2026-10-10 31:08

モーツァルトを曲名なしで3曲。感情がない僕に浮かんだのは情景だった(ep.3)

おたよりを送る

【トーク内容】

前回の「自分には感情がないのかもしれない」を受けて、今回はモーツァルトの協奏曲を3曲、曲名を伏せたまま聴きます。ところが1曲目で、かねりんは「大好きな曲です」。谷中さんに「ビジネス無感情」と突っ込まれます。好きとは言うけれど、感情を聞かれると答えに迷うかねりん。2曲目、3曲目も聴くうちに、気持ちより先に情景が浮かぶという聴き方が見えてきます。

頭で考えて聴いているのか。それとも、感情が無いのではなく、出さないようにしているのか。「心がたぶんガチガチにガードされてるんですよ」と話すかねりんと、音楽との付き合い方を考えます。最後は谷中さんの大切な言葉「啐啄の機」へ。自分で殻を開けたい気持ちと、外からの働きかけが合う瞬間を、二人で探していきます。



【目次】

オープニング|音楽で本当に心は動かない?

曲名を伏せて聴く|1曲目は大好き、2曲目はBGMに使えない

3曲目で浮かぶのは情景|共感覚っぽい聴き方と協奏曲

感情が無いのではなく抑えている?|心のガード

啐啄の機|自分で殻を開ける・エンディング



【今回流した曲】


モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299 第2楽章 アンダンティーノ

Mozart, Concerto for Flute and Harp in C major, K.299 - Andantino

Performed by Alexander Murray (flute), Ann Yeung (harp), Sinfonia da Camera, Ian Hobson (conductor)

Recording used with permission from Sinfonia da Camera.

Source: IMSLP https://imslp.org/wiki/Special:ReverseLookup/73918 (Pandora Records/Al Goldstein Archive)

Excerpted and edited for use in Ochitsuki Classic.


モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466 第3楽章

演奏:アンサンブル神戸(ピアノ 西川ひかり/指揮 矢野正浩)

出典:https://www.youtube.com/watch?v=MgxDmFFTeGQ

権利者の許諾を得て使用しています。番組内で一部を抜粋し、編集して使用しています


モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488 第2楽章 アダージョ

Mozart, Piano Concerto No. 23 in A major, K.488 — II. Adagio

Amir Siraj, piano

Midwest Young Artists Conservatory Symphony Orchestra, Dr. Allan Dennis, Conductor, in cooperation with the Lang Lang Foundation

Video and audio by Edward Ingold

Source: https://www.youtube.com/watch?v=LkY561Xps24

Licence: Creative Commons Attribution 3.0 Unported (https://creativecommons.org/licenses/by/3.0/)

Excerpted and edited for Ochitsuki Classic.


【今回の配信回に関連するリンク】


番組で流した録音を最初から聴く(フルートとハープのための協奏曲 第2楽章):https://imslp.org/wiki/Special:ReverseLookup/73918

番組で流した録音を聴く(ピアノ協奏曲第20番。演奏会全体の録音で、第3楽章は後半):https://www.youtube.com/watch?v=MgxDmFFTeGQ

番組で流した録音を最初から聴く(ピアノ協奏曲第23番 第2楽章・Wikimedia Commons):https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Mozart_Piano_Concerto_23_in_A_major,_K_488,_II_Adagio._MYAC_Symphony_Orchestra,_Amir_Siraj.ogg

Sinfonia da Camera(イリノイ大学):https://sinfonia.illinois.edu/

アンサンブル神戸:https://ensemblekobe.com/

Midwest Young Artists Conservatory:https://mya.org/


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【番組の概要】

クラシック音楽の良さがサッパリわからないかねりんが、業界の重鎮「谷中先生」にイロイロ教わる番組です。むずかしい話から始めません。まずは前提ゼロで音楽を聴いて、自分の言葉で感じてもらう。そのあとで「実は今のが◯◯なんです」と種明かしをします。聴き終わるころには、なんだかおちついている。そんなクラシックの入り口になる番組です。


