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ティーチングプロの野山佳治です。
それでは、今日もゴルフ上達に役立つヒントやコツをお伝えさせていただきます。
今日のテーマは、ティーイングエリアを有効活用していますか、ということについてお話しさせていただきます。
ティーイングエリア、一打目を打つところなんですけれども、
ティーイングエリアは呼び名が最近変わりまして、
前はティーグラウンドと言っていたのですけれども、
まだ私の中ではティーイングエリアというよりはティーグラウンドと言った方が、
まだしっくりする部分はあるのですけれども、名前が変わりましたので、
今はティーイングエリアと言いますけれども、一打目を打つところですね。
ここを有効活用していただくことによって、
いいスコアが出やすくなりますということを、今日はお話しさせていただきます。
ティーイングエリアは、ティーマークが左右に2個あって、
そこから後方に2クラブレングスまで後ろに下がることができます。
その間にボールをティーアップして打っていただくのですけれども、
どこにティーアップするかで、結構ティーショットの結果が変わったりします。
まず一番基本的なことをお話しすると、
ティーショットをフェアウェイの右サイドに打ちたい場合には、
フェアウェイでもいいですし、グリーンでもいいですけど、
右サイドに打っていきたい場合には、左側にティーアップして、
左側にボールを打っていきたい時には、右側にティーアップするというのが基本です。
対角線に狙っていただくというのが基本になります。
対角線に狙った方が狙いやすいです。
例えば、左側がOBのホールがあったとしたら、
右側にティーアップすると、どうしても左のOBが目に入ってしまうんですけれども、
左側がOBでティーエリアの左側にティーアップして右を狙って打つと、
OBに背を向けて、OBじゃない方を向くようなアドレスになりますので、
目に入らないのでOBが気にならないというのはもちろんありますし、
向いている方向が違うので左のOBに行きにくくなります。
こういう風に打ちたい方向と反対側にティーアップするというのが基本です。
あと、もう一つ考えなきゃいけないのは玉筋ですね。
自分の玉筋です。フックとかスライスとかという玉筋です。
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これも基本的には、ドローを打つ人であればティーエリアの左側にティーアップして、
右サイドを狙って打つのが基本です。
反対にスライスする人であればティーエリアの右側にティーアップして、
フェアウェイの左サイドを狙って打つというのが基本になります。
なぜそういう風に狙うのが基本かというと、
そういう風に狙うことによってフェアウェイが広く使えるということです。
たくさん曲がってもフェアウェイにボールを留めやすいということですね。
それがまず基本ではあるんですけれども、
ただ、人によってとかホールによってはその逆の方がいい場合というのもあります。
例えば、ドローの持ち玉の人がティーエリアの左側にティーアップして、
右を向いてティーショットするとですね、
例えば右側OBなどがあった場合には、
OBの方を向いて、OBに向かってショットするような形になりますので、
どうもそれが心地よくないというか、気持ちよくない、構えづらいという方もいらっしゃいます。
ですので、そういったことであればですね、
持ち玉がドローであってもティーエリアの右側にティーアップして、
コースに対して真っ直ぐですね、打っていただくというのもいいです。
反対にスライスが持ち玉の人もですね、
ティーエリアの左側にティーアップして、コースに対して真っ直ぐ打っていただくというのも、
それが打ちやすければそれでも全然いいです。
今ですね、左右の位置についてお話しさせていただきましたけれども、前後もあります。
ティーマークを結んだ後方に2クラブレングスまで、2クラブ分まで下がれますので、
後ろの方に下がって打った方がいい場合というのもあります。
例えば分かりやすい例でお話するとですね、ショートホールで、
7番ヤンで打つとちょっと大きそうだなという時なんかはですね、
2クラブレングス分ではありますけれども、後ろの方からティーアップすることによって距離を調節することができます。
あまり大きく打たない、2クラブレングス分ではありますけれども、
少し後ろから打てば距離がそれだけ出ないということになります。
あとですね、景色が変わるというのもありますね。
通常ですね、ティーマークがあったらその2本を結んだ線のちょっと後ろ、
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なるべく前の方で打つことが基本なんですけれども、前の方で立つと景色が良くないという場合もあります。
例えばティーニングエリアのすぐ前に崖があったりとかですね、前に池があったりすると、
それが目にどうしても入ってしまってプレッシャーを感じるということがあるんですけれども、
後ろに下がると崖とか池が目に入らなくて見えないということもあります。
その方が安心してショットをできるという面もありますので、
前の方だけが良いのではなくて後ろの方にティーアップした方がですね、
ライショットを打ちやすいというのもあります。
今までお話ししたのはまずは左右と前後なんですけれども、
あとですね、ライの状況といいますか傾斜の状況というのもあります。
ティーニングエリアはほとんどタイルには作ってあるんですけれども、
厳密に言うと平らではないです。
左足の方が上がっていたりですね、
ほとんどのゴルフ場はですね、ちょっと打ちやすくするために若干左足上がりにはなっているんですけれども、
その左足上がりの度合いが強かったりですね、
あとはティーニングエリアがオアン状になっていて、
真ん中が一番高くて左右が低くなっている場合なんていうのもあります。
どうしてもですね、特にショートホールなんかはですね、
ターフを取った後にメッチをしますので、
そのメッチがですね、何年何十年経ってたくさんやられるとですね、
真ん中が盛り上がってきたりします。
そうするとですね、ティーニングエリアがですね、平らではなくて真ん中が盛り上がって、
端の方に行くと低くなってしまうということもあります。
そういう傾斜もありますので、どういう傾斜で打つのがいいのかというのを考えていただくといいです。
基本的にはですね、なるべく平らなところにティーアップしていただくのがいいんですけれども、
じゃあちょっと右に行きたくないから、あえてですね、
つま先上がりのところにティーアップするという方法もあります。
そういう方法もありますけれども、基本的にはですね、平らなところにティーアップしていただければと思います。
ということでですね、今日はティーニングエリアの効果的な活用法ということでお話しさせていただきましたけれども、
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ティーニングエリアはですね、好きなところからですね、打てますので決められた範囲の中ではありますけれども、
その中で選べますので、いい球が打ちやすいところをですね、選んでティーアップしていただければと思います。
ということで、今日の音声はこの辺でさせていただきます。