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  2. #186 幻の動物 誕生から10年!..
2023-10-19 1:13:15

#186 幻の動物 誕生から10年!ユニコーンたちの出口はどこへ

spotify apple_podcasts

◎イベントやります!

11/8(水)On Air 2023 by Off Topic

https://lu.ma/onair2023


◎今週のトピック

上場は幸せか? / イグジットは大変だ / ユニコーン誕生から10年 / ユニコーンの定義 / ザーッといいますね / C向け企業が多かった / 当時のユニコーンの特徴 / 幻の動物…なのか? / 大量ユニコーンたちの出口はどこへ / メタ、Giphy買収どうなったけ / 資金力はある、ハッピー / 本当にユニコーンだったんですか / コロナ需要で爆伸したユニコーンは今 / もっと怖い話しましょうか / キャッシュアウトが迫ってくる!(ジリジリ…) / VCにも影響が / ユニコーンとは別の指標が必要 / 急に象 / $1B(1,500億円)の売上 / イノベーションは加速してるのか / 会社作りをアンラーニング / 当時のユニコーン目指せ!という雰囲気は変わったかも


◎Off Topic Clubもやってます

⁠https://note.com/offtopic/n/nb5e59f85cd78⁠


◎参照リンク

https://offtopicjp.notion.site/186-61b93aef7b7e4ef482bff72e6d3eaf89?pvs=4


\ Youtube /

⁠https://www.youtube.com/c/offtopicjp⁠


◎Twitter

Off Topic ⁠https://twitter.com/OffTopicJP⁠

Miki Kusano ⁠https://twitter.com/mikikusano⁠

Tetsuro Miyatake ⁠https://twitter.com/tmiyatake1


00:06
みなさん、こんにちは。草のみぐです。 宮武レトロです。
Off Topicは、アメリカを中心に最新テックニュースやスタートアップ、ビジネス情報を緩く深掘りしながらご紹介する番組です。
今回のトピックは、ユニコーンを目指す時代が終わるかもしれない、について話していきたいと思います。
はい、今回はエピソードを始める前に、ちょっと告知があるので、その話をしていきたいと思うんですけど、
11月8日の水曜日の夜に、オフトピックがイベントを開催します。
イベント名がOn Air 2023なんですけど、このイベントの目的としては、
いろんなコードシフトが世の中で起きる中で、我々がその中で注目している分野の一つであるクリエイターエコノミーについて話していきたいと思うんですけど、
このクリエイターエコノミーも過去3年ぐらい話している中で、レガシーブランドからクリエイターブランドへのシフトというのが起きていて、
それをちょっと解説するエキスパートの方を2人呼んでいます。
その1人目がナイトメディアのCEOのリード、ダクシャさん。
2人目が日本でのトップTikTokクリエイターのバイスさんというところですね。
すごい豪華ですよね。
そうですね。リードさんに関してはアメリカから来てもらっているので、初来日という形で来てもらっています。
ポッドキャストで話したのは今月ですね。
そうですね。ナイトメディアはMrBeastを含めてかなりYouTuberとか大型デジタルクリエイターの担当するタレントマネジメント会社であって、
同時に彼らが特殊なところは、タレントマネジメントだけではなくて、クリエイターブランド、クリエイターと一緒に新しい事業とかブランドを立ち上げるというのがかなり特殊なところで、
MrBeastもお菓子ブランドフィースタブルズというブランドを抱えているんですけど、
それも実はMrBeastとナイトメディアのインキュベーションプロジェクトから始まったというところですね。
詳しい話はポッドキャストをぜひ聞いてもらいたいですね。
そうですね。リードさんの創業物語はポッドキャストの中で話しているので、
イベントの方はもう少しクリエイターブランドの作り方とか、そこの課題だったり、そこの可能性について話していくっていうところと、
あとはMrBeastさんも来てくださるというところで、MrBeastさんで言うと、今年世界中のトップクリエイターとコラボして、
03:01
本当に世界に羽ばたっている方なので、
彼と一緒にショートフォーム動画の作り方だったり、
個人的にすごい気になっているのは、ロングフォームの方にも行くのかっていうところがすごい気になっているところですね。
確かに、結構あんまり動画だとめちゃくちゃ見るんですけど、
インタビューとか、どういう思いでやられているのかっていうのはすごく、私もファンとしてはすごく楽しみですね。
そうですね。どういう人なのかっていうのもより知れるかなと思うので、
そこをぜひ皆さん興味あれば、イベントの方に、概要欄にリンクはいろいろ貼っていると思うので、
そこでチェックしてください。
場所は大崎、品川のトンネル東京でやるので、都内に住んでいる方はぜひ。
でもオンラインも一応あるので、それも気になる方はチェックしてみてください。
終わったんですか?
いや、結論から言います。
この前、知り合いの清岡の人に会ったときに、
情状とかめちゃくちゃグロースさせるみたいなことよりも、
何十人規模で自己資本でやった方が幸せなんじゃないかみたいな話をよく周りの人も言ってますみたいな話をしてて、
それは本当に、自分も聞いてるそういう人多いなって思うんですけど、
そういう話ももしかしたら今回近いのかなって思いました。
そうですね。もちろんスタートアップとは成長する企業、急成長するっていうところもあるので、
それと例えば中小企業とかいいのは違うと思ったり、
それこそ過去のリピートライムのエピソードでも話したことあるんですけど、
果たして調達するのが正しいかどうかっていうのは、
どういう事業を作りたいかによってだいぶ変わってくるので、
やっぱりそういうプレッシャーとか、いわゆるベンチャー出資をVCから出資受けるっていうことは、
その規模感をエジェットする規模感がある程度決まってくるので、
結構大きなものを事業を作らないといけないので、
それを例えば選べたくないっていうオプションもめちゃくちゃ多いので、むしろそっちの方が多いので。
なんかそうですよね、バリエーション何十億何百、数億円とかでも思いますよね。
この事業が数億円で売れるのかどうかみたいなってことじゃないですか。
06:03
それを投資家とか企業家のまだプロダクトができたばっかりのものに評価するのってやっぱり難しいし、難しいですよね。
難しいですし、例えばですけど、いいプロダクトを持ってますと。
ただ、事業めちゃくちゃ成長してるわけではないので、
売却すると5億で売却できますってなった場合って、