【1】この番組のこと


▼番組公式サイト(Spotify・Apple Podcast・Amazon Music・LISTEN・YouTube へのリンクはこちら)

https://ochitsuki-classic.kanerin.co.jp/apps


▼番組公式ハッシュタグ

#おちつきクラシック

ご感想やコメントは、このハッシュタグを付けてX(旧Twitter)でポストしていただけると嬉しいです。


▼番組へのお便り(お便りフォーム)

https://forms.gle/XQERmGXk7U4M8ja88


【2】出演者


▼谷中イチロー(やなかいちろう)

・クラシック音楽プロデューサー/クラシックの語り人

・文化工房PLAN-B 主宰

大学時代にオーケストラ活動に没入し、卒業後はプロオーケストラや音楽ホール、音楽事務所でコンサートやアーティストのマネジメントを歴任。現在はオーケストラ運営とオーケストラ業界全体に関わる職の傍ら、「谷中イチロー」名義でコンサートや講座、ワークショップ等、音楽と社会を結ぶ活動にも取り組む。谷中を拠点とする文化工房PLAN-B主宰。


▼金田勇太(かねりん)

・KANERIN Podcast Studios 代表

元刑事。最前線で、数々の事件捜査を指揮してきた。2017年に暗号資産業界へ参入し、複数のグローバルプロジェクトでコンサルティング・情報分析・アドバイザリーを担う。コンサートのライブ配信、音声配信、テックメディアの創業などを経て、ポッドキャストのレーベル兼プロダクション「KANERIN Podcast Studios」を創業。多様なパートナーとともに、未来へつなぐ“声の原典”を共創している。

https://x.com/kanerinx

https://voicy.jp/channel/2534


【3】制作


番組演出(トーク・BGM・効果音):Aviv Haruta

音楽(オープニング・エンディング・場面転換):J.S.バッハ「イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971」第1楽章より(℗ 2026 株式会社KANERIN)

カバーアートデザイン:UTA

プロデューサー:金田勇太(かねりん)

制作:KANERIN Podcast Studios

著作:株式会社KANERIN

https://kanerin.co.jp/

感想

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サマリー

谷中は、前回「音楽で感情が動かない」と話したKANERINに、曲名を伏せてモーツァルトの協奏曲を3曲聴いてもらう。KANERINは1曲目に「大好き」と反応する一方、感情よりも雨上がりの湖や夜明けの風景、過去の仕事や人の記憶を語る。激しい2曲目では中ボス戦や指揮者、3曲目では中世の屋敷やコンサートホールなど、具体的な情景と録音環境まで浮かんだ。谷中は、音から情景へ広がる聴き方を共感覚に近い可能性として捉え、3曲がいずれも独奏楽器とオーケストラによる協奏曲だと説明する。KANERINは音色や構造をよく観察しているが、作曲家の感情や物語には分析的に接していると整理される。二人は、感情がないのではなく、警察一家や強い父親のいる家庭環境の中で感情移入や表出を抑制し、心を固くガードしてきたのではないかと話す。谷中は、音楽には副作用の少ない「薬」のような力があり、感情を安全に解放する助けになると語る。最後に、内側から殻をつつく小鳥と外からつつく親鳥が同じ瞬間に力を合わせる「啐啄の機」を紹介し、二人は音楽を通じて殻を開くタイミングを探していく。

