2026-10-10 31:08

モーツァルトを曲名なしで3曲。感情がない僕に浮かんだのは情景だった(ep.3)

【トーク内容】

前回の「自分には感情がないのかもしれない」を受けて、今回はモーツァルトの協奏曲を3曲、曲名を伏せたまま聴きます。ところが1曲目で、かねりんは「大好きな曲です」。谷中さんに「ビジネス無感情」と突っ込まれます。好きとは言うけれど、感情を聞かれると答えに迷うかねりん。2曲目、3曲目も聴くうちに、気持ちより先に情景が浮かぶという聴き方が見えてきます。

頭で考えて聴いているのか。それとも、感情が無いのではなく、出さないようにしているのか。「心がたぶんガチガチにガードされてるんですよ」と話すかねりんと、音楽との付き合い方を考えます。最後は谷中さんの大切な言葉「啐啄の機」へ。自分で殻を開けたい気持ちと、外からの働きかけが合う瞬間を、二人で探していきます。



【目次】

オープニング|音楽で本当に心は動かない?

曲名を伏せて聴く|1曲目は大好き、2曲目はBGMに使えない

3曲目で浮かぶのは情景|共感覚っぽい聴き方と協奏曲

感情が無いのではなく抑えている?|心のガード

啐啄の機|自分で殻を開ける・エンディング



【今回流した曲】


モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299 第2楽章 アンダンティーノ

Mozart, Concerto for Flute and Harp in C major, K.299 - Andantino

Performed by Alexander Murray (flute), Ann Yeung (harp), Sinfonia da Camera, Ian Hobson (conductor)

Recording used with permission from Sinfonia da Camera.

Source: IMSLP https://imslp.org/wiki/Special:ReverseLookup/73918 (Pandora Records/Al Goldstein Archive)

Excerpted and edited for use in Ochitsuki Classic.


モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466 第3楽章

演奏:アンサンブル神戸(ピアノ 西川ひかり/指揮 矢野正浩)

出典:https://www.youtube.com/watch?v=MgxDmFFTeGQ

権利者の許諾を得て使用しています。番組内で一部を抜粋し、編集して使用しています


モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488 第2楽章 アダージョ

Mozart, Piano Concerto No. 23 in A major, K.488 — II. Adagio

Amir Siraj, piano

Midwest Young Artists Conservatory Symphony Orchestra, Dr. Allan Dennis, Conductor, in cooperation with the Lang Lang Foundation

Video and audio by Edward Ingold

Source: https://www.youtube.com/watch?v=LkY561Xps24

Licence: Creative Commons Attribution 3.0 Unported (https://creativecommons.org/licenses/by/3.0/)

Excerpted and edited for Ochitsuki Classic.


【今回の配信回に関連するリンク】


番組で流した録音を最初から聴く(フルートとハープのための協奏曲 第2楽章):https://imslp.org/wiki/Special:ReverseLookup/73918

番組で流した録音を聴く(ピアノ協奏曲第20番。演奏会全体の録音で、第3楽章は後半):https://www.youtube.com/watch?v=MgxDmFFTeGQ

番組で流した録音を最初から聴く(ピアノ協奏曲第23番 第2楽章・Wikimedia Commons):https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Mozart_Piano_Concerto_23_in_A_major,_K_488,_II_Adagio._MYAC_Symphony_Orchestra,_Amir_Siraj.ogg

Sinfonia da Camera(イリノイ大学):https://sinfonia.illinois.edu/

アンサンブル神戸:https://ensemblekobe.com/

Midwest Young Artists Conservatory:https://mya.org/


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【番組の概要】

クラシック音楽の良さがサッパリわからないかねりんが、業界の重鎮「谷中先生」にイロイロ教わる番組です。むずかしい話から始めません。まずは前提ゼロで音楽を聴いて、自分の言葉で感じてもらう。そのあとで「実は今のが◯◯なんです」と種明かしをします。聴き終わるころには、なんだかおちついている。そんなクラシックの入り口になる番組です。