VC出資を受けてない会社であればそれを判断して、しかも創業者もめちゃくちゃ儲けられるとなるんですけど、
そもそもVCが半分以上の株式を持っていて、
しかもVCからすると5億で言っても全然回収できないので、お金を。
そうするともう何百億って売らないと、そもそもVC側としては儲からないので、
そういうプレッシャーはあるっていうところなんです。
今日はもうちょっとスタートアップが。
なんで実際そのユニコーンを目指してる方々、大きな会社を作ろうとしてる方々に向けての話になってくるんですけど、
ユニコーンとは何かというと1ビリオン、日本円でざっくり言うと1000億、
カオスで考えると1400億から1500億くらいですけど、
大体同じくらいって考えると1000億1ビリオンの自家総額の会社っていうところで、
今日はちょっと今のユニコーンのステータス、今どういう状況にあるのかと、
このユニコーンっていう定義がどう進化していったのかっていうところと、
あとはそもそも違う単語を使うべきなのか、いわゆる目指すものを変えるべきなのかっていう話をできればなと思っていますと。
ちょうど10年、ほぼ10年前なんですよ、このユニコーンっていう言葉が作られたのって。
まだ10年なんですね。
確かに、アニメ見るとまだ10年ですね。2013年の11月にカウボーイベンチャーズの。
エアビーとかが、ウーバーとかが盛り上がってる後にできたってことですよね。
盛り上がり始めた、そうですね。
ただ、一応エアビー&ビーとかはその時はもうユニコーンになってましたね。
やっぱりユニコーン、そもそもユニコーンっていうのは幻の生物だからレアっていう意味でユニコーン。
いろんな意味合いがあって、そもそも単語はカウボーイベンチャーズのアイリン・リーさんっていう方がテックランチの記事で
Welcome to the UNICORN CLUBっていう記事を書いて、それで一般化したんですけど、実はオフトピック第1話でこの記事について話してるんですよ。
09:13
ちょうどその時、その記事が出て5年経ってたタイミングだったので、
それで、その時にも我々がカバーしてた記事が、ユニコーンの数が増えすぎちゃってるんじゃないかみたいな話があって。
5年後にはもうそういう状況だったんですね。
それがさらに加速してるんですけど、今回は。
でも、その記事をもともとの2013年の記事を読むと、なぜ1ビリオンっていう数字を選んだのかっていうのもしっかり説明してますし、
そこの結構面白い裏の数字とか分析とか実は彼女がしていて、
そもそも1ビリオンっていう数字を選んだ理由としては、仮説として400ミリオンぐらいのファンドを抱えてた場合、
ユニコーン企業2社に投資してて、20%の株式を持っていればファンドを1倍回収できますというざっくり計算の中で、
なので基本的にユニコーン企業って草野さんが言ったようにレアだったので、なのでファンドの中で1社2社ぐらいしか投資できませんと。
でもそれを見つけられたら、そもそもファンドが回収できるので、なのでペイしますよねと。
当時はカウボーイベンチャーズの調べたところに言うと、アメリカに39社のユニコーンがいたんですよ。
それが全体のスタートアップの割合的には0.07%ぐらい。
レアですねそれは。
それはレアですよね。本当にレアって言えるもので、2003年から2013年の間で平均的に年間4社のユニコーンが生まれてたんですよ。
それ多いのか、少ないのか。
でも何千社もいる中のスタートアップで4社なので、そういう意味だとレアですと。
それの中でもフェイスブックはスーパーユニコーン的な感じで100ビリオンの会社があって、
アイリーン・リンさんの予測だと10年に1社から3社ぐらいのそういう会社が生まれるんじゃないかと。
ちなみにその当時のユニコーン企業って知りたいですか?
知りたいです。
全部リストするので早口で。
知りたいって全部ってわけじゃない。
知ってる会社も結構多いと思うので。
お願いします。
ファブドットコム、ギルト、インスタグラム、ズーリリー、フュージョン、アイオー、クライメントコープ、タンブラー、ウェイズ、ボックス、メラキ、ヤマー、マーケット、ニシラ、レンリンクラム、ロケットフュール、ユーチューブ、かやく、リテールミノット、エバーノート、フール、エアビー&ビー、ホームアウェイ、ジンガー、パラワートネットワークス、スクエア、ウーバー、タブロー、ピンタレスト、ドロップボックス、ユルプ、ファイアアイ、ファランティア、スプランク、グルポン、サービスナウ、ツイ
12:21
いっていたら、全部出てくると思いませんでした。39社なんで言えるんですよ。確かにファブとか懐かしいですね。懐かしいですよね。あのギルトも懐かしいですし。逆になんていうか、ユーチューブとか突き抜けすぎても、なんかそこに入ってるのが面白いですね。そうなんですよね。
あと多分なんとなくSANAさんもリストをなんとなく聞いて思ったかもしれない。C向けが多かった。確かに確かに。うん。なんでそれもなんか一つ多分当時のインサイトとしてはC向けのユニコーンの方が多くて、ただこれからユニコーンになりそうなビジネスモデルで言うと、
なんかEC領域とか、SNSとか広告のビジネスモデルだったり、SaaSだったりエンタープライズモデルっていうのをアイリーンリーさんが言っていて。なんでなんですかね。まだなんかB2BのSaaSの時代に入ってなかったからじゃないですかね。まだその一般消費者自体がそんなインターネットに慣れてなかったみたいな。
たぶん確かにあって、その39社中4社しかモバイルファーストじゃなかったんですよ。あー。だからそもそもまだまだその一般普及するようなものではなかったっていう。本当にでもユニコーンの歴史って本当にもう10年前、なんか短くもあり長いですね。確かにそう考えるとモバイルのなり始めたの最近っちゃ最近ですよね。
そうですよね。そう考えると。あとはそのだいたい平均3人の共同創業者がいて、4社以外ほとんどの会社は2人以上の共同創業者がいて、そのうち6割の創業者は過去に一緒に仕事したことがあって、半分弱が一緒に学校に行ったことがあるというところと、
あとなんかすごい面白かったのが、9割のその当時のユニコーンはピボットしなかったんですよね。えー。もともとのプロアクトビジョンをそのままやり遂げたと。それは確かになんかちょっと想定外だったなっていうのは思いましたね。
成功確率はやっぱ高かったんですかね。やっぱインターネット初期の方が。どうなんですかね。そこもわかんないですよね。
前にでも宮武さんが話してたみたいな、そのインターネット自体がハードルが高いというか、その時にインターネットで起業するみたいなのって、割とハードルが高いコストもかからし、わからないことが多いから、それを超えられた人たちが成功してるみたいなことなんですかね。
15:04
もしかしたらそうかもしれないですね。その超えられると、その競争がそこまで激しくなかったりしたので、当時は。そういう意味だと、なんかもしかしたらそれはあるかもしれないですね。それが10年前ですね。の状況です。今どうなってるかと。まあ当時はアメリカでは39社で、おそらく全世界で見ても50社はいなかったと思うんですよ。