モーツァルトで感情の動きを診察する
かねりん・谷中さん
おちつきクラシック
谷中さん
クラシック音楽プロデューサーの谷中です
かねりん
クラシック音楽素人のかねりんです
この番組はクラシックの音楽のことを全然わからんかねりんが
何がそんなに面白いの?
何がそんなに感情を揺らすの?
ということをヤナ
ちゃんから聞いていく
そして僕が音
楽で感動できるようになると
そこを一応ね目的目標にしてやっておる番組でございます
谷中さん
アップデートされたね
かねりん
そうですね
谷中さん
作りながら番組のコンセプトが決まっていく
かねりん
変わっていくと
谷中さん
いいですね
かねりん
前回の配信でねまさか僕には感情がなかったと
そんな話になった
分かっちゃったよね
今日はテーマ的にはどういう回にする
谷中さん
あの
前回だから
登るべき山見えたなと思ったので
はいはい
まずは本当にそう言いながら
音楽で心動かないの
本当にっていう
まだにわかに信じがたいんだが
かねりん
なるほどねまだ僕にはチャンスが
残されていると
谷中さん
もしかしたら正常かもしれない
かねりん
正常だったらまたコンセプト
谷中さん
そしたら番組終了になる
だって病院にさ
病気じゃない人来ても
かねりん
病気呼ばわりされてるよ
了解です
了解でございます
谷中さん
病気って言っちゃった
かねりん
今日は何?音楽を聞きながら
谷中さん
せっかくなんで
かねりんの
よく知っている
モーツァルト
モ
ーツァルトって
感情ってものを考えるときに
音楽の長調短調って
すごく分かりやすく大事なんだけど
それに
それがよく分かってないかねりん
その音楽を使って
音楽で感情を動かしてもらうためには
長調短調の話
やっぱりもうちょっと
掘り下げてしようかなっていうのが
かねりん
そうね
やり知ってるかもしれないし
谷中さん
実はね
この振りが
かねりん
いやー
楽しみ
谷中さん
じゃあ行ってみましょうか
かねりん
今日音楽聴きながらね
谷中さん
ちょっと音楽も流そうと思って
かねりん
ってことは今日はみんな
等倍でね聞いてもらうといいと思いますよ
谷中さん
等倍
かねりん
早送りでクラシック聞いたら
とんでもないことにな
谷中さん
それダメね
かねりんの方も結構
早回しでみんな見るのやっぱり
かねりん
やっぱみんな基本
1.5とかで見るんじゃない
谷中さん
人によるけどね
このあれがいいのにね
このテンポ感が
かねりん
本当はね
谷中さん
まあいいや
かねりん
でもこのクラシックは多分あれじゃない
冒頭のオープニングもさ
わざわざ
撮った
谷中さん
オープニングでしょ
撮り下ろしだよ
かねりん
全部オリジナルミュージックでしょ
谷中さん
やっぱ手作りにはこだわりたいなと
思うわけですよ
かねりん
やっぱりクラシック音楽プロデューサーだからさ
その辺の
無料サイトからダウンロードしてくるわけに
いかんよねって言って
谷中さん
やっぱりせっかくだからね
一番合う曲を
実際にその番組の思いを込めて
僕の
よく知っているピアニストに
お願いしたわけですよね
かねりん
すごいリッチ
谷中さん
でも名前を出したくないらしいんだけど
かねりん
なんでだろう
やっぱこんなうさくさい
番組だからですかね
シーン2ぐらいになったら
打ち解けていいかも
谷中さん
もしかしてね
そろそろ名前出してもいいっていう
かねりん
番組次第だね
頑張ります
谷中さん
頑張りましょう
じゃあそのやってみようかね
早速
かねりん
モーツ
ァルトを
谷中さん
やっぱ使おうと思ってて
でこの間
結構前になっちゃうけど
かねりん
聞いてもらった曲って覚えてる?
谷中さん
知らん
もう忘れてる
かねりん
クラシック記憶が大事だから
谷中さん
聞けばわかるんじゃないかな
ぜひいっぱい記憶してほしいんだけど
でも今日は新しいサンプル使います
じゃあ覚えてないっていうんで
でもねきっと知ってる曲の可能性もあるんだと思
1曲目に浮かぶ雨上がりの湖と記憶
谷中さん
ちょっとまずこれ聞いてください
はい
かねりん
ちょっとしばらく聞いて止めます
はい
