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2020-01-22 16:49

第5回 中学受験日の親の準備について

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最も受験者が多い東京地区の中学受験日(2月1日~3日)がいよいよ近づいてまいりました。 
初めての経験の方も多くいるかと思いますが、受験日直前・受験日当日・受験後について、親の心構えや準備、受験終了後の家族で話し合ってほしいことなど、お話いたします。
番組へのご意見・ご感想・ご質問はこちらのフォームにてお待ちしております。 
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<制作>
出演:小川大介先生 
MC・プロデューサー:富山真明 
制作:株式会社PitPa

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伸ばす引き出す小川先生の子育て受験ラジオ。この番組は小川大輔先生をお招きし、小川流の子育て術や最新の受験情報などをお送りする、お子様を持つ親御様のための音声番組になります。
今日も小川先生、よろしくお願いいたします。
小川 お願いします。
瀬尾 本日、収録日が、今日は1月16日で、今週末が18日、19日が、いわゆる、7中学の受験日になるかなと。
小川 そうですね、関西のいわゆる統一受験日というところですね。
瀬尾 そうですね。こちらの放送が1月22日になりますので、関西地区の受験はだいたい終わったような感じですかね。
小川 とは言いつつ、一番受験生が多い東京地区というのは、2月1日から2月3日あたりがいよいよかなと思いますので、
この受験日直前、また受験当日、あるいは受験終わった後ですね、
たぶん初めて受験されるというような親御さんも多いかと思いますので、いろいろ情報があるかなと思うんですけれども、
小川 先生が経験された中で、こういうふうなことは気をつけたりした方がいいものかなというのを、もしアドバイスとあればお聞きしたいなと思います。
小川 はい、そうですね。ではまず首都圏の方を前提でまず話をすると、ちょうど今、埼玉や千葉のいわゆる1月入試をされてこられていて、
2月の東京受験と向かうわけですけど、この中学受験において入試直前期、一番のポイントは、お子さんが今持っている力をいかに無理なく発揮させてあげるかに尽きるんですね。
直前に何か新しい知識を詰め込んでみたりとか、今まで解けなかった問題を最後頑張って解き直してみて、新たにできるようになろうと、そういうことを目指すと良くないわけです。
もう今から新しい力はつかない。それで良くて、受験当日に持っている力を90%以上発揮できる子って少数なんですね。
みんな緊張するし、やっぱりこれまでやってきたいろんな疲れもあるし、そうそう平常心で100%発揮できるなんて大人でも難しいわけですね。
そうすると、お子さんのこれまでの努力を見守る大人としては、いかにそのままでいいんだ、今ある力をそのまま発揮すればいいんだというふうに持っていってあげられるかどうかに、最終当日の合否がかかってくるわけです。
本当にその3点5点の差っていうのは、どこまでちょっとリラックスした状態で当日試験会場に座っていられるか。親御さんの声かけとして、なんとか頑張ってほしいのは、できるものだけやればいい。解けそうなものだけ解けばいい。
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解ける気がしないものは後に回して、他の問題を解いているうちにできそうと思えばやればいいんじゃないということと、自分のいつものスピードでやればいい。子供は特に真面目な子は、試験会場に行くとそれまで塾のテストだと8割ぐらいでいいかというふうに受けてた子が、なぜか当日全ての答案を埋めなきゃいけない。100点狙いに行っちゃうんですね。
なので空欄を残しても構わない。それよりも自分のスピードを変えずに、今までやってきたやり方で急に特別なことをやろうとしない。そういう状態で送り出してあげるというのが、本当にこれは首都圏のこれから東京受験される親御さんには送りたい言葉でそのままでいると。
そのアドバイスを親がやるのは、これは至難の技でして、今どこよりも焦っているのは親御さんですから、不安でたまらないと。受験生の親が口にするのが一番難しい言葉の一つが大丈夫って言葉なんですね。大丈夫だよ、なんとかなるよ。なのでお子さんが学校や塾に行っている時間に練習しておいてほしい。鏡を見て。
ここは演じ切っていただきたい。自己暗示にかけるぐらい大丈夫。あの子は頑張ったし、あの子のできることをあの子が当日発揮する以上のことはないんだし、試験会場で私たちができることってないんだから、できるのはもう信じることだけ。
