2021-09-01 12:36

第85回 子供のお小遣い制、導入時期について

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子供にお小遣い制を導入する家庭は非常に多いかと思います。このお小遣いについて、家庭でどういった形で始めるのが良いのか、渡す時のちゅういするポイントなどお小遣いについて小川先生の考え方も含めてお話して頂きました。
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http://bit.ly/36g57VN 
<制作>
出演:小川大介先生 
MC・プロデューサー:富山真明 
制作:株式会社PitPa

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はい、お小遣い、いろんな考え方があって、いろんなことを言っている人がいます。ここから僕が話すことも一つの参考事例というか、考え方の一つというふうなぐらいで捉えてもらえたらいいんですけども、
僕はそのお小遣いというものは、子どもたちの欲求をコントロールする力を育てる上での一つの方法だと思っているんですね。
皆さまこんにちは、PitPaの富山です。 今回は、子どものお小遣い制についてのお話です。
多くのご家庭では、小学生あたりから導入しているところが多いようなんですが、 初めての子育ての場合などですね、いつ頃からか、自分の子どもがどのような成長を遂げていれば導入するのが良いのかなど、悩んでいるご家庭も多いようです。
この導入する時期についてと、それ以外にもですね、お小遣い制を導入するときに気にかけた方が良いポイント、 このあたりもですね、小川先生の方に聞いてきましたのでお聞きください。
大事なことは、そのお小遣いをいくらぐらい渡したらとか、いつからとかじゃなくて、 我が家においてこの子が自分の欲求をどういうふうにコントロールし、どう使えるようにしているか、
それはどれぐらいの年齢の時に、どれぐらいのコントロール力を持っていて欲しいかという、 育てていく、子育てビジョンに基づいて決めれば良いので、
何歳から始めるとか、それぞれ考えたら良いと思うんですが、 お金っていうのは道具ですよね。
なので何に使うのか、何が何に使うことが幸せなのかといったところは、 使う側の人間のその心の成長によって、お金という道具の使われ方が変わっていく。
これがまず一つと、その道具なんですけど、有限の道具であるということですね。 お金というものは有限だ。
だから、家庭によっても、その子自身の置かれた環境によっても、将来的にその子が成長して社会の中で働くということをしていった時の、その仕事の内容とか世の中に届けられる価値の大きさによっても、
使えるお金の幅には違いが出てきて、欲しいんだから欲しい、使いたいんだから使いたいが通らないというのもお金の世界なわけですね。
そうしたものを、幼少期から小学生、中学生へと減っていく中で、何に、なぜ使いたいのか、いくら使いたいのか、でもそれを使うには、どれだけの期間の欲求を抑え、他の優先順にづけて、こちらが欲しいということは、あちらとあちらに使うお金をやめておこうという選択。
いろいろなことを組み合わせていく、そういう成長を促すわけですけど、その中でお小遣いというのは、お金が有限、例えば月500円なら500円という有限で、これをどうするかということを学べるし、
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500円というものをもらったり、その日で使う子もいれば、使わないものを置いておく子もいれば、間でちょっと使って、残りは置いておいて、25日ぐらいにまた使う子もいるかもしれない、自己管理をする力、計画性を持つということにも役立っています。
そういった使い方を子どもがしてくれるには、親の方も渡し方、小遣いな、じゃあ500円、これでは子どもは自己管理を育たないですよね、どうしたらいいんですか、使ったらいいんですか、使ってもいいし貯めてもいいんだよ、ということをちゃんと教えてあげる必要がありますね、いきなり使うんじゃなくて貯めるんだよ、一つしか選択肢のない渡し方は良くないですね、ある程度貯めてからドンと使ってもいい、それは自分で考えなさい。
ただお小遣いの範囲以上のことは渡さないので、それは自分で考えてください。
何に使いたいかと決めて、あとはお小遣いについても、お小遣い何買ったんですか、そんなの欲しかったんだとか、もうちょっとお小遣い欲しいと言ってきたときに、それはあなたがあのお菓子とかのお菓子買って使ったんでしょ、でもそれは決めたんだから、それでなくなった分をさらに下さいはなし。
来月どうするか、来月お菓子を我慢したら、この月末でもうちょっと疲れたなということを覚えておいて、どうするか今後に生かしなさいというのを教えてあげる。
そこで一時的にギャーギャー言ったとしても、お子どもがギャーギャー言ったら、あ、うちは子育てにおいて、この欲求をコントロールするってところがまだあまり育ってない状態になってるんだな、
この子がどうというふうになって、親としてもその欲求コントロールってところがもう少し意識的に関わってあげる必要があったらっていう、親としても反省しながらね、子どものギャーギャーに付き合えばいいと思いますね。
でね、特風なんですけど、お小遣いとお仕事制とお手伝いっていう3つを意識的に分けるっていうのをもっとお勧め。
何でもかんでもお立ちにやると、家のことすんにもすぐお金欲しがるとかいう話もあるんですよね。お手伝いはやって当たり前なんですよ。子どもだって家族の一員なんだから、お風呂にお湯貯めるって家族なんだから、やって当たり前なんですね。
ご飯ができました、食卓にお皿運んで、当たり前なんですよ。お母さんがやってることは子どもだってやるんですよ。
ただ、それぞれのその時期の役割であったり優先することがあったり、特に不得意があるから、分担して家族というものを運営しているわけですから、家族としてやって当たり前のものはお手伝い。