【1】この番組のこと


▼番組公式サイト(Spotify・Apple Podcast・Amazon Music・LISTEN・YouTube へのリンクはこちら)

https://ochitsuki-classic.kanerin.co.jp/apps


▼番組公式ハッシュタグ

#おちつきクラシック

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▼番組へのお便り(お便りフォーム)

https://forms.gle/XQERmGXk7U4M8ja88


【2】出演者


▼谷中イチロー(やなかいちろう)

・クラシック音楽プロデューサー/クラシックの語り人

・文化工房PLAN-B 主宰

大学時代にオーケストラ活動に没入し、卒業後はプロオーケストラや音楽ホール、音楽事務所でコンサートやアーティストのマネジメントを歴任。現在はオーケストラ運営とオーケストラ業界全体に関わる職の傍ら、「谷中イチロー」名義でコンサートや講座、ワークショップ等、音楽と社会を結ぶ活動にも取り組む。谷中を拠点とする文化工房PLAN-B主宰。


▼金田勇太(かねりん)

・KANERIN Podcast Studios 代表

元刑事。最前線で、数々の事件捜査を指揮してきた。2017年に暗号資産業界へ参入し、複数のグローバルプロジェクトでコンサルティング・情報分析・アドバイザリーを担う。コンサートのライブ配信、音声配信、テックメディアの創業などを経て、ポッドキャストのレーベル兼プロダクション「KANERIN Podcast Studios」を創業。多様なパートナーとともに、未来へつなぐ“声の原典”を共創している。

https://x.com/kanerinx

https://voicy.jp/channel/2534


【3】制作


番組演出(トーク・BGM・効果音):Aviv Haruta

音楽(オープニング・エンディング・場面転換):J.S.バッハ「イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971」第1楽章より(℗ 2026 株式会社KANERIN)

カバーアートデザイン:UTA

プロデューサー:金田勇太(かねりん)

制作:KANERIN Podcast Studios

著作:株式会社KANERIN

https://kanerin.co.jp/

感想

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サマリー

谷中は、前回「音楽で感情が動かない」と話したKANERINに、曲名を伏せてモーツァルトの協奏曲を3曲聴いてもらう。KANERINは1曲目に「大好き」と反応する一方、感情よりも雨上がりの湖や夜明けの風景、過去の仕事や人の記憶を語る。激しい2曲目では中ボス戦や指揮者、3曲目では中世の屋敷やコンサートホールなど、具体的な情景と録音環境まで浮かんだ。谷中は、音から情景へ広がる聴き方を共感覚に近い可能性として捉え、3曲がいずれも独奏楽器とオーケストラによる協奏曲だと説明する。KANERINは音色や構造をよく観察しているが、作曲家の感情や物語には分析的に接していると整理される。二人は、感情がないのではなく、警察一家や強い父親のいる家庭環境の中で感情移入や表出を抑制し、心を固くガードしてきたのではないかと話す。谷中は、音楽には副作用の少ない「薬」のような力があり、感情を安全に解放する助けになると語る。最後に、内側から殻をつつく小鳥と外からつつく親鳥が同じ瞬間に力を合わせる「啐啄の機」を紹介し、二人は音楽を通じて殻を開くタイミングを探していく。

