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はい、ではノーマライズFM、今日は第7回になりますかね
今日のノーマライズFMはちょっといつもとちょっとだけねあの 毛色の違うゲストに来ていただいておりまして
とですね今日はまあ元々私の普段見ているツイッターのタイムラインとかにはね あの
こちらのゲストの方が入っていまして普段から私はその活躍を日々 観察しているというか陰ながら応援していたりするんですけれども一度ね
社会人になった後に大学とか大学院ですかね あの学生さんに戻られて研究などされているというねちょっと異色の経歴の
お持ち主なんですけれども本日のゲストは佐野武人さんに来ていただいています本日はよろしくお願いします
はいよろしくお願いします はいで佐野さんとのね出会いは一体そんなそんな特殊な経歴の方と私の出会いは
一体どこだったのかとかねちょっとあのいろいろな面白いね 前日たんとかもあったりするんですけれども
そのあたり含めてね早速本編の方を始めていきたいとおもいます
佐野さんと私のまずは出会いのあたりからねちょっと話していきたいなと思うんですけれども 一応一番最初にお互いに面識というか初めて対面で
出会ったのが私がやっている GLSL のスクールがありましてそのスクールの生徒さんとして佐野さんがね
来てくれたのが最初だったんですけれどもその頃からあのお互いにね twitter 越しとかではいろいろお互いにやっていることとかね
日々見てはいたんですけども今回私の方からお声掛けしてねちょっと来ていただいたという形になっています
じゃあ佐野さんちょっとあの多分 web の開発者のねみんなあんまり佐野さんのこと知らない方が多いかなと思うので簡単にちょっと自己紹介をお願いしてもいいでしょうか
はい佐野武人と申します今は東京大学の数理学研究科の博士課程3年で数学のトポロジーという分野を専攻しています
もともと大学で数学を専攻してましてその後大学には進学せずソフトウェアエンジニアとして9年ほど働いてまして
31歳になってから再び数学をやろうと思って当時勤めていた会社を退職して
学生になって今その6年目のが終わろうとしているっていうことところですね
調子よくいけば来年の3月には無事終了して
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博士号を取れているだろうというそういうタイミングであります
いやすごいもうその今のお話聞いただけでもねめちゃくちゃなんか特殊な経歴というかなかなか普通の人がねやりたくてもできないような
キャリアキャリアというとちょっと違うんですかね経歴というかちょっと特殊な経歴かなと思うんですけども
あのちょっとまず最初に私の方から聞きたいなと思ってたのがやっぱりその 一度社会人になられた後に学生にもう1回戻るという選択
をされるまああの佐野さんだけではなくてね結構それをやりたいと思っている社会人の方も結構
たくさんいるんじゃないかなというふうに私自身は思うんですけどもそこの部分の決断ってそんなに
簡単なことではないのかなと思うんですけど一体どういうまあ動機だったりとか決断だったりがあってそういうふうな
えっともう一度学生になるっていうのを決められたんですかね はいえっと
大学その20代で大学を卒業してから就職する時にはえっと数学ノートが好きだったんですけどちょっとまあいろいろな
あの ことがあって挫折のような
気持ちでまあ数学から離れたというのがありましてそれ以来ずっとその数学から離れたという未練を抱えながら
まあそれを見ないようにして生きてきたんですけど自分がその30になるにかかって まずその結婚して子供が生まれたっていうことで大きな心境の変化があって
まあ過去の自分を少し見つめ直せるようになったっていうことと あとはそのエンジニア界隈であの大きな変化があって
当時2013年4年頃からえっと まあ例えばユニティが普及してどんな人でもその3 d のゲームを作れるようになる
なったっていうような環境の変化とかあとはそのスマホゲームとかもみんなあの気軽に作るよう になって
そうするとそのまあ例えば資源数を使って回転を扱うとか まあなんかあの社営変換をが必要だって言うとなった時に行列分かってないと
やばいみたいな話とかが結構あったり あとは同じぐらいのタイミングでその ai 機械学習ブームがあって
その機械学習の理論的なところをわからうとすると 理責分とか線形台数とかがわかってないといけないっていう
そういう変化があってその今までそのそれまではそのエンジニアとして生きてきた中でも そんなに自分が数学をやってるってことは話しなかったんですけど
なんか周りでこう数学がこう盛り上がり始めてでちょいちょいそのさの昔数学やつの 子を教えてよみたいなことがあったりとか
社内の勉強会でそういう話をしたりするとその自分が想像してた以上に行こう反応が良くて それだったらもうちょっとなんか自分があのできることがあるんじゃないかと思って
それで2015年にプログラムのための数学勉強会というのを始めて でそれを始めその最初はその当時や風株式会社に所属してたんですが
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その小さめの50人ぐらい入れる会議室で開催してで自分の知り合いの人とかあとはインターネットで知り合った人とかを
まああの講演者として出てもらってでまぁそういう会を開催したらすごく評判が良くて でそれを第2回第3回とこう1ヶ月あの2ヶ月置きぐらいでやっていくんですけど
まあそれをやっていく過程でそれまで自分の中で蓋をしていた数学への思いが再び 火がついてしまってその数学の勉強会とかやると数学好きな人が集まってくるじゃないですか
そうするともうなんかものすごい勢いで火がついてしまったんですよね でその数学をもう一度やろうという気持ちが燃え上がっているんだけど
当時子供も生まれたばっかりだし仕事の傍らでその学生の頃みたいに数学を みっちり勉強するのは無理だっていうことを
まああの思い知りまして これはもう会社を辞めてもう一度大学大学生になるしかないというふうに
まあ思ったという感じですね なのでその当時の判断として全然冷静ではなかったと思います
もう結構 勢いに任せた部分も若干あったかなという もちろんその背景にその数学が盛り上がってきたっていうこととか
ある程度その仮にそれでもう一度やってダメだったとしてもまたエンジニアに戻れるだろうみたいな自信があったので
その点はその大学時代に比べるとはるかにこう 自分の中でセーフティーネットがあったっていう感覚はありました
いやでもだとしてもやっぱり決断としてすごいなって思っちゃいますね ちょっと頭おかしいなと思いましたね
そうだからあの今さらっとねその佐野さんのお話の中で 子供が生まれてすぐにっていうニュアンスがしれっと出てきましたけど
やっぱりその結婚されてお子さんが生まれて本来であれば一般的にはね
仕事を頑張っていこうという決意をすることが多いタイミングだと思うんですよね 一般的には
なるほど確かにまあそれはそうですね
そこで学生になったっていうその部分が私から見るともちろん私は全然当事者ではないし
その大変さをね偉そうにわかったつもりになる気はないんですけども
なんかその辺が本当に肌から見ていて本当に情熱をすごく感じました
そのよっぽど熱いものが内側にあってなんだろうなっていうのはちょっと見てて
ほとんどそのトラウマみたいなものですよね
その一度やっぱりこう逃げ出してしまったというものをずっと抱えながら生きてきてるんで
9年間やっぱりそのトラウマを抱えながら見ないようにして生きてきたので
そういうのがあるとやっぱこうやっぱ正常な精神状態ではないですね
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そういうふうにその未練を抱えながら生きていくっていうのが
その長い目で見るとその人生においてやっぱりかなりマイナスだろうなと思って
仕事自体は楽しくはあったんですけど
やっぱり100%そこに向き合いきれないっていう思いとか
あと子供が生まれてその先子供と向き合っていく上でも
人生に未練を抱えたままだとそれはいい父親になれるんだろうかみたいなこととかを考えたりしたこともあります
いやーでもそのなんかこれ別に佐野さんはすごく変に悪く言うつもりはなく言うので
ちょっとその前提で聞いてほしいんですけど
すごくそのあたりが純粋だと思うんですよね
そのちゃんと子供と向き合える自分でありたいっていう感覚に正直というか
まあそうですね