お小遣いは本人自身が自分でコントロールするように親としては与えてあげているもの。
だから、親の、一般的には18歳だと思いますけども、18歳、15歳かもしれませんが、そろそろ自分自身で考えてやっていきなさいという年齢になればお小遣いはなくなるんですね。
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あとお仕事せいって何かというと、何か特別なこと、例えばですね、天井のかなり高いところにある電球の交換をしてもらいたい。でも親がやるとちょっと届かなそうだから、息子に頼むと。
ちょっと危ないから、脚立の上で頑張ってやってもらわなきゃいけない。ちょっと悪いけど、あれ交換して、それに対しては200円渡すから、500円渡すからとか、窓掃除、
8月を迎える中、もしくは今度来客がいるから、窓をきれいにしたり、道具渡してきれいにして、全部渡せない、渡すから。
そういう一つまとまったことを頼むときに、それに対して本人が取り組んだことに対価をあげる。
お仕事として。これはこれでいいと思うんですね。そのお手伝いとお仕事をちゃんと分けて伝えておかないと、何でもかんでもお金を欲しがるんだったら大失敗しますから、目先しか考えない、ちょっと残念な
司会の子になっちゃう。それがかわいそうですから、打算的な大人にはなってほしくないです。やはりその
家族の一員や人への感謝というのは育てつつも、ごコントロールを小遣いで、また、より大きく人に喜んでもらう
対価としていただけるということを学ぶお仕事と。そんなことを組み合わせてやっていかれたらいいんじゃないかと思います。
多少その数字が見えるっていうところも意識すると、お小遣い帳とかもつけてもいいのかなと。いいと思いますよ。
親御さんが例えば家計簿つけてるんだったら、じゃああの家計簿お小遣い帳タイムとか言って、毎日つけるんだけど時々点検する時間を一緒にやるとかも面白いと思うので。
そうですね。 このお小遣いというもの、お金をその渡す行為ですとか
渡す金額というところに結構目が行きがちかなと思うんですが 本質的なところとしては
これは子供自身の欲求をコントロールするという方法、手段の一つということで、お小遣いというものを通して子供がどのように成長して欲しいかというところを考えながら導入するのがいいのではないかなという話でした。
お小遣いをもらう、お金が手に入るということはですね、それを使って計画的に何かをしなければならないっていうのは
やっぱり発生してくるかなと。 そして優先順位、何をまずは買うのか、あるいは買わないのかという優先づけの順位を考える力が身につくらしいとはですね。
事故を管理する力、計画性を育てるということにもつながってきますので、何歳ぐらいになったらこの辺り徐々に覚えてほしいなということを考えながら
そのタイミングにお小遣い制というものを導入するのがいいのではないかなというふうに思いました。
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その上で注意する点としましては、お金を渡してあげる、そこで終わりというわけではなく、そのお金を使ってもいいし、使わなくて貯めてもいいし、
翌月に繰り越してもいいし、いつ何、どんなものが欲しいのかというのが、例えば好きなおもちゃだったりゲームだったりの発売日が何月何日というふうに見えているのであれば、
そこに向かってお金を貯めていくというような計画性などですね。そのあたりも一緒にフォローしながらお金の貯め方、使い方というところを教えてあげるのがポイントというふうにお話ししておりました。
加えてその注意点としては、お金を扱うことによって子どもが、モチベーションがそこに全部行ってしまわないようにですね、お小遣いということとお手伝い、家族としてやって当たり前のことですね。
そういったお手伝いとお仕事、家族が誰もやりたがらないような特別なことといったお仕事、この3つをちゃんと共有してですね、子どもがすべてがお金がモチベーションになるような子にならないようにですね、説明してあげるといてもですね、最後お話ししておりました。
僕自身の話が参考になるかどうか分かりませんが、我が家もですね、お小遣い制導入しておりまして、お金というものは貯めるとか増やすということができるというのと同時に、損をしてなくなるということもあるよという感覚もいろいろ身につけさせたいなと。
というのも、昨今ですね、日本社会の中でやっぱり投資みたいなものって結構広がってきてるなと、この辺りを考えないと貯蓄の利率とかもですね、ほとんどないような状況になってきておりますので、そういった資産の増やし方、お金の考え方というものを身につけてほしいなと思って、
お小遣いに対して多少の利息でしたり、あるいはその一部を切り崩して日本の株価に連動してですね、ちょっと増やしたり下げたりとか、そのような少し社会に触れるようなことですね。
株価とかじゃなくても全然いいと思うんですけれども、買わせが変わったとか、そういうところでもいいのかなと。ちょっとやりすぎると投資というところからギャンブルになってしまうというのが怖いところではあるんですが、その辺りは気をつけて話をしながらやってたりはします。
各ご家庭でお金に対する考え方、いろいろ違うかなと思いますので、ぜひ自分の子供にお金に対してどういうふうに知識をつけていってもらいたいかというところも合わせながら、このお小遣い制導入するのがいいのではないかなというふうに思います。
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さて、この子育て受験ラジオではリスナー様からのテーマのリクエストや、また小川先生への子育てや受験についてのご質問などお待ちしております。番組詳細欄にあるリンクよりお気軽にご投稿ください。子育て受験ラジオは毎週水曜日の更新です。今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。
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