モーツァルトで感情の動きを診察する
おちつきクラシック
クラシック音楽プロデューサーの谷中です。
クラシック音楽素人のKANERINです。
この番組はクラシックの音楽のことを全然わからんKANERINが
何がそんなに面白いの?何がそんなに感情を揺らすの?
ということを谷中ちゃんから聞いていく。
そして僕が音楽で感動できるようになると。
そこを一応ね、目的目標にしてやっておる番組でございます。
アップデートされたね。
そうですね。
作りながら番組のコンセプトが決まっていくと。
変わっていくと。
いいっすね。
前回の配信でね、まさか僕には感情がなかったと。
そんな話になった。
わかっちゃったよね。
今日のテーマ的にはどういう回にする?
前回だから昇るべき山見えたなと思ったんで。
まずは本当にそう言いながら音楽で心動かないの?本当に?っていう。
まだにわかに信じがたいんだが。
なるほどね。まだ僕にはチャンスが残されていると。
もしかしたら正常かもしれない。
正常だったらまたコンセプトかもしれない。
そしたら番組終了になる。
だめだ。
だって病院にさ、病気じゃない人来ても。
病気呼ばわりされてるよ。
了解です。
確かに。
了解でございます。
病気って言っちゃった。
今日は何?音楽を聴きながら。
そうね、せっかくなんで、カネリンのよく知っているモーツァルト。
モーツァルトって感情ってものを考えるときに音楽の長長短長ってすごくわかりやすく大事なんだけど、
それがまだよくわかってないカネリンに、
その音楽を使って音楽で感情を動かしてもらうためには、
長長短長の話をやっぱりもうちょっと掘り下げてしようかなっていうのが。
そうね、やっぱり釣ってるかもしれないし。
実はね。
この振りが。
楽しみ。
楽しみ。
じゃあ行ってみましょうか。
行こう行こう。
はい。
今日音楽聴きながらね。
ちょっと音楽も流そうと思った。
ってことは今日はみんな東媒でね、聴いてもらうといいと思いますよ。
東媒。
早送りで詳しく聴いたらとんでもないことになるし。
それダメね。
カネリンのホズも結構早回しでみんな見るの?やっぱり。
やっぱみんな基本1.5とかで見るんじゃない?
そうなんだね。
人によるけどね。
この、あれがいいのにね、このテンポ感が。
まあそうだね。
話の。
本当はね。
まあいいや。
でもこのクラシックは多分あれじゃない?冒頭のオープニングもさ、わざわざ撮った。
そうよ。
オープニングでしょ?
撮り下ろしだよ。
これ全部オリジナルミュージックでしょ?これだから。
やっぱ手作りにはこだわりたいなと思うわけですよ。
やっぱりクラシック音楽プロデューサーだからさ、
その辺のあの無料サイトからダウンロードしてくるわけにいかんよねって言って。
そう。やっぱりせっかくだからね。一番合う曲を。
実際にその番組の思いを込めて僕のよく知っているピアニストにお願いしたわけですよね。
すごいリッチ。
でも名前を出したくないらしいんだけど。
なるほどね。
なんでだろう。
やっぱこんなうさくさい番組だからですかね。
多分そうだと思うけど。
シーズン2ぐらいになったら打ち解けていいかもって。
もしかしてね、そろそろ名前出してもいいって言われるかもしれない。
番組次第だね。頑張ります。
頑張りましょう。
じゃあその、やってみようかね早速。
やるやろ。
モーツァルトをやっぱり使おうと思ってて。
で、この間、もう結構前になっちゃうけど、聴いてもらった曲って覚えてる?
知らん。
もう忘れてる。
忘れた。
詳しく記憶が大事だから。
聴けばわかるんじゃないかな。
ぜひいっぱい記憶してほしいんだけど。
でも今日は新しいサンプル使います。
じゃあ覚えてないって言うんで。
でもね、きっと知ってる曲の可能性もあるんだと思う。
1曲目に浮かぶ雨上がりの湖と記憶
ちょっとまずこれ聴いてください。
ちょっとしばらく聴いて止めます。
大好きな曲です。
知ってる曲ですよもちろん。
今それ大好きって言ったよね。
大好きです。
聞いてないんだけど。
どういうこと?
