2021-02-10 11:48

第58回 子供を叱るときの大切なポイント

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子供を叱るとき、あるいは感情的に起こってしまう時。親も一人の人間ですので、感情的になってしまう時も多々あるかと思います。そういった時も含め、子供を叱るとき・怒ったときにそれがプラスに働くために気にしておくべきポイントについてお話をして頂きました。 

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http://bit.ly/36g57VN 
<制作>
出演:小川大介先生 
MC・プロデューサー:富山真明 
制作:株式会社PitPa

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皆さま、こんにちは。PitPaの富山です。 今回は小川先生が鑑賞されていて、漫画家の安倍直美さんが描かれている
「子供を叱りつける親は失格ですか?」という 2020年の春頃に出版した、内容はちょっとその漫画テイストで、漫画で説明しながら
章ごとにですね、小川先生の解説文が入っているというスタイルの本なんですけれども、
その中で、子供を叱るときの大切なポイントというところで、 ママがなぜ怒っているかを手短に伝えましょう、という章があります。
この叱るときや怒る、これはどちらかというと、ちょっと感情的になってしまうような時ですね。 こういった時に、親の方で気にしておくべきポイント、
叱るとき、怒るとき、あるいはその叱った後、怒った後ですね、 親として気をつけるポイントなどについてお話を聞いてきました。
まずですね、なんで親は子供を叱るかって言ったら、子供が大事だからなんですね。 もうちょっと詳しく言うと、大事な子供が将来成長していく中で社会に受け入れられて、
できれば人気が出て、いろんな人から力を貸してもらえて、尊敬されて、本人の能力を生かせるような仕事もついて、といった人生を歩んでほしいわけですよ。
それが先にあって、そういう幸せな人生を歩んでほしいと考えた時に、これができなかったらどうしよう、あそこで間違えたらやっぱり良くないんじゃないか、いろいろと気になることが出てくるので、
そういった改善してほしいところ、身につけてほしいところ、直してほしいところが身についた時に叱るわけですよね。詳しく言うとこういうことです。叱っている時の自分は、その先にこの子が良い人生を歩んでくれるために必要だと思って今言おうとしたんだっていう、そもそものところに立ち返ることが大事になってくる。
ただそれがいっつもずっと子供を授かってからずっと大事大事大事って毎日思ってきてるから、親からしたら大事なことをいちいち整理して考える余裕もないぐらいに固まって凝縮してるわけですよ。
なのでカットするし、なんでそんなことわかんないのとか、感情的に怒ってしまう。仕方がないんですね。で、ただ子供の側に立つと何怒ってるのかわからんわけですよ。生まれてからのいかに大事、これから将来に向けてどういうことを身につけてほしい、親がいろいろ考えてることを何もわかってませんし伝わってませんから、ただ怒ってるなこの人、怖いなだけなわけですよね。
ここの認識のずれ、親側の方の思ってる思いと子供の方が理解できる、親の様子のずれがあるんだってことをわかった時に、じゃあ親の方は一工夫いるわけですよね。怒りたくなった時に、なんで怒ってるのってことをくどくど説明しても子供はキャッチできない。
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だからできるだけ手短に、あなたが怪我したら困るから怒ってるのとか、どうせなら何々くんすごいねって言ってほしいじゃない、だからもう一歩頑張ってほしいのにやらないからそれが悔しいのよとか、できるだけワンフレーズで短くて説明できるように怒ってる理由を言うのは言えた方がいいし、そこがうまく言えない時はなんで怒ってるか後で説明するでいいと思うんですよ。
とにかく嫌なもん嫌なの、これ以上言ったら何か何言ってるか分からないから後で言うとか言って、何言ってるか分からない親になってもいいんですよ。
で、さっき怒ったのはね、つまり嫌だっていう気持ち、親としてそれは嫌なんだ、やめてほしいんだ、変えてほしいんだっていう部分だけまず伝わればいいんですよ。
で、後でさっき何が言いたかったかというとこういうことなんだよと、愛情を込めて伝え直せばいい。大事なことは子供がそれを受け入れるかどうかは別にして少なくとも親が今どういうことを思ってその結果として感情を爆発させているのかが理解できるようにしてあげてほしいということなんですね。
ここはだから親の方がひと手間かけることはすごく大事です。いいから従えっていうのは全くプラスにならないので、でも感情的になっている時の自分が冷静な説明なんてできるはずもないし、一番良くないのは明らかに感情的なくせに理性的に話せてるつもりの親って一番良くない、立ち悪いんで、すごい多いですけどね。
本当にどっちか言うと何でしょうね、知的なお仕事に就いてる親御さんとか気をつけた方がいいですよ。感情に振り回されてるくせに理屈こねる父親とかめちゃめちゃ多くて、ろくなことないですかね。害ですから害。恥ずかしいくらい感情的になっている自分を受け入れるっていうのは親としての成長ですから、それはそうした方がいい、自分を正当化しないカッコつけないっていう。
そういう風にして伝える。そうするとね、もう何て言うかわからなくても、とにかくムカつくって言ってもいいんです。親として子供に言うべきでないと思われる言葉でも、でも感情が爆発してたら、短く言おうとしたら腹立つとか言う言葉になりますよね。