それすごくなんかいい意味で純粋な考え方だし
そこにあの摂取することができるっていうのが本当に素晴らしいなと思いますね
まあもちろんそのそれをやるにあたってやっぱりね
あのご家族の理解とかもあってだったと思うんですけど
当時の反省としてはちょっとそういうふうに自分の中でこう思い詰めて考えすぎて
でこうパチッとこれだってなった瞬間にいきなり行動を始めてしまって
その過程をあんまりこう共有してなかったんで
妻からしたらなんかいきなり大変なことが言い始めて
こいつマジでおかしいみたいな
当時は相当苦労をかけてしまって
結局でも一応最初から理解はしてくださったというか
そうですねあのまあそういう悩みがあるっていうふうな話はしてて
でそれで妻がその
で当時僕はそのまあ老後にでももう一回やり直そうと思うみたいなことを言ったりしてたんですけど
そしたら妻はそのもう一度やり直したいって思いがあるんだったらチャレンジてもいいんじゃないっていうようなことは言ってくれたんですよ
でそれは妻的にはあのこう何年後かにぐらいの思いで言ったんだと思うんですけど
僕からしたらおまじかよしやろうっていう感じにちょっとなってしまって
でそこのすり合わせができぬままもう気づいた時には火がついてしまっていたという感じですね
ちょっとあのその辺は全然自慢できることじゃないですあのぜひ皆さんに真似しないでほしいところですね
ちゃんとやるなら計画をちゃんと立てましょうっていうことですね
コミュニケーションもちゃんととってっていうのがやっぱり大事だなと
まあそうですよね普通に考えたらそうだよな
いやまあでもそうですよねなんかその
なぜ学生に戻ったのかっていうところは私はなんかふんわり想像はしてたんですけど
実際にその口直接佐野さんの口から聞いたことはなかったんで
なんかそういうあの勉強会とかを通じて気持ちがね高ぶっていってとかっていうところは初めて聞いたんで
なんかすごくなんか想像すると確かに自分がその立場だったらやっぱ燃えちゃうかもなーってちょっと思いましたね
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なんか私も元々プログラマーじゃなかったんですけど
そのWebGLを個人的に趣味で勉強している延長線上で勉強会にゲストとして呼んでもらったことがきっかけでこれが本職になっていく
へーそれはいつ頃の話ですか
それがねこないだあのよもつさんっていうゲストをお呼びした3回目かな
の時にお呼びしたんですけどよもつさんに多分初めて声をかけてもらったのが2013年とかだったんで
だから8年前とかそれぐらいだと思うんですよね
でそのぐらいの頃にちょうどそのWebGLがだんだん注目も浴びていて勉強会とかも開催されたりしていて
で私は私でそのプログラマー職業プログラマーではなかったんだけども名前だけは知られているみたいな状態になっていて
それはその勉強会を通してってことですか
いやもうWebGLのその自分で書いていたウェブサイトが検索するとパーンと出てくるような感じになってたんで
そのWebGLで検索すると出てくるウェブサイトの管理人の人みたいな感じになってたんですよ
当時からなってて、で自分自身は全然その頃は普通にあの画展系の仕事で汗水垂らして現場で働いてたんで
ああそうなんですねへー
なんでまあその勉強会に呼んでもらって初めて都内に出てきてマイクロソフトだったんですよ確か最初の勉強会の会場が
もう日本中の誰もが知っているような大企業の会場で初めてこう登壇したっていう経験をしたんですけど
画展系からいきなりマイクロソフトをしちゃって
結構衝撃的な経験になりそうですよね
衝撃的なまあ自分で言うのもあれですけどなんか衝撃的なデビューみたいな感じになって
いやそれはそうだと思います
でその頃からなんかあのまあ自分はそのずっとプログラマーとして生きていくことはなんか
私もそれこそその何年後かにいつかできたらぐらいの感じで思ってはいたんで
それがなんかその勉強会の経験を通じて一気に具体性を帯びてきたというか
そういう経験があったりしたんでなんかその辺はちょっとそのさんさんの
あの向きは逆ですけどね
その私は現場仕事を変えるためにっていう感じですけど
まあさんさんは逆に学生に戻っていったっていう形ではあるんですけど
なんかその自分の興味とかあのやるやりたいことに対して
なんかこうまっすぐに進んでいったみたいなところはちょっと共感できるところがあるなっていうふうに
ちょっと今聞いてて思いましたね
いいですね
ちょっとそのこの間あのお話ししたんですけど
僕そのこの間あの大学が主催しているそのあのホームカミングデイみたいなところで
結構1時間にわたってあの自分のキャリアというか自分語りみたいなのを
まあ1時間ぐらいしまくったので
ちょっとまた自分語りをするのはちょっとそんなに気が乗らないなっていうところがあって
であの独卒さんはそんなに普段こう自分語りをしないタイプだと思うので
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むしろこのこのポッドキャストではその僕が積極的に独卒さんに行きざまを聞いていって
それをお互いその僕がトポロジーの何が好きなのかとか独卒さんのGSL、SLAの愛を聞いて
何かその共通する部分を探り合っていきたいというそういう気持ちであの参加しております
はい
あのそうですね今日はちょっとね多分異色な回というか
まあ普段は結構私がやっぱりあの司会的な感じで話を振ることが多いと思うんですけど
今日はなんかお互いにいろいろ聞きながらみたいなちょっとね
あのノーマライズFM的には異色の回になるのかなっていう感じがしてますねはい
えっとまあとはいえあの一旦ちょっとまず私の方から質問しちゃおうかななんて思ってるんですけど
あのこれ多分ねあのみんなももしかしたら聞いてるか皆さんも感じてるかもしれないんですけど
その今佐野さんの経歴をお聞きしたところで数学系の研究をされてる方なのかなっていうことはなんとなくふんわりみんなに伝わったと思うんですけど
あのまあ数学って一括りにできないぐらいいろんなね多彩なジャンルとか分野があるのでなんかなかなか難しいところではあるんですけど
やっぱりこうあの数学ってどうしても難しいものっていうイメージがあると思うんですね一般には
実際勉強してみるとなかなかやっぱり一筋縄ではいかない部分も多くて
そういう悩みを抱えている開発者の方々が多分今聞いてくれているのかなと思うんですけど
あのちょっと簡単にでいいのでその佐野さんの専門の分野とされているトポロジーについて
これがどういう学問でどういったものに
役に立つはちょっとなんか違うような気がするんですけどそれを理解することによってどういう
視界というか視点が出てくるのかなぁみたいなところ本当に簡単にでいいのでちょっと説明してもらうことでできます
はいえっとトポロジーという分野は数学の中では比較的新しくて
20その分野として出来上がったのは20世紀ぐらいと言われていますが
始まりはそのオイラーとかぐらいからだというふうには言われています
例えばそのプログラミングと関係するところで言えば
グラフっていうものを考えるときに例えば
なんでもいいですけど例えばソーシャルネットワーク上で誰と誰がどう繋がっているかとかっていう
ものをそのグラフとして表したときにそのグラフ
というものがまああの空間内に描くことができますけどその時にそのグラフの辺の長さとかって別に意味がなくて
単純にどの点とどの点が繋がっているかっていうことこそが大事だったりしますよね
そういうふうにそのつながり方を見る上で必ずしもその空間の中に入れた時のその大きさっていうのがその興味のある情報じゃないっていうような状況というのが
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ありましてグラフの場合はある意味でその線によって繋がっているので一次元的な空間のトポロジーを研究しているってことになりますけど
もっとこの局面とかあるいはこの三次元的な空間とかに対しても長さとか大きさとかその形とか角度とかそういうものを
あえて忘れてどういうふうに全体として繋がっているかっていう
そういうものを研究する分野としてトポロジーがあるっていう感じですね
よく言われるのはコーヒーとドーナツが連続的に変形していくと一方が他方に移るから同じ
そういう話を聞いてもなんかそれってこう
奇情の空論っぽいというかそれが数学になる感じっていうのがイメージつかないと思うんですよね
例えば結び目理論とかもその結び目というものが一方他方に移し合えるかどうかとか