とにかく信じる。今ある欠点が全くないからこそ信じるって意味じゃなくて、あの子のできているところ、そうじゃないところ、もう全部含めて今のあの子を信じる。今のあの子の力で受けさせてあげるんだ。ここをご家族がみんな気持ちを一致してすると、笑顔が少しなりとも出せるようになるんですよ。
そこで送り出してあげるというのは必勝法ですね。受験直前の。これが受験当日、当日朝もそうです。頑張っておいでよとか、変に励ます必要もない。これ本当にコツは受験当日も塾の授業受けに行くぐらいのいつものつもりで送り出す。
ふらっと行く。前日にとんかつを食べるとかですね。その特別なことはしない。いつもとんかつ食べてるうちは食べたらいいんですけど、特別なことはしない。いつも通り起きていつも通りの朝ごはんでいつものタイミングでトイレに行って、でふらっと行くと。ぐらいが理想ですね。
特別感をなるべく出さない。いつもの模式。いつも通りというものをなるべく心がける。ただ2月1日というのは親御さんも含めていうと2万人3万人が都内を一斉に動きますから、交通機関等でどうしたって特殊なんですね。
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確かにそうですね。
で、電車が遅れることもあり得るし、うっかりと乗り換えを間違うこともあるし、途中でお腹痛くなってトイレに子どもが行きたいと。ところが行列ができてると。いろいろありますよね。
ありますね、確かに。
なので30分という何かあっても調整可能な余裕だけは持っておいて、動かれると平常審の当日というのがやりやすいんじゃないかなというのは思いますね。
今年の2月1日は特に土曜日とかだったりもするので、そのあたりもちょっと気につけて。
そうですね、通勤の方がいらっしゃらないから、ちょっとそうじゃない時期に比べると動きやすいかもしれないですけどね。
そうですね。
そのダイヤが違うとかね、バスが違うとかは気をつけていただいて。
これが首都圏の方に向けてのお話ですけど、今もうすでにほぼほぼ受験が終わられている関西の方を考えた時にですね、
入試が終わった後、親御さんとしてお子さんにどう向き合ってあげるのがいいかなんですけども、キーワードを信じるなんですね。
そこでも。
ここも本当にこれ重要で、受験を終わって丸をもらえた、残念ながらバツだった、どっちであったとしても、
ここまでやってきて当日緊張の場から逃げずにテストを受け切ってきたお子さんというものをちゃんと認めてあげてほしい。
なるほどですね。
そこで出た結果というのは、これまでの蓄積してきたもの、積み上げてきたものと、当日のその時のたまたまの組み合わせで出たもので、それはそれとして結果は結果と。
ただですね、中学受験の合格不合格というものがお子さんの価値を決めるという、ここの勘違いは絶対してほしくないんですね。
あくまで通過点で、一つそういう学校側からの結果として出されたとしても、これまでの2年3年お子さんがやってきた、勉強してきた努力であったり、親子で頑張って向き合ってきたこと柄というのは、その価値は全くなくならないわけですよね。
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むしろその続けてきたことの方にはるかに価値があって、その努力をしてきた、本になりにやってきた経験を踏まえて、ここからの2月3月、つまり中学に入るまでのまだ2ヶ月あるわけですから、そこをどう意味を持たせるか。
そして中学生活をスタートしていくお子さんを、親としてどう信じてあげ、どこは寄り添って、まだもうちょっと助けてあげた方がいいな、そういうこれから大人になろうとしているお子さんだということで、親の方も見る目を少し変えてですね、小離れを進めていただきたいなと。
どうしても中学受験をやっている真っ只中は、子供主導でやっていきたいと思いつつも、あれやこれや手を出してきたと思うんです。
結局親御さんがお子さんをコントロールしている状態に陥っているうちの方が多いと思うんですね。仕方がないと。
だからこそ中学受験過程は受験終わった後、いかに上手に親離れ子離れを進めるかというのは努力のしどころで。
そこをするにはこの受験を終えた今うちの子はこういうことが頑張れる子で、ここはもうちょっと成長してほしいなというところもあり、でもこの性格の良いところ優しいところは大事にしてほしいなと。
健気の強いところは伸びていくと良さそうだな。いろいろとご家族であの子の良いところという話をしてあげてほしいなと思いますね。
それが中学生活をお子さんが楽しんで力を伸ばしていく結構大きなポイントになると思います。
また家族もお父さんお母さんだけでなく、例えば兄弟ですとかおじいちゃんおばあちゃんとかもいると思うんですけれども、そのあたりもどちらかというと変に意識せずみんなでいつも通りっていうのがやっぱり一番いい感じ。