どしいとか。いいんですよ言って。後で解説さえすれば。ここら辺の感情的になっている自分、そこには愛情の爆発があるんだ。そこだけ忘れないようにして、じゃあその愛情を子供に伝えるには落ち着いてからもう一度説明しよう。このワンステップ一手間を惜しまないということをすれば、この叱るというところについて子供の成長につなげてあげれるなと思うし、
自分が落ち込むことが減るでしょうね。 そうですね。確かに大人も一人の人間ですから感情が出てしまうのは仕方がないというところだと思います。 当たり前。だって子供ちっちゃいんでしょ。たかだか30年か40年しか生きてなくてですね。そんな人間安定しないんですよ。
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よっぽどお寺さんの構想と言われる70年80年修行してきた方は心が乱れないでしょうし、武道家とかね、武道家とかああいう方の鍛え上げてる人は別でしょうけど、我々凡人はですね感情ですよ。 そう出ちゃいますよね。やっぱり。 かっこつけ悩みましょう。
それは出ることは仕方ないとして、クールダウンした時にいかに子供にフォローしてあげるかというところが。 フォローというかちゃんと説明するということですね。子供だからわかってよ。そこで子供に甘えないということですね。 だってこっちの方が説明する言葉を持ってるし、こっちの方が子供に対しての愛情大事だという気持ちが遥かに大きいんだから、実際問題として。じゃあやはり伝える義務があるのは親の方ですもんね。
そう、だから今の話をもう一つ言うの忘れた。そうしてお母さん、ママの方が怒り爆発することが多いと思います。一般的には。子供と過ごす時間が長かったり考えてることが多かったりするから。その爆発してる様子のお母さん、奥さんに対して父親がなじるって最悪ですからね。また感情的になってとか。
何だったら理性がないから嫌だなって下に見るようなことで納得したがる困った男たちがまだまだいますが、そうじゃなくて愛情の爆発だなっていう理解をした上で。そこはじゃあ僕の方から言っとくよっていうふうに役割分担してもいいし、気になるんだよねっていうことを
その奥さんはね。本当に心配なんだって気持ちを聞いてあげる時間をちゃんと取ってねぎらう、理解する。そういった部分でパートナーですからね。支えるところっていうのは男親の方は忘れちゃいけないですね。特に日本の場合は男性が女性をバカにすることで社会を成り立ててきた前世代たちの本当に間違った歴史が長いですから
僕は今今年48歳、年男なんですけど、さすがに僕らよりもうちょっと後の年齢だってくるとだいぶ男性も成長したと思いますけど、僕世代より上は本当もうどうしようもないですからね。だからその間違った女性を見下すような文化を引きずらないってこともこれからの子育て世代の重要な義務ですね。子供たちは親の情けなさ見てますからね。
はい、バカにされない父親になりましょう。
ですね。それはちょっと心に。
そう、ちょっとこれは大事だと思ったので、どうしてもお母さん一人頑張ってるうちまだまだ多いんでね。世の男性たち成長しようぜと。
そうですね。
というメッセージも足してこの話終わりたいと思います。
わかりました。
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叱る、怒るという行為はですね、ベースとしてはその子供の幸せを願うというところから来ていると思うんですが、一般的にはこのベースの部分、やはり子供の方にはまだまだ理解できていないというところが多く、この叱るということの感じ方について、親と子供の間で結構ズレが生じていると。
ですので、子供が受け入れるかどうかは別として、まずはこの怒っている理由っていうのを子供が理解できるようにしてあげてくださいというお話でした。
しかも、まだ子供が10歳そこらぐらいでしたら、なかなか長く説明しても理解できない部分があるので、なるべく手短に一言で伝えられればということが重要ということで。
ちゃんと説明してあげることによって、親としても叱った時、怒った時の罪悪感ですとか、あるいはそのストレスというものが大きく軽減できますし、子供側もですね、その叱られたことに対して次の行動に移しやすいという結果が得られるようです。
あと最後におっしゃられていた男親の件に関してはですね、かなり耳覚えのある話ではあるんですが、我が家もですね、ちょっとこんなこと言うと怒られるかもしれないですけれども、やっぱり奥さんの方が感情的に怒ること、多分自分の10倍ぐらいはあるんじゃないかなと思うんですが、それはですね、自分よりやっぱり10倍子供に接してるんだなというふうには思っています。
そういった時にですね、奥さんに悟すっていうんですかね、控えるように言うっていう、そういう否定的な対応を取るんではなくて、奥さんのことをうまく値切らいながら、後で子供に要点をちゃんと整理して説明してあげる努力をしていかなければならないんかなというふうに思いました。
まあとはいいましても、それができるようになるにはですね、やっぱりある意味、自分自身もですね、心を穏やかにして考えを整理してですね、ちょっと先人みたいになるような必要があるのかなというふうにも思い、この辺りも親として成長していかなければならないなと、ちょっと身につまされる思いでした。
さて、この子育て受験ラジオですが、リスナー様からのご意見ご要望、また小川先生への子育てや受験についてのご質問などお待ちしております。番組詳細欄にあるリンクよりお気軽にご投稿ください。
子育て受験ラジオは毎週水曜日の更新です。今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。
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