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こんにちは、OKファームです。このラジオでは、脱サラして農業歴11年を超えた私が、新規就農者やフリーランスの方向けに、マーケティング情報や気持ちがちょっと楽になる話をしております。
はい、今日はですね、売りたいならまず買えというお話をしてみようと思います。何のこっちゃと思ったかもしれないんですけども、
逆の立場になるのって大事だよねっていうお話を軸に、いくつか事例を交えてお話をしてみようと思います。
今日のポイント3つです。体験してみないと気づけない、自分にもできるかもと思える、諦めもつきやすい、この3つでお話を進めていこうと思います。
皆さんそれぞれビジネスをやっていらっしゃる方でしたら、自分の商品をどうやって相手に売るかというお話をテーマで、自分の商品のことと向き合ったりしていると思います。
そしてね、なるべくなら高い価格で売りたいという風に思っていらっしゃる方が結構多いんじゃないかなと思います。
どうかで言うとね、自分の野菜に付加価値をつけて販売する。そうすることによってスーパーよりも高い値段で商品を買ってもらうということがね、一つの目標というか、
これから直販をやるなら必ずこの付加価値付加価値という言葉はね、嫌というほど耳にするんじゃないかなと思います。
そういった時にね、どうすればその付加価値をつけれるのかとか、その仕組みづくりができるのかということを考えるというかね、自分でシミュレーションしていくことが重要な要素になってくると思います。
同じようにね、ブロガーをやっていらっしゃる方とか、ユーチューバーをやっていらっしゃる方とかでもね、売る商品は違うんですけども、自分の商品を高く評価してもらうにはどうすればいいかとか、
納得してというか、相手に喜んでお金を払ってもらうにはどうすればいいかみたいなことを考えていく必要があるんじゃないかなと思います。
そうするためにはまず、自分が売りたい売りたいと考える前に、実際に良い商品を買ってみるというところがね、一番手っ取り早いよというお話ですね。
いくら自分がね、パソコンとかAIとかを使って、こうすれば売れるかもしれない、こうすれば売れるかもしれないと考えるのはもちろん大事なんですけど、
じゃあ自分が農家じゃないポジションに立って、あなたと同じ商品を売っている人がいたとして、その人から買いたいと思うかってことですね。
自分が売る時はすげー売るの考えるの楽しいみたいな時があると思うんですけども、一歩離れて、じゃああなたの奥さんだったら自分の商品を買ってくれるのかとかね、
自分の友達に提案した時に、損得感情じゃなかった、なんて言うんだ、損得抜きで自分の商品を気持ちよく買ってくれるかって言ったら、これは結構ね、派手なマークがつくんじゃないかなと思います。
楽しいのはあなただけで、買う側はそんなに喜んでないよとかね、楽しんでないよみたいな。
そうならないために、まずは自分で買ってみるっていうことが大事っていうお話ですね。
それを踏まえてポイント1、体験してみないと気づけないです。
例を2つ出します。1つ目の例が、あなたが3直位置で商品を100円でジャガイモを売ってたら、それを150円でジャガイモを売りたいなと思って、
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通常よりも付加価値をつけてポップをつけるとか、中に入れるジャガイモを、普通のジャガイモじゃなくて紫のジャガイモを入れるとか、
いろいろバリエーションをつけたりして差別化をして150円でジャガイモを売ってみようとか、
場合によっては相場が100円なんだけども200円とか300円で売ってみようと思った時に、
まずどうすればそのお客さんの気持ちになれるかということなんですけども、
まず自分がその3直の中にある一番高いジャガイモを買ってみましょうっていうことですよね。
ゴロゴロっとジャガイモがシーズンになるとめちゃくちゃたくさん出てきます。
もう100円とか形が悪いんでみたいな感じでギュギュ詰めにされてね、
50円とか80円とかで価格崩壊してるじゃないかみたいな道の駅とか3直とかもあったりしますけど、
その中で一番高い商品をまず買ってみるっていうことですね。
こうすることによって高い商品を作るにはどうすればいいのかということを考えるきっかけになります。
また場合によっては同じ内容量があるんだけども、
この中で私がこれを手に取りたくなった理由は何でかっていうのを言語化するというのも有効な手段ですね。
安いだけでなくて、この方が見た目が良かったからとかレシピがついていたからとか、
裏にQRコードが貼って生産者の栽培の様子がわかるようになっていたからとか、
他のその他大勢のジャガイモっていうのと、
これを高い金を出してでも買いたくなったみたいな感じでね、
自分の印象に残ったジャガイモみたいなのが明確に違うものがあります。
ただ単に安けりゃいいやと思って三直にとかスーパーに行くと、