たぶんほとんどアメリカだったので、場合によってなんか本当に42、3社とかだった気がするんですけど、まあ39社でしたと。今年の7月時点ですと、何社ユニコーンがいると思います?
えー、そのユニコーンって。1ビリオン以上の地価総額の。未成長でってことですよね。未成長ですね。はい、未成長です。数百がいますよね。数百が、アメリカだけで140超えたのが5年前でしたね。オトピック第一エピソードで話した。
もっといますね。桁が1個飛びましたね。今現在、少なくとも1200社いますと。これは全世界ですけど。動物園レベルじゃないですか。もしかしたらじゃあ。もう幻じゃないっていう。パンダよりも全然普通かもしれない。
10年間で2、30倍増えましたと。いいことですよね。ここがすごい議論するポイントだと思うんですけど。今のトップ5、地価総額ベースのランキングで言うと、バイトダンス、スペースX、シーン、ストライプ、キャンバーの5社になっていて、データベースによって若干ユニコーン数が変わるので、全世界でトラッキングすると。
キャンバーがいるのやっぱすごいですね。いや、すごいです。シーンとかちょっとわかる気がするんですけど、スペースX、キャンバー、ソフトウェア、C向け、B向けでもありますけど、すごいですね。女性起業家だし、アメリカじゃないし。オーストラリアですからね。すごいですね。
かっこいい。CB Insightsが1221社、PitchBookが1330社ってリストアップしていて、大体のデータベースだと1200から1400社ぐらいいると言われていて、その中でもアメリカが大体半分ちょっと占めてる。なので、大体650社から700社ぐらいいるんじゃないかというところで、中国が大体2位で、
170社から270社ぐらいで、インドが3位で、60社から80社いるというところで、もちろん何百社とユニコーン企業がエキジットもしていますと、いわゆる上場したり延命されたりとかしているんですけど、もちろん30倍のユニコーン社数がいるっていうことは、
18:09
毎年より多くの新規ユニコーン企業がいるっていうことですよね。
例えば去年、去年何社新規のユニコーン企業がいたかというと、300から350ぐらいって言われていて、なので大体1日1社ですね。
普通に考えると。
確かに。
で、一番多かったのが、2年前の2021年なんですよ。
これがちょうど投資環境もすごい、誰でも調達できるっていう環境だったので、それがいろいろ数字を変にしちゃったんですけど、その時は600社。
代表的なのって何ですかね、2021年。
いっぱいいましたね。
2021年ですか。
2021年ですね。多分トーナルとかもそうだったと思いますし、即時配達系が多分めちゃくちゃ多かった。
なるほど。
バイトダンスとかもそうですよ。
バイトダンスは多分ユニコーンになってたのはだいぶ前ですけど、多分100ビリオンの自家創業になったのはそのタイミングだったりとかしたと思うので。
その時はめちゃくちゃ多かったんです。
でもそう考えると、去年300社いて、2年前に600社いたっていうことですよ、新しく出てきたユニコーンが。
なので過去2年間で900社出てきてるんですよ。
みんなそのユニコーンたちは生きてますか。
生きてるところも、今のところまだ生きてます、ほとんど。
すごい。
でも、1200社から1400社中、900社が過去2年間出てきたんですよ。
なので、それこそさっき草野さんが言ったように、まずユニコーンが多すぎるんじゃないかと。
いいことなきもし、オーバーバリューされてるみたいな。
ここでいくつか課題があって、そもそもいくつかのカテゴリーにこれブレイクダウンしないといけないんですけど、
まずこれだけ価値があると言われてる会社が出てきて、そもそも出口があるのかっていう。
出口っていうのは会社が上場したり、あと買収される。
例えばですけど、上場者数をアメリカで見た場合、
2020年では、これはテック業界以外でもそうなんですけど、全体的に480社IPをしていて、
2021年が1000社超えて、2022年が180社ぐらいで、2023年が100社IPをしてるんですよ。
21:03
で、テック業界だけに絞ると、アメリカのテック企業で上場した社数。
2020年が58社、2021年が124社、2022年が去年が2社、今年が今現在ですと6社ぐらい。
過去2年間は大爆化して、2021年がピーク時だったんですけど、そのコロナ前とか考えるとだいたい4、50社ぐらいいましたと。
それこそバイトダンスとか、ストライプとか、データブリックスとか、シーンとか、エピックゲームとか、
まだこれから上場するめちゃくちゃ良い会社はこれからもあるんですけど、
でも年間50社ぐらいのテック上場が普通でしたと。
で、今アメリカだけで700社のユニコーンがいるんですよ。
単純計算するとその700社のユニコーンが、もちろん全社IPOするわけではないですけど、
もしIPOっていう道を全社選んだ場合に、その700社をゼロにするまで13、4年かかるんですよ。
それぐらいのバックログがまずありますと。
でも上場するのに10年以上かかったりするじゃないですか。
そうですね。
そう考えたら妥当でもないですか。
妥当かもしれないですけど、でも難しいのは、それは今のバックログだけなんですよ。
これからまだ。
まだ新しいユニコーンって出てきてるわけなんで。
で、もちろんペースは下がってるんですけど、でも例えばですけど、
今年の上半期だけで30社ぐらいのユニコーンが出てきてるんですよ。
もちろん全部がアメリカの会社ではないものの、
でもバックログはおそらくこれからどんどん増えちゃいますと。
バックログっていうのはその上場待ちの列みたいなことですか。
そうですね。
ユニコーンぐらいになると上場できるっていうことを推定した場合ですけど。
上場市場だけだと今のユニコーンを捌けられないんですよ。
よほど上場者数を増やさない限り。
買収されるのも大変ですもんね。1000億の会社買収するのって。
1000億の会社買収するのは難しい。
でもちょこちょこ事例はあるんですけどね。
特に今年でもAI関連ですとデータブレックスっていう会社が
Mosaic MLっていう会社が1.3ビリオンで買収したりとかあったりはするんですけど、
そもそも今のトップ5社のテック企業、
Apple、Microsoft、Google、Amazon、NVIDIAは今年で多分5社ぐらいしかまだ買収してなくて、
24:04
そのうち4社がシードステージだったので、そうそう大型買収あんまりしていませんと。
去年とか一昨年とか結構してたじゃないですか。
Microsoftが69ビリオン払ってActivision Blizzardを買収したりとか、
その前の年はNuanceっていうAIヘルスケア企業を19ビリオンで買収したりとか、
Amazonは去年結構忙しかったでしょね。MGMとか。
ルンバとか買収してましたね。
そうです。iRobotを。あとOne Medicalとか買収してたりしてたと思うんですけど、
そもそも大手テック企業はすごいコスト削減しろって株主に言われているので、