特に何か結び目というものが与えられた時にそれが解けるかどうかとかっていうことを調べるわけですけど
そういうのもなんか話としてはわかるけどそれが厳密な数学になるという感じがなかなか想像できないんじゃないかと思うんですけど
実はそういうなんかぐにゃぐにゃ動くような対象に対してもカチッとした数学ができるっていうところが非常に面白くて
そのために高度な道具っていうのがいろいろ開発されているんですけど
例えばホモロジー群とかっていうものを取るとぐにゃぐにゃした空間的な対象がカチッとした台数的な対象に落ちてきて
そこで数学ができるようになってその台数カチッとしたものを見ることで元のふわふわしたものについていろいろなものが言えるようになるっていう
その二面性がすごく面白いかなと思います
なんか本当に申し訳ないんですけど私もトポロジーって全然わかんなくてどういう学問なのかなっていうこともあんまり元々の予備知識が全くなかったんで
実は数日前にちょっと調べてみたりとかしてせっかく佐野さんと話すからちょっとでもね私がその近いところに行って話がしたいなと思っていろいろ見てたんですけど
でもやっぱりそのふんわりしてるというかなかなかこうしっかりそれを学問として理解するのは素人にはちょっと難しいなっていうふうには感じたんですよね
ただそのコーヒーカップというかマグカップの形とトーラスが人間の目から見たら全然違うものだけども
実際にはそれが同じようなルールの下で存在していてとかっていう話とか
なんかその普段の生活でなかなかやっぱり考えない世界がそこにはあって
なんかこういうものに魅了される人たちの気持ちは私は個人的にはなんとなくわかるんですよね
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なんていうんだろう
まあいろいろそれはもちろん人によりジャンルによりだと思うんですけど
こうわからないものを解明していく楽しさっていうのかな
そうですねそうですね
なんかそういうのはすごく個人的にはすごくわかるですよね
そんなにその例えば結構素朴なものでもあったりするんですよね
例えば山手線定、丸い緑の山手線定言いますけど
実際に地図の上で見ると全然丸じゃないじゃないですか
グニャっとした変な形をしてるけどでもあれを丸だと思うことは人間にはできるわけですよね
できますね
それは頭の中であのグニャっとしたものを丸に変換することができる
その間にこう連続的な一対一対応を頭の中で作ることができるから
あれは丸だっていうふうに思うことができるわけですよね
明らかにそれはその直線の井の頭線とかとは
井の頭線直線だったか分岐点だったかわかんないですけど
そうです
そういうのとはやっぱ違うっていうのはもう感覚的にわかるわけです
だからその両者のトポロジーが違うっていうことは知ってるんだけど
そういうその感覚的なものが数学に落ちるっていうことが
数学、それで数学ができるっていうことがやっと20世紀になってわかったっていう
そういう感じだと思いますね
で一度そのフレームワークができると普段の日常生活の中では想像できないような
例えば高次元の空間とかについてもその試作を巡らすことができて
例えば低次元では全然起きないような現象が実は高次元で起きたりとかするっていうことを
目で見えないものを論理の力で何とか探っていくっていう
そういうところが面白いって感じですかね
いやすごいなだから
多分その私にはわからないですけど
例えばですけど建築とかに対する応用であったりとか
なんかいろいろな形でやっぱりそういったところの研究の中で見つかった理論が
人間の社会にいろいろな形で多分溶け込んでいるというか
気づかないだけでいろんなところにあったりするのかなってちょっと思いますよね
最近の流行りだとトポロジカルデータアナリシスって言って
データ解析においてそのトポロジの手法を使うとかっていうものは結構あったりしますね
なんかそのトポロジっていう単語で普通に検索するとネットワークトポロジも一緒に出てくるんですけど
そういうところもやっぱり関係してるとこなんですかね
まあしてるんじゃその言葉を使ってるからには何かしら関係があって
まあ多分そのネットワークがどういうふうに繋がってるかとかっていうのを調べるっていうことなんだろうと思いますけど
ちょっと僕全然応用についてはそんな深いことは言えないですけど
いやいやでも本当すごいなんかトポロジって
トポロジっていう単語はなんか聞いたことあるけどそれが何なのかってやっぱなかなか説明するのも難しいし
まあそうですね
なかなか普段
自分も今の説明でこう纏いてるのかっていうのはあんまり自信がないんですけど
そうだからなかなか普段出会わないというか一般
いわゆる一般人が触れることの少ない概念かなと思うんで
なんかそういう意味ではやっぱプログラミングと似てるところもあるなって思いますね個人的には
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なるほど
なんかプログラミングもその一般人は基本的に触れることはないけども
まあスマートフォンないしは家電製品どこにでもプログラムっていうのはあって
知らないうちに人間の社会を支えているものだと思うんですけど
多分一般の人たちはみんなそんなものの存在は分からなくて
バグとかそういうバグとかハッキングとかそういうねなんかキャッチーなワードは知ってるでしょうけど
まあでも触れる機会で言えばやっぱりアプリとかにソフトウェアに触れる機会の方がトポロジーに触れる機会がいい
まあこの我々の生きてる世界がトポロジーだというふうに
まあ無理やり言えば言えることもないんですけど
なかなかそれが数学だというふうにはまず認識しないですよね
そうですねなんか私今説明聞いてもやっぱりそのふんわり想像することしかできないですもんね
やっぱり頭の中で空間まあなんて言うんだろうそのトポロジーというものは多分こういうものなのかなって
それが数式に落ちていくっていうこの過程がなかなかやっぱり想像が難しいですね
そこがむしろ僕はそこがすごく面白かったんですよね
その最初結び目理論とか聞いてもその結び目これとこれが同じみたいなことを
いやそんなにそれには興味が持てなかったというか
まあ結び目そのものにすごい情熱を感じる人はいるんだろうけど
自分は違うなあというような感じだったんですけど
むしろそういうそのグニャグニャした空間的な対象がそのカチッとした数学になって
まあ例えば絢爛的なフレームワークがそこで使えたりとか
あのまあ面白い数学がそこでたくさんできるっていう
そのそのギャップというか二面性がやっぱりすごく魅力を感じるところですね
なんかあのこれもなんか勢いでちょっと聞いちゃうんですけど
その数学の研究って基本的にどういうことをしていくんですか
その例えばプログラミングっていうのは基本的にキーボードと
まあそれを映し出すディスプレイみたいな外部出力装置みたいなものと
こうもうそれらを使ってなんかやっていくものだと思うんですけど
数学って基本的に何をどういうふうに普段やっていく
なんか考えることが仕事なのかそれともやっぱり紙に書いたり
入力したりみたいなことがメインなのかなんか全然想像がちょっとつかないんですけど
数学のアウトプットとしては研究におけるアウトプットとしては論文というものがあって
論文というのは何をするかというと定理を証明するっていうことをします
まああるいはその新しい概念をそこで定義するっていうこともあるんですけど
まあ基本的にはその定理を証明するっていうことが主題で
定理っていうのは何かというとある数学的な主張
そのAはBであるみたいな形の主張
AならばBとかそういうことを主張するものなんですけど
それに対してそのちゃんとした数学的な証明をつけるっていう
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なので定理の主張があってそれに対して証明がついているっていう
それがたくさん並んだものが数学の論文としてあるんですけど
その定理を証明するためにはその定理っていうものが与えられてるわけじゃないんですよね
その例えば高校中学とか高校で証明の問題あるときはこれを示せっていう問題が与えられて
それを頑張ってその証明したりするわけですけど
数学の研究においてはまず何が正しいかも分かってない状態で
あのこういうことが成り立つんじゃないかっていう自分の中で予想なり問いを立てて
それが本当に正しいかどうかを検証していって
で正しそうだと分かったらそれを厳密に書き下して
論文という形で皆さんに見てもらうっていう
でまあそれが価値のあるものだったりなかったり