安い価格しか見なくなったりとか、やるべく安いものとか内容量が多いものみたいなことを追っかけてしまいますけど、
あえて絶対に良いものを選ぶ。
簡単に言うと誰かにプレゼントする感じですね。
この中で年に1回ぐらいしか会えない人に今から会うんだけど、
プレゼントするそれぐらいの気持ちで目利きするつもりでね、
商品を探せば高い商品を買いたい人の気持ちというのが少しわかると思います。
同じようにね、別の例を挙げてみると通販ですね。
通販で今からあなたが育てたい作物、
例えばそうですね、じゃあ僕もごぼうやってるのでごぼうにしましょう。
インターネットで通販でごぼうを検索して、
その中で一番高いごぼうを買ってみてください。
結構ね、ピンから切りまであると思うんですけども、
送料の負担まで考えると、
結構ね、スーパーで買うごぼうよりも高いごぼうっていうのがあると思います。
メルカリショップとかね、最近で言ったら何があるかな、
アマゾンとかにも出てるのかな、
食べチョクとかポケットマルシェとか、
農家がチョクで、
農家がチョクじゃないな、産チョクサイト、
産チョクECか、
インターネット上にある産チョクみたいなサイトとかもあるんですけども、
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そこでめちゃくちゃ高い商品っていうのを買ってみてください。
そうすることによって、
一番いい勉強ができます。
なんだ、こんなにお金を出したのに、
これぐらいのちょぼいものが届いたのかという、
嫌な経験をしたら、
そういう嫌な経験をさせないように、
自分は何に気を付けないかというのが分かると思うし、
運よく大当たりというかね、
うわ、これはスーパーの5倍10倍する価格の野菜だったけども、
これはもう大満足だっていうものがあったら、
それがあなたのライバルというかベンチマークというか目標みたいな感じになります。
この人と同じぐらいのクオリティの商品を作るというのと、
やり取りはどのようなやり取りをしてくれたのかとか、
購入するときにストレスなく購入することができたかとかね、
実際に買う側に立ってみると、
その時初めて今からあなたがターゲットするお客さんの輪郭が見えてくるというかね、
気持ちが見えてくるみたいな感じになると思いますので、
逆の立場で考えるみたいなことですよね。
これが実際に買わずにそこまで想定してできる人が、
経験が豊富な人だったり、
本当に経験なしでできる人はもうセンスというかね、
天才というか、なんかそういう部類になるんじゃないかなと思うんですけども、
人の気持ちがわかるとか、
マーケティングスキルが強いという人になると思うんですけども、
何も予備知識がない状況で、
相手に高いものをね、高付加価値をつけて、
高いお金を払ってもらおうというのは、結構スキルがいることです。
それはもうね、三直で自分の商品を出しても、
安いものから売れていくっていうね、
経験をしたことがある方だったらすごくわかると思います。
たかが50円値上げしただけで、
もう自分の商品は全然売れなくなっちゃうみたいなことがね、
野菜業界だったらもう往々にしてあるので、
まず自分がお客さんの立場に立ってみるということが、
今後のビジネスを加速していく上で重要じゃないかなと思います。
これが、体験してみないと気づけないということですね。
で、二つ目なんですけども、
自分にもできるかもと思えるということについて紹介していきます。
ぶっちゃけた話、特に野菜なんかで言うと、
この野菜は100円で売っていますというものに対して、
自分はこだわってますので500円にしていますというね、
お金を実際に買えたりとか、送料を負担してくださいとかいうね、
売り方をして価格を上げていくということになると思うんですけども、
ぶっちゃけた話ですね、商品そのもののクオリティはあんまり差がないというか、
まあ確かにイチゴで言ったらすごい甘いねとか、
キャベツなんかで言っても雪の下で育てたから普通のと糖度が全然違うんですよみたいな、
商品そのものに特徴があるという場合もあるんですけども、
とはいえその金額差にはならんだろうというものが世の中ほとんどです。
言ってみたら自分がこの価格で売りたいんですけども買ってくれる人はいませんかというのに、
自分できっちり宣言しないとその価格では売れないという感じですね。
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自分がここまでの価格をつけたら売れないだろうと思ってビビっちゃって、
その価格をつけれないからその価格で売れなくて安売りをせざるを得ないということなんで、
キャベツ1個1000円ですって言ってもそれに飛びついてくれる人が世の中にいるかもしれないということを知ってもらいたいなという感じですね。
僕以前の音声配信でも紹介したんですけども、
磨きイチゴっていうね、この数あるイチゴ、自分のところで採れたイチゴの中から、
本日のベスト、ナンバーワンかな、そういう基準があって、
この中でスペシャルなイチゴですっていうのを磨きイチゴっていうことで宝石マークをつけてね、
