自分が誰かっていう証明をするじゃないですか。
それってイコールシングルサインオンじゃないですか。
シングルサインオン。
1ログインみたいな、いわゆるその1つのログインIDでいろんな場所にアクセスできるみたいな。
なるほど、そうです。
たとえばバーに入るとかそういうの全部1つのIDでいけると。
毎回毎回別のIDは必要ない。
逆にクレジットカードとかキャッシュは取引のためにありますよね。
それもアイデンティティの1つですよね。いわゆる誰と取引してるのかっていう。
あとは財布に入ってるものだと、何ですかね。たとえばメンバーシップカードとか。
それもいわゆる自分のステータスとか、あとは自己表現ですよね。どういうものが好きかとか。
あとは日本だとわかんないですけど、アメリカだとよく家族写真とか。
言いますよね、確かに。
それもアイデンティティの1つじゃないですか。自分の家族の関係性とか、友達の関係性とか、そういうのがあると思っていて。
でもそれ以外にも、財布以外にも、アイデンティティって自分の見た目とか、自分の着服とか、どういう家で住んでるかとか。
財布自体もアイデンティティがありますよね。どういう財布を選ぶかとか。
そうですね。どういうブランドを選ぶかとか。
マネークリップの人とか、ちっちゃい財布、長財布使うかとか、ちょっと意味がありますよね。
ありますよね。
なんでそれを選んでるか。
やっぱりそこのいろんなところで意味があるっていうのがすごい重要なところだと思っていて、
たぶんアイデンティティを考えるときに本当にベースレイヤーのことしか皆さん考えないので、そこがたぶん1個違うっていう話なんですけど、
じゃあそれをオンライン上Web 2.0の世界でどういうふうに再現したかというと、正直あまりうまくやってないですと。
アイデンティティを結構、パーツパーツいろんな場所にあるっていう状況になっていて、
例えば自分が誰だみたいな名前とか、そういうものがFacebookだったりInstagramだったりTwitterとかで、自分のキャリア、仕事っていうとLinkedIn。
自分の友達が誰かっていうとInstagramとかFacebookとかTwitter。
自分がサポートするクリエイターが誰かっていうとTikTokとかSpotifyとかYouTubeとか。
じゃあ誰と取引してるのかっていうとVenmoとかCashAppとか、クレジットカード会社のアプリとか。
あとどういうところに投資してるのか。
ロビンフッドとか。
あとどういうゲームを遊ぶのかとか。
それはDiscordとかXboxとかPlayStationとか。
でもいろんなサービスに分散されているっていう状況で。
しかもそこの各サービスがクローズドなので。
最近やっぱり出始めてるのは2代目ウォレット。
ウォレット2.0っていうのが出始めていて。
2.0になったんですか、もう。
そうなんですよ、もう2.0なんですよ。
もう1.0の時代が終わったんですよ。
ちょっとWeb3のスピード早いんで追いつくのが大変なんですけど。
それこそRainbowとかは最近Mockupとかで出てたんですけど、
登録するときにENSって自分のドメイン名をアプリ内で登録できるみたいな。
便利ですね。
そうなんですよ、メタマスクだとENSに別途行かないといけないじゃないですか。
それをもうウォレット内で全て完結するみたいな。
それってもうすごいいいじゃないですか、そもそも。
なので例えばそういう概念とか出てきたりとかしてますし、
あとやっぱりNFTを羅列するって結構ただのギャラリーでしかないっていうところなんですけど、
例えばそのアイデンティティ目線で考えると、
例えば自分の家とかアパートにアート作品とか飾るじゃないですか。
別にアート作品じゃなくても、
例えば引き出しに入れるものとオブジェとして置くものとか、
自分の倉庫に入れるものっていうのがあるじゃないですか。
物の置き場所とどれだけ見せたいかによってその位置って全部変わるじゃないですか。
変わりますね。
でもそれは自分として何を表現したいかとか、
自分のステータスなり自分の何かを表現したいからそこに置くわけじゃないですか。
物によっては自分を何かを隠したいとか、
例えば僕ですとバスケが好きなので、もしかしたらバスケのユニフォームを飾るとか、
スターウォーズのライトセイバーを飾るとか。
でも例えばそのライトセイバーを引き出しに出てたら、
もしかしたら僕はそんなにスターウォーズのファンじゃないかもしれないじゃないですか。
隠れファンなのかなと思うかもしれないですね。
隠れファンかもしれないですけど、
でもそこの意味ってすごい違うじゃないですか。見せる見せないとかって。
でもその概念ってそんなになかったりとか、