感情ないって言ったじゃん。
よく聴くから好きっていう。
ちょっと待ってよ。ちょっと疑惑。
なんかビジネス無感情?
何が何が?どういうこと?何ビジネス無感情?
だって音楽で感情動かないって言ったのにさ、大好きな曲って動いてんじゃん。
好きっていうか。
あれ?
好きっていうか、よく聴く曲だなって。
ちょっと待って。なんか疑惑が。
何ですか何ですか疑惑。
いやだから感情動かないっていうビジネス的なやつで。
ビジネス的なやつじゃないって。
なんか感情のないかわいそうなやつを演じるという。
演じるってこれで死んだ人もそっちでしょ。
方針?
方針じゃないよ。
いやまだ疑ってるの俺。
あ、そうかそうか。
これは今は何?感想言えばいいの?
あ、そうだね。
これはだからさ、処方箋の一個なんだけど、まずはカルテ作りたいんで。
なるほどね。
一回じゃあ今の何が聞こえましたか?
これはあれですね、夜明けの雨上がりの湖ですね。
雨上がりの湖で?
雨上がりの湖で晴れ間がさしてくる。
晴れ間がさしてくる。
小鳥さんがファーって行く。
めちゃめちゃロマンチックじゃん。
情景としてはそんな感じ。
すげーロマンチックじゃん。
と同時になんかやっぱりこれなんか、僕が仕事を辞めて新しく始めた頃に、
色々やってた時に聞いてたのかもしれないから、
その時の付き合ってた、よく付き合ってた人の顔が浮かぶ。浮かんだ。
結構だから乗っかっちゃってんのね、エピソードがね。
あ、そうかもしれない。
あ、そうか。だから好きなの?
好きって言ったけど、よく聞く曲っていうぐらいだよね。
一個僕今気づいたことがあるんだけど、
よく聞くものって、これ心理学で単純接触効果ってあるじゃないですか。
よく聞いてて嫌にならないってことは、どっちかっていうと好きになってくるんですよ。
だから何単か知らないけど毎日聞いてると聞き流しちゃうという恐れがあるって僕言ったから、
それはそうなんだけど、もしかして別にそこまで聞き流してないもんあるなって今若干思ったね。
あ、そう?
うん。だから気づいてないのかもしれない。
自分の感情に鈍感な人なのかもよ。
もしかしたら、ちょっと深読みしたらごめん。
なるほどね。
俺今実を言うとね、違う曲出そうとしたのに、
あ、そうなの?
意気がかり症これが出たから、自分でもびっくりしたんだけど、
なんだよね。
でも全然オッケーです。
そうか。
じゃあこの曲って、
やっぱりでもなんか風景が浮かぶんだよね。
浮かぶんだね。
その時の気持ちってあるじゃん。でもさ、風景って。
だからそのなんか雨上がりの晴れ間が差してきた湖なんで、
なんか明るい気持ちになってく感じじゃない?
夜が明けるじゃないけど、雨が明ける。
言語化してもうちょっとこう、どんな気持ち?
どんな気持ちに今なったか?
それをたとえて言うならみたいな、たとえなくていいんだけど、たとえては言ってるんで、
その時の自分の気持ちってどんなものなんでしょうね。
だからそこのあれですよね、その当時やってた仕事とか付き合ってた人とかに対する気持ちしかないです。
え、どんな気持ちなのそれ。
え?だから、
ちなみに。
あんなこともあったなーみたいな。
あんなこともあったなーみたいな。
いつになっても何とか。
ちょっとなんか大丈夫かな?失敗になった。
どういうこと?
あんまりネタバラシをね、この曲はこうだからこういう感情が起きますよっていうのは僕は良くないと思ってて。
だからなんか本当だから、何かちょっと暗濛としたものが去っていくみたいなイメージが浮かびましたよ。
去っていくっていうのはつまり?
明けて、だから夜明けぜよですよ。
夜明けぜよ、だからあーってなってて。
去っていくって言ってもなんかネガティブにも聞こえるけど、ネガティブな要素もあるの?
ネガティブな要素はないです。
あ、ないのね。
はい。
じゃあポジティブ。
ポジティブです、はい。
その、はい、雨が上がって天気になっていく感じなんで。
OK。
ポジティブです。
OK、全然OKです。
激しい曲とゲーム音楽の連想
じゃあもう一曲。
ポジティブ。