正しかったり間違ったりしてるっていう風な感じなんですけど
まあそういうそのちっちゃな積み重ねの集合体として数学というものがあって
それがこう少しずつ発展していったり
その分野と分野がこう絡み合って
また新しい理論なり概念なりができたりっていう風にして
こう発展していってるっていう感じです
なんかその本当に全然わかんないので
素朴にあの無邪気に聞いちゃうんですけど
例えばその論文を書きます
で自分の中では間違いなくこうだろうと思って発表したけど
なんか別の観点からそれ間違ってるんじゃないみたいな
ツッコミが入ったりすることももちろんあるってことですよね
そうすると
ありませんそのすごい有名な数学者でも
あの実は論文にあなかったみたいなこともあったりします
いやーでもなんかその
まあ事後的な検証とかもちろんあって
これは間違いなさそうだということが
まあ認められるまでには時間差はあるかもしれないけれども
少なくともその閃いた瞬間はなんかめっちゃアドレナリンとかが出そうですね
こうすれば出てきるんじゃないかみたいな
結構自分はまだそのまだあの修行のみなので
そのとんでもない大発見みたいなのは経験したことがないんで
その脳汁出まくってるみたいな状態は話としては聞いて羨ましいなと思うけど
まだそのレベルの経験はしていないという感じですね
でもまぁちょっとずつなるほど
これはなりたいそうだ言えたぐらいのちっちゃな喜びは
あのこの6年間の中でいくつか積み重ねられたかなと思いますけど
おーみたいなのはまだまだ
いやーでも本当にいつかそれになんか到達できるといいですね
なんかできそうな気がするなと思いますけど
佐野さんであればいけるだろうなとは思いますね
嬉しいですそういうふうに言ってくださるのは
なんかすごいななんか全然その
全然あのレベルの低い話で申し訳ないですけど
やっぱりプログラミングでも自分が思った通りに書いて
思った通りに動いた時にそれと似たような現象がやっぱ起こるというか
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いやーありますあります
いや普通になんかあの例えばコード書いてて
なんかこのどうも設計が綺麗にいかなくて
こう腹立つなぁみたいなのがこうあって
同じようなコード何回も書いてるの本当に嫌だなぁとか思って
こう見も台するような経験をして
である時ふとああこうすればすごい全部綺麗にいくじゃないかみたいなことが
わかる瞬間でありますよね
まあその感覚とは確かに似てるんじゃないかなとは思います
コード量がごそっと減って超気持ちいいみたいな感じですね
ありますね
例えばだから照明もなんかこうすごくあのなんかパッとしない
長なことしたものを書いてるなっていう気持ちだったのが
あのあることをやるとそれらがものすごく見通しを綺麗に書けて
こうすごく短くて済むようになって
こう洗練されたっていうようなこととかがあるとやっぱり
あのコードのリファクタリングと同じような喜びはその時ありますね
そうですよねなんかあのクォータニオンの話とか有名ですよね
あの石橋のところで資源数の原理を思いついて
ああ
その場で石橋にあのナイフで数式を刻みつけてしまったみたいな話とかありますけど
はいはい3次元だからその3個でその2次元は複素数だから
あの実と虚で2個でいけるから3次元は3個でいけるんだと思ってたら
実は4個必要だったっていう話ですね
そうそうそうなんかそれを思いついた瞬間に我慢しきれずにナイフで石橋に彫りつけたみたいな
逸話があのねあったりしますけど
いやでもそうだよな
だから脳汁というとちょっと大げさですけど
やっぱりその思いついた時のこれでこれでいけるやんってなって
それが立証できた時のその興奮っていうのはなんとなくすごいすごいんだろうなっていうのはなんか想像できました
今私の
僕もまだ想像のレベルですよね
いやでもいつか本当にありえない話じゃないですもんね
まあまあそうですねはい
一応それはそのもちろん夢見て最初から無理だと思ってたらまあやらない
いつかその日が来るといいなーっていう感じですね
自分なんかは結構やっぱり数学はどうしても苦手意識があるというか
あの教える側の立場になることが多いんで
どちらかというとその自分が教える側になることの方がね
数学の話を教える側としてすることの方が立場的には多かったりはするんですけど
とはいえでもやっぱり自分自身の中では苦手意識のある分野かなと思うんで
だからあの呼んでくださった時はすごく嬉しかったですね
あの勉強会に
自分のプログラマーのための数学勉強会に来てくださった
あの講演者として来てくださって
あの講演はめちゃくちゃ楽しかったですよ
あの確か5分のLT10分でしたっけ
10分くらいだったかな
まあかなり短めのLTで
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かなり短かったと思います
そのドクサスさんが作ってる
あのウェブ上のあのウェブGLのエディターというか
あのあれをその会場にいるみんなに共有して
でライブコーディングを一緒にするっていうことを
やったんですよねその10分の中で
で多分あの時初めてそのウェブGLに触れた人っていうのは
たくさんいると思いますし
やっぱりあのウェブブラウザー上で動くからこそできるっていう感じですよね
あれそのじゃあ皆さんこちらからインストールしていただいてとかやってたら
多分できないと思うんですけど
あの場でそれがこうみんなの前でできたっていうのがすごくいいなと思って
なんかしかもちょっと結構かっこよかったかっこよかったな
なんかスタイリッシュな感じのプレゼンテーション
おおさすがだなと思って
ちょっとそうですねなんかライブコーディング的なことをやろうっていうのは
まあ結構最初の段階からアイデアとしてはあって
多分その私の中では
あのまあ登壇者という形で呼んではもらうんだけども
やっぱり姿勢としてはどっちかっていうと
やっぱり数学は専門ではないっていうところもあったんで
その学ぶ側の気持ちで参加したかったんですよね個人的には
でもそうなるとやっぱりライブコーディングとかするにしても
その普段だとやっぱりどうしても教えるメンタルの状態で登壇しちゃうんですよね
どうしてもでもまあそれはそうですね
でもあの時だけは教えるっていうよりは
多分私がちょっとこの会場に刺激を与えれば
勝手に何か盛り上がっていくだろうなっていうふうに思ってたんですよ
でその自然発生的に起こってくる様々な変化とか現象を
私が見ることで結果勉強になるんじゃないかなっていう
本当にその狙い通り素晴らしかったです
あれはすごく感動しました
そうですねだから本当にやっぱり
WebGLの一番いいところはやっぱりブラウザだけで実行できるというのがあって
いやそれがすごくその分かりやすかったですよね
そのWebGLでやってどうするのみたいなのって
やっぱ素人からするとそんなにこうすぐは分からなかったりするんで
確かにこうやって目の前で動くものがパッとできるっていうのは面白いなっていうのは
あの会場にいた人たちはみんな感じられたんじゃないかなと思います
はいまあTwitterとかでもリンクをポッて投げてさえしまえば誰でもそれが見れるんで
まあやっぱりWebGLのそういったところはすごく
なんか他のテクノロジーにはなかなかない手軽さみたいなものがやっぱあるなと思いますね
そうですね
あの時本当にあのやっぱり私今でもそのあの体験ってすごく特別というか
あまり他にない体験だったんで覚えてるんですけど
いやでもなんか普段ああいう感じでやってるのかなと思ってました逆に
すごい決まってたんで
本当なんかパフォーマンスみたいな感じで
まあでもそう普段はやっぱりサノさんはそのスクールもね参加されてたんで
なんとなくわかると思うんですけどやっぱ先生的な立ち位置で立たざるを得ないことが多いから
まあスクールで普通にパフォーマンスやってもしょうがない
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そうなんですねだからなんかそのパフォーマーとして立つっていう経験があんまないからすごく
今でもやっぱ覚えてますねなんか風景を
やっぱそのいまだに忘れられないのがやっぱり
いちいちラジアンを説明しなくていいとか
ああそうですね数学勉強会だから
数学勉強会だからいちいちラジアンとかサインコサインを勉強
あのそうあのわざわざわからない人を前提にしなくていいというか
そっからだったらさすがに10分は無理ですからね
編集のこの長さをとか言って
そうですそうですでなんかその私がパッパッパって書いたコードを見て
