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ワンオペワーママのぞみの「それでも前を向く」
このポッドキャストは、ワンオペ育児会社員ワーママの私が、ワンオペ育児共働きならではの悩みやもやもや、気づきを共有しながら、聞いてくださっている皆さんと一緒に少し前向きになっていく番組です。
こんにちは、Nozomi Itohです。
先週はWBC14年ぶりの王座奪還を見ましたか、皆さん。
私はちょうど子供の学校の休みに合わせて休みを取っていたので、4階の表くらいから最後まで見ることができました。
普段、スポーツ観戦はほぼしないんですけれども、そんな私も最後のね、大谷選手がトラウト選手を三振で仕留めた時には、興奮して思わずソファーから立ち上がって、小一の長男をおんぶしながらはしゃいでしまいました。
その長男はキャッチボールやバッティング練習くらいではありますが、野球には結構興味があるくせに、最初テレビをつけた時には、そんなの絶対見ない、つけても絶対消すととても嫌がっていたんですけれども、
いざつけてみると、ベンチにいる大谷選手がたくさんのカメラで抜かれてまして、憧れの大谷選手がそこにいるっていうのが良かったのか、その後は引き込まれたかのように、
ピッチャーが投げるボールって何種類くらいあるの?とか、2ストライク2アウトだからあと1つでチェンジだね!とか、前のメリ組に見てくれました。
ああいった一生懸命打ち込む大人の姿を子供たちに見せることができて、一緒にその感動を分かち合えて良かったなと思いました。
さて、今日はここがつらいワンオペワンママというテーマで、個人的にワンオペ会社員ワンママとして8年間振り返って、一体何がどうしんどかったのかという話をしていきたいと思います。
今まさにワンオペ育児でという方に共感してもらえたら嬉しいなと思いますし、
これから第一子あるいは第二子を迎える方でパートナーの協力が得られないかもという方、あるいは現在あまり育児に関われずパートナーにワンオペ育児をさせてしまっているという方にもぜひ聞いていただけたら嬉しいです。
ではよろしくお願いします。
今日はここがつらいワンオペワンママというテーマでお話しします。
ワンママという言葉をあえて使いますが、ワンオペ育児をされているパパさんももちろん含みます。
まずワンオペワンママを定義する二つの要素がありますよね。
ワンオペ育児であるということと働いているということです。
これはそれぞれに大変です。
ワンオペ育児であること、働いていること、そのそれぞれに特有の大変なポイントがありますよね。
ワンオペワンママはそれが合わさっていることによって足し算ではなく掛け算的に大変なんじゃないかなと思っています。
それを8年間やったことを振り返って、大変な要素を思い切って二つに集約して、この前編と次回の後編で一つずつ紹介していきます。
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今回、家電や工夫で解決が可能なものや子どもの人数が関係するものはあえて外しています。
今日は前編で振り上げるのは、初めてのことに判断を強いられ、責任を負う心理的負担が大きすぎるという点です。
これはワンオペワンママのワンオペ部分、つまり、自分以外に大人がおらず、一人で子どものケアをするという面に関係します。
子どもの怪我や病気、いやいや気の対処、成長してくれば学校のつまずきや勉強のさせ方、環境づくりなど、育児をしていれば、都度初めての連続です。
たとえ二人目だとしても、タイプが違えばまた別の初めてが生まれますし、そもそも二人同時に育児をすること自体が初めてですよね。
こういったことについて、パートナーや理解者にタイムリーに相談できない、一緒に考えられない、都度一人で意思決定して対処しなければならないのは、精神的にかなりすり減りました。
例えば、うちの長男・次男共に1回ずつ入院したことがあります。長男は1歳4ヶ月の時に、再期間支援で入院しました。
その時は保育園でRSウイルスが流行っていて、長男もそれに感染してしまったんですけど、RSウイルスって重症化しないことも結構あるので、かかりつけの小児科で解熱剤と水分補給で回復を待つようにと指示されました。
それが水曜日。目筋と2日間回復がなくて、その後情報を集める中で、呼吸数が1分間に80回以上だと重症化しているケースがあるという、お医者さんの書いた記事を見つけたのが土曜日の夕方でした。
もちろん夫は仕事でいませんし、数えてみると明らかに80回以上だったので、対処が遅れて何かあったら大変だと急いで夜間休日診療に行きました。
待たされて診察してもらうと、RSがとても多い時期だったからか、簡単に診察をした上で、「お母さん心配しすぎです。」みたいに言われて、特に措置もなく返されてしまいました。
これは私の考えすぎかもしれないですが、ネットの記事を鵜呑みにして心配しすぎている新米ママに、お医者さんの方が呆れているような印象も正直受けてしまいました。
苦しそうな1歳4ヶ月の物言わむ長蛮に、「何もしてあげられることがない?でも心配すぎなんだろうか。」そう俊々した私は、週明け月曜日にかかりつけの小児科に連れて行くことができませんでした。
その晩、いつもと違った弁が出て、「これはやっぱりおかしい。」と確信して、火曜日の朝に受診をして、そのまま市民病院に紹介されて入院になりました。
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入院になったと言っても、血液検査や酸素濃度を測られて、病院側も病床がいっぱいだったからか、一度は危うく家に返されそうになりました。
休日診療からの悪化を目の当たりにしていた私は、返されるなんてたまったもんじゃないと気が気ではありませんでしたが、
そのうち長男が眠って、それに伴って酸素濃度も下がってしまったので、ようやく入院の判断がおりました。
その後、いろんな部署でいろんな書類にサインして、一度荷物を取りに帰ってそれを届けて、家に帰れたのはもう夜でしたね。
朝、家を出て終わったの夜なんですよ。結局その後、長男は2週間退院できませんでした。
この間、夫はもちろんそばにいませんし、仕事中なのでLINEで相談したところでタイムリーに帰ってくるわけではないので、
考えた結論や起こった出来事を共有するだけです。
すみません、ちょっと長くなっちゃったんですけど、あえて細かく状況の描写とか心理描写をしてみました。
この入院したという言葉の裏側に、これだけの心理的とか体力的な負荷がかかっていることを知ってほしいなと思って、ちょっとお話ししてみました。
子供を産んですぐ全人類の母親の英知が手に入るわけじゃないので、そんなまだまだ新米な自分だけで責任を負って子供に関する意思決定していくのって、結構思ったかったですね。
育児に参加できないパートナーの皆さんは、ちゃんとその心理的体力的な労力、想像できているんでしょうか。
公園に行ったよとか、お迎えの帰りに買い物したよとか、そういった一言の裏側にもたくさんの意思決定とか、心理的体力的な負荷があるということをですね、ぜひ想像して感謝やいたわりの言葉をかけてもらえると嬉しいなと思います。
さて、今日はここがつらいワンオペワママの前編ということで、初めてのことに判断を強いられて、責任を負う心理的負担が大きすぎるという点についてお話ししてみました。
明日は後編で2つ目の大変さをお伝えしていきたいなと思っています。
聞いてくださってありがとうございました。ではまた明日。