婚約指輪みたいな綺麗な箱の中に入れて売る磨きイチゴというブランドでやってらっしゃる農家さんが東北にいたりするんですけども、
そういうのもね、言ってみたら言ったもん勝ちというか、
自分で自分の商品を信じているからこそその値段がつけれるわけで、
自分がこれは100円でしか売れないんだけども1000円で騙してやろうっていう気持ちで売ってるんだったらどんなに頑張っても売れないんですよ。
逆に自分は賛成込めて作ったしとかね、こだわりを持って作ってるから、
これは自信を持って一粒のイチゴなんだけど1000円で出せるよとか、
ひと玉のキャベツなんだけど500円で売れるよ、1000円で売れるよ、送料も見てもらっても自信があります。
返金保証をしますぐらいの自信を持ってやれば、
全く売れないということはないというか、
それを求めているお客さんに出会えるかどうかという課題はありますけど、
自分が信じた価格に共鳴してくれる人がいれば、
高い価格でも商品が売れるということを知ってもらいたいという感じですね。
なので逆にそれを自分でお客さんの立場になって、
1本1000円のごぼうとか、
ひと玉1000円のキャベツみたいなものがあったら、
それを買ってみてください。
それを買った上で、
この人にはかなわないなというものがあったなら、
自分には売れないと思うんですけども、
この内容だったら自分にもできるかもしれないというふうに思えると思います。
普通のスーパーで買うよりも、
きめ細かい対応をしてくれるなとか、
場合によっては過放送とかで嫌がる人はいるかもしれないですけども、
送られてくる箱も高級感があって気持ちがいいなとか、
親戚家族にプレゼントで送れるぐらいの内容だなというふうに気づけたら、
ひと玉1000円したキャベツだけどすごく満足してるわという自分がいたら、
それは逆にあなたにもできるということですね。
なので自分の商品が付加価値をつけて高い値段で売れるかどうかわからない、
不安という人は高い商品を買ってみてください。
意外とここだけこうしてみたら高い価値でも自分も売れるかもしれないなということで、
自信がつく場合もあると思います。
これが2つ目の自分にもできるかもと思えるという話でした。
今お話しした2つ目のポイントと逆ですね。
3つ目のポイントが諦めもつきやすいということですね。
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自分で実際に高い商品を買った時に、
これはもう自分は勝てないわと思う。
味も違うわ、見た目も違うわ、箱とかのこだわりもすごいわとか、
メールで注文したりとかしてからの対応もすごいきめ細かいわとか、
ここまで自分は手をかけられないというふうに思ったら、
高負荷価値での販売というのは諦めた方がいいというか、
負担がストレスが多くてそれどころじゃないということにも気づけると思います。
高負荷価値で売るというためには色々方法ありますけども、
ストーリー性をつけるとか、自分の思いを相手にしっかり伝えるとか、
目に見えないところで野菜の栽培以外に頑張っているみたいなことも多いと思います。
さっき言ったブロガーとかユーチューバーの方でも同じですけど、
ただ自分が記事を書くとか、面白いものを作るというだけじゃなくて、
それを伝えるために努力をしているとか、
気づきにくいんだけど自分が裏側に立ってみたら、
この人ここめっちゃ頑張ってるなっていうポイントに気づけるようになると思うんですよね。
それを見た時に、うわすごい、自分もやってみようと思うのか、
いやこれは叶わないわ、僕には無理だわというふうに思えるかっていうので、
見切りが早くつけれるんじゃないかなと思います。
なのでさっき言った例で言うと、僕は通販は無理だわということに気づいたら、
通販は無理だから対面型のイベントに参加して付加価値をつける方向に行こうというふうに、
切り替えが早くできるかもしれませんし、
そもそも付加価値をつけてやるのがもうめんどくさいわということに気づいて、
市場出荷、市場に出したりとか農協に出荷したりとかいう、
従来のスタイルの方が自分には合ってるわということで、
もう未練がなくなるというか、
もう交付加価値、交付加価値、直販をしないといけないと思ってたけど、
いややっぱりこれはやめた方がいいみたいな感じで、
諦めもつきやすくなるかなというふうに思います。
これ結構いろんな業界であるんですけど、
自分自身も気をつけないといけないんですけども、
やっぱりキラキラしたふうに見える人って、
いいところしか見えないんですよ。
月収何万円上げましたとか、
農家で何々県の風雲寺みたいな感じで、
テレビとか雑誌とかに取り上げられていると、
この人これやっただけでこんなに野菜出荷できてるのかとか、
取引先こんなにあるのかとか、
飲食店こんなに認められてるのかみたいな感じで、
いいところしか見えなかったりします。
YouTuberとかブロガーとかああいうのになったらもっとだと思います。
これやっただけでこんな何十万円も稼げるのとか、
キラキラしてて本当に花々しいなとか思ったりするんですけども、