そもそもあんまり買収ができなくて、むしろ売却してる。
売却してるんですね。
例えば、Metaとかが今売却、今年何件かしてて、
1ビリオンで買収したCustomerっていう会社を250ビリオンで売却してたり、
あとGiphyをついに売却したので。
売却って結局成功したんですか?Giphyって。
結局NGが出て、独占禁止法のイギリスからNGが出て。
その場合って、Meta側からしたらプラマイゼロっていうか、何も時間。
赤字です。
払わなきゃいけないんですね、とりあえず。
これも案件によって、どのタイミングで成立するのかっていうのを決めないといけなかったり、
あと場合によっては、最終的にできなかったときに、
売収するって提案した側がお金を出さないといけなかったりとか、
そういう条件があったりするので、
確かAdobeとFigmaの場合は、確か売収が成立しなければ、
Adobeがたぶん一銭を払わないといけなかったりとか。
Figmaに。
そういう条件とかいろいろあったりするんですけど、
もちろんアメリカ政府、EU政府機関、イギリス政府機関とか、
いろんな政府機関が大手テック企業に対して売収したときに、いろいろ訴訟が出たりするので、
それこそGoogleとか独占禁止法で裁判してたり、Amazonもやると言われていますし、
メタもInstagram、WhatsAppを売収したことによって、
FTCが、アメリカ連邦委員会が訴訟をしたりもしているので、
なのでそういうところもあるんですけど、
ただ全体的にユニコーン企業を売収できる資金力を他の企業を含めて持っているのかというと、
実は持っているんですよ。
これはモルガン・スタンレーが分析していて、
過去に1社以上ユニコーン企業を売収している、今現在上場している会社が40社くらいいるんですけど、
27:05
彼らの資金力を合わせると全1200社のユニコーン企業を売収できますと。
おー、カピー。
売収すればですけど、
売収できる資金力は持っていますと。
いることはいるんですね。
資金はあるのはありますと。
もちろんこれはこの計算で入っているのが、
1200社の今現在存在するユニコーンの元々の価値が5トリリオンなんですよね。
でもそれが今の経済環境を考えると半減してるんじゃないかっていう想定の中です。
最初その金額になった時評価されすぎてたのではってことですか?
そうですね。今の経済環境で言うと株式市場が落ちてるので、2021年とか比べると。
その時の評価ではないですよねっていう想定でやっているものなんですけど、
少なくとも3社以上、
2社以上ですね。
2社以上ユニコーン企業を買収したことがあるのは19社の上場企業で。
彼らの資金力であればトップ30社のユニコーンを買収できますと。
なので多少の資金力があって、もちろんここにガーファーとかが入っているので、それを外すと多分資金力が落ちると思うんですけど。
でも一応買収できる資金力ある程度ありそうですと。
じゃあ、もしかしたら出口はありますと。上場とMAを両方合わせると。
ただ次に出てくる問題が、これはもう少し根本的な問題になっちゃうんですけど、そもそもユニコーンの価値があるのかと。
すごい根本的な話ですね。
もしくは、本当に角が入ってないんじゃないかみたいな。
いじってますか。ユニコーン系をいじってますか。
いじったらないですけど、本当にユニコーンだったのか。ただの馬だったんじゃないかと。
そもそも、新規で出てくるユニコーン企業数が、全体のベンチャー市場とかを代表したいと思う人もいると思うんですけど、
新規で出てくるよりも、そもそもユニコーンとして保てるかどうかが重要で。
最近ですと、すごいダウンラウンドやったりとか、場合によってはほぼゼロで売却したりとかしてるユニコーン企業もいて、
30:13
それこそ代表的なのがホッピンとかですね、イベント、バーチャルイベントとか開催できる。
そうだったんですね。コロナの時に伸びましたもんね。
そうですね。めちゃくちゃ伸びましたよね。
バーチャルでイベントができるツール。
そうですね。それこそ2021年ピーク時には7.8ビリオン。ほぼ1兆円ですね。
でも、コロナの時はそれ可能性あるかもって私も思ってました。
いろんな人が思ってますし、それこそめちゃくちゃいいVCがついてたので。
あそこがメイン事業を売却したんですよ。一応会社としてまだ残ってるんですけど。
そうなったんですね。
コアのバーチャルイベントの管理する事業を実は売却していて、売却した額が15ミリオンだったんですよ。
おー、渋い。
なので、めちゃくちゃディスカウントして売っていて、それ以外にもクラッターっていうストレージ系のスタートアップがあるんですけど、
あそこもほぼゼロで売却して、1時間くらいの時間相当だった会社ですけど。
そういう売却する会社も出てくれば、大型ダウンラウンド、いわゆる1000億で全開ラウンドを調達したんですけど、
ちょっとその価値が今はないって投資家が評価して、次の調達した時に自画創価めちゃくちゃ下げるっていうのも結構増えていて、
それこそストライプとかもダウンラウンドを今年やりましたし、シーンもやりましたよね。
大体半減くらいしましたけど。
逆にでもそこの、一回ダウンラウンド評価額を避けることによってまた次回で頑張れるみたいなポジティブもあります。
そうですね。
次回の調達の時に。
結局正しく評価されてるっていうところだと思うので。
上場市場とかですと株価が毎日動くので、それで上がったり下がったりリアルタイムでするんですけど、
未上場企業ってそういうエクイティラウンドがない限り評価変わらないので、
なので勝手にずっと上がってる風に見えちゃったりとかするので、
あとはあまりダウンラウンドさせたくないっていう株主さんも多いので、
多分いろんな理由でそれがあるんですけど、株式市場が完全に悪化してしまったので、
もうそうするしかないですよねと。
それこそコーラも大型のダウンラウンドを話してたり。
33:01
多分今年から来年、再来年にかけて、前回ラウンドから8割9割ぐらいのディスカウントでダウンラウンドする会社って多分めちゃくちゃ出てくるんですよね。
なるほど。結果最初にあったC向けの方が多かったですけど、B向けも割合で言うと増えてるんですか?
B向け結構増えましたね。全体的には。
結局トップティアの事業としても結構トップレベルであるストライプとかシーンとか、
あとキャンバーもそうですけど、キャンバーは正式なダウンラウンドやってないですけど、セカンダリでダウンラウンドとかやっているので、
そこら辺が50%オフぐらいになった場合に、そのレベルじゃない企業に関しては50%じゃ済まなくなってしまうので、ディスカウントが。
なので、そこのダウンラウンドがめちゃくちゃ起きますと。
このエピソードの始めの方に、去年と一昨年合わせて900社の新規ユニコーンが出てきたっていう話をしたと思うんですけど、
それ時代もすごい怖い数字だと思っているんですけど、もっと怖いのが、例えば去年300社の新しいユニコーンが出てきましたと。
で、そのうち25%なので75社とかですね、がシードからシリーズBの会社だったんですよ。
