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2025-09-26 06:56

#416 続・書いて覚えるという盲信

スポーツの基礎と同じ理由説
#学校 #教育 #子育て #漢字練習 #反復
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サマリー

書いて覚えるという盲信についての続きでは、漢字を書く目的が覚えることではなく、形を習得するための書写であることが強調されています。特に、反復練習の重要性を理解し、正しい形を身につけることの大切さが語られています。

書くことの目的
はい、おはようございます、こんにちは、こんばんは、oipyです。
都内の私立中学校で教員やってます。
いつも先生にコメントありがとうございますと言ったところで、
今日はね、昨日の続きをね、やっていこうかなと思っております。
昨日の続きということで、要は書くという、書いて覚えるという盲信の続きですね。
あれ、スタイフ取った後に、電車の中でチャッピー君とですね、ちょっと壁打ちをして頭を整理していたんですが、
たぶんこれが原因かなぁ、みたいなところがちょっとあったので、話していこうかなと思います。
はい、えーとですね、結論から言ってしまいますと、漢字を何度も何度も書くという練習を、たぶん小学生が結構やっていくんですが、
その時にですね、なんで何回も書くのか、みたいなのというか、
あとね、その何回も書くっていうことの目的というか、そういうところをおそらく話されていない状態で黙々とただただ回数をこなしていき、
結果たくさん書いたことが、なんか褒められたりとかで、ある種の成功体験になり、こうやって物事を覚えるんだっていう風になってしまい、
たくさん書いて覚えるというのが身につき他のものに、絵単語だとか歴史単語だとかに添加されていくという形をとっているのではないかなという推論でございます。
はい、仮説ですね。
で、なんでこんなことが起こるんやろうなっていう話なんですけれども、
そもそも複数書く目的っていうのは、形で運動の方なんですよね。
例えるなら、スポーツの基礎の習得に近くて、例えばシュート練習をするときにたくさんシュートを打って、あくまで反復練習で完成されるんだっていうのは、
高棟監督が、スラムダンクのね、高棟監督が、ジンソー一丁のスリーポイントシュートの成功率について言ってますが、
スラムダンク大好きなんでね、ちょいちょいスラムダンクが出てくるわけなんですけども、
スポーツの反復練習、基礎の反復練習に限らず近いということになるんですよ。
例えば、何か漢字が出てきました。ぱっと思いつく漢字、何がいいかな、なんか難しめの漢字、難しめの漢字、難しめの漢字、何がいいかな、バランスがとり、
じゃあ新しいにしましょう。なんとなく、なんとなく新しいっていう字にしましょう。
で、新しいっていう字を何度も何度も書いて覚えるのではなくて、新しいという漢字の形はこういうものなんだなと、
バランスってこういうふうに取らなきゃいけないんだなというのを何度も書いて練習するんですよ。
つまり、漢字の練習っていうの、漢字のドリルとかの漢字練習帳とかで何度も何度もお手本をなぞったりして書くっていう行為は、
反復練習の重要性
覚えるという行為ではなくて、書写ですよね。
書字の、書道部とかが同じ字を何度も何度も書くのと同じですよね。
書道部が何度も何度も同じ字を書いているのは、作品の完成度を高めるためであって、決してその書いている漢字を覚えるためではないわけですよ。
こう言われるとすごくしっくりくるかなと思うわけなんでございますよ。
なので、どこで跳ねたり、どこで流れるように腕を動かしたりすればいいのかっていうのを、
漢字の学習帳でやっているということに気づけているかどうかっていうのがすごく重要であって、
試しにですね、うちのクラスで聞いてみたんですよ。朝のホームルームの時に。
漢字のさ、漢字練習って何回も何回も書いてやってきたみたいなことを聞いたんですよ。
そしたらやっぱりやった子が多くて、私立の小学校からそのまま上がってくる子たちもいるので、
そういう子はちょっとやってなかったりしたんですが、それでも半分以上はもちろんやっていて、かつその半分の子たちは、
やっぱり何度も書いただけっていう子が結構多かったですね。
中には、どういうふうに使うのかと何度も書くのかっていうのをちゃんと説明を受けてきたっていう子も中にはいたんですけれども、
やっぱり大半はね、何度も書くっていうことしかやってこなかった。理由っていうのを知らなかったっていう子が結構多かったですね。
なので、やっぱり書いて覚えるっていうことじゃなくて、覚えてるかどうかの確認という意味で書くということをやっぱりしっかり伝えて、
僕も子育て中なので、やっぱりやってるんですね。漢字なんかも書いてるんですが、それちょっと説明していなかったなぁと思うので、
ちゃんとね、我が子にはしっかり伝えていきたいなぁと思うところですね。何度も書いているのは何でか分かるかっていうことだけ聞いて、
覚えるためかなぁみたいなことが来たら、それは黄色信号なので、そこはそうじゃないよと。綺麗な字を書くためにお手本を見ながらやっていくんだよっていう話ですよね。
例えばね、なんかスポーツやってる子っていうのはすごい例えがやりやすいかなと思うので、例えばゲームでもいいと思うんですね。
なかなかクリアできないなぁと思ったら、例えばマリオカードとかでタイムを出さなきゃいけないって言った時に、何度も何度も同じコースを練習して最短ルートを通っていくことで最高のタイムを取れるだろうっていうのと同じで、
お手本の通りにやることで綺麗な字を覚えるために何度もやるんだぜっていう話を、やはり子育て世代の大人がね、しっかり伝えていかないと
独り歩きして、なんかあんな漢字なんて何回も書いたって意味ないじゃないかみたいなことをインフルエンサーとかが言い始めて、ちょっとね、日本の教育を否定されるんだけれども、
何回書いても意味がないっていうのは覚えているものを確認するっていうことの行為を何回も繰り返しているんだったらそれは意味がないけれども、何回も書いて覚えるっていうやり方で使っていたら、逆か逆逆、何回も書いて覚えようとしているっていうことであれば意味がないけれども、
覚えているかどうかを確認するっていうのを、こまめに何回かやっていくっていうのは非常に良いことだと思うぜっていう話をね、ちゃんとできていないとまずいんじゃないかなと思う次第でございます。
そんな感じで、昨日の続きでしたけれども、なんで書いて覚えるっていうのが英単語とかに飛躍してしまうのかっていうのは、何度も何度も書いて覚えた、覚えるという行動、覚えるというのが何度も書くことによって、
できるんだっていう、考えの転換が起きてしまうっていうことが原因なんじゃないかっていう仮説でございました。
子どもたちを育っている方、学校の先生をやられている方、ぜひですね、なぜ何度も何度も反復するのかっていうときに、これは覚えるためじゃねえと、正しい形を身につけるために、
お手本を見ながら何回も書くんだということを伝えられるといいんじゃないかなと思っております。
ではね、今日はこんなところで終わりにしようと思います。
みなさん今日も元気にやっていきましょう。
ではでは。
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