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スピーカー 2
KNOWフードラジオ。農学ガチ勢TTです。 農学ビギナーゆとです。
スピーカー 1
KNOWフードラジオ。農風は、食べ物を科学とビジネスの視点で味わって、なるほどする番組です。
微妙に長いね。 ちょっと長いね。 言ってみると。 よろしくお願いします。 お願いします。
改めまして、たまにはゆと、私たちは高校時代からの友人同士でこの番組をやっております。
スピーカー 2
どうした?
スピーカー 1
ということで、我々コーヒー好きじゃないですか。 こっちは前提なんだ。
スピーカー 2
旧友ですからそれぐらい知ってますよ。 好きだね。 このつかみは3週連続3回目くらいかもしれないけど。
スピーカー 1
毎日飲んでますから。
コーヒーなんだけどさ、これからの未来、流通量が減って値段も上がっていくかもって言われてるらしいよ。
嫌だね。 なので、スタバで1杯いくら?500円くらい?
スタバは400円くらいかな。 400円くらい?
スピーカー 2
これが800円になったりとか、そういう時代が来るかもしれないですね。 厳しいね。
スピーカー 1
鈴くない豆を、それに対価を払ってくれるお客さんに届けるというね、そういう時代が来るかもしれないらしく。
スピーカー 2
らしい。止めてください。
スピーカー 1
そうなんですよ。流通量が減るっていうのが一番の懸念なんだけど。
スピーカー 2
取れなくなる。取りにくくなるみたいな。
スピーカー 1
取りにくくなる。
これね、コーヒー2050年問題って言われてるやつで。
スピーカー 2
2050年問題。
スピーカー 1
あと何年後?20年ちょっと?
スピーカー 2
ガッツリ影響あるな。まだ還暦ですからね、その時。
スピーカー 1
まだまだ生きてるよ、まだ。
スピーカー 2
めっちゃコーヒー頼ってそうだわ。
スピーカー 1
2050年とかちょっと未来とか言うと、地球温暖化が頭を揺げるじゃないですか。
スピーカー 2
そうね。
スピーカー 1
実際今、地球温暖化界隈ではどのくらい暖かくなるかっていうと、産業革命くらいから地球が暖かくなり始めてるんだけど。
そこから比べると、2030年だっけな。
1.5℃から3℃ぐらい上がると気温が。
スピーカー 2
はいはい。どっから1.5℃?
スピーカー 1
950年とかじゃない?
スピーカー 2
1500年。
スピーカー 1
そうっていう風に言われてて、でもすでに1.何℃上がってるんだよね。
スピーカー 2
年間平均気温みたいな?
スピーカー 1
そう、世界の平均気温ね。
スピーカー 2
地球平均気温みたいな?
スピーカー 1
みたいな感じ。
スピーカー 2
ね、どこどう参出するのか謎だけど。
スピーカー 1
そうそうそう。
スピーカー 2
そうなんですよ。
スピーカー 1
で、この先も1℃ぐらい上がっていくということになるんだよね。
で、そうすると、定性的に言えば、コーヒーの豆って2種類あるって言ったじゃない?品種が。
スピーカー 2
はい。アラビカ、ロブスター。
スピーカー 1
そう。で、アラビカっていうのは涼しいところを好んでるんだけど、涼しいところがなくなったりとか。
で、ロブスターはさ、温かいところで虫とか病原菌と戦って苦くなってるって言ってるけど。
スピーカー 2
戦ってね。
スピーカー 1
もっと苦くなるかもしれない。
スピーカー 2
そうか、そういうことか。そっちは大丈夫じゃねって言おうとしたら。
スピーカー 1
そう、そんなことが起こるかもしれないと思って。
スピーカー 2
かもしれない。
スピーカー 1
うん。ちょっと後者はね、ロブスター苦くなる説はちょっと俺の想像も入ってるけど。
スピーカー 2
理論上ね、そういう傾向には行くよね。
そうそう。
スピーカー 1
で、これが言われ始めたのが2014年なんだよね。
スピーカー 2
うん、コーヒー2050年問題。
スピーカー 1
そう、が提起されたのが。
スピーカー 2
はいはい、コーヒーに絞って。
スピーカー 1
そう、で、とある論文が出てて、
アビターカップクライマックスチェンジプロファイルオブ…別にタイトルはどうでもいいか。