あとはどの場所に置く。リビングに置くのと寝室に置くのと玄関に置くのって違うじゃないですか。
確かに。NFTとかもやっぱりめちゃくちゃ気に入ってこれ買ったって言うと、
いろんなコミュニティに入って何かもらっちゃったみたいなやつ。
そうなんですよ。
一緒に並んでたりしますもんね。
そうなんですよ。だからその中で何が重要かってわかんないじゃないですか。
そこのいわゆるレイヤー、何が重要かっていうレイヤーが多分必要になってくるんですよ。
確かに。
そういうことを考えると、ウォレットっていう概念よりも部屋っていう概念だったり。
ウォレットっていう概念で考えるのであればマルチレイヤーのウォレットを作るとか。
マルチレイヤー、見せたいやつだけ見せれるみたいな。
見せたいやつ。でも見せたいやつもいくつかレベルを作るとか。
友達だったらここまでとか、家族だったらここまでとか。
そこも自分で選べるっていう感じで。
いいですね。
そういう概念ももしかしたら生まれるかもしれない。
確かにそういうウォレットに対してソーシャル性ってあんまないですね。
そうなんですよ。本当そうで、そこをたぶん作ろうとしてる人たちが今出てきていて、
それこそグローっていうサービスでしたり、スドーっていうサービスでしたり、ビツキーっていうサービスだったり。
いわゆるこのウォレット2.0の人たちはここのアイデンティティとしてウォレットを作るっていうところを考えてる人たちがいて。
なのでウォレットっていう概念が取引するウォレットっていうよりも複数なことが行われるウォレットになる。
まずベースとしてはパスポート免許証代わりのシングルサインのIDとしてありますと。
もう一つはもちろん取引とかそういう話も出てきますと。
でもその取引も見せたい取引と見せたくない取引とかってあるじゃないですか、絶対。
全部公開にするべきなのかっていう話もあって。
そこもすごい難しい話ですけど、そこのレイヤーを作るっていうか、そういうのは今後出てくるのかなっていうのは思いますね。
そもそも見せたくないものを見せないっていうこと自体できるんですか?
全部公開されちゃうっていうイメージだったんですけど。
公開されちゃうんですけど、いわゆる誰がどのウォレットを持ってるかってわかんないじゃないですか。
だからマルチレイヤーウォレットになるんですよ。
いわゆるより深いところに行くとより匿名性。
一応その情報自体はパブリックなんですけど、でも誰がその情報をその取引をしてるかがよりわかんないっていう。
なるほど。面白いですね。
そういうことができるんじゃないかなっていうのは個人的に思っていて、そういうものが当たり前にならないといけないっていうのが今後の課題として出てくるのかなっていうところで。
よりニュアンスをアイデンティティにどうやって組み込むのかっていう話だと思うんですけど、
やっぱりウォレットとかそういうWeb3のアイデンティティの話をするとどうしても多分メタバースの話も出てくると思っていて。
メタバースですと過去にもオープンメタバースの作り方とかでも話したと思うんですけど、
アイデンティティとアバターっていうのは別々だと思っているので。
いわゆるキリスト教になるための。
儀式みたいな。
儀式っていうのがあるじゃないですか。
はい。
それが、なんて言うんですかね、キリスト教だったら、バプティズマ。
洗礼みたいな。
洗礼を受けるみたいな。
で、その後にいわゆる、それをそのコミュニティにいるっていうことを証明するための儀式っていうのがあるんですよね。
うーん。
それが毎週日曜日に教会行くっていう。
うーん。
で、それも一個のアイデンティティじゃないですか。
確かに。
アイデンティティが作られる、特にコミュニティ複数のアイデンティティが、
一つのブランドというか一つの概念にとらわれる理由って、
そのアイデンティティ、イニシエーション、儀式っていう三つの要素があると思っていて、
それを例えばNFTとかで言うと、アイデンティティだと、僕はアーティファクトのコミュニティメンバーですと。
うーん。
で、そこのイニシエーション、そのアクティベーションの仕方がChromeXをミントしましたと。
で、儀式で言うと、毎日そのDiscordチャンネルでGMって言いますと。
みたいな。
GMって言って。
GMとGNをとりあえず言いますみたいな。
よく見かけますね、確かに。
そうじゃないですか。でもそれもいわゆるNFTウェブ3業界での儀式じゃないですか。
うーん。
それによってコミュニティの中に入ってるっていう証明でもあるので。
うーん。
なんかそこの、そこと、そういうコミュニティと俺との関係性がどうなるのかとか。
そういうところを考えても、一個面白いのかなと思っていて。
確かに。ちょっと宗教とやっぱり似てますよね。
うーん。
うん。
確かに。
そこはすごい似てると思いますし、逆にまあ宗教って最もなんですかね、その。
絆の強いコミュニティですよね。
なんでそこを見るべきでもあると思っているので、やりすぎるのはよくないですけど。
悪い方に行かなければ。
行かなければ。
信頼し合える仲間がいるっていうのはやっぱ大事ですよね。
そうですね。
まあでもそのカルトブランドっていい風にビジネスでは言うので。
あー、でもそこの難しいですね。日本だとあんまりカルトブランドってどうだろう。
日本だとあんまりなんですか。
なんか行きすぎるとちょっと大丈夫ってなっちゃいそうな気もするんですけど。
なんかわかんないです。日本があんまり宗教のなんていうか。
あー確かにそれありますね。
カルチャーがそこまで強くないので、なんかそこの意識の差はちょっとあるかなってちょっと思います。
なんか日本ってそういう意味だと面白いですよね。
でも、各要所要所で違う宗教のなんか儀式を活用するじゃないですか。
クリスマスやったり正月やったり。
クリスマスだったり、結婚する時って結構キリスト教の結婚式をあげたい人がいるんですけど、
例えば人が亡くなった時お坊さん呼んだりとか。
なんかそこの、でもなんか毎年あのお寺に行くじゃないですか。
なんかすごいそこはすごい面白いなと思うところなんですよね。
難しい問題ですねこれは。
でもアメリカは宗教って結構大きな。
そうですね、アイデンティティの一つですよね。
まあなんでそういうアイデンティティの考え方とか、あとこういうアイデンティティの一つのどういうことを及ぼすのかっていうと、
新しいそのソーシャルグラフが作れるチャンスでもあるかなと思っていて。
もちろんそのフェイスブックとかそこでソーシャルグラフって概念ってあると思うんですけど、
誰をフォローしてるかとかそういうのってあると思うんですけど、
最近そのもう少しその、例えばソーシャルかけるフィンテックみたいなものって生まれてきてると思うんですけど、
ベンモとかどういう取引をしたのかとか見れるじゃないですか。
で、例えばパブリックっていう投資アプリがあるんですけど、
あれはソーシャル投資アプリで誰がどこに投資したかみたいなものが上場株ですけど、そういうのが分かったりとか。
あとはそのスナックパスとかですと、誰がギフティングをしたのかとか、
それによってなんかちょっと関係性とか見えるじゃないですか。
こいつあの人に奢ってるよっていうのがいっぱいあるっていう。
絶対好きだろうみたいな。
いやー面白いですね。ベンモもそうですもんね確かに。
そうですね。
なんかやっぱりそういうその取引によってそのアイデンティティ、
そのソーシャルグラフって一つあると思っていて、
で、その中でやっぱりWeb3的な概念も出てくるかなと思っていて、
で、ベースのレイヤーで言うと、いわゆる取引が全部公開されているので、
そのethascanっていうサイトでどういう取引が行われたかっていうのが見えるんですけど、
でもそれって正直すごいフラットな話じゃないですか。
いわゆるフラットに全部の取引を同じように見てるっていう。
これでソーシャルグラフの面白いところって、いわゆるそのオピニオンが入ってるところなので、
何かを重要視したりとか何かを重要視しなかったりとか。
で、例えばなんですけど、どこかのソーシャルグラフが、
全ユーザーの一番最初の取引を見るとか。
例えばそういうことができるんですよね。
確かに一番最初に買ったCD何みたいな、そこでああそういう人なんだみたいなありますよね。
そうなんですよ。でもそういうのが分かったりするわけなんですね。
特にWeb3の中では。
それってWeb2.0とかってすごい面倒くさかったり、
自らそのプラットフォームを作らないといけなかったりするんですけど、
これがWeb3領域ですごいバズワードになっているんですけど、
例えばですけど、セラミックっていうサービスがあるんですけど、
それが何をやってるかというと、
ユーザーが自分がオンライン上で作った情報のオーナーシップを持ててコントロールできると。
で、セラミックを使っているアプリは、
セラミックのユーザーの情報を扱って、そこのデータを共有し合うみたいな。
ちなみに、ラビットホールはセラミックを使っています。
いろんな形でこのアイデンティティの捉え方とかあって、
シズモっていうサービスはユーザーのクレデンシャルとかをアグリゲーションしたりとか、
それを一部の情報をプライベートにしたりとか、非公開にしたりとかそういうのができたりするので、
難しいのはこのアイデンティティっていう単語自体がちょっと広すぎて、
英語でアイデンティティ、なんていうか日本語、日本人化的に言うと、
なんか人格みたいなイメージなんですけど、合ってます?
そうですね、アメリカですともう少し個人情報とか、地形に多分寄せる人たちが多いっていうところなんですけど、
ただ、クソノアさんが言うように、人格も多分その一部ですし、
身分の証明みたいな意味でもある?
そうですね、そういう意味でもあって、あとそのレピュテーションとかそういうのも関わってくるので、
なのでこのアイデンティティっていう領域自体はすごい面白いものの、
多分ちょっと分解してみないといけないっていうところだと思っていて、
その中で次回話すのがこのステーションっていうサービスのティナヘイさんという方なんですけど、
彼女は結構その特にレピュテーション周りとか、アイデンティティのレピュテーション周りとかの考え方、
ダオ向けの採用ツールを作ってたりするので、そこの話を具体的にできればなと思います。
いや、信頼どうやって測っていくというか、測ったり見せたり。
特にダオみたいな匿名性ありきの世界だとより難しいと思うので、
特に例えばですけど、リンクトインとかでもたまにこういうのを見かけるというか、採用の時問題として出てくると思いますけど、
例えばFWBのコンテリビューターでしたと、で採用してくださいっていうと、
それってどうやって確認するのっていうところで。
いや、リンクトインを自分の優しい加減というか。
そうですよね。
リコメンドというか、紹介文みたいなやり方も多分機能がありますけど、
自分の実績をどう見せるかっていうのもスキルでもあるとは思うんですけど、
そこのオンチェーンになったら確かにいいなっていうのはありますよね。
嘘はつけないですからね。
でもそこもでも難しくて、じゃあ実際にFWBにいましたっていう話があっても、
それがコンテリビューターだったのか、コアメンバーだったのか、ただのただFWBのDAOに参加してただけなのか、
それもわかんないじゃないですか。
わかんないですね。
その貢献度合いを確認するために唯一今できるのはFWBの創業メンバーに連絡して、
どうでしたっていうのを聞くことじゃないですか。
リアルな世界だとリファレンスチェックみたいな感じですよね。
でも草野さんが言うように、まず経歴が合ってるかどうかわからない。
経歴があったとしても貢献度合いがわかんない。
実際にいい人なのかわかんないっていうそこの2段階で課題があって、
だからこそMischiefとか彼らが1個冗談でやってたのが、
死んだスタートアップをリストアップしてくれていて、
なくなったスタートアップって確認しづらいんですよね。
実際にその人がそこで働いてたかどうかって。
確かに確かに。もう解散しちゃってますもんね。
そうなんですよ。解散しちゃってるので。
例えばですけど、セラノスで働いてました。
エリザベスホームに多分今連絡取れる人って結構少ないじゃないですか。
それどころじゃないよね。
それどころじゃないですし。
であればセラノスって書いても誰も言えないっていうか確認しようがないので。
自分の履歴書をよりよく見せるためのツールっていうか、
情報リストアップしたのがMischiefになったんですけど。
へー面白い。
でもやっぱりそこの2段階で確認ができないっていう課題をどうWeb3で解決できるのか。
それによってよりオンチェーン上のアイデンティティでしたりクレデンシャルレプテーションがあることによって
仕事のあり方も変わると思いますし。
でも難しいですよね。レプテーションを測るためにこの人に一緒に働いてて聞いていますって言ったら
でもその人のことがめちゃくちゃ嫌いでよくなかったよとか言っても
他の人はすごい仕事できる人だったよっていう測り方もあるじゃないですか。
じゃあ投票制にしてこの人を信頼できるかできないかって言っても