかったみたいなことが、プロの方からしたら、いやいやそんなもん常識だろって言われるかもしれないんですけども、新規収納で始めた時には、なんかこれは全然わかってなかったなっていうことが、5年後10年後になってわかったりするってこともリアルにあったりするわけなんですね。
農業以外の分野でももちろん数年かけてやるプロジェクトみたいなものもあったりするので、別に農業以外でも5年10年計画を立てて、ゆっくりゆっくり時間とともにとかもうスケジュールが確定していて、5年後10年後のオリンピックみたいなものとか何とかの行事に向けて頑張るみたいなプロジェクトもあったりするので、農業だけに限ったことというわけではないんですけども、さっき言ったお米とか野菜で言うと半年に1回とか1年に1回しか答えが出ない。
答え合わせができないとか果樹とかになると5年10年に1回しか答え合わせができないっていうことになると、生涯で挑戦できる回数っていうのが限られてくるんですよね。
自分はこのやり方、Aというやり方とBというやり方とCというやり方と3つのやり方を試してみたいんだけど、それぞれの答えが出るのに10年に1回しか答えが出ないよとか言うんであれば、3つを純粋に比較しようと思ったらもう30年かかっちゃうわけなんですよね。
同時並行できるものだったら、3つを同時に植えて10年経ったらその時に答え合わせをすれば3つ答えが出るじゃないかと思われるかもしれないんですけども、3倍のお金がかかるとか3倍の手間暇時間がかかるということになると、同時にやればいいじゃんというのも現実的に叶えられる願いと変えられない願いもあったりするわけなんですよね。
なので一般的には農家は農家同士で情報交換をして、他の人の情報を得て自分は挑戦してないけどこういうやり方があるよとかこれはダメだったよという情報を共有するといいよというふうに言われているわけなんですよね。
そこに関しては農家同士でコミュニケーションが密に取れる方がいたらラッキーだと思いますし、でも現実問題、自分の頑張って得たノウハウみたいなものを人に教えるのはどうなんだというふうなジレンマがあったり、あの人の場合はうまくいったけど自分の土地ではうまくいくかどうかわからないというさっき言った再現性があるかどうかわからないというところまで含めるといろいろと難しい問題もあるんだよなというふうに思ったりします。
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今日はそんな感じで農業の難しさは年に1回しかトライできないところというテーマでお話をさせてもらいました。こんな感じで農家の方やフリーランスの方向けにマーケティング情報や気持ちがちょっと楽になる話というテーマで1日1つ音声配信をしております。私OKのフォローがまだの方はぜひフォローで応援をよろしくお願いいたします。
はいそれでは最後になりますが皆様腰痛にならないように肩を上げ下げしたり腰を回したりしながら体をリラックスさせていきつつ今日やるべきことに向かって頑張っていってみてください。ここまでのお相手はOKファームのOKでした。また遊びに来てください。ほいじゃまたのー。