大好きな曲です
谷中さん
知ってた
かねりん
知ってる曲ですよもちろん
谷中さん
今それ大好きって言ったよね
かねりん
大好きです
谷中さん
聞いてないんだけど
感情ないって言ったじゃん
かねりん
よく聞くから好き
谷中さん
ちょっと待ってよ
ビジネス無感情
かねりん
何が何が
どういうこと
谷中さん
だって音楽で感情動かないって言ったのにさ
大好きな曲って動いてんじゃん
かねりん
好きっていうか
谷中さん
好き
かねりん
っていうかよく聞く曲だな
谷中さん
ちょっと待って
なんか疑惑が
かねりん
なんすか疑惑
谷中さん
感情動かないっていう
ビジネス的なやつで
感情のないかわいそうなやつを演じる
演じるって
かねりん
これで死んだ人のそっちでしょ
方針じゃないよ
谷中さん
いやまだ疑ってんの俺
かねりん
これは今は
感想言えばいいの
谷中さん
そうだねこれはだからさ
処方箋の一個なんだけど
まずはカルテ作りたいんで
かねりん
なるほどね
谷中さん
一回じゃあ今の
何が聞こえましたか
かねりん
これはあれですね夜明けの
雨上がりの湖
ですね
雨上がりの湖で
晴れ間がさしてくる
小鳥さんがファって
谷中さん
めちゃめちゃロマンチック
かねりん
情景としてはそんな感じ
谷中さん
すげーロマンチックじゃん
かねりん
と同時になんかやっぱりこれ
なんか
僕が仕事をやめて
新しく始めた頃に
いろいやってた時に聞いてたのかも
しれないから
その時の
よく付き合ってた人の
顔が浮かぶ
谷中さん
結構だから乗っかっちゃってんのね
エピソードがね
かねりん
そうか
谷中さん
だから好きなの
かねりん
好きって言ったけど
よく聞く曲っていうぐらい
谷中さん
一個僕今気づいたことがあるんだけど
よく聞くものって
これ心理学で
単純接触効果ってあるじゃないですか
かねりん
よく聞いてて
谷中さん
嫌にならないってことは
どっちかって言えば好きになってくるんですよ
かねりん
だから
谷中さん
なんたか知らないけど毎日聞いてると
聞き流しちゃうという恐れがあるって
僕言ったからそれはそうなんだけど
もしかして別に
そこまで聞き流してないもんあるなって
今若干思ったね
だからそれは気づいてないのかもしれない
自分の感情に
鈍感な人なのかもよ
もしかしたら
ちょっと深読みしたらごめん
俺今実を言うとね
違う曲出そうとしたのに
息がかりしようこれが出たから
自分でもびっくりしたんだけど
でも全然オケーです
じゃあこの曲って
かねりん
やっぱでもなんか風景が浮かぶんだよね
谷中さん
浮かぶんだね
その時の気持ちってあるじゃん
でもさ風景って
かねりん
だからそのなんか雨上がりの
晴れ間がさしてきた
湖なんで
なんか明るい気持ちになってく感じじゃない
夜が明けるじゃないけど
雨が明ける
谷中さん
言語化してもちょっと
どんな気持ち
かねりん
どんな気持ちに今なったか
谷中さん
それを例えて言うならみたいな
例えなくていいんだけど
例えては言ってるんで
その時の自分の気持ちって
どんなものなんでしょうね
かねりん
だからそこのあれですよね
その当時
やってた仕事とか
付き合ってた人とか
に対する気持ちしかないです
谷中さん
どんな気持ちなのそれ
かねりん
ちなみに
あんなこともあったな
あんなことも
あったな
いつになっても
なんとか
谷中さん
ちょっとなんか大丈夫かな
かねりん
失敗になってた
どういうこと
谷中さん
あんまりネタバラシをね
だからこういう感情が起きますよ
っていうのは僕は良くないと思って
かねりん
だからなんか本当だから
何かちょっと
ちょっと安穏としたものが去っていくみたいなイメージが浮かびましたよ
谷中さん
去っていくっていうのはつまり
かねりん
明けてだから
夜明けぜよですよ
谷中さん
夜明けぜよだから
良くなってく
ってなってて
去っていくってでもなんかネガティブにも聞こえるけど
ネガティブな要素もあるの
かねりん
ネガティブな要素はないです
谷中さん
ないのね
じゃあポジティブ
かねりん
ポジティブです
その雨
が上がって天気になっていく感じなんで