それと同じくらい水面下で水かきをすごいやってるとか、
辛いところを人に見せないみたいな努力をしてらっしゃる方が、
だいたいほとんどですよ。
僕もニコニコ音声配信の時は明るく放送しようって思ってますけど、
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家に帰ったら、
ああ疲れたとか、またあれをやってないとか、
明日までニコニコやらないとみたいな感じで、
ヒヒ言ったり猫みたいな時が結構あったりします。
僕ですら、小さな農家の僕ですらこうなんだから、
キラキラしてる人なんかもよっぽどですよ。
眩しい反面その人の誰にも言えない闇みたいな部分があったり、
孤独な誰にも相談できないみたいな部分があったりすると思うので、
キラキラしてる人ほど大変なことを頑張ってるんだろうってことがあったりすると思うので、
まず自分がそれを買ってみたりとか、
サービスを受けることにより大変さがわかるというか、
ただ単にお客さんとして買うんだったら、
ああ気持ちよかった、ありがとう、また買うわみたいな感じになるかもしれないんですけども、
これを今から自分がやるかもしれないという目線でサービスとか商品を買ってみると、
その人の大変さというか影の努力みたいなのがめちゃくちゃ随所に散りばみられている。
その時は大したことないな、これなら俺でもできるなと思うかもしれないんですけども、
実際自分の企画をスタートさせようと思ったら、
あの人実はわかんなかったけどここめちゃくちゃ大変なんだなみたいなのに気づけることもあったりすると思うので、
今日は売りたいならまず買えというテーマで、
自分が高い商品を売りたいなら実際に今ある既にある高い商品を買ってみようとか、
逆に安売りでどんどん乗せていきたいという方がいらっしゃるんだったら、
実際安売りで大量に商品をさばいていらっしゃる方から商品を買って、
どのような工夫をされているのかみたいなね、
自分の目標とする人の商品を買ってみようというお話でした。
僕自身もこうやって音声配信をやってますけど、
そのためにだけというわけじゃないんですけども、
やっぱりいい音声配信をするためには、
上手な人の音声を聞くというのをすごい意識してますね。
地元のローカルのラジオ番組とかですごいおしゃべりが上手な方がいるので、
そういう人の話を聞きながら面白いなと思いつつ、
こういう話の組み立て方が上手いなとか、
滑舌がこういうところを気をつけているんだろうなっていうのを想像しながら聞いたりもそうですし、
ボイシーとかスタンドFMとかで自分の尊敬する人とか、
トークが上手い人はどういうところに気をつけているのかとか、
どういうしゃべり方をしたら相手を嫌な気持ちにさせないのかとか、
フォローしてもらえるのかみたいなことを考えながら日々ラジオとかテレビを見たりしています。
やっぱりこういう積み重ねですよね。
ただ単に自分が面白いなと思って、
お客さん側に立つというか、
自分はお客さんだから楽しませてよっていう目線で物事をやるのか、
自分もこれと同じことをやるかもしれないという立場というか、
イメージをしながら音声とかを聞いたりとか、
文章を読むみたいなことをしたら、
同じ音声を聞く、10分間聞く、20分間聞くでも、
自分に身につくものは全然違うと思うので、
これが1週間、1ヶ月になってくると、
ものすごい差になってくるかなと思うので、
自分も音声を聞く時とかは、
自分の参考になることはないかなみたいな感じで、
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購入という話とはちょっと違いますけど、
自分が良い配信をするためには、
まず良い配信を聞くみたいなことを心がけてますね。
皆さんもね、自分の売りたい商品が唯一、
自分が世界初で開発した商品ってことはないと思うので、
自分がこういう商品を販売したいよって思うものがあるんだったら、
既に販売されている方はどういうやり方をしているのかとか、
どういう根付けをしてみるのかとかいうのを体験しながら、
本気ならその商品を買ってみるっていうところから、
始めてみてはいかがかなと思います。
はい、こんな感じでね、音声配信ではマーケティング情報とか、
気持ちが楽になる話みたいなことをしてますので、
ぜひフォローとかね、いいねとかで応援よろしくお願いいたします。
はい、明日はですね、
広島県の中にあるフリーランスの仲間が集まる、
フリオフリーというグループがありまして、
そこでね、自分のブログとかYouTubeとか農業とかの体験談を、
講師としてね、先生としてこういう風にしたらいいですよっていうね、
勉強会みたいなのを講師をやるというので、
それの準備をね、今日寝るまでにもう少し詰めたいなということで、
畑仕事が終わった後ももう少しパソコンに向き合って頑張ろうかなと思っています。
皆さんもね、熱中症等に気を付けて、
また明日からもお仕事を頑張ってください。
はい、最後までお聞きいただきありがとうございました。
オッケーファームでした。