まあなんか、そういうレビューみたいなのが出たんだよね。
うん。
レビュー論文みたいなのが。
スピーカー 2
何言ってんすか。
スピーカー 1
で、これはね、コロンビア、コーヒー産国であるコロンビアの研究者らが。
スピーカー 2
はいはい、南米。
スピーカー 1
そう、多分当時ビッグデータとかが使えるようになり始めた頃だろうけど、2014年って。
スピーカー 2
確かに結構盛り上がってたかも、ビッグデータとバズワード的に。
衛星画像使って、どこがコーヒー産地なんだっけみたいのを割り出して。
スピーカー 1
うん。
で、そこのポイントの気候変動予測ってどうなるんだっけっていうのを割り出して。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、まあ温度とか雨とかも変わるって言われてるよね。
なんかギリラ豪雨みたいなのが増えたりとか、逆にカラカラになったりとかね。
で、じゃあそういう風に気候が変わると、コーヒーの収穫量ってどうなるんだっけみたいのをモデル化して。
スピーカー 2
シミュレーションっていうか。
スピーカー 1
シミュレーションしましたと。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
そうすると。
スピーカー 2
やばいと。
スピーカー 1
コーヒー栽培に適切な場所っていうのが半分になるよっていう。
スピーカー 2
おー。めっちゃ雑にやるともう収穫量も半分みたいなノリね。
スピーカー 1
あーそうそうそう。
でも量はね。
スピーカー 2
取れる場所が半分。
スピーカー 1
必ずしも半分にはならないとは言われてるんだけど、でも仮にね2割3割減ったらね。
うん。
その分ね、需要と供給のバランスで言うとね、コーヒーは需要が、えーと供給が減ったらね。
スピーカー 2
高くなっちゃいますね。
スピーカー 1
うん。そうなんですよ。
まあそういうのがコーヒー2050年問題らしいですよ。
スピーカー 2
やばいですね。金持ちになるしかないね。
スピーカー 1
そうだね。金持ちの飲み物になっちゃうよね、そうなると。
スピーカー 2
いっぱい1000円当たり前。
スピーカー 1
そう。
でこう、なんで減っちゃうかっていうとその気温が上がると。
あのそれだけちょっと、ちょっとだけ触れとくと。
スピーカー 2
おー。
スピーカー 1
まあ単純に暖かくなったら栽培しにくくなるよねっていうところはあるけど。
うん。
まあ暖かくなると、あのさっきロブスターの話で言ったみたいに。
はい。
害虫とか虫とか病原菌みたいのがこう。
うん。
発発になってきて。
スピーカー 2
敵がね。
スピーカー 1
でアラビカはそれに弱いので。
そもそも弱いと。
枯れちゃったり収穫できなかったりっていうことが発生したりとか。
スピーカー 2
ね。
うん。
その傾向出たらなんか作る人も辞めちゃいそうだもんね。
スピーカー 1
そうそうそう。商売なんないよって。
スピーカー 2
うん。
違うの作っちゃうとか。
スピーカー 1
そう、そうするとね多分加速度的に地球環境の問題以上にね収穫量減っちゃったりね。
怖い。
そうそうそう。そんなことがあるらしいですと。
予測されてると。
じゃあどうすればいいんだろうかっていうところで。
スピーカー 2
頑張ってくださいよ誰かわかんないけど。
スピーカー 1
誰かが。
そう。
まあ一応これも一個だけちょっとなんていうの前提から除外したいのがその温暖化を止めようみたいなやつね。
スピーカー 2
そっちのアプローチね。
スピーカー 1
そうもうこっちはもう複雑すぎるというか。
うんうん。
コーヒーのために日本の化学工場がとかそういう話になっちゃうから。
まあまあ温暖化止めればねみんなハッピーみたいなところはあるんだけど。
まあそれに出すとちょっとキリがないので。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
コーヒー産業の中でできることみたいな。
うんうん。
ちょっとあの2050年問題の文脈で言われてるやつとかあとは俺なりの。
スピーカー 2
対策というか。
スピーカー 1