あー激しいなー。
だいたい同じぐらいの時間になってるね。
激しいー。
BGMに使えないこんなの。
絶対流れ聞きできないやつ。
なんか指揮者の人がブンブンブンってやってる絵が浮かびました。
おー。
そんだけです。
音楽の。
え、なんか音楽の印象はないの?
印象は、なんかさっきよりはちょっとなんか悪役がいるみたいな。
おー。
ちょっとダークな感じ?
おー、ダーク。
ちょっと中ボス戦ぐらいの。
中ボス戦ね。
中ボス戦。
ちょっとダーク。
ゲームのBGMに引きずられてる感じね。
まあそれは逆に言えば、そういう音楽を流すとそういう感情が生まれるっていう計算して音楽を書いて使ってるから、ゲーム音楽っていうのはさ。
でもそれだいたいRPGとかのゲームの音楽のルーツは、まあ割とクラシックが多いね。
あ、そう。
うん。
まあ典型的にはなんだっけ、杉山光一さんね。
杉山光一。
ドラクエのね、音楽は。もう完全にクラシックですから。
へー、そうなんだ。
はい。
ドラクエやったことないんですよ。
おー。
そうなんですね。
世代、はい。
世代は。
FFでしたね。
あ、FFか。
FFはちょっとバンドっぽいんだよね、音楽がどっちかっていうと。
あんまりクラシック寄りではない。
うんうん。
まあじゃあ今の、もうちょっと感情、なんか。
特に無感情っすね。
無感情なんだ。
うん。
うるさいなーって感じ。
え、じゃあさ、もう一個、まってもう一個聞いていい?
うん。
これあくまで、あの、なんていうの、診察なんですね。
率直な印象だよね。
うん、率直なもちろんもちろん。どんな感じ?
情景が広がる聴き方と共感覚
まあちょっと感情は無ですけど、あの、すごい情景が浮かぶんすよ。
最初はなんかその、ね、やっぱ中世ヨーロッパのなんかその木でできたなんかちょっと大きいお屋敷でなんかピアニストがピアノ弾いてるような映画が浮かぶんですけど、
なんか途中フルートみたいなの出てきて、なんか最後、えっとなったじゃないですか、なんだホールかよっていう。
ホールで演奏しておくわよみたいな。
あー。
俺のイメージ返せみたいな。
中世のお城かと思ったら、
中世のちょっといいお家かと思ったら、
お家かと思ったら、
なんかコンサートホールみたいなとこに映って、まあ騙されたなーみたいな。
あーみたいな、そんな感じっす。
ははははは。
想定を超えますね。
ははははは。
そして感情がムー。
いや感情って言われてるから感情ムーって。
そんなことより、情景なんすよ。
面白いね。
感情感情って考えない、考えれば、なんか途中からまたなんかちょっと明るくなったからまた、ちょっと森な感じみたいな。
それも風景だな。
おー。
ちょっと明るくなる感じかなみたいな。
面白いっすね。
言われてみればって感じで。
全部情景、逆に。
逆に、逆に音楽聴いてそんなにスラスラと情景みんな出ないっすよ。
うーん。
それって結構鍛えないと、あのね意外と日本人の僕いろんな人とワークショップやったりしてて、
どんな景色って言って出るのって、子供は出るんすよ。
おー。
ちっちゃい子は。
あ、そうなんだ。
でも年齢いくとね、ちょっとためらいもあるのかわかんないけど、恥ずかしいとか思ったかもしれないけど、
そんなにポンポン情景が、しかもクリアじゃないですか。
クリアその、まあ再生されてくんだよ一緒に。
ああ、なんか、どんな岐阜人が弾いてんのかな。
それねー、わかった。
そら、うわー、ホールじゃん、くそーっていう。
騙されたみたい。
そんな風に思うのに世界中で感じたけど。
そんな、しかも今回は音源の問題なんだけど、
多分レコードの埃のパチパチ感あったじゃん。
だから、なんかそれを収録してる環境みたいなの頭にくるのよ。
だから最初なんか部屋の一角でなんか弾いて撮ってんのかな、これって。
ああ、そんな昔からこういう、この音楽はあったんだな、みたいな。
どういう、このレコードは、どういう人たちに聞かれて、
どんなシーンにあったんだろうな、みたいなことが来て。
収録されてる情景が浮かんでるから。