なんかやっぱ飛んでくる矢字の質が違うんですよねなんか
やっぱり普段だったらまあサインとコサインっていうのはこういう性質がありましてみたいなことを
まあ説明するんですけどあの私も知らないような理論がこう矢字としていろんなとこから飛んでくる
そのサンプルのコードをその手元で勝手に書き換えてこんな風にできたとかやってる人もいて
それ面白かったですねなんかはい10分の中でそれができたっていうのはすごい面白かったなと思います
まあなかなかちょっとね最近は勉強会とかもあのできなくなっちゃってますけどまたやりたいですね
今そのオンラインでやってらっしゃったりするんですか
あのスクールはそうですね今はオンラインであの youtube live で配信しながら
えっとまあリアルタイムな質問ももちろんチャット欄とかで受け付けつつその動画として残るっていうのが
メリットではあるんですよねその会場に来れない人も時間差でも何度でも見られるんで
なんかそこはその 現地でやるのとはちょっと違うメリットがあって
これはこれでなんか今までちょっと都心じゃないから参加できなかったよっていう人もいたりとか
それはありますよねそういう意味ではなんかはいコロナのおかげというとちょっとあれなんですけど
いやそれでも確実にありましてその数学でもやっぱり基本的にその学生も先生方も
やっぱりエンジニアに比べるともちろんあのアナログ寄りだったんですよね
でセミナーもその手段としてはあのズームとかってまあ割と前からあったし技術的には可能だったわけじゃないですか
でもやっぱりみんなそれをやってこなかったんだけどコロナっていうもう抗いようのない
巨大な障壁が目の前に現れたことであのみんな迅速にこの新しいテクノロジーに適応してって
例えば自分のその指導教員とか 普通に60超えていると思うんですけど
今普通にスラックとかズームとか駆使しながら学生と一緒にセミナーやってたりするんですよね
でそんなことになるっていうのは本当に全然想像もしてなかったですし今
例えばあの大阪にいる学生と埼玉にいる学生と毎週セミナーをやったりしてるんですけどそんなのもそれまでは絶対無理だったと思うんですよね
例えば僕はまあ熱心にズームっていうのがあるから一緒に使ってこよってこうやっていけばできたかもしれないですけどやっぱちょっと面倒くさいというか
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いやーそれはちょっと大変そうだなってなったと思うんですけどまあこれがこの変化があったことでみんなもそのオンラインミーティングに対しては全然抵抗がなくなったっていう意味でかなりこう大きく環境が変わったなっていうのは感じますね
あの佐野さん自身はどうなんですかそのお家で勉強してるって感じなんですか
家でやることもありますけどやっぱずっと家だと気がめいってくるんであの本郷キャンバスがあの今の家から比較的近いのであのチャリンコでそこで通ってその図書室とか
あとはその共有スペースみたいなところでやることが多いですね まあでも家でやりたい気分の時は家にこもってやったりもしますけど
ずっとそこだとやっぱさすがにこうマンネリ化してくるんで何かちょっと変化をつけようと
やっぱなんかそのコロナの影響でえっと いわゆるその普通に普通にまっすぐ大学生になった若い子たちがなんかその
大学生活が遅れないみたいなことが社会問題というかねあの話題としてあったりしたんで私はそれを見ていてなんかすごくまあ
運が悪いとしかまあ言えないんですけどすごくかわいそうだなって思ったりもしたんですけど まあそれでも実際にかなりあの深刻だと思いますねその僕はあの
大学院に入ってまあ4年経ってからこの状況なんである程度その先輩とか先生とかとはあの 面識なりこの信頼関係ができた上でネットワークに移っているんで
そんなに支障はなかったですけど例えばその その去年の4月から大学院に入った
あの例えば地方から来て大学に入った人ってもういきなりオンラインの状態で一度も先生と 会ったことないっていう状態がもう1年
何ヶ月も続いていてもしその例えばその2年間で就職するとかっていう人は ほとんど一度も大学に通うことなく
終始2年間を終えて就職するみたいなことになっちゃうとしたらやっぱその機会の損失って とんでもなくでかいなーっていうのは思いますね
なんでそこはすごくまあかわいそうというか 大きな損失になってしまっているなと思います
やっぱりその学問としてもやっぱり対面だからこそ伝わる部分ってあったりしますか
そりゃ間違いなくありますね特に数学はそのやっぱりでかい黒板が大事で
そうかそうか 数学の教室には必ずでかい黒板が 俯瞰してみることも必要ですもんね
はいこのなんかこの数式にサラウンドされる感じというかその目の前が黒板しかないみたいな
その他に目をやり場がないというかその没入感がやっぱり大事なのでそれがこうやっぱり小さな画面でズームでなると
その爽快な感じはやっぱないんですよね そうですよね チョークで描いてる快感とか
そういうなんか身体的な没入感みたいなものが失われてしまっているのはとても残念な部分ではあります
やっぱ開発とかもそうだもんな結局パソコンに向かってるから同じじゃんっていう風にも雑に考えるとまあ言えちゃうけどでもやっぱりなんか対面でホワイトボードに向かってああじゃないこうじゃないってやってる時間ってすごく重要だなって
42:14
やっぱりこう離れてみるとリモートでしか仕事ができなくなってみるとああいう時間やっぱ重要だったなと思ったりすることはありますけど
そういうのが数学の場合本当にありそうですね なるほどなぁまあそうですよね
まあだからあのすごく革命的な変化があって良くなった部分もある一方でやっぱりリアルでのその対面の場が失われたことによる損失もすごく大きいという
感じですね まあ割とどの業界もその良い面悪い面があるとは思いますけど
まあ仕方ないですねこればっかりは仕方ないですね 私ももともともしあの昔の家庭系の仕事をしている状態だったら何かしら影響あったかもしれないし
本当に運だなと思いますけどね うちなりその家庭系って何かどうその何系ですかその音楽系とかいやもういろいろやったんですよ
あの私はその えっとかなり若気のいたりではっちゃけたあの若者だったので
もう大変早い段階からちょっとあのお父さんになってしまいまして あのもうとにかく理屈抜きでとにかく収入がなきゃダメだみたいな
状態だったんですよねなので自分がやりたいことをと言うよりかはあの 時給がいくらなのかみたいなことが職業を選ぶ基準だった時期がありました
そこはだから全然僕の状況とは全く違うわけですけど 子供ができてやめるとか
なめたこと言ってんじゃねえよ そういうわけではないんですけどまぁ結局自分のせいなんで自分の責任でそういうそういう
状況になっちゃってるだけなので今思えば本当に私もね何が後先考えずにあの 若気のいたりでそういう風になってしまったんですけど
あとはいえあの まあそういう感じだったので自分でやりたいこととかっていうよりかはもうとにかく学面の大きさが
とにかく大事だったねなのでやった本当にいろいろやりましたねなんか警備員とかもやったことあるし
あの物流の倉庫で働いてたりフォークリフトとか乗り回してあの物流倉庫で荷物運んだりとかもしてましたし
まあパチンコ屋さんのホールのスタッフとかもやったことあるし なるほどそれもがてん系に含まれるんですか
パチンコ屋はがてん系ですね完全に あ、そうなんですか、がてん系ってのは資材運んだりとかイベントの準備とか
イベント準備とかももちろんやってたことはありますでやっぱりその倉庫で働いてた時とかイベント準備とかやってた時は
もうあれですね仕事の内容が本当に部活運動部系の部活みたいな感じだったんで もうムキムキでしたね当時は
45:03
筋肉ムキムキな感じでしたね当時 そうじゃないと仕事にならないっていう感じ
そうですねまあそういうふうな自然とそういう体になってしまうというか あーもう仕事を通して
はいそうです別に鍛えなくてもそういう風になっちゃうような感じでした それを楽しんでやってましたんですかそれともやっぱ
いやーなんだろうその私個人はもともと運動部だったっていうのもあって体を動かすこと自体はそんなに嫌じゃないですよ
はいなのでまあ若かったっていうのもありますけど体を動かして別に不満ではなかったんですよね
そのなんか当時はやっぱり今とやっぱ全然メンタルというか考え方が違くて その自分が飛躍していく未来とか特に考えてなくて本当に日々の暮らしをどう回していくか
っていうことだけしか考えてなかったから お子さん二人いらっしゃるんでしょ? 一人ですね
今はもう大学生になられた? 今はもう社会人になってます
