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スピーカー 1
なるほどね。
建物もイノベーションの一つだけど。
それを使ったいろいろありますということです。
スピーカー 2
それを使った。
スピーカー 1
はい。じゃあまず、超基本的なことでおさらいね。
フルーツって何でもそうなんだけど、
いきなり土からフルーツが入ってくるわけじゃなくて、
フルーツはもともと苺、赤い苺があるけど、
赤くなる前は緑色だし、大きさももっと小さいし、
で、もっと遡ると花ですと、もともとね。
スピーカー 2
果実の前は。
スピーカー 1
なので、花が咲かないと果実はなりません。
スピーカー 2
うん、なるほどね。前提というか。
スピーカー 1
そう、っていうことなんで、花はキーです。
スピーカー 2
花がキー。
スピーカー 1
12月を食べれる苺を飾るには。
スピーカー 2
花を咲かせるみたいな。
スピーカー 1
そうなんです。
5、6月に実る野生のというか畑の苺っていうのは、
4月とかに花咲いてるんだよね。
スピーカー 2
その1、2ヶ月前に。
スピーカー 1
そう、1ヶ月前ぐらいにね、花咲いてるんだけど、
それを12月、11月に咲かせてるっていうことなんだよね。
秋。
っていうのはちょっと、その苺の直前の、なんていうの。
苺の直前。
スピーカー 2
形態というか。
1個前のステージ。
スピーカー 1
そう。
ライフサイクル全体的には。
ライフサイクル。
苺ってどうなってるかっていうと、生まれてから収穫されるまで。
スピーカー 2
生まれてから。
スピーカー 1
生まれるはちょっとざっくり置いといて、
夏ぐらいに苺が準備されて、小さい苺がね。
これがね、秋に。
スピーカー 2
結構長いんだね、夏からのサイクル。
スピーカー 1
そう。
で、秋に花芽を作るんですよ。
花芽っていうのは、目に見えてるつぼみじゃなくて。
花芽。
実は見えないところで花芽作ってる。
スピーカー 2
花芽ってなんだ。
スピーカー 1
花芽は、カガっていうんだけど。
スピーカー 2
花の芽か。
スピーカー 1
花の芽。
桜とかも、木の中でも実は花の赤ちゃんみたいなのが妊娠してるみたいな状態。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
それがカガっていうんだけど。
それが秋にできて。
カガ。
で、それが外に出てくるのが春なんですよ。
スピーカー 2
あ、そうか。自然なバージョンで今。
そうか。
スピーカー 1
そうそう。自然のライフサイクルね。
スピーカー 2
夏から春まで。
スピーカー 1
8月だからイメージ、妊娠6か月で外に出てきて。
そこから1か月くらいかけて咲いて、さらに1か月くらいかけて。
スピーカー 2
あ、そうか。イチゴになると。
スピーカー 1
イチゴになるという。6か月のライフサイクルだよね。
スピーカー 2
6か月?
スピーカー 1
約6か月ね。
8月から9月、10月くらい。ちょっとわかんない。厳密には。ざっくりイメージ。
スピーカー 2
ざっくり。妊娠よりちょっと短いくらいと。
スピーカー 1
そうそう。妊娠3、4か月でやっと花が出てきて、つぼみが出てきて花が咲いてイチゴになるっていうのが普通ですと。
スピーカー 2
あ、なるほど。
スピーカー 1
で、なんか。
スピーカー 2
ずらしてるだけじゃないのか、きっと。
スピーカー 1
違うんですよ。
冬の間はね、実はね、眠ってるんですよね。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
イチゴは、野生のイチゴは。
スピーカー 2
冬眠的な休憩期間があんだ。
スピーカー 1
そう。
スピーカー 2
冬を越えて、越えるために。
スピーカー 1
そうなんですよ。
なので、こいつが春に目覚めるわけだけど。
スピーカー 2
目覚めるトリガーが。
そう。
スピーカー 1
ということは、12月にイチゴを食べようと思ったら、11月に、あ、春だって思わせないと。
スピーカー 2
なるほどね。春だと勘違いさせるんだ。
そうそうそう。
スピーカー 1
え?
ということが必要です。
そういうことか。
なので、それを実現するためのパーツの一つにビールハウスっていう設備があるわけね。
スピーカー 2
そういうことか。
スピーカー 1
うん。
あ、なるほどね。こうずれて、冬眠を別の期間でしてるわけじゃなくて、それをなくしちゃってるみたいなノリ。
スピーカー 1
いや、これがね。
スピーカー 2
あ、また違う。
スピーカー 1
なくしてないね。
そうなんだ。
スピーカー 2
分かんない分かんない。
スピーカー 1
じゃあ、ちょっとまた一歩深掘っていくんだけど。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
春になるってことは。
スピーカー 2
春になる。
スピーカー 1
どういうことかっていうことなんだよね。
いちごに春なんだよって11月に教えてあげないといけないんだけど。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
それにはやんなきゃいけないことが2つありまして。
2つ。
1つ目は、さっきまで冬だったよねって教えてあげないといけない。
スピーカー 2
そういうことか。
スピーカー 1
難しい。
スピーカー 2
まず。
スピーカー 1
そう。
スピーカー 2
いや、なんか春っぽさはね、温度とかなんか日照時間とかで言えそうな。
あ、それも春とか言えるか。
スピーカー 1
そう。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
温度、日照時間、そうそうそう。そうなんすよ。
スピーカー 2
冬ももさないといけないんだ。
スピーカー 1
まずは冬だ。さっきまで冬でしたよねっていうのをね、いちごに教えてあげないといけないの。
スピーカー 2
さっきまで。今冬っていう瞬間があるんだよね、きっと。
スピーカー 1
あ、そうそうそう。春の前に冬が来ないといけないから。
っていうのがあってですね。
何してるかっていうと、8月のそんなちっちゃい夏にですね、そいつを冷やします。
スピーカー 2
早いね。
結構ちっちゃい状態で速攻冬なんだ。
スピーカー 1
そうそう。
具体的に言うと、15度ぐらいの真っ暗な冷蔵室に3週間ぐらい入れるらしい。
スピーカー 2
キッチンの理想の冷暗室みたいだね。
そうそうそうそう。
家庭の。
スピーカー 1
そういう説を多くのいちご農家が持っていて、冷蔵室みたいのを。
農家単体で持っているのか、もしかしたら地域の共有を管理して、共有しているのかもしれないけど、とにかく冷やします。
スピーカー 2
ビニールハウスじゃないと。
そう。
スピーカー 1
まずは真っ暗なところで冷やします。
また真っ暗で冷やすとね、もやしみたいになっちゃって、光合成とかできないから、場合によっては8時間だけ外に出すみたいなね。
スピーカー 2
冬の日中をね、もして。
スピーカー 1
そうそうそう。
っていうので3週間ぐらい。
冬を。
スピーカー 2
冬を体感させると。
スピーカー 1
そうね。
ちなみに最近ちょっとね、国暑じゃないですか夏。
9月でも40度近かったりとか。
ちょっと外に出す光を浴びさせるときに暑すぎると、冬じゃないじゃん。
スピーカー 2
サウナみたいになってるね。
スピーカー 1
そう、冬じゃないじゃんっていう風になっちゃうらしいんで。
ちょっとそこは状況に応じて3週間冷蔵室に入れてたり4週間入れてたり。
スピーカー 2
いい販売法。
見つけるね。
ということで冬が来てるんですよねっていうことを8、9月に教えてあげます。
分かりましたか。
説明その次かな、分かんない。