そうですね。お互いに私たち頑張ったよねって言い合えばいいと思います。ママも頑張った。パパも頑張った。もちろん本人頑張った。
おじいちゃんだって本当は口出したいの我慢したんだぞとかですね。ここぞとばかりにみんなそれぞれに頑張ったことをお互いに紹介し合えばいいと思うんですよ。
それはそれでやってこれて良かったねと。良い経験にこれからしていこうねと。
中学受験をやったことが成功だったかそうでなかったかっていつ決まるかっていうとですね。
これ合格発表の時じゃないんですね。これは僕も友人やジャーナリストの人とも喋って最近思うんですけど、この学校に入れて良かったなって思うのって卒業してから20年30年経ってからじゃないかっていうのは最近思っていて。
入った時もしくは在学中ですら本人にとって合っていた学校かどうかって実は学校の価値ってそれだけでは分からない。その間は何か先生と折り合わないなと思ったりしても、でも卒業して10年20年経つうちに同級生たちや先輩後輩が社会に出て繋がりが膨らんでルーツが一緒で良かったねっていうこともあるし。
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今になってあの時先生が口すっぱく言ってたことの意味が社会に出てようやく分かるっていうこともあるし。なので価値ってのはこの後の自分のお子さんの生き方であったり親御さんのねお子さんを誇らしく思う気持ちの積み上げによって変わってくるので、その目先だけで決して決めてあげてほしくないな。
それは確かにそうですね。僕もまだ今アラーフォーぐらいなんですけども、確かにその受験の時はうまくいった人とうまくいかなかった人確かに両方いたんですけれども、どちらかというとその同じ目標に向かって頑張ってきた友達っていうのは今でもやっぱり付き合いがありますし。
そうですよね。あの時一緒に頑張った仲間だって仲間がいてよかったなっていうのは結果はどうあれ今でもつながっているというのは確かにその辺は二三十年経たないと分からない部分あるかもしれないですね。
はい、特に中学受験っていうのは子供が自立しきっているわけじゃないので親がかりってところもあるので、親と子がお互いの存在を認め合うチャンスがたくさん転がっている時間なんですね。
そうですね。
ただやっている最中は毎週毎週の勉強で手一杯だったから、自分たちにおける人生における価値とか親子にとっての意味ってなかなか皆さんでそこまで気持ちが向いていないと。
でもこの2月3月受験終わった後の時間というのはかみしめるチャンスなので、ぜひ振り返ってどういう意味を持った時間だったのかというのを言葉にしていくといいと思います。
それがお子さんをまた支えてくれます。
分かりました。
直前期ということでお送りしたんですけれども、基本はなるべくいつもと変わらないテストにしても分からないものは飛ばしたり、同じスピードで100点を狙わずにいつもともしを受けるような形で送り出す。
そう、自分のできることをやればいい。
親側もやっぱり多分皆さん緊張したり普段と違うというのが出てしまうと思うので、お子さんがいないときに鏡見ながら信じるというのを演じ切るというのがやっぱり一番大切ということです。
そうですね。どうしても緊張する場合はお子さんにごめんママ緊張してきたって先に言っちゃうのもありですね。
勝手に緊張されると子どもの方は覚めるという効果もあるので。
なるほどですね。
先に緊張を見せてしまって、じたばたする。
ママうっとうしいと言われると。
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そうすると子どもはもうこの親頼んねえなと思って勝手に行ってくれるという。
逆に落ち着くかもしれないですね。
そう、意外に子どもは受験会場行ったら親の方を見ずにさっさと行きますから。
なるほどですね。
そんなもんです。
ありがとうございました。
今日は受験直前期、あとのフォローなどについてお話ししたんですけれども、
最後にこれから試験を迎えるお子様あるいは親御様に向けて先生からもし一言いただければ。
さあ頑張るぞってもう思わなくていいと思います。
もうすでに頑張ってきたので、頑張ってきたよねと。
あとは試験会場行きましょうか。
ぐらいで望むのがこれまでやってきた努力の最後の一つの区切りとしての試験日と捉えていただいて。
楽しむという言葉はちょっと安易ですけれども、
頑張ってきた人しかそこの会場に行けないので、その権利を親子でかみしめていっていただければと思います。
応援しています。
今日は先生ありがとうございました。
ありがとうございました。
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