考察も込みで対策考えてみました。
スピーカー 2
考えてみました。もう確立されてないですか対策は。
スピーカー 1
あー確立されてないんだね残念ながら。
うん。
スピーカー 2
なるほどあと20年ちょいちょいで何とかしてもらわないと。
スピーカー 1
そうなんですよ。で大きく分けてアプローチ2つあって。
うん。
1つは新種アプローチ。
だよね。
スピーカー 2
もの自体。
そうそう。
アラビカロブスターで改良なのか別なのか。
スピーカー 1
そうそう。でまあ今あるものできるのはアラビカとロブスター。
ロブスターの方が温かいのに向いてるんでアラビカをロブスターに切り替えていくよっていう。
スピーカー 2
逆に。
スピーカー 1
そう。
スピーカー 2
今までの流れと逆に。
スピーカー 1
そうロブスター優位みたいな。
でまあ今アラビカがいくらだっけ7割ぐらいだったかな世界のコーディの6割か。
スピーカー 2
流通価格みたいな。
スピーカー 1
えーと量量。
スピーカー 2
あーはいはい量自体もそうなんだ。
スピーカー 1
でロブスターが3,4割なんだけどロブスターに切り替えていくと。
スピーカー 2
えーアラビカしか飲まないよ。
スピーカー 1
そう。
スピーカー 2
基本。
だからロブスターの方がちょっと苦めなので味変わっちゃうよねっていう。
スピーカー 1
そうだよね。
スピーカー 2
ちなみにどんぐらい温かさに強いかっていうと強いかっていうと違うんだけど。
スピーカー 1
うん。
論文によるとアラビカ種の季節の気温というか栽培地の平均気温は18.7度で山の上にあるからね。
スピーカー 2
赤道が近いけどもう平均気温は20度以下。
スピーカー 1
そう。
ロブスターは23.7度らしいから。
スピーカー 2
はいはい。
プラス5度ぐらいまではロブスターいけるっていうね。
ロブスターをめっちゃうまくすればいいんだな。
スピーカー 1
あーそうね。
ロブスターの苦味を抑えるみたいな、抑えてますみたいな品種が出てきたりするといいかもしれないね。
なるほどね。
あとはね、それでも苦味を抑えてもアラビカの香りが出せるかっていうと。
スピーカー 2
ダメだから。
スピーカー 1
そう、あれなんですよね。
ロブスターの方が確かに糖分もちょっと少ないのね。
豆に含まれてる。
なるほど。
たぶんノーフードラジオの前番組のノート食のラボラジオの配信で、たぶんこれも3年ぐらい前の配信で。
糖って焦がすといっぱい匂いの成分出てくるみたいなの言ったじゃない。
はいはい。
カラメルカーとかね。
スピーカー 2
メイラードハンドとか。
そうそう。
スピーカー 1
だから基本的に糖が多い方がいい香りとか香りのバリエーションとか増えるんだよね。
その、コーヒーの場合焙煎するからさ。
浅いりであれ深いりであれ。
スピーカー 2
高温でね。
ガーッと。
スピーカー 1
そう、だからね糖が多いアラビカ酒が減っちゃうと香りが減るし、ロブスター酒がタイトしてくると苦味が増えるみたいな。
ちょっとコーヒー全体の品質が変わってくるね。
スピーカー 2
何とかしてくださいよ。
スピーカー 1
そうそうそう。
香料とか入れればいいんじゃない。
スピーカー 2
豆シンプルじゃなくてね、オンしていくというか。
そうそうそう。
なるほどね。
スピーカー 1
無添加と逆行するみたいなね。
なのでね、味とか栽培に適切性があったとしても味のところでちょっと課題がね、品種アプローチは課題があるという。
スピーカー 2
なるほど。品種の話がメインじゃないというか、って感じなんだ。
有力アプローチでいくと。
スピーカー 1
そうなんですよね。
でもまだ、じゃあそのさっき出たみたいな新品種作ればいいんじゃないとかいう話も出てたりして。
あるいは第三、何でも含まれるんだけど第三の品種があればいいよねみたいので。
スピーカー 2
今ほぼ二品種だよね。市場シェアの99%くらい占めてるから。
その1%の中に旧製種いるんじゃねっていう。
スピーカー 1
実際リベリカ種ってやつがロブスター種と同じような環境で育つ温かいとこ行けるやつなんだけど。
こいつは生産性も良いんだけど、ちょっと変わった香りがするらしくて。
スピーカー 2
独特?