なので、めちゃくちゃまだ若い会社だったんですよ。
で、基本的にユニコーンになるタイミングってだいたいレーターステージじゃないですか。
なのでシリーズDとかシリーズEとかが多いので、早めになっちゃったっていう。
いやでもそれ本当多かったですよね。
めちゃくちゃ多かったです。
半年前に出たばっかなんで、もうえーっていう。
リリースまだしてないのにみたいなのもありますよね。
全然ありましたし、よくアメリカでもよく言われてたのが、ARR100倍。
売上げの100倍のマルチプルで、なので10億の売上げがあれば1000億の値が総額になってたっていうところで、やっぱり異常値だった。
で、ここら辺のほとんどの会社がたぶん2020年から、ほとんどユニコーンがですね、2020年から2022年にかけて調達してるんですよ。
で、だいたい調達するときって、だいたい18ヶ月分のキャッシュを持つことが多いじゃないですか。
36:03
それをちょっと伸ばしたければ2年、本当に伸ばしたければ3年とかにできると思うんですけど、
じゃあ2021年に調達した会社が、今2023年ですよね。
その間調達してなければ、そろそろキャッシュアウトするタイミングなんですよ。
おー怖い。
怖いんですよ。
で、これピッチブックのデータによると、今年の4月末時点で400社ぐらいのユニコーン、全体の3分の1ですね、が2021年以降調達してないんですよ。
しかも94%のユニコーンが黒字化してないので。
ほとんどですね。
ほとんどです。
そうですね、スタートアップなんでそこは仕方ないと思うんですけど、でもそう考えると、
今年の後半から来年、再来年にかけてキャッシュアウトする会社がめちゃくちゃ増えてくるんですよ、ユニコーン企業で。
しかも去年から今年にかけてすごいレイオフが多かったじゃないですか。
それがめちゃくちゃ影響を受けてるのはSaaS企業なんですよ。
なぜかというとSaaS企業ってやっぱり、もちろん新規クライアント数、新規者数を集めるっていうのも大事ですけど、
結構クライアントの従業員数に合わせて課金してたじゃないですか。
そうですね。
でもその人たちがレイオフされていくと、そもそも既存顧客からの契約が下がってしまう。
登録人数がどんどん削られてるわけですもんね。
一番分かりやすいのがXですよね、ツイッター。
従業員8割切ったじゃないですか。
従業員8割切ったっていうことは、スラックとかのツイッターからもらえる契約って8割落ちてるっていうことじゃないですか。
確かに。
すごい単純計算すると。でも本当にそういうところによってSaaS企業はすごい影響を受けたりしてますし、
そもそも未上場企業と今の上場企業で、さっきも話したように、上場企業に関してはリアルタイムで株価が動くので、
なので、常にある程度フェアな評価されていますと。
未上場企業に関してはそこがフェアな評価、ラウンドが起きないと発生しないので、
なので基本的に市場が上がっても下がっても同じ価格帯になってしまう。
それによって、去年末にバッテリーイベンチャーズというVCが出したすごい良いスライドがあるんですけど、
そこで今の上場企業と未上場企業で、3ビリオン以上、5ビリオン以上、10ビリオン以上の時価総額の者数がどれくらいあるかっていうのを比較したんですよ。
39:09
例えば10ビリオン以上の未上場企業が去年末何社いたかというと、
15社いたらしいんですよ。
で、上場しているソフトウェア企業で、あと過去10年間で上場した会社。
さすがにセールスフォースとか入れるとあれなんで。
なので過去10年間で上場したソフトウェア企業で、
10ビリオン以上評価されているのが40社しかいないんですよ。
なんで未上場企業ですでに15社がいて、上場企業の過去10年間上場した会社の中で40社しかいないってなると、そもそも未上場企業で多すぎるんじゃないかと。
で例えば5ビリオン以上、5ビリオンから10ビリオンの中だと、上場市場だと60社いて、未上場市場だと50社いるんですよ。
なんで結構そこら辺の、上場企業の中では、
上場企業の中では、
なんで結構そこら辺のなんか数がそもそもなんか変なんじゃないかっていう指摘は多分おそらくできて。
企業をしてる人が増えてるからとかいうのは違うんですか。
もちろんそれは一部あると思います。
で もちろん一部 いい会社がいっぱい 出てきてるっていうのも確かに
あると思うんですけど ただ それにしても多くないっていう
ちょまど なるほど
おだしょー ところでして そもそも 今の上場してるテック企業 今現在
っていうのは 今年の8月 僕がこれ 調べたとき 8月だったので 8月時点
で 上場してるテック企業の中で 1ビリオン以上の自家総額を持ってる
会社 537社しかいなかったんですよ と考えると そもそもアメリカの
ユニコーン社数よりも少ないんですよ それは何かしら数字がおかしい
っていう おそらく
ちょまど 正しい 正しいというか 健康的だなって
ものは もうちょっと上場企業がもっと テックの上場企業が多い状態がヘルシー
なんですか
おだしょー いや 上場企業の社数に関しては
おそらく正しいんですよ なぜか というと 毎日評価されてるから
それが最終的に出口だからっていう 未上場企業は調整ができないので
42:01
そこがおそらく数字が間違って たり 正しくなったりとか 場合によって
は 過小評価されたりとかすると思う ので 今 おそらくなんですけど 今
現在に関しては多すぎる ユニコーン が 評価が過剰評価されちゃってる
っていうところですね
ちょまど 別に上場企業が増えた方 がいいっていう話でもなくて
おだしょー ではないですね 単純に 未上場
企業が過剰評価されすぎちゃって ユニコーン社数が多すぎるっていう
ところなんじゃないかと これは 結局 推定でしかないので これって
VCファンドにもすごい影響を与 えていて VCって そもそもいろんな
会社に投資する中 例えば10億の 自画多くの会社に投資して その
会社が後々 ユニコーン 1000億の 会社になった場合に 自分の持ち
分が50倍とか80倍とか100倍になって るんですけど それを自分のLPって
自分 ファンドに出資してくれた 投資家に説明して それで次の
ファンドを立ち上げたりとかするん ですけど そもそもその持ち分評価
が50倍から100倍になってないん じゃないかっていう話になるんですよ
そうそう 自分が投資している ユニコーンの価値が 例えば1000億
ではなくて100億だった場合 だいぶ パフォーマンスが変わってくる
ので なので 結構 そこら辺のVCも すごい影響をこれから受けています
と だからこそ 今 アメリカ 特に アメリカの場合ですと VCがファンド
調達がすごい苦しんでるんですよ LP側がちょっと待ちましょうと
ちょっとこの君たちが投資している ユニコーンが本当にユニコーン
か確かめたいですと
キャッシュアウトするまで
そうですね
じりじり見てるみたいな
はい ちょっと待ちましょうっていう 状況になっていて だからこそ
最近 アメリカのVC業界の中とか ですと なんしたらVCがそもそも
生き残るのか スタートアップだけ ではなくて VCが生き残れるのか
っていう話が出てきていて このVC業界の中でも どれくらいじゃあ
VCが生き残るのかって すごい議論 されていて ユニコーンがユニコーン
じゃなかったっていう想定なんですけど 半分ぐらいVCファンドがなくなるん
じゃないかっていう
それは悲しいお知らせですね
めちゃくちゃ悲しいお知らせです
でも逆にそれそうなくなってしまったら 増えるスタートアップも減っちゃいます
45:04
もんね
可能性もありますね
増えるっていうか生き残るスタート アップが
なんでこのユニコーンの車数とか これの今の状況っていうのは もちろん
スタートアップ業界にも影響するん ですけど VC側にもすごい影響する
もので なんでユニコーン車数は多い と思いますと 多すぎると思います
今現在は いわゆる多すぎるっていう か 過剰評価されてしまってるところ
これが一部なぜ起きたかっていう と ユニコーンになることが重要
になってしまったっていうのは一部 あるかなと それだけではもちろん
ないんですけど 2019年にライトスピードベンチャーズ
っていうVCのジェレミーリュウさん っていう方がいるんですけど スナ
チャとかに投資した投資担当ですけど 彼がなんかツイッターである投稿
してて 僕もそれをリツイートしてたん ですけど その時に当時 ユニコーン
のまとめレポートが出てきていて そこのレポートの中に何社ユニコーン
がいたか覚えてないですけど 全体 の31パーセントのユニコーンクラブ
に入ってる会社がちょうど1000億 1ビリオンの時価総額だったんです
っていう発言が入ってて ジェレミーさんはその部分を切り取って
これをおそらく偶然ではないです っていうツイートを出したんですよ
僕もそれをすごい同意してて おそらく何が起きたかというと
たぶん本当に評価したときに 例えば700億の会社でしたと
でもユニコーンになった方がいいん じゃないかっていうことになって
じゃあとりあえず1000億にしましょう と
もちろん会社のPR的にもユニコーン 企業ですって言った方がPR的に
いいですし採用にとってもよかった り
ちょまど 調達できるときに調達 しちゃおうっていうのもあります
おだしょー そうですね もちろんステータス的な
ものにはなってしまって これは スタートアップ側だけではなくて
VC側もそうだったので何社ユニコーン がいるかっていうのを競い合った
ちょまど そんな感じなんですね
おだしょー これでも僕もそういう ツイート
したことあるので それは本当は 今振り返ると反省してますけど
48:02
多分めちゃくちゃ良くなかった ことで
ちょまど 確かに今みたいにアーリーステージ
でユニコーンになるっていうより はもうすぐ上場するかもしれない
みたいな意味合いもありますよね もうすぐエグジットになりそうな
企業って感じもするし
おだしょー なんでVCからすると成功 していますよっていうのを見せる
ための一つの指標になってしまった ユニコーン者数っていうところが
だからこそこのエピソードの名前 としてもユニコーンじゃない名前
の呼び方とか それを目指すのではない っていうのは別に大きな会社
を目指すべきではないっていう 話ではなくて スタートアップ業界
の中でその成功っていうのを一斉 置くっていうところに置くべき
ではないんじゃないかっていう 指標が違うんじゃないかっていう
ところで そこの指標のアイディア っていろいろ業界内でも出てきて
いて いくつかたぶん4つぐらい あるんですけど 一つ目がなぜか
やっぱりユニコーンって幻の動物 だからこそ幻の動物が出やすいん
ですけど これ昔からあるもので 言うとドラゴンがあって ドラゴン
に関しては正直たぶんちょっと 違うなっていうところが多いんですけど
ドラゴンの定義っていうのはVCが あるスタートアップに投資した
ときに そのスタートアップが上場 とかMAとか買収とかされたときに
そのリターンがファンドを回収 してくれる なので例えば100億の
ファンドを立ち上げた場合に 1000億の会社になる会社に投資して
彼らが上場するときに1000億の会社 になってて そこの10%持っていれば
100ミリオンのリターンが出てくる ので そうするとその会社がドラゴン
になりますと ただそのVCにとって はドラゴンかもしれないですけど
その後に出資したVCにとっては 違うかもしれないですし 結局VCによって
はドラゴンであるかないかっていう のが決まる そのVCによって変わる
ので そこら辺はちょっとあんまり ユニコーンって誰でも分かりやすい
定義なので
やっぱ定義した人すごいですね
やっぱアイリンリンさんはめちゃ くちゃすごいですよね そういう
意味だと じゃあちょっとドラゴン は置いて 別のこれもまた幻の動物
51:05
なんですけど ケンタウロスっていう
体は馬だけど上半身人間みたいな
そうですね 別に何かその意味合い があるのかはちょっと分かんない
ですけど これはVCのベストマーベンチャー パートナーズっていうVCが考えた
言葉なんですけど これどちらか っていうと彼らはクラウド事業
SaaSとかを見て このケンタウロス を目指すべきなんじゃないかっていう
話をしてたんですけど 定義として はARR100ミリオン なんで ざっくり
100億円の年間売り上げがある会社 がケンタウロスですと 去年時点
ですと 世界中で160社のケンタウロス がいましたと
なんか面白いですね
が出現してましたと なのでユニコーン より7倍レアですと
彼らがユニバースのケンタウロス にスタートアップが立ち上がって
からケンタウロスになるまで大体 平均8年ぐらいかかって
これの見方っていうとすごい良い ところは 実際売り上げを見てる
ので 実際のトラクションなんですよ
中身がありますね
中身があるっていう そうなんですよ まさにそうで 一生この価値って
誰でもつけられちゃうので でも 100ミリの売り上げってなかなか
嘘ってつきづらい 嘘っていうか フェイクしづらいので
なのでそういう意味だと よりリアル な数字ではあるんですけど ここに関して
唯一個人的に課題を持つとすると 100ミリオンじゃ足りないんじゃない
かっていう説で これはなぜかというと 上場企業を見ますと 今上場してる
SaaS企業で そもそもARR200ミリオン 以下の会社が6社いるんですよ 6社
とも時価総額は1ビリオン切ってるん ですよ なので そもそ1ビリオン
以上の時価総額を抱えてる会社 ですと ARR200ミリオン以上なんですよ
ね なので そもそももしかしたら この100ミリオンっていう数字が間違ってる
かもしれないですと それ以外に 案が出ているのが これは幻の動物
じゃなかったんですけど 象 エレファント
急に現実に戻されましたね
リアルになりましたけど これもVCのエリカウェンガーさん
54:03
っていう方が考えたことで ここに関しては ちょっと難しいのは いろんな
ユニコーンと象の違いをいろいろ 比較してたんですけど 果たして
本当なのかなっていうところがいろいろ あったりするので 彼女曰くユニコーン
って ステルスで作られる傾向に ありますとか パーパスよりスケール
にフォーカスしたりとか ロイヤル カスタマーではなくて 新規顧客
にフォーカスしてたり PMFにすごい フォーカスしていて 象に関して
はよりパーパスドリブンで コミュニティ ファーストでストーリーがある会社
っていうのを言ってて 若干その定義 ってすごいしづらいかなっていう
ところはあるんですけど 象を選んだ 彼女に関しては象を選ぶ理由が
ちゃんとあって
大平 適当ではないですね ただでかい みたいな
おだしょー ちょっとベスマンも 適当でケンタウロスを選んでる
かもわかんないですけど 象は打たれ 強いですと
大平 なるほど
おだしょー っていうのもあるのと あと 結構
グループで行動することが多い らしいので
大平 確かに
おだしょー なんでそのコミュニティ 感があったり あと やっぱり幻
ではなくてリアルっていうところ とか
大平 ああ なるほど
おだしょー あとは結構地球上では すごい長生きする動物だったり
するので なんで象がいいんじゃない かっていう話があるんですけど
個人的に一番納得している言葉 がギガコーンっていう
名前に納得してるのではなくて 定義に納得してるんですけど
これもVCのフットワークVCっていう GPが作った定義なんですけど
100ミリオンのARRではなくて 1ビリオンの売り上げに行けるかどうかっていうのを見るべきなんじゃないかと
大平 ここも結構中身のビジネスの中身ですね
おだしょー そうですね この1ビリオンって 1000億の売り上げ
1400億円の売り上げって そもそも非現実的なんじゃないかっていう人ももちろんいると思うんですけど
でもそもそもユニコーンって幻の動物だったので そもそもレアであるべきですと
大平 そこのギガコーンで言うと今いることはいるんですよね
おだしょー いるんですよ
もちろんアイリーンリーさんがユニコーンっていう言葉を定義した時みたいに
彼女が1000億って選んだ基準ってファンドのリターンを考えてたので
57:03
同じような計算ができますと 今の例えばサース企業の売り上げ
上場してるサース企業の売り上げマルチプルって 6倍から7倍ぐらいなんですよね
なので例えば7倍って仮定した場合に 1000億の売り上げ 1ビリオンの売り上げがあった場合
7ビリオンの自家創業になるっていうことなんですよね
そうすると700億のファンドとか 700ミリオンとか1ビリオンのファンド
今だと割と大型ファンドが多いので 1ビリオンのファンドを持っていると
15%をその会社持ってると1倍回収ができるんですよ
なのでそれぐらいの計算を考えないといけないと
それぐらいの規模の会社に逆に投資しないといけないっていうレベル感になってるので
そこを指標として置くべきなんじゃないかと
大野さんがさっきも言ったように それがもしそれを目指すべきかもしれないんですけど
そもそも何社いるんだと
そもそも上場市場で何社いるんですかと
テック企業で1ビリオン以上
これ多分2003年以降の会社だと思うんですけど
64社のテック企業がいますと 1ビリオン以上の自家創業
1ビリオン以上の売上を抱えている会社が
未上場市場ですともちろん全社完全に売上を降下してないんですけど
おそらく12社今いますと
12社なので全部言いますとバイトダンス、キャンバー、ファナティックス、スペースX、レボリュート、チャイム、シーン、エピックゲーム、ゴーパフ、ストライプ、データブリックス、インスタカート
なので実際いますと存在はしますと
あとはこれに対して例えば売上ではなくて利益を目指すべきなんじゃないかと
最終的には利益を目指すべきなので
例えば100ミリオンとか1ビリオンの利益を出している会社を目標にするべきなんじゃないかという話も出てくると思うんですけど
そもそも会社によってマージンが全然違ったりもしますし
あと売上に関しては多少なり公開してくれたりするんですけど
利益に関してはほとんどの会社が公開してくれないので
そもそもトラッキングができませんと
そういう理由もあるのと
やっぱりいい会社でも利益を出すとは必ずしも上場する前に利益を出すって必ずしもそうではないので
いい会社っていうのはどういう
例えばアマゾン
1:00:01
アマゾンって1994年に設立されたんですけど
上場した後の2001年に市販機ベースでようやく黒字化して
2003年にようやく年間で黒字化して
しかも累計の損失をトントンにしたのが15年かかったんですよね
詳しいですね
調べてるんで
質問したら全部の筋
調べてるんで
これ元々言うはずの
そうですね
でもアマゾンもいいビジネスじゃないですか
もちろんですけど
ウーバーももちろんいいビジネスですけど
ようやく最近市販機ベースで黒字化したので
ようやくなんですね大変ですね
ようやくなんですよ大変なんですよ
やっぱりそれだけ大きな会社を作るのは
なので必ずしも最初から利益を出すっていうのが大事ではなかったりするケースもあるので
でも売上げは前者あるので
なので1ビリオンの売上げっていうのを指標に置くべきなんじゃないかなっていうところが
でもこれが例えば500ミリオンっていう施設もあってもいいと思いますし
100ミリオンでもいいかもしれないですけど
1ビリオンっていうところを見ますと
今64社のテク企業
2003年以降に設立されたテク企業が
1ビリオン以上の売上げをアメリカの株式市場で抱えてるんですけど
ほとんど全部が1ビリオン以上の自画創悪で
多分半分以上が1ビリオン以上の利益を出していて
今現在
フリーキャッシュフローポジティブなのも多分3分の2ぐらい
なのでしっかりした実績を出してるんですよ
この1ビリオンの売上げを抱えてる会社は
なのでそう考えると割といい会社っていう定義として
そこは評価できるのかなと思うので
だからこそそういう指標を置くべきかなと思ってます
そこでなんというか
それはじゃあ最初にあった
ユニコーンを目指すべき
うちのVCファンドはユニコーンがこれぐらいありますみたいな話を
ギガコーンXありますみたいに言っていくべきだと思います
そこは言ってもいいと思います
ユニコーンは必ずしもいい会社とは
いい会社と定義できないからっていうところですね
でも1ビリオンの売上げを抱えてる会社は
いい会社としてより定義できるのかなと
もちろん必ずしもそうではないですけど
本当幻に近いですね
特に日本で言ったらもう
日本の場合ですと違う定義をするべきかもしれないですね
例えば100ミリオンの売上げとか
100億の売上げとかにするべきかもしれないですし
1:03:02
そこに関しては市場に合わせてやるべきかもしれないですけど
そもそも今の1200社のユニコーンのうち
何社生き残るのか
っていう話がシリコンバレー内で過去1年間ずっとあるんですけど
あるVCから聞いてる話だと
そもそも34割のユニコーン
今のユニコーン企業はゾンビコーンだと
PMFすら達成してなくて
ここはゼロになりますと
幻の生き物なのにゾンビになっちゃいます