ポジティブです
谷中さん
OK全然OKです
激しい曲とゲーム音楽の連想
谷中さん
じゃあもう一曲いきますね
かねりん
激しいな
谷中さん
大体同じくらいの時間だったね
かねりん
激しい
BGMに使えないこんなの
絶対流れ聞きできないやつ
指揮者の人が
ブンブンブンってやってる絵が浮かびました
谷中さん
そんだけです
音楽の
なんか音楽の印象ないの
かねりん
印象は
さっきよりはちょっとなんか
悪役がいるみたいな
谷中さん
ちょっとダークな感じ
ちょっと中ボス戦ぐらいの
かねりん
中ボス戦ね
谷中さん
ゲームのBGMに引きずられてる感じね
それは逆に言えば
そういう音楽を流すとそういう感情が生まれるっていう
計算して音楽を書いて使ってるから
ゲーム音楽っていうのはさ
でもそれ大体RPGとかのゲームの
音楽のルーツは
かねりん
割とクラシックが多いね
谷中さん
典型的な
すぎやまこういちさんね
かねりん
すぎやまこういち
谷中さん
ドラクエの音楽は
完全にクラシックですから
かねりん
ドラクエやったことないんですよ
谷中さん
そう
なんですね
世代は
かねりん
FFでしたね
谷中さん
FFはちょっとバンドっぽいんだよね
音楽がどっちかっていうと
あんまりクラシック寄りではない
じゃあ今のもうちょっと
感情なんか
かねりん
特に無感情っすね
谷中さん
無感情なんだ
かねりん
う
るさいなーって感じ
谷中さん
じゃあさもう一個
もう一個聞いていい
これあくまで
なん
ていうの
診察なんですね
かねりん
率直な印象だよね
谷中さん
率直なもちろんもちろん
情景が広がる聴き方と共感覚
谷中さん
どんな感じ
かねりん
感情は無ですけど
すごい情景が浮かぶんですよ
最初は中世ヨーロッパの
木でできた大きいお屋敷で
ピアニストがピアノ弾いてるような
映画が浮かぶんですけど
なんか途中フルートみたいなの出てきて
最後
なんだホールかよっていう
ホールで演奏してるぐらい
谷中さん
俺の
かねりん
イメージ返せみたいな
谷中さん
中世のお城かと思ったら
かねりん
中世のちょっといい
お家かと思ったら
コンサートホールみたいなとこに移って
騙されたなみたいな
あーみたいな
そんな感じです
谷中さん
想定を超えますね
そして感情が無
かねりん
感情って言われてるから
感情無って
そんなことより情景なんですよ
感情感情って考えない
考えれば
なんか途中からまたなんかちょっと明るくなったから
また
ちょっと盛りな感じみたいな
それも風景だな
ちょっと明るくなる感じかなみたいな
谷中さん
面白いですね
かねりん
言われてみれば
谷中さん
全部情景
逆に音楽聴いてそんなにスラスラと
情景みんな出ないですよ
それって結構
鍛えないと
意外と日本人の
僕いろんな人とワークショップやったりしてて
どんな景色って言って
出るのって子供は出るんですよ
かねりん
ちっちゃい
谷中さん
でも年齢いくとね
ちょっとためらいもあるのか
懐かしいとか思ったかもしれないけど
そんなにポンポン情景が
しかもクリアじゃないですか
かねりん
クリアスも再生されてくんで一緒に
あーなんか
どんな貴婦人が弾いてんのかな
谷中さん
それねーわかった
かねりん
ホールじゃんクソ
騙されたみたい
谷中さん
そんな風に思うの世界中で感じたくない
かねりん
しかも今回は
音源の問題なんだけど
多分レコードのポリのパチパチ感あったじゃん
谷中さん
だから
かねりん
それを収録してる環境みたいなの
頭にくるのよ
だから最初なんか部屋の一角で
なんか弾いて撮ってんのかな
なこれってそんな昔から
こういうこの音楽はあったんだな
谷中さん
みたいなどういう
かねりん
このレコードはどういう
人たちに聞かれてどんな
シーンにあったんだろうな
みたいなことが来て
収録されてる
情景が浮かんでるから
それでホールに行ったから
ホールかよホールどうやって撮ってんのかな
急にエモくなくなったかよと思って
何かプロの技師が何か撮ってんのか
みたいな
みたいな感じ
谷中さん
普通は逆だけどね
広がった時に
普通っていうのは良くないんだけど