スピーカー 1
ドリアンの香りがするらしくて。
スピーカー 2
ドリアンってなんかだいぶ臭いで有名な感じだよね。
なのでね、そんな都合よくいかないよねっていう。
なるほど。
スピーカー 1
今あるものだと多分厳しい。
スピーカー 2
全くまた別のね。
スピーカー 1
品種改良が必要であるっていう感じだね。これが品種アプローチ。
スピーカー 2
厳しい道のりだ。
スピーカー 2
しかもあんまりよくわかってないけど、コーヒーの農園って結構なデカさ?
コーヒーの植物としてのイメージがさ、全然実は湧いてないから。
スピーカー 1
そういうことか。ちょっと調べようか。
スピーカー 2
必要な面積とか。
スピーカー 1
どのくらいの密度で湧いてるとかね。
スピーカー 2
リンゴ農園をイメージしたら近いのか、何をイメージしたら近いのかみたいな。
そんなレベルでわかってないね。
スピーカー 1
木だからリンゴ農園は近いかもね。
スピーカー 2
そもそも木だもんね。
スピーカー 1
今Wikipediaによると木の高さが10メートルぐらいらしくて。
スピーカー 2
デカいわ。
スピーカー 1
ただ、ごめん。ただ10メートルもあると作業にならないから。
それこそリンゴみたいにうまく剪定して3メートルぐらいに抑えてるらしい。
スピーカー 2
ちょっと登るやつでいろいろ作業してみたいな。
スピーカー 1
そうそう。
なるほどね。
ちなみにどのくらいの密度で湧いてるんだろうな。
スピーカー 2
密度もそうだし、今俺もググったら、やっぱ広大な場所でやってるからか。
すんごい広さでやってるね。ブラジルの写真とかで。
スピーカー 1
はいはい。そうね。100分は1件にしかずですね。
スピーカー 2
すごい。
スピーカー 1
今ね、コロンビアコーヒー生産者連合会ってとこのホームページ見ると、
1ヘクタールで9000本、5000本って言っても分かんないから。
スピーカー 2
分かんないね。1ヘクタールも毎度分かんなくなる。
スピーカー 1
1ヘクタールは毎度分かんなくなるやつだけど、野球のグラウンドぐらいの大きさのやつね。
100メートル×100メートル。そこに9000本。
スピーカー 2
結構終わってるね、そう考えると。
スピーカー 1
結構詰まってるね。
本当って感じだけど。
まあいいや。
スピーカー 2
でも写真見ても結構、ぎっしりあるよ。
さっきの話じゃないけど、森林伐採してって言ったらすごいことになるね。
スピーカー 1
そうそう。だしさ、斜面も多分切り崩して平らにしてね、ある程度平らにするとか。
スピーカー 2
山のままじゃね、やりにくいと。
スピーカー 1
そうなんですよ。なので山の上って多分大体開拓されてないので。
されてたとしてもね、コーヒーの産地がまるっと移動できるような移動にはないんじゃないの?っていう。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
似たアプローチがあって。
スピーカー 2
涼しくする的なアプローチ?
スピーカー 1
そう、涼しくする的なアプローチっていうと、赤道から離れるっていう。
スピーカー 2
上じゃなくて横というか、地上でね。
スピーカー 1
例えばだけど、ベトナムでコーヒー作ってるけど、中国に行くとか。
スピーカー 2
やべ、チリが。ちょっと涼しいところ?