それでホールに行ったから、ホールかよ、ホールってどうやって撮ってんのかな。
急にエモくなくなったがやと思って。
なんだよ、なんかプロの技師がなんか撮ってんのか、みたいな。
みたいな感じ。
普通は逆だけどね。
おお。
広がった時に、普通っていうのはよくないんだけど。
いやだからびっくりした。
すげえびっくりした。やっぱり本物だった。
本物だった。
本物のサイコピー、サイコピーだった。
やめて、やめてください。
いやびっくりしたし、でも興味深いのは、
もしかして僕はね、共感覚っぽいなと思った。
共感覚?
共感覚ってすごく芸術語る上では大事な要素なんだけど、
カネリンの音を聞いてここまで具体的に、
情景が浮かんで、イマジネーションが広がるって、
下手するとそれが情景が邪魔して感情が出てこないぐらいまであったじゃん、今。
あーそうねそうね。
それって実は共感覚保持者にも起こる現象で、
共感覚って何かって簡単に説明すると、
人間に視覚、聴覚、嗅覚、いろいろあるじゃないですか。
共感覚ってある一つの視覚を見てるのに、
それが音になって聞こえてきたり、
それが全部のことが数字に置き換わったりとか、
違う感覚が間違って、僕それ結構本をたくさん読んでる方なんだけど、
間違って違う脳の部位が発火っていうか、要するに反応しちゃう現象なんだよね。
だからここまで情景描写をしてしまうっていうかできちゃうのは、
ちょっとした共感覚寄りの脳なんだろうなーって僕は想起する。
逆に僕はだから物語に聞こえるタイプなんですよ。
音楽聞くと全部ストーリーが、むしろストーリーでは情景じゃなくて、
物語が感じられちゃうので感情移入しやすいんだけど、
それが全部情景になっちゃうんだね。
情景になっちゃうタイプなんですかね。
でもそれは有力な情報が得られたな。
一応種分かし的に言っとくと、モーツァルトの何曲か聞いていただいて、
モーツァルトなんだ。 全部モーツァルトです。
だから聞いたことがあったのか。
そうだろうね。それは聞いたことがあった方がいいだろうなと思って。
で共通しているのは競奏曲っていう、これは音楽の形式の話だけど、
オーケストラ以外の独奏楽器っていう目立つ。
バンドで言うと、 笛とか。
そう、笛みたいな。
1曲目はフルートとハープがすごく活躍する競奏曲だし、
2曲目、3曲目はピアノとオーケストラのための競奏曲。
ピアノが大事な。だからピアノから始まったじゃん、さっき。
だからピアノの曲ねってなって、
気持ちが個人の家のスポットライト浴びてる状態だと思ってもらえと。
ステージ上にピアノが1台あって、そこにスポットライトが。
で一人で語ってるんだけど、
でそれはモノローグって言って一人語りが終わった後に急に光が差して、
実は舞台上にオーケストラがいましたよっていう風に情景化することはできるので、
確かに音楽の効果としてもすごい的確にカネリンの聴き方は、
機能的にはすごく音楽の機能をちゃんと捉えている。
しかも笛がとかさ、楽器の音色の違いも捉えてるから、相当ね聞けてるんですよ。
相当聞けてるのに、
音はね。
分析的な聴き方と心のガード
音は。でもそこの音の背景にある作曲家が込めたどういう物語、感情、
訴えたいことっていうのが掴めれば、もっとダイレクトに多分音楽に浸れると思うんだけど。
今結構分析的に、作能的に聞いてるなと思ったね。
情景なんだけど。
またやっぱり、頭で考えてる系だ。
考えてるね。
一生懸命聞くのはすごくクラシック音楽にとっては必要だしいいことなんだけど、
一生懸命聞くの聞き方がどうもロジックに、ロジカルよりに、なんか推理。
刑事か。
あるな。
職業病か。
職業病かもね。
感情なんていられへんだ、みたいな。
でもないの。犯人がどうしてこういう行動に至ったかを、
感情の面から想像したり、推理したり、そういうのって必要な気もしないでもないけど。
感情移入してるとやってらんなくなるってのもあるかも。
そうだよね。
いちいち。
紐解けてきたね、ちょっと。
そういうのもあるかもね。
あるな。
いや、あると思うよ。