だからびっくりした
すげーびっくりしたやっぱり本物だった
本物の
サイコピー
かねりん
やめてください
谷中さん
びっくりしたし
でも興味深いのは
もしかして僕はね
共感覚っぽいなと思った
かねりん
共感覚
谷中さん
共感覚ってすごく芸術語る上では
大事な要素なんだけど
かねりんの
音を聞いてここまで具体的に
情景が浮かんで
イマジネーションが広がるって
下手するとそれが情景が邪魔して
感情が出てこないぐらいまであったじゃん
今
それって実は共感覚保持者にも
起こる現象で
共感覚って何かって
簡単に説明すると
人間に視覚
聴覚嗅覚
いろいろあるじゃないですか
共感覚ってある一つの
視覚を見てるのに
それが音になって聞こえてきたり
それが全部のことが
数字に置き換わったりとか
違う感覚が
間違って僕それ結構
本たくさん読んでる方なんだけど
違う脳の部位が
発火っていうか
反応しちゃう現象なんだよね
ここまで情景描写を
してしまうっていうかできちゃうのは
ちょっとした共感覚寄りの
のなんだろうなって僕は
かねりん
想起する
谷中さん
逆に僕はだから物語に聞こえるタイプなんですよ
音楽聞くと
全部ストーリーが
むしろストーリーでは情景じゃなくて
物語が
感じられちゃうので感情移入しやすいんだけど
それが全部
情景になっちゃうんだね
かねりん
情景になっちゃうタイプなんですかね
谷中さん
でもそれは
有力な情報が得られたな
一応種明かし的に言っとくと
モーツァルトの何曲か
聴いていただいて
全部モーツァルトです
かねりん
だから聴いたことあったのか
谷中さん
聴いたことがあった方がいいだろうなと思って
共通してるのは
協奏曲っていう
これは音楽の形式の話だけど
オーケストラ以外の独奏楽器っていう
目立つ
バンドで言うと
かねりん
笛とか
谷中さん
1曲目はフルートが
フルートとハープがすごく活躍する
協奏曲だし
2曲目3曲目は
ピアノとオーケストラのための協奏曲
ピアノが大事な
かねりん
だからピアノから始まったじゃん
谷中さん
さっきだからピアノの曲ね
ってなって
気持ちが個人の家の
スポットライト浴びてる状態だと思ってもえたり
ステージ上にピアノが
1台あってそこにスポットライトが
で一人で
語ってんだけど
でそれは
モノローグって言って一人語りが終わった後に
急に光が射して
実は舞台上にオーケストラがいましたよ
っていう風に
情景化することはできるので
確かに音楽の効果としても
すごい的確に
かねりんの聞き方は
機能的にはすごく音楽の機能をちゃんと捉えている
しかも笛がとかさ
かねりん
楽器の
谷中さん
音色の違いも捉えてるから
相当ね聴けてるんですよ
相当聞けてるのに
かねりん
音はね
分析的な聴き方と心のガード
谷中さん
でもそこの音の背景にある
作曲家が込めた
どういう物語感情
訴えたいことっていうのが
掴めれば
もっとダイレクトに多分音楽に浸れると思うんだけど
なるほど
今結構分析的に作能的に聞いてるなと思ったね
情景なんだけど
かねりん
またやっぱり
頭で考えてる系だ
谷中さん
考えてるね
一生懸命聞くのは
すごくクラシック音楽にとっては
必要だしいいことなんだけど
なんか
一生懸命聞くの
聞き方がどうも
ロジックにロジカル寄りに
あるいはなんか推理
ケージか
あるな
かねりん
職業病か
谷中さん
職業病かもね
かねりん
感情なんて
いられんだみたいな
谷中さん
でもないの
犯人がどうしてこういう行動に至ったかを
感情の面から
想像したり
推理したり
そういうのって
必要な気もしないでもないけど
かねりん
感情移入してるとやってらんなくなる
ってのもあるかも
谷中さん
そうだよね
日も
溶けてきたね
ちょっと
かねりん
あるな
谷中さん
いやあると思うよ
かねりん
感情を移入しないように
生きてきたかもね
谷中さん
制御してるかもしれない
それでいて実は分析的にとか
対象はよく見てるのよね
丸太いというか
なんだかわかんないけど
かねりん
マル秘とか
谷中さん
だから観察力はすでにあるし
聞く力もあるのよ
だけどその鳴ってるものに
心を沿わせるっていう