スピーカー 1
そう。東南アジアから東アジアに行くとかね。
スピーカー 2
ちょっと北側。
スピーカー 1
中米から南米に行くとかね。
スピーカー 2
あ、そうか。南半球だからそっちの方が涼しいか。
スピーカー 1
中米から北米に行くとかね。
っていうアプローチもあるよねっていう。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
これはその地域でも新しい産業が生まれるっていう面では。
スピーカー 2
確かに。新しい。
スピーカー 1
ポジティブだよねっていう。
スピーカー 2
ポジティブの可能性が高そう。
スピーカー 1
そうそう。
これもさっき言ったのと同じで、農地を開拓する必要が出てくるんだと、
ちょっとどうなのっていう話はあるんだけど、
ただ山の上に行くのと比べると、
移動距離が結構大胆なことになるよね、多分ね。
スピーカー 2
まあ確かに隣の土地とかじゃないもんね。
もう違う国に行くとかそのレベルだもんね。
そう。
スピーカー 1
だからその時には、もうもともといた農家じゃないんだろうね、作ってる人が。
山の上だったらね、ちょっとなんかご近所のつてで山を開かせていただきましたとかさ、
そういう農家のつながりみたいなのあるかもしれないけど、
さすがにさ、グアテマラの農家がさ、カリフォルニアの新自治人が、
スピーカー 2
そっちの広大な土地を使って、譲ってもらってとか厳しい。
スピーカー 1
なので、今やってる農家が、ではない人が作ることになるんで、
ノウハウが追いつかないかもしれないっていう課題があるらしいですね。
間違いない。
いつ収穫すればいいのとか、その作業のコツとかね、栽培のコツとかね、
そういうのがね、北へ行く、南へ行く、赤道から離れるってアプローチだと課題らしい。
スピーカー 2
確かにね。
めっちゃ南北に長い、チリとかわかんないけど、同じ国内だったらいけそうだよね。
確かにね。
スピーカー 1
政府とかがね、なんか知見集めてみたいな。
まあでも基本難しそう。
もう1個地味に問題あって、コーヒー産地って雨多いんだよね、赤道だから。
スピーカー 2
雨多いのはでもそんなマイナスじゃないってこと?今まで普通に作っていくと。
スピーカー 1
そうそうそうだし。
スピーカー 2
逆、雨が必要なのか。
スピーカー 1
だからそれが、雨が足りないよっていう風になるかもしれない。
スピーカー 2
なるほどね。
赤道直下から離れるとより普通というか、俺らの知ってる気候に近づくわけでもね。
スピーカー 1
そうそうそう。
まあみたいなことで、2050年問題、まだ。
スピーカー 2
今のところダメだよっていう感じで。
スピーカー 1
うん、まだクリティカルな解決策が出てません。
スピーカー 2
厳しいなあ。
スピーカー 1
はい、というのが2050年問題でした。
スピーカー 2
コーヒー制限覚悟だな。
スピーカー 1
実は、今環境の話だったじゃん、地球温暖化みたいな。
スピーカー 2
うん、環境アプローチというかね。
温暖化前提でどうするかみたいな。
スピーカー 1
そう、コーヒーがかかる問題って温暖化だけじゃないんだよね。
スピーカー 2
コーヒーの生産的な問題?
スピーカー 1
そう、コーヒーの世界中の生産量を守ろうと思ったら。
地球環境だけじゃないんですよ。
スピーカー 2
問題多すぎだろ。
スピーカー 1
さっき言ってたよ、冒頭、ゆとさん言ってたよ。
スピーカー 2
ほんと?忘れちゃった。
スピーカー 1
コーヒーが儲からないとコーヒー栽培をやめるっていう問題。
そうだね。
スピーカー 2
要するに、普通にやめるし、後継者がいなくて、その土地からコーヒーが消えるということも起こるらしい。
スピーカー 1
それは病気で、さっき病気っていうのはコーヒーが病気にかかって収量が落ちちゃうみたいな。
それでも儲からなくなるっていう文脈だったけど、ゆとさんの。
スピーカー 2
さっき言ってたのは。
スピーカー 1
最初ね。
100%取れたとしても儲からないっていう。
スピーカー 2
違うのやった方が儲かるとかね。
スピーカー 1
そうそうそう。
どんくらい収入あるんだろうっていうのを調べて。
収入?
この農家の収入がいくらですって言われても、物価とか分からないとピンとこないんだけど、
コーヒーでスタバのコーヒーを400円で買いましたと。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
その時にいくら農家に届くんだろうって考えると。
スピーカー 2
パーセンテージというか。
スピーカー 1
そう。末端価格からいくらまでってなると、だいたい俺が踏みた2つのソースだと、
200分の1とか300分の1。
2円とか。
それぐらいらしいよ。
スピーカー 2
なるほどね。
元の根っこのというか、最初の農家にまでたどると。
スピーカー 1
そうそう。
ってなると、ちょっとまた別の時に細かく言おうと思うんだけど、赤字になったりとか。
あるいは生活できる水準の収入ではないとか。
そういうことになってるらしいので。
スピーカー 2
なっている?