感情移入しないように生きてきたかもね。
制御してるかもしれない。
それでいて、実は分析的にとか、対象はよく見てるのよね。
マルタイというか、なんだかわかんないけど。
マルヒー。
マルヒーとか。
だから観察力はすでにあるし、聞く力もあるのよ。
だけど、そのなってるものに心を沿わせるっていう、沿わせ方がわかんない、ちょっとかわいそうな人なんだと思う。
心がたぶんガチガチにガードされてるんですよ。
心ガードだな。
ガチガチガード。
なるほどな。
それをオープンにさせようっていう試みが最近僕の周りで起きてきてるな。
そうなんだ。
だからそれの一環じゃないですかね。
まあまあ結果的にね。
僕を泣かせようって頑張ってる子とかいるし。
一緒じゃん。
感情がなさそうに見えて実はめっちゃあるよねみたいな。
わかってんじゃんみたいな。
ちょっと嬉しい。
実は出したいって言ってたもんね。
そうね。自分で何も言わないくせにわかって欲しがり屋みたいな。どんだけわがままなんだよ。
これこんなに公開で自分の感情をほじくら出されて、すごい番組を自らやる。
こんなはずでは。こんなはずでは。
でも実はあんに求めてたのかもね。
いや求めてる部分ある。ほんと思ったもん。その前回の審査つでも。
審査つでもね。
だからずっと閉じこもってるけど誰か見つけてみたいなね。また情景が浮かんだけど。
浮かんだ?え、なになになに。
なんかよくアニメとかでその暗闇に閉じこまってるちっちゃい子の私みたいな。
あのエヴァンゲリオンの。
そうそうそうそう。
アスカみたいなね。
見つけてみたいな。
アスカラングレー的なとか。
そんな感じ。スンデレ。
結論はスンデレ。
そんな感じかもしれない。
なるほどね。
いやでもちょっとちょっと解像度上がったねまた。
もしかしたら感情移入を抑制するっていうのがカネリンのこれまで人生の中でする必要が、必然があったのかもしれない。
あとなんか家庭環境にも大きいかも。
なんか感情あまり出すのを良しとされないのをあんにプレッシャーとしてずっと感じてたかもしれない。
なるほどね。
やっぱ警察一家だから。
警察一家だし親、父親がめちゃくちゃ強かったから。
もう最後全部負けるので。
戦ったらね。
なんか多分感情を出していって、それをやり込められたらもう立ち戻れないから出さないみたいな感じだったかもしれない。
ガードしてる部分があった。
ガードは、固いのは警察以前だから家庭環境大きいかもね。
なるほどね。
超ガード。
ガチャガチャンガチャンガチャンガチャーンって。
音楽を感情解放の薬として考える
でもなんかちょっと分かった、診察した甲斐があって、少しどういう原理でそうなってるかが分かってきました。
その上で音楽はそれでもなお有効な多分対処法になり得ると僕は思ってるので。
音楽両方ですか。
両方じゃないけど完全に病気じゃん。
これ病気の診察みたいになってるじゃんこれ。
完全に精神科医に来た人みたいになってるけど。
でもさ、お金少ながら現代はね、心をみんなガードしたり、自分の感情とどう付き合うかが難しかったり誰にもあるから、
他人がその一つの奨励としてさ、みんなに見てもらってさ。
そうだよね。
それは僕らにとってもありがたい公開処刑じゃなくて、公開診察。
公開診察いいよな。
いやー、それはありがたいね。
病名がさ、最近現代いろいろついてるだけでさ、ついてないって。
やめて。病名に従うのやめて。
だから、なんだろう、昔ではなんか別に普通に病気でもなかったものが、いろいろとやばいと診断され始めたんだろうけど、
いろいろな個性でいえばみんなお金少ながら普通じゃないことがあるからさ。
全くそうだと思うよ。
で、自己弁護をしようとしてる。
だから薬飲んで治せとかね。
本当のガチ病院に行って治せとかは全然思わないんだけど、
僕音楽ってある種薬みたいな力があるんだけど、
それはいろんなものに薬みたいな力ってあるじゃん。
友達と飲みに行くことで元気になる人もいるし、
ある種信仰みたいな神的なもので、あれする人もスピリチュアルもある。