そもそも34割っていうことは1200社中なんで
350社から500社ぐらい
がゼロになりますと
半分なんで600社ぐらいは
おそらくダウンラウンドやります
なんである程度価値はあるんですけど
ユニコーン1ビリオンの価値はないですと
そこはおそらく50パーから90パー
値がそうか下がりますと
なんで100億から500億ぐらいの会社になりますと
残り10パーセントがユニコーン企業
もしくはより大きい会社になりますと
それを考えると
一つすごい疑問として出てくるのが
イノベーションって加速してるのかっていう
話に戻ってしまうんですけど
去年とか一昨年やってた話ですけど
そもそも例えばですけど
アンドリー・セン・ホロイッツ
UVCって2014年に
マーク・アンドリー・センさんが
ベンチャー業界のエコノミックスを説明してたんですけど
だいたいアメリカでは年間2,30ビリオンの
出資額があって
それが4,000社のスタートアップに行って
その4,000社のスタートアップのうち15社が
ユニコーン企業になりますと
その15社がほとんどのリターンを出しますと
その4,000社中90%から97%のリターンが
その15社から出ますと
その15社が
マーク・アンドリー・センさん曰く
今例えばそれが150社になっていれば
その規模感のファンドを立ち上げないといけないですよねと
だからこそよりファンドを大きくしないといけないですっていうところ
なので
この新規ユニコーン社数が
15社なのか150社なのか
もしくは20社なのかによって
そもそも
新しいVCファンド立ち上がりとか
より大きいVCファンドの立ち上がりとか
イノベーションの流れっていうところも
1:06:01
もしかしたら思ったほど成長してないんじゃないか
10年前と比べて
っていう仮説も生まれてしまいますと
なるほど
そこに関してはまた議論しないといけない話だと思うんですけど
今回このエピソードを話したかった理由って
それこそ3週間前に
エクイティが労働化する話とか
エクイティのインセンティブ設計の重要性について
話したと思うんですけど
全く同じようなことがこのスタートアップ業界でも
考えないといけないと思っていて
今回のインセンティブっていうところは
ユニコーンっていうところにあって
ユニコーンを作るとかユニコーンに
出資するっていうところが
なぜかここ10年間で
指標になってしまいましたと
それが良くないんじゃないかっていうところですね
もちろんいい会社に出資したくて
もちろん1000億の会社でもいいと思ってますし
違う会社でもいいと思うんですけど
例えばですけど
最も早くユニコーンになりましたっていう
ニュースとか出るじゃないですか
それって本当にいいのかっていうところで
でも最も早く1000億の売り上げになったって
例えば100億の売り上げになったっていうのは
確かに何かしら数字があるのでそこに
そこが大きく違いがあるかなと思うので
何を指標に置くかっていうのって
すごい重要だなっていうのは
今回のいろいろユニコーンを調べている時に
なんか思いました
VCとしても企業家としてもってことですよね
そうですねVC企業家あとスタートアップで働いている人たちもそうですね
これこそベンチマーク
VCのベンチマークのビルガーリさんが言ったことなんですけど
今我々の世代僕もそうですし
クサンさんもそうですし今の戦っている
VCとか企業家とかスタートアップで働いている人たちもそうなんですけど
全員その会社づくりの
考え方を一部アンラーニングしないといけないんだなっていうのを思いました
変にユニコーンを目指してしまった
文化を作ってしまったのは本当に良くなかった
っていうのがすごい学びになりましたね
なるほど
ちょっと私が最初に話した話はちょっと違いましたね
知らなきを
それも一つのすごい成功案だと思うので
その人と話してて思ったのはやっぱり
もう少し5年前とか
5年以上前のスタートアップの雰囲気ってあったじゃないですか
1:09:01
グロースさせる上場
ユニコーンとかも
ユニコーンって言葉自体もそうだと象徴していると思うんですけど
その雰囲気じゃなくなっている
あまり言葉で表現しにくいんですけど
それを目指さないで
それこそ像みたいな
もうちょっとカルチャーだったり
会社のビジョンっていうところを重要視した
働き方というか経営の仕方っていう方法もあるし
さっきみたいな売上っていうことで評価するっていうのは
本当にそうだと思うんですけど
なんかそこのひたすら伸ばして評価高くしてみたいな
雰囲気はちょっと変わりましたよね
そこはユニコーンって言葉自体が
大事だと思うんですけど
雰囲気はちょっと変わりましたよね
そこは変わりましたね
特にこの2年間ですね
本当に言うと多分1年間ですけど
ピーク時から離れた時に
やっぱりもうちょっと根本的なことを考え直さないと
っていうVCも企業化も増えたと思うので
いい会社とは
草野さんが言ったように成長成長成長ではなくて
成長利益だったり
違う単語が出てくると思うんですよね
それに合わせた指標が必要なのかなって思って
それがもしかしたらユニコーンではないっていうところなんですけど
ちょっと今回話してて思ったのが
もしユニコーン
ユニコーンの中で
ユニコーンの中で
ユニコーンの中で
もしユニコーン
多くのユニコーンがゼロになったりとか
ダウンラウンドして自画素多くが100億とか
2,300億とかになってしまった場合に
ユニコーンってもう1回レアになるかもしれないなっていうところですね
絶別したら
実際に
角が生えてなかったユニコーンがいっぱいいて
本当に見たら100社しかいなかったみたいな
なるほど
本当はレアだったっていう
そこにもしかしたら戻るかもしれないですし
それであればもしかしたら
別にユニコーンとして定義してもいいかもしれないですし
ただ草野さんが言ったように明らかに
マインドシフトが起きてる気がするので
そこらへん
売上とか
売上とかを重視しだすのは
わかる気がするんですよ
絶対にそれが中身のあることだし
景気が悪くなっていく中で
実際に実績があるかみたいなところは
スタートアップの評価じゃなくて
そこを見ていく会社としての
ところを見ていくっていうのがわかる気がするんですけど
1:12:01
ビジョンとか
働き方とか
自分に合った働き方とか
会社の仕方とか
全然話変わっちゃいますけど
見られるようになりましたよね
考え方が変わったなって気がします
そうですね
いろんな意味で変わったかなと思いますし
なんでなんですかね
たぶん一部カルチャー的な理由もあれば
経済環境的な理由もあれば
テクノロジー的なAIとかによって
より多くの人がやるべき仕事を
少年人数でできるとか
いうのもあったりすると思うので
そうですね
はい
今回も聞いていただきありがとうございました
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それではまた次回お会いしましょう
さよなら
01:13:15

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