スピーカー 1
すでに。いやもう昔から。
へー。
うん。なので辞めちゃうよねっていう。
スピーカー 2
辞めるよね。
スピーカー 1
うん。そうそう。
ちなみに今200分の1とか言ったけど、他の作物多分、
米とかだと多分ね、3分の1ぐらいなんだよね。
スピーカー 2
全然違うじゃん。
スピーカー 1
さっきなんだっけな、調べた。
スピーカー 2
10倍どこじゃないか。
スピーカー 1
これ前竹本さんに教えてもらったんだよな。
GAから事前にもらうお金みたいな。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
えっとね、あ、外産金だ。
スピーカー 2
外産金。面積とかから?なんか算出すんだっけ。
どんぐらい取れそうですよみたいな。
スピーカー 1
多分、収穫料と農協が決めた単価じゃないかな。
スピーカー 2
実績の方なんだ。
スピーカー 1
2025年3枚では60キロあたり2万6千円から3万円程度っていうのを今ちょっと手元につけたけど、
6キロ2千6百円とかって考えると、
仮に5キロ2千円って考えると、今お米って4千円ぐらいで売ってるよね。
はいはい。
5千円とか。だから3分の1ぐらいだよね多分ね。
確かに。
ざっくり、米の場合。
コーヒーの場合は2百分の1ぐらいか。
ちなみにコーヒーはなんでそんなに低いかって知ってる?
なぜ低いか。
多分ね、いろいろ要因はあると思うんだけど。
スピーカー 2
でもなんか、物価とかが安い国が結構作ってるイメージがあって買い叩いてるみたいなイメージはあるかもしれない。
スピーカー 1
あーなるほどね。それもあるね。あるだろうね。それもあると思う。
スピーカー 2
安く仕入れられてるみたいな。
スピーカー 1
逆に言うと末端価格が高すぎるっていう説もあるけどね。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
それはあるね。だからギャップ、お金の買わせギャップというか、物価ギャップみたいなのがあって確かにそれもある。
あとよく言われてるのが、中抜きって言うと聞こえ方悪いけど、間に入る流通業者がむちゃくちゃ多いんだよね。
スピーカー 2
それはコロンビアとか、距離の問題で仕方なくというよりは。
スピーカー 1
それもある。
スピーカー 2
それも掛け合わせてか。
スピーカー 1
そうそう。カフェ、街の喫茶店でもいいけど、喫茶店起点で言うと、まず喫茶店に豆を卸してくれる人がいるじゃないですか。
2人目がその卸しに焙煎した豆を渡す焙煎業者。
スピーカー 2
分かれてる場合は確かにそうだろうね。
スピーカー 1
焙煎業者に豆を売る輸入業者。
スピーカー 2
薄い色の豆を輸入して売ると。
スピーカー 1
輸入業者に豆を売る現地の輸出業者。
スピーカー 2
栽培国の方ね。
スピーカー 1
ここまでで4人目ね。
その輸出業者に豆を渡す工業者なんだけど。
スピーカー 2
まだ農家じゃないんだ。
スピーカー 1
そう。農家が収穫した豆って皮剥いたりとか、なんか粒を大きさごとに分けたりとか。
そういう加工とか洗滅みたいのは農家がいるらしい。
スピーカー 2
その加工業者が5人目ね。
スピーカー 1
加工業者に豆を渡す産地のバイヤーがいて。
スピーカー 2
6人目。
産地のバイヤー。産地ごとの取りまとめみたいな。
スピーカー 1
そうそうそう。米だとここがJAなのか。
スピーカー 2
こっちがJAか。もう1個手前かと思った。
農家から米を買ってみたいな。で、やっと農家と。
スピーカー 1
なので工程が多いので。
スピーカー 2
余計には感じなかったけどね。
必要そうではあるんだけど。
スピーカー 1
小麦とかでもこのくらいありそうだけどね。
ここのどこかがアンバランスになってたりとか工程が多すぎたりとか。
それも理由らしいですね。
なので今の話の部分だと
2050年に向けてコーヒーが儲かる。
コーヒー栽培が儲かるビジネスにならないと
みんな辞めていくよっていうことですね。
スピーカー 2
儲からせてあげないと。
スピーカー 1
本当に辞めていくのかなって今ちょっと思った。
辞めない説あるなと思った。
スピーカー 2
そっち?そうなんだ。
スピーカー 1
そんなに儲からないならもう辞めてるだろうって思ったんだよね最初。
今自分で喋ってて。
スピーカー 2
確かにずっとそういう状況だみたいなこと言ってたもんね。
前からそう。
スピーカー 1
辞めてないってことは他に作れるものがないんじゃないのかなって。