あるいはドラッグとかダメージがくるものもある。
僕は音楽って一番副作用の少ない、ある意味薬だと思ってるんですよね。
副作用少ない、なるほど。
副作用あるとしたらBGMとして音楽を聴けなくなるとか、
思い出しただけで泣いちゃうとかって感情の欲望は大きくなるかもしれないけど、
でも音楽とうまく付き合うと、あんまりだから社会生活に支障をきたさずにちゃんと自分の感情を解放したり、
みんなオーカリスクなからソフィーの音楽使ってると思ってて、
だからね、それをクラシックで僕はできるってことを証明したいなって改めて今日思ったんで。
やってほしいな。
でも今日すごく診察の結果いろいろクリアになりました。
感情がないんじゃなくて、感情移入したり感情を出したりすることを抑制してるということがすごいクリアになったんで。
鎧がアイアインメーデーみたいな感じかな。
アイアインメーデーね。
そうだと思う。
だとしたら。
開けて。
こんなにはっきり開けてっていう人も珍しいけどね。
開けてくれ。
じゃあ開けるわ。
開けていきましょう。
開くかな。
分かんない。
分かんないんだ。
分かんないよ。やってみないと。
開けるよって言ってほしいよね。
それは全力を尽くしますよ。
啐啄の機と殻を開くタイミング
でも開けるんじゃなくて最後は自分だから開けるのは。
あーそう言って言う。
僕好きな言葉最後。
忖度の気っていうのがあるんですよ。
初めて聞いた忖度の気。
僕の大事な言葉。
忖度の気持ち?
忖度の気持ちじゃない。
忖度の気って言って。
忖度の気。
忖度の気持ちも大事なんだけど。
忖度の気ってこれ中国の古字っていうか言葉なんだけど。
親鳥と小鳥が殻に入った小鳥が中から出ようとするとき中からつつくの殻を。
でも固いじゃん。
殻ってすごく固くできてるじゃん。
で、それを開けるためには小鳥が殻をつつく。
それと同じタイミングで同じ場所を親鳥がくちばしでつつくってやって
初めて殻がパリンって割れるの。
そうなの?
そう。
親が外からバーンってやるなら割れないの?
割れないんだって。
固いよ卵って。
これぐらいで割れるんだったらみんな死んじゃうじゃん割れて。
同時にやんのパンって。
同時にやるのが忖度の気ってチャンス。
機械の気なんだけど。
だから自分は殻から出たい。
そして出ておいでっていうタイミングがパンってあったときに初めて割れる。
これを忖度の気っていうのは良い言葉でしょ。
だから僕は親鳥つついてて。
でも自分も出たい。
それがタイミングと場所があって初めて。
じゃあ連打するのかなみんな。
まあ連打はすると思う。
中からカーンって。
数打ち当たる的なね。
外からも。
でもそれだと威力が落ちちゃうからマシンガンだと。
その風にやってんだ。
ポンポンポンみたいな。
パンって合うとパリンって割れる。
奇跡じゃんそれ。
そうなのよ奇跡の連続なんですよ。
忖度の気をねぜひこの番組を通じて
カンデリンとクラシック音楽我々のね
柳中の忖度の気を作りましょう。
いいね。破りたい破りたい。
破ってください。
エンディング
で今日はこれぐらいにしとく?
一応審査完了です。
はい。
審査とか言っちゃってるもんな。
本日の審査はこちらみたいな。
後で会計。
請求書、処方箋。
ということで。
ありがとうございました。
今回はこのぐらいにしておきましょうか。
そうだね。
こちらヤナピーのセリフです。
ごめんね。
ちょっとそういう段取りができない人間として生きてきてるので。
やっぱりヤナピーの声で締めてもらわないとさ。
番組公式ハッシュタグは
シャープ
落ち着きクラシック
ひらがなで落ち着き
カタカナでクラシックです。
はい。
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AppleとSpotifyですね。
両方お願いいたします。
それではまた一週間
落ち着いて過ごしていきましょう。
さようなら。
31:08

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