なんかその結構だからその辺謎だなと思っててその いやもう社会人になってるんで私はもうすでに子育て終わった世代になってしまってるんですけど
うん本当にあれですね自分自身も子供だったけど形だけはまあお父さんという感じだったんで
いやでもまあ普通にその仕事して収入を得て 立派に育てあげたので全然そのそれは立派なお父さん先輩お父さんっていう感じ
なんだろうななんかすごくあんまりあれですねその 思い出したくない過去というかあんまり楽しい思いではないですねやっぱり
必死さの方が勝ってて やっぱりなんだろうなその最近はなんかちょっとやっぱり
誤解を恐れずに言うと経済的には多少安定してきたんですよね最近は なのでそういう状況になった上で振り返って考えてみるとやっぱりその
お金がない状態って人間の精神をすごく削るなっていうのがあって そうですね
そのどうでもいいことにイラついちゃったりとか 誰かのせいにしたくなっちゃったりとか
しちゃうなって思いますね今振り返ってみると 僕もちょっとそのレベルの苦しさと比較するのはちょっとおこがましいというかあれかもしれない
ですけどその学生になって最初の収支の3年間は本当に自分の収入はない状態でしたし
妻が働いてくれているので そこにお世話になりながらっていう感じでしたけど一応その
会社員として貯めてきた給料が本当に単調現象で減り続けていくっていうのは非常に精神的に良くなかったりして
服とかもボロボロになってなんか 豊かさへの
気持ちがもう全然なくなっていきますよね 白紙課程2年から
48:05
日本学術振興会っていうのの特別研究員っていうのに慣れてそれで毎月20万弱ぐらいは入ってくるようになって
もちろんその社会人の普通のレベルからすれば全然自慢できる学区ではないけどそれでも貯金の学区が減り続けることが止まっただけで
めちゃくちゃ精神的に安定したんですよね 本当にそうですなんかその経済的な不安ってやっぱり想像以上に人間のメンタルを削るなっていう
ふうには思いますよね 先のこととか考えなくなりますからねもうなんかピリピリしますよね
やっぱりその夫婦間のメンタルの部分がやっぱりひどいことになりやすいし
ずっとどっちかが起こってるみたいな感じになってましたね私の場合は 今は本当にね子どもも働くようになって別にそれを宛にしているわけではないですけど
とはいえ逆に減ることもほとんどなくなった状態になってるんで 逆にその
いざ大変なことになっても子どもは大丈夫っていうことは保証されてますもんね そうですね、だからもうそこまで到達しちゃったからもうあとはどうやって人生を閉じるかだけ考えれば
よくなったんですよ私は すごいなんかねやっぱり今になって振り返ると当時のそのお金の無さというか
あの携帯は止まっちゃまずいからガスと水道はちょっと後回しにしようみたいなそういう生活をしてたから
なんかねやっぱりその経済的に満たされてるっていうのはすごく人間の生活においてすごく大事だなっていうのは
思いますね しかもドクターさんの場合はその主体的にやってる活動を通してっていうことですよね
今の収入はそうですねあの基本的にはもう WebGL絡みの活動を通じて得られる収入っていう感じですね
そうしたらもう結構最高じゃないですか 今はそうですねすごくいい状態かなとは思いますその当時と比較したら比べ物にならないというか
そう考えるとすごいその飛躍ですね そのどうしてその仕事の傍らそれだけその余裕がない生活を送ってたら
プログラミングをやってみようとかっていう気にすらならなそうなもんですけど何がきっかけで始めたんですか
そうですね一番最初はその えっとさっきちらっと出てきたその物流の倉庫で働いている時に
電表入力をしなきゃいけないという業務が発生してそれがそのパソコンとの出会いだったんですよ その電表入力という作業がパソコンとの出会いだったんですよね
それがエクセルに対してこう宛先を入れて宛名を入れていくみたいな作業だったんですけど まだWebGLとはかなり遠い
そこでパソコンと出会いそのパソコンというものの凄さを目の当たりにし その計算の正確さと速さですよね
51:02
これ今まで電卓サティストの一体何だったんだっていうことがすごく衝撃だったんですよね
でそうピーってやったらもうすぐ足してくれますね そうですそれがもう衝撃すぎてそのエクセルにのめり込んでいくところから始まったんですけど
結局そのエクセルも言ったらプログラミングの延長線上というかすごく抽象化したプログラミングの一種だと思うんですよね
あれもその数式を入力するとその数式同士が連携して求めたい結果がポンと出てくるみたいなところがすごく
あの面白かったんですよね でそこからあのエクセルのマクロを組むようになったりとかして
プログラミングというものが徐々に手に馴染んできた中でまあいろいろ曲折があって最終的にはWebGLにたどり着くんですけど
結構すごい飛躍があったような感じがするんですけどエクセルから普通WebGLに行かないじゃないですか
エクセルをマクロを書きますでマクロを書くといろいろ便利です
でいろいろ便利なんですけどなんかそのやっぱりクラシックな使い方というかそのエンターテイメント的な使い方じゃないじゃないですかそれって
まあそうですね基本的には楽しくないですよね そこにやっぱ楽しさを見出すにはゲームとかをちょっと作ってみるとか
なんかそういうことが楽しかったっていうのもあったんですよ当時 だからExcel VBAって業務用のそのプログラムとかマクロを作るもの
だったんですけどそこに ゲームを作るという可能性を見出していろいろミニゲームとかを作って遊んでたりしたんです
エクセル上で動くゲームなんですか? そうですそうですExcelのファイルを開くといきなりシューティングゲームが動くようになって
それ個人でやってたんですか? 自宅でやってました
やっぱそういうマニアックな使い方をしているとすごく尖ったプログラミングの内容じゃないですか普通はそういうことしないので
なんかその変なことをやってるっていう楽しさがあったんですけどそれを同じことやってる人もいたんですよ探してみたら
でその頃もうなんていうのかなパソコン… それは何年頃ですか?
それ多分2010年とかじゃないかな あーそうなんですね へー
じゃあ結構スマホとかも出てる? スマホとかも世の中にはあったけど私自身は多分持ってなかったっすね
持ってなかったと思います それがいい時にそのExcelでゲームを作っている人たちの細々とした小さなコミュニティがあったんですよ
でそこでなんか あのー 杉本さんみたいなことやってる人は本当に珍しいですよみたいなことを言われて
まあそうだよなと思ってそれをブログに書いたりとかしてたんですよねなんかブログとかもやり始めて
54:04
こういうプログラムを書くとシューティングが作れたりしますよみたいなブログを書いてたんですよ
その頃からなんかこう自分のインプットアウトプットするみたいなのが習慣になってきて
そのブログとかをやってる中でなんかCSSというものがある
でCSSを使うとウェブページが創色できる なんかそういう感じでこうウェブにだんだん近づいていき
でWebGLとその頃出会うんですけど なんかその
これからはインターネットの時代だぞみたいな空気があったというかまあそれがもう当たり前になりつつあったぐらいの頃だったかなその頃は
もう普通になんかその 誰もがブログというものを個人でやってたりとかする時期だったんで
なんかその頃はもうこれからはインターネットの時代だっていう感じで私自身は思ってたんですよね
うん なんでなんかウェブに関連するものを勉強しようと思って
JavaScriptとかHTMLとかを勉強したんですけど その中でなんかWebGLというものがあるらしいぞみたいになって
当時検索しても その日本語でWebGLを解説しているウェブサイトとかなかったんですよ全然
英語でこうなんか かなり先進性の尖ったこう最新の技術を追っかけてる人たちが書いたであろう
これこれこういうフラグを立てたらギリギリ動くかもしれませんみたいな感じのWebGLの解説の英語の基地とかはたまにあったりとかしたんですけど
その当時だとまだブラウザーにもその機能が入ってない状態ですか? そうですクロームでフラグを立ててクロームを起動すれば動きますよとか
なるほど じゃあちょっとそのブラウザ的なハッキング的な感じに近い そうですね だからまだWebGLが正式になしようとして勧告される前の話ですね
なるほど その頃は多分モジラあのFirefoxのモジラが主導してこういうものどうですかっていうところから始まって徐々に
