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宮武 徹郎
必ずしも人気投票とかそういう話ではなかったりするので
我々の中でこれはすごい重要だと思ったとか
草野 みき
インパクトがあったとか
宮武 徹郎
インパクトがあったって言って
必ずしもそれが話題性を生んだっていうわけではなくて
インパクトがあるとか
これからのすごい重要なニュースだったり
そこを踏まえた上で選んでるって感じですね
草野 みき
じゃあ第9位
第9位は企業が本気でコンテンツ化ということで
これは個人的に気になったので上げさせてもらったんですけど
去年クリエイターが企業家になった
企業家がクリエイターになったみたいなところで
例えばマーク・ザッカーバーグがめちゃくちゃ個人的な投稿というか
企業家としてコンテンツを出す量が増えたりとか
SpotifyのCEOの方が自分でめちゃくちゃ動画投稿とか
あとInstagramのリールの代表の方とか
自分で質問募集して投稿してみたいな
結構企業家がクリエイターとして活動するというか
コンテンツクリエイションしていくみたいな流れとして
すごくあったなっていうところはありつつ
企業もSNSとかコンテンツ出すの大事ですよねって言った先に
めちゃくちゃもっと本気でコンテンツっていうかもう
作品を作っていくぞみたいな流れになってきてるなっていうのは思っていて
例えばスタバの映画制作の会社をスターバックススタジオっていうのを作ったりとか
あとチキンのチェーン店のチックフィレっていう会社が
アプリストリーミングサービスを作って
子供向けの番組だったり映画だったりゲームみたいなのを作っていくみたいな話だったりとか
あとポッドキャストでも話した医療システムのノースウェルヘルスっていう会社が
映画スタジオを作ったりみたいな
ちょっと今までコンテンツに力入れていこうっていうまた上のレベルになってるなっていうのは
今年ちょっと面白そうな動きだなっていうので上げてみました
宮武 徹郎
いやチックフィレのニュースはすごかったですよね
結構テク業界とか話題になったので
動画配信アプリを作るだけではなくて自社のオリジナルコンテンツまで制作して
場合によっては30分のエピソードで400K
6千万円ぐらいのコンテンツ予算を持つみたいなことを聞くと
なかなかすごいベッドだなっていうその本気度はすごい伝わりますよね
草野 みき
そうですねなんか動画って見たことない結構ちゃんとしたアニメーションですよね
宮武 徹郎
あとゲームを作ったりとかもしてますし
動画配信アプリ内で
そこら辺はすごいなんですかね
僕がこのテーマを聞いた時に一つ思ったのが
去年ですと結構ブランド側がスペクタクル系のマーケティングをやっていたと思っていて
その野外広告で結構膨大な企画をやるとか
今年ですともう少しお菓子のコラボをするとか
それによって目立つっていうことをやってたと思うんですけど
多分多くのブランドさんとか企業さんが
そこだけだと結構難しいって多分判断したと思うんですよね
草野 みき
本当に大変ですね本当に
宮武 徹郎
一瞬のアテンションは取れるんですけど
ちゃんとそれが長期のブランドロイヤリティにつながるかっていうと
一瞬で消えてしまうみたいな
そこの多分課題を築き始めて
特にラクジュアルブランドのLVMHとかも
映画スタジオとかコンテンツスタジオみたいなものを作ったりとかしているのも
本気でコンテンツを作ることによって
短期と長期のどっちものユーザー獲得と
エンゲージメントを取れるっていうことを結構判断した年だったのかなと思いますね
草野 みき
これってずっと続くと思います?
宮武 徹郎
失敗が多分来年再来年ぐらい出てきて
一旦引く会社が出てくるかなと思います
そういう意味ですと来年は多分ヒット作品が出てきて
そこに相乗りする企業が増える年になると思います
それによって競争環境が激しくなって
失敗策が増えてほとんどの会社がそれを辞めるっていう
生き残った会社たちがそこで次のステップに踏めるっていう
そんな流れになるんじゃないかなというふうに思いますね
草野 みき
チックフィレの話とかで言うと
今年話したマクドナルドの話とか子供のキッズスペースみたいな遊べる場所があるみたいな
このチックフィレの話はオンライン上に子供が遊べる場所があるみたいな話だと思うので
めちゃくちゃ唐突にコンテンツ作り出したっていうよりは
めちゃくちゃその顧客との相性がすごくいいコンテンツ
なんていうか戦略だなっていうのは思いますよね
宮武 徹郎
ただやっぱりインターネット上とかですとチックフィレがみたいな
普通に考えるとファストフード店が動画配信サービス作りましたっていう
ニュースだけを聞くと正直びっくりしちゃうので
そこら辺をどうコンバージョンさせるのかとか
そこら辺の本当に人気になるのかみたいなところは個人的にもすごい気になってるので
どこまでこのコンテンツの本気度がしっかり伝わって
なおかつ長くエンゲージメントする顧客を作ってくれるのかっていうところですね
草野 みき
あとその病院のドキュメンタリーの話もそうですけど
ストリーミングサービス、ネットフリックス、アマゾンプライマーみたいなのが
流通の映像の流通の場所になってるので
なんか自分たちで映画作ったりドキュメンタリー作って
流す場所がもうあるっていう状態になってる
他の環境も関係してるのかなっていうのは思いますよね
宮武 徹郎
そういう意味だとあれですかね
もっとブランドとしてはネットフリックスとか
そういう既存にあるプラットフォームに
ドキュメンタリーを流し込むっていう流れが
過去だとナイキとかも動画とかネットフリックスに出してましたけど
草野 みき
そういうのが増えるっていう感じですかね
宮武 徹郎
増えそうだなって気はしますよね
結構ファーストムーファーの方がアドバンテージで持つんですかね
例えばわかんないですけどフード系の会社が
ドキュメンタリー出してその後また
同じ似たようなお菓子ブランドがまた出した場合に
結構効果って薄れるのか
それともそれそれで面白いのかっていう
草野 みき
それはそれで面白いのかなっていう気はしますよね
そのノースウェルヘルスの話もコロナの話
コロナと病院のドキュメンタリーの話だったので
その病院の名前はそんなに出てないというか
作った制作画の話はあんまり出てないので
面白い作品あんまりファーストムーヴァーってよりは
宮武 徹郎
でもトピックが似てるとあれかもしれないですね
草野 みき
そうですよね
はいじゃあそんな感じで
じゃあ次に行きたいと思います
第8位はやっぱり盛り上がったAI投資
AIの話題がまた
宮武 徹郎
そうですねだいぶランクダウンしたっていうところですけど
あの
まあ去年
去年末の状況でいきますと
なんか去年がそのGPUの
GPU不足のピークだったのかなと思うんですよね
去年の年末のポッドキャストでも言ったかもしれないんですけど
GPUの扱い方が去年末だともうドラッグだったんですよ
草野 みき
えーどういうことですか
宮武 徹郎
あの不足しすぎていて
企業家もどんなテックリーダーも
なんかいろんな人にGPUないですかみたいなことを聞いたり
なんかもう二次流通市場がすごすぎて
もう何があっても手に入れたいみたいな
思いになっていたっていう
そのイーロン・マスクとラリー・エリソンが
あのNVIDIAのジェンセンファンさんと会食しに行って
もう何とかくださいみたいなことをお願いするような
ディナーが開催されたみたいな
それが去年でしたと
そこからだいぶそのGPU不足っていうのがなくなって
ようやくサプライがようやく本当に出てき始めたので
GPUがより出てくるようになったと
もちろん不足はまだしてるんですけど
去年ほど不足はしてないですと
だからこそそれを買う人たちがめちゃくちゃ増えたんですよね
それに対しての投資っていうところは一つ大きくあるかなと思うので
ここはもちろん全体的にAIに対する投資
AIスタートアップに対する投資もそうですし
確かアメリカですと直近の数字までですと
アメリカの場合ですと全体の35%のスタートアップ調達は
AI企業に行ったりとか
草野 みき
どうですかそれはやりすぎって感じですか
宮武 徹郎
やりすぎ
お金の出し先が欲しがってるVCもいるので
需要と供給がうまくフィットしたんだなっていうところですよね
草野 みき
投資したいVCと投資したいAIスタート
宮武 徹郎
投資してほしい
めちゃくちゃお金が必要なAI企業
結局GPU買わないといけなかったりするので
なので今年ですと色マスクのXAIが11ビリオン調達したり
今年だけで
時価総額ではないですからね
11ビリオン調達して
オープンAIが6.6ビリオン調達して
アンスロピックが11月に4ビリオン調達して
しかもVCも大型調達を
ファンド調達をして
そのファンドの資金の一部を使って
GPUを買いに行ってるんですよね
投資先のために
アンドリューセン・ホリウッドとかやってますけど
しかもそれってもうVCとかスタートアップエコシステムだけの話を今してるんですけど
それ以上に投資してるのって
ガファム大手テック企業
メタも今年の
かけるインフラのコストを
38ビリオンから40ビリオンって言われてるので
草野 みき
6兆円
投資しないといけないっていう
宮武 徹郎
まさにそうですよね
最近ですと10ビリオンぐらいのデータセンターを
作るっていう発表もしましたし
マイクロソフト、Google、Amazonが
全社より
AI投資を増やすって言ってたので
マイクロソフトも去年50ビリオンぐらい
かけてた資金が
今年75ビリオンまで上がってるので
1.5倍上がってるんですよね
マイクロソフトの規模の会社が
なんで
すごいお金かけてるので
NVIDIAの売り上げ見ても
ほとんどがビッグテックなんですよね
今年の
第2市販期の売り上げの
14%が1社から
1社が占めたっていう話をしてたので
2社11%ぐらいずつ
4社目が10%なので
4社がNVIDIAの46%に
売り上げを占めてるっていう
草野 みき
ガーファームが投資していく金額が
どんどん増えてて
他社も投資してるし
この流れに乗らないといけない
今が一番アクセルを踏む
シチュエーションだっていうのは
分かるんですけど
それは
ずっとそれを投資し続けるみたいな
流れになるんですかね
宮武 徹郎
そこですよね
まさに問題としてあるのが
それこそ今年
そこの議論がすごい出始めていて
リターンが本当に出るのかみたいな
今後どんどん
投資しないといけない状況になっちゃってるので
来年も多分さらに増えると思うんですけど
それに対して
その分の
多分600ビリオン分ぐらいの
AI売り上げがないと
そもそも1倍リターンが出せない
みたいな状況に
草野 みき
第7位 NVIDIAの時代
宮武 徹郎
さっき話したばっかりですけど
草野 みき
来てますね 時代が
宮武 徹郎
去年もそうでしたけど
今年はさらに大きくなりましたね
この会社は
草野 みき
なんか ここ数年めちゃくちゃ人気
やっぱそのAIのおかげなんですかね
宮武 徹郎
もうGPUですよね
GPUを販売して
それがもうすごい高値で売れてますし
不足 もう需要が狂気に
サプライがデマンドに陥ってないレベル感になっているので
ちょっとこのNVIDIAの凄さを発表すると
今年の第1市販期の決算発表が
多分皆さんにとってすごい衝撃的な数字だったと思うんですけど
過去最高額の売上
草野 みき
前年比比べると3倍売上成長
宮武 徹郎
あの規模の会社で3倍成長ってありえない話なので
それはすごかった
第2市販期ですと80%成長
第3市販期でも過去最高額の売上
35ビリオンぐらいですね 売上ベースでいくと
で あと純利益が19ビリオン
なので35ビリオンの売上に対して19ビリオンの純利益なので
一応比較しますと
Googleは同じ決算で88ビリオンの売上
なのでNVIDIAよりも2倍以上の売上だったんですけど
純利益が26ビリオンとそこまで実は変わってない
Appleに関しては70ビリオンに対して14ビリオンの純利益なので
実はNVIDIAより低い
ので本当にNVIDIAとしては
トップの会社と並べるような実績を本当に今出してますと
草野 みき
すごいですね
宮武 徹郎
すごいですよね
だからこそ多分アメリカの
場合によっては株式市場
歴史の中だと1位ではないと思うんですけど
かなりトップランクの株価パフォーマンスを出してる
歴来見るとですね
IPO時に10K
150万ぐらい入れてると
一切売らなかった場合ですよ
基本的に皆さん売るので
基本的にいないと思うんですけど
今現在の価値ってだいたい40ミリオンぐらいなんですよ
1999年から今なので20年以上25年ぐらい
経って40ミリオンというところなんですけど
すごいことで
今年も多分3倍ぐらい株価が成長しているので
株価ベースだけで見ると本当にすごくて
2022年ですと
直層枠ランキングですと
多分トップ10入りぐらいしたんですけど
今年は一時期全部の会社を追い抜いて
1位になった時もあったので
本当にすごかったですよね
決算発表でウォッチパーティーが出るぐらいだったので
草野 みき
バーでみんな
ジェンセンさんもカリスマ性がありますよね
どう表現すればいいのかわからないですけど
すごく話も面白いですし
いつも革ジャン着てるみたいな
トレードマークもちゃんとしてて
宮武 徹郎
今年なんかすごい
NVIDIAがすごい人気になったからっていうのもあるんですけど
彼のすごい尖った発言が話題になりましたよね
苦しむかのあなたに苦難が訪れることを願ってますみたいな
草野 みき
ちなみにどういうシチュエーションでそれは言ったんですか
宮武 徹郎
たしかスタンフォードの学生に向けて言った言葉で
それ以外にも
それこそ我々もストライプセッションズ
今年の4月に行ったイベントでも
同じことを聞かれてその話をしたと思うんですけど
やっぱり苦しみを味わわないと成長はできないっていう話をしてて
スタンフォードの学生はすごいラッキーだと
僕はトイレ掃除の人から始めてみたいなことを言ってたので
どんな仕事でも厭わないよみたいな話をしてたり
期待値が高い人ほどレジリエンスが低いとか
結構尖ったことを言っているんですけど
でもすごい面白いじゃないですか
そういう話が1対1のミーティングをしないとか
直続の部下が60人いるとか
今まで見てこなかった経営方針とか発言
特にここ5年ぐらい見てこなかった形だったので
ある意味もう一度スティーブ・ジョブスっぽい経営スタイルを
戻してきているのかなというふうに思いましたね
草野 みき
その話だけ聞くとすごく厳しそうなんですけど
話してる様子を見るとすごくユーモアがあって
優しそうというか面白い人っていう感じの雰囲気があるので
そこのバランスがとてもいいんでしょうなっていう気がしました
宮武 徹郎
そこもなんかちょっとスティーブ・ジョブスっぽい感じはしますよね
公共の場では結構プレゼンしてる時はちょっとジョークしたりとか
裏方まあまあ怖い人っていう
草野 みき
たしかにたしかに
いやーすごいですね
この成長はずっと続くのでしょうかズバリ
宮武 徹郎
少なくとも次の1,2年は続くと思います
なぜかというとGPUのサプライが足りてないからっていうところで
難しいのがそこのサプライがようやく満たされたタイミングで
次の需要予測売上予測ができるのかっていうところ
ここも結構アップルと近しいところなんですけど
アップルが多分2016年あたりですかねが多分ピーク時だったんですよ
毎年iPhoneがすごいように売れてきたんですけど
2016年あたりが多分アメリカ市場を結構取り切ったタイミング
だったのでその次の市販機で
どういう風に売上予測をすればいいかっていうのが
草野 みき
多分アップルでさえ読み切れなかった
宮武 徹郎
配り終わっちゃった先にってことですか
そうですそうです
NVIDIAもそのアップルと同じようにアップグレードしてるので
今次ブラックウェルというものが出てきますけど
それもiPhoneと若干近しいものでもあると思うので
そういう意味だと配り終えた後にどうなるのかっていうところが
多分NVIDIAとしての大きなポイントになるんですけど
それまでは割と成長はし続けるのかなという風に思います