っていう沿わせ方が
わかんない
ちょっとかわいそうな人なんだと
かねりん
心がたぶんガチガチにガードされてるんですよ
谷中さん
心ガードだな
かねりん
ガチガチガード
谷中さん
なるほどな
かねりん
それをオープンにさせようっていう
試みが最近僕の周りで
起きてきてるな
それの一環じゃないですかね
谷中さん
結果的にね
かねりん
僕を泣かせようって頑張ってる子とかいるし
谷中さん
一緒じゃん
かねりん
うん
感情がなさそうに見えて
実はめっちゃあるよねみたいな
分かってんじゃんみたいな
ちょっと嬉しい
谷中さん
実は出したいって言ってたもんね
かねりん
分かってほしい
自分で何も言わないくせに分かってほしがりや
みたいな
どんだけわがままなんだ
谷中さん
こんなに公開で自分の感情をほじくらとされて
すごい
すごい番組を自ら
かねりん
こんなはずでは
こんなはずでは
谷中さん
でも実は案に求めてたのかもね
かねりん
求めてる部分ある
本当思ったもん
前
回の
診察でも
谷中さん
診察でもね
なるほどな
かねりん
だからずっと閉じこもってるけど誰か見つけて
みたいなねまた情景が浮かんだけど
谷中さん
浮かんだ?
何何何
かねりん
よくアニメとかで暗闇に
閉じこまってる
ちっちゃい頃の私みたいな
谷中さん
エヴァンゲリオンの
アスカみたいなね
アスカ・ラングレー的なとか
かねりん
そんな感じツンデレ
谷中さん
ケツロウはツンデレ
かねりん
そんな感じかもし
谷中さん
なるほどね
ちょっと解像度上がったねまた
もしかしたら感情移入を
抑制するっていうのが
かねりんのこれまで人生の中で
する必要が
必然があったのかもしれない
かねりん
あとなんか家庭環境にも
大きいかも
なんか感情あまり出すの
良しとされない
のを暗にプレッシャーとしてずっと感じてたかもしれない
谷中さん
なるほどね
やっぱ警察一家だから
かねりん
警察一家だし
父親がめちゃくちゃ強かったから
もう
最後全部負けるので
谷中さん
戦ったらね
かねりん
なんか多分
感情を出していって
それをやり込められたら
もう立ち戻れないから
谷中さん
出さないみたいな感じだったかもしれない
ガードしてる部分があった
かねりん
ガードは固いのは警察以前だから
家庭環境大きいかもね
なるほどね
超ガード
ガチャガチャガチャガガチャーンって
音楽を感情解放の薬として考える
谷中さん
でもなんか
ちょっと分かった
診察した甲斐があって
どういう原理でそうなってるかが
分かってきました
その上で音楽は
それでもなお有効な
多分対処法になり得ると
僕は思ってるので
かねりん
音楽療法ですか
谷中さん
療法じゃないけど完全に病気じゃん
かねりん
これ病気の診察
みたいになってるじゃんこれ
谷中さん
完全に精神科医
来た人みたいになってるけど
でもさお金少ないから
現代はね心をみんな
ガードしたり自分の感情と
どう付き合うかが難しかったり
誰しもあるから完全に
がその一つの
奨励としてさみんなに
見てもらってさ
それは僕らにとってもありがたい
公開処刑じゃなくて
公開審査
かねりん
公開審査いいよな
谷中さん
いやーそれありがたいね
かねりん
病名がさ最近現代いろいろ
ついてるだけでさついてないって
やめて
病名に従うのやめて
だからなんだろう
昔ではなんか別に普通に
病気でもなかったものが
いろいろとやばいと診断され始めたんだろうけど
いろいろな個性
谷中さん
で
かねりん
言えばみんな
お金少なかで普通じゃない
ことはあるからさ
谷中さん
全くそうだと思うよ
かねりん
で自己弁護しようとして
谷中さん
だから薬飲んでね治せとかね
なんか本当のガチ病院に
行って治せとかは全然
思わないんだけど
僕音楽ってある種
薬みたいな力があるんだけど
それはいろんなものに薬みたいな
力ってあるじゃん友達と飲みに行くことで
元気になる人もいるし
ある種信仰みたいな
神的なもので
あれする人もスピリチアルもある
あるいはドラッグとか
ダメージが来るものもある
僕は音楽って
一番副作用の少ない
ある意味
薬だと思ってるんですよね
かねりん
副作用少ないなるほど
谷中さん
副作用あるとしたらBGMとして
音楽を聴けなくなるとか
思い出しただけで泣いちゃうとか
って感情の欲を大きくなるかもしれないけど
でも音楽とうまく
付き合うと
あんまりだから社会生活に
支障をきたさずにちゃんと
自分の感情を解放したり
みんな多かれ少なかれ
そういう風音楽使ってると思ってて
だからねそれをクラシックで僕は
できるってことを証明したいなって
改めて今日思ったんで
やってほしいな
でも今日すごく
診察の結果いろいろクリアになりました
感情がないんじゃなくて
感情移入したり感情を出したり
することを抑制してる
ということがすごいクリアになったんで
かねりん
鎧がアイアンメイデン
みたいな感じかな
谷中さん
アイアンメイデンね
そうだと思う
だとしたら
開けて
こんなにはっきり開けてっていう人も
珍しいけど
開けてくれ
かねりん
じゃあ開けるわ
谷中さん
開けていきましょう
分かんない
かねりん
分かんないよやってみないと
開けるよって言ってほしいよね
谷中さん
それは全力を尽くしますよ
啐啄の機と殻を開くタイミング
谷中さん
でも開けるんじゃなくて最後は自分だから
開けるのは
僕好きな言葉
最後
うん
かねりん
あの
谷中さん
啐啄の機っていうのがあるんですよ
かねりん
初めて聞いたその言葉
谷中さん
僕の大事な言葉
かねりん
忖度の気持ち
谷中さん
忖度の気持ちじゃない
啐啄の機って言って
忖度の気持ちも大事なんだけど
啐啄の機って
これ中国の故事っていうか
言葉なんだけど
親鳥と小鳥が
殻に入った小鳥が
中から出ようとするとき
中からつつくの殻を
でも固いじゃん
殻ってすごく固くできてるじゃん
でそれを開けるためには
小鳥が殻をつつく
それと同じタイミングで
同じ場所を親鳥が
くちばしでつつくってやって
初めて殻がパリって割れるのよ
かねりん
そうなの
親が外からパンってやのは割れない
谷中さん
割れないだって固いよ
これぐらいで割れるんだったら
みんな死んじゃうじゃん割れて
かねりん
同時にやるのパン
谷中さん
同時にやるのが啐啄の機ってチャンス
機械の木なんだけど
だから自分は殻から出たい
そして出ておいでっていうタイミングが
パンってあった時に初めて割れる
これを啐啄の機っていうのよ
かねりん
いい言葉でしょ
谷中さん
だから僕は親鳥
つついてて
でも自分も出たい
それがタイミングと場所があって
初めて
かねりん
連打するのかなみんな
谷中さん
連打はすると思う
数撃ちゃ当たる的なね
でもそれ威力がちょっとやっぱ落ちちゃうから
マシンガンだと
かねりん
その風にやってんだ
パンって
谷中さん
パリンって
かねりん
奇跡じゃん
谷中さん
奇跡の連続なんですよ
啐啄の機をね
ぜひこの番組を通じて
かねりんと
クラシック音楽我々のね
柳川の啐啄の機を作りましょう
かねりん
いいね破りたい破りたい
破ってください
エンディング
かねりん
で今日はこれぐらい
谷中さん
一応まあ診察完了です
はい
かねりん
診察とか言っちゃったよ
本日の診察はこちらみたいな
谷中さん
後で会計
請求処方箋
ということで
かねりん
ありがとうございました
今回はこのぐらいにしておきましょう
そうだね
こちら
ヤナピーのセリフです
ごめね
ちょっとそういう段取りができない
谷中さん
人間として生きてきてるので
かねりん
やっぱりヤナピーの声で
締めてもらわないとさ
谷中さん
番組公式ハッシュタグは
シャープおちつきクラシック
ひらがなでおちつき
カタカナでクラシックです
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今回の話良かったな落ち着いたなという人は
かねりん
星5レビューをお願いいたします
アップルとスポーティファイですね
両方お願いいたします
それではまた1週間落
ち着いて過ごしていきましょう
谷中さん
さようなら
31:08

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