クロームとかFirefoxが段階的に対応しているぐらいの頃だったんで だからまだあの全然日本語の記事とかなくて
ないならしょうがないから書くかつってこう勉強したことを 日本語で書いてアップロードしてみたいなことをやってたんですよね
それはその英語はもともと読めたんですか? いや全然読めないです 読めないのであの今みたいに簡単にGoogle翻訳とかでもできなかったですよ
ないですね、DPLとかなかったですね なかったので気合で読む部分もありましたけどどっちかっていうとあのコードから全てを理解しようとしてました
さすがに そのなんか説明されている文章は見てもよくわかんないその英語が理解できないから
57:03
雰囲気しかわかんないですよ まだけどとにかくコードは貼ってあるからこのコードを持ってきて自分の環境で動かして
書き換えてみたりとかして正解を探していきましたね なるほど
だからもう全然エラーとか起こってもめげないというか まずエラーが起こる前で始めてるみたいなところがありましたね当時は
画天系で鍛えた そうですねもうなんか全然ヘッチャラな感じで動かないところからのスタートがなんか普通な感じでやってましたね
なるほど、いやでも結構これからウェブだって言ってそのHTMLとかJSとか勉強するのはまあ普通ですけど
そこからWebGLになかなか普通は飛んでいかない そうですね、いやだからまあなんかそのExcel VBAを使ってゲームを作っていたという
なんかこの自分のプログラミングに対する取り組み方ってちょっと普通の人とは違うかもなぁみたいなのはもともとあったんで
やるならそのちょっと人と違うことをやった方が面白いかなっていうのはあったんですよね
それでそのWebGLってなんかまだまだ研究されている感じもなさそうだしやっていったら面白いかもなってなんか
すごい雑にそういうふうに思って始めちゃいましたね でも結果としてはそれが今その
仕事になってるわけですからすごい先見の目としては そうですね、当時はだから日本語の資料が全然なかったんで
結果的にその素人が勉強して書き出しての蓄積がなんかその Googleにすごくインデックスされまくってしまって
なるほど、ここしかないみたいな感じで そう、それでWebGL関連のなんか検索結果にめっちゃ出るようになっちゃったんですよね
それでなんかあのいつの間にか WebGLの人っていうふうになっちゃって
WebGL総本山っていうこのサイト名で最初から言ってたんですか? いや総本山じゃなくてWGLDっていうあのちゃんと技術の解説をしているサイトがあるんですよもう一個
その総本山の方は人様のサイトを紹介しているだけの なんか情報サイトみたいな感じなんですけど
ああなるほど、総本山っていうの結構その強そうな名前というか思い切った感じの
総本山ってだってあれですよね、そのなんかこう 新言宗総本山なんかそういう そういうやつですね
いやでもなんか本当にこれ あまり人に言ったことないですけど今ぶっちゃけて言うと本当に総本山っていう名前どうかと思いますね今自分で
結構だからアイコンもそのなんかちょっと怖そうな人ですし で持ってるサイトが総本山とかだから割と怖い人だっていう印象があったんですよね
そうですか 実際スクールでも結構その後派な感じじゃないですか そんなにこうなんか
「かえみなちゃんやっていきましょう」っていうスタイルってよりは割とこう 淡々とした語彙口調でありますね
はい、でもツイッター見てるとたまにこうちょっとウェットな感じのツイートとかされる方なんで
1:00:06
ちょっとその辺はすごいこのギャップに興味が来られますね いやーまあでもそうですよね、なんかあのアイコンは確かにちょっと
攻撃的な感じの面構えですからね これなんかジョジョ系のジョーラメーカー?
いやこれは実は私が適当に描いた落書きですね あ、そうなんですか
え、絵も描かれるんですか? これ普通にその適当に描いたっていうレベルじゃなくないですか?
いやまあでも適当に描いたやつですね、それはあの、はい、それはあのペンタブを初めて買った時に
あのペンタブでちょっと描いてみようと思って描いたようなレベルのやつですね、それは
もともとなんかその絵はやってらっしゃったんですか?
もともとは、あのルーツとしてはまあうちのお母ちゃんというか自分の母親が結構その
昔漫画家を目指していましたけど結局漫画家にはなりませんでしたみたいな感じの人で
その趣味でよく絵を描いてたんですよね まあなのでなんか子供の頃からよくその漫画的なものを真似して描いたりとかはしてたんですよ
ただ私の場合はなんか早々にその絵で食っていくのは無理だなっていうのは自分で
なんだろうその佐野さんの数学とはちょっと違うと思いますけど、まあ私もなんだろうな
絵で食っていければみたいな風に子供の頃夢見たことはありましたけど
まあでもなんかもう中学高校ぐらいでいやこれは多分プロのレベルではないなっていう風に当時はもう思っていたんで
今でも描こうと思えば描けますけどね、描こうと思えば描けますけど、まあ滅多に描くことはないかな今は
まあでもそのなんだろうツイッターとかのアイコンでやっぱ人からパクっちゃまずいなっていうのがあったんで
自分で描いたもんだったら絶対大丈夫だからっていう理由でそれを使ってるだけですね
知らなかったです、なんか一時期流行ったジョジョメーカーとかそういうの思ってたんですけど
違うんですよ、これ実は自分で描いた落書きですねこれ
なんかそのだから他には絶対ない絵だからその視認性が高くてすぐわかるってよく言われますね
まあそうですね確かにインパクトありますよね
すぐドクサスさんだってわかりますってよく言われます
わかりますわかります、ドクサスっていう名前はその
ドクサスっていう名前は何だったかもう覚えてないんですけど、なんかの英単語の組み合わせなんですよね確か
なんですけども自分ではちょっと覚えてないですね、でそのツイッターのアカウントの方はh_doxasなんですよ
そのhは覚えていて、それはあのハテナブックマークのhなんですよね
当時ハテナブックマークをブックマークした時に自動でそれに連動してつぶやくだけのbotみたいな使い方をしてたんですよこのアカウントもともと
なのでハテナ用ってことでhっていうのがついてる
ハテナドクサスだったんですね
1:03:00
ハテナ用のドクサスだったんですけどそれがなんかあのだんだんやっぱ複数運用するのもだんだんめんどくさくなってきて
これに一本化されて今に至るって感じですね
へー、あーなるほど、少し人となりが
そう少しずつドクサスという人の人間性が徐々に暴かれていく感じですね
じゃあ楽しいです
えーと続いては、ちょっとまた私の方から質問になっちゃうんですけども
普段ですね、私も結構WebGLという一般的には結構難しいと言われているものを教えたり解説したりってことが多いんですけども
そういう中で結構そのWebGLの本来のAPIのまんま教えることよりも
簡易的に使えるライブラリーとかを通じて教えてあげるっていう方がやっぱり理解できる方は圧倒的に多いっていうのが経験としてよくありまして
例えば数学もやっぱすごく難しいなって思うことが多くて
でもやっぱり数学もなんかその上手に考えられる手法だったりとか
コツをつかめれば理解できたりとかっていうその簡単に理解できるためのヒントみたいなものがあったりなかったりすると思うんですけど
そのライブラリとかを使えるように数学も簡単にできるなら簡単になった方がいいのかなって個人的に思ったりしちゃうこともあるんですよ
なんかその辺ってこう佐野さん的になんかどういうなんかお考えとかこう思うよみたいなのってあったりしますか
そうですね数学が難しいのは自分自身も常に感じてますし
能力差みたいなのは常に感じていますけど
簡単にそのなっていってる流れはあるんじゃないかと思います
例えばその新しい概念が出てきた時っていうのは
例えば行列って今も数学者だけじゃなくて物理学者もコンピューターの人もみんなも当たり前のように使いますけど
やっぱあれも最初にそれが出てきた時は物理学者とかは何だこの数がたくさん並んでるものなんて意味がわかんないし
その掛け算を交換すると違う結果になるなんていうのも見たことないものだったので全然馴染みはなかったと思いますけど
でもまあ行列っていうのはこういうものだっていう風に理論が整備されていって
その教科書とかもわかりやすいものがどんどん出ていって
で応用もたくさん出てくるようになるともう割と行列っていうのが日常的に使えるようになるっていう
だからまあだんだんと簡単になっている流れっていうのはあると思いますし
1:06:04
特に今だとその応用がコンピューターとかですぐできるっていうところありますよね
それこそその3次元4次元3次4次行列ぐらいだったら
あの実際にその3DCGの中で使うっていうこともありますし
まあそういうその応用を通して学べるようになる機会っていうのは広がってるんじゃないかと思います
今僕の娘は7歳なんですけどあのちょっとオンラインプログラミングスクールみたいなものに試しに通わせて見てるんですね
それはその週1回のメンターとの面談とあとは家でその教材を進めるっていうのがあるんですけど
例えばその中でもそのなんか座標的な考え方とか角度みたいなこととかを
あとはそのなんですかねこれとこれが等しいかとかあの条件
比較演算子の代なりみたいなことを学んでいったりするんですけどそれもその概念としては結構小学校2年とか3年とか
4年とかで角度とかって多分3年とか4年とかですよねでまあそれなりに難しいものだと思うんですけど
そのプログラミングを通してあの学んでいる
と学んでいるんですよねそういうのを見るとそのある意味あの教科書を通して学ぶ
難しい算数の概念をプログラミングを通して簡単に学べるようになってるっていうふうには言えると思うんですよね
それがもっとそのいろんなレベルでまだそのプログラミングに落ちてきてないものとかについてもそういう ことが言えるんじゃないかと思いますし
例えば僕があの スイフトっていうあの ios のアプリを作るために使う言語があるんですけどまあの言語は
結構好きでそれを使ってその数学のあの抽象的な軍艦隊とかっていう大数学の概念があるんですけどそれを
コードで実現するとこうなるっていうふうなことをあのエンジニア向けに話したことがあってそれ やっぱりすごい受けが良かったんですよね
普通にその教科書で軍とかって学ぶとやっぱりそのエンジニアの人からするとなんだこの
こういうわけわかんないみたいなのあると思うんですけどコードでこういうふうに書けますっていうと途端にそれはその身近なものに感じられるようになって
受けられるようになるっていうのがあるのである意味そういうその違うアプローチをいろいろ作るっていうのは一つその数学を簡単にするというか
数学にアプローチする道が増えるという 今そういうのがどんどんの多様になっていくとその
今までは一つの道しかないように見えてたものが実はいろんな自分にあったパスから 近づいていくことができるようになるっていうのがあると思うので
完全にパッケージ化されても中身のことが何もわかってなくても使えるみたいな あのもちろん応用のレベルでそういうのあると思いますけど
数学が完全にそういうふうになるっていうことはスラッグともあんまり想像しにくいですけどでも
こう少しずついろんな人があの触れるようになればアプローチのしやすさっていうのはどんどん上がっていくんだろうなとは思っています
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いやなんかめちゃくちゃ面白い話ですねそれなんか確かに コードで示されればわかる気がします
そうなんですよ例えばそのSigmaとかもあのなんかSigmaって難しいあの創話の記号の
あれ出てきたらちょっと聞きますね俺 うーってなります
でもあれもそのフォア文とかで書けばこれやってるだけだとか あとはその関数型言語とかを使えば
あのフォールドみたいなものを使ってあのリストに足し算リストとあと足し算を入れてフォールドしてるだけっていうふうに
見ることもできるので まあそれだけのものなんですよねただ書き方がああいうなんか大きなSigmaが出てくるが
なんとなく怖そうに見えるっていうだけであの その違う見方があのわかってしまえば
それだけのものだったっていうふうにわかるっていうそういうのは結構あると思いますね
いや面白いななんか 本当に面白いですねなんか私
私本当に数学めちゃくちゃ苦手意識があって例えばなんか 仕事に限らないですけどなんかこう
WebGLで3D的な何かを実装しなきゃいけません論文はこういう論文がいくつか見つかりましたみたいな時に
いや論文はわかったよとその論文に書いてあることもなんとなく雰囲気はわかったよと
でもそれをコードに直していくときにこの数式どうすんねんっていうのがいつもあって
でなんかそこでやっぱりすごい悔しい思いとかをすることがあって
やっぱりじゃあその現状を変えようと思ったら1回自分は数学を理解する側に
あのちょっと軸足を置くタイミングを作るべきなのかなとか色々日々悩んだりもするんですけど
その掛け足的なことをやろうとしたらやっぱり両側のことある程度知ってないといけないっていうのはありますよね
そうですねまあだけどなんか今佐野さんがおっしゃったみたく
誰かがもしそういうあのプログラムで表すとこうだよみたいなアプローチで説明してくれる人が
もし身近にいたとしたら多分それってすごく理解が早くなるというか
助けになるなって今思ったんですよねっていうことは多分やっぱりWebGLも私なんか教える側が
こんなこと言っちゃいけないのかもしれないけどすごく難しいそのちゃんと理解してもらうの本当に大変だなって
まあ一種諦めに似た感情を持ってしまっている自分がいたりもするんですけどでもやっぱそこは諦めずになんか
違うアプローチでこういう説明をすればわかってもらえるかもみたいなことはもっともっと探求していかなきゃいけないのかなってちょっと自分のなんか甘えを
なんか少し今しめたい気持ちになりました今 なるほど
数学とプログラミングは結構その本来相性がいいものなのにお互いちょっと分野がちょっと距離があるっていうのがあったんでちょっとスイートスポット的な感じではあったんですよね自分からすると
特にプロ数を始めたタイミングとかではあんまりその勉強会をやっている人たちもいなかったですし
でお互い興味があったと思うんですねその数学やっている人もその数学の研究の中でもちろんコンピューターを使うこともあるけどやっぱちょっと
1:12:07
苦手な意識みたいのがあってでまあソフトウェアエンジニアの人たちはそれはそれで やっぱ数学がちょっと馴染みきれないみたいなのが思いがあったんでそこはなんかその
両者をつなぐ場っていうのを用意するだけでもう結構みんな喜んでくれるっていうのが そうですよねそうですよね
いやほんとそうでだからやっぱりこういうこともやっていかなきゃいけないのかなってすごく今 反省とともになんかちょっと思いましたねなんか
いや結構あのwebGLのスクールとかでは結構頑張ってその行列とか あとは基本的にラジアンからやるんですけどラジアンとはこういうものですよ
でこれがあることでサインコサインがこうですよみたいなところから話していくんですけど なんかその
そういうところって人に聞きにくいっていうのもあると思うんですよねそのプログラマーとして 生活している普段の生活の中で聞ける人がなかなかいない
分野だったりもするのかなぁと思うので なんかスクールでそういうの説明すると喜んでくれる人がすごく多かったりは
するんですよ だから私もなんかその数学とプログラミングって確かに密接なんだけどそこにある
溝みたいなものを普段よく感じてはいるんですよね だからそこをなんかもう少し埋める取り組みをしていってもいいのかもなってちょっと
思いました 特にやっぱあの webGL は目に見えるっていうのが大きいですよね
その角度例えばサインコサインとかもあの黒板の上で止まったものとして見ると あの
これが何なんだっていう感じがしますけど例えばそれをもう画面の上に出してその角度を動かした時に サインとかコサインでパラメータされた点がどう動くかっていうのを見ると
単純にこう 角度に応じて円状の点が動くだけかっていうことがもう見てすぐわかるように
そうですよね なりますよね やっぱその目に見えるようになるっていうのはすごくあの
強みというかコンピューターのメリットの一つだと思うんでそこはやれることはもっとあるんだろうと 思いますね
そうですねでなんかそのやっぱり私なんかもそうなんですけどこの webGL ともし出会ってなかったら私多分行列とかベクトルについて理解って
全くしないまま生きてたと思うんですよね まあでも webGL に出会い
GLSL とかを書く時にやっぱり GLSL って文法的にベック3とかベック4っていうのを書けるし
アスタリスクで掛け算とかもできるし 内積外積も関数で計算ができるし行列とも掛け合わせたりできる
なんかその数学勉強するのに実は結構プラットフォームとして GLSL って面白いのかなっていうのをちょっと感じましたね今
それがしかも絵になって出てくるんで結果も目で見てわかりやすいしっていうのは確かにありますよね
最近だとその例えば Python で学ぶ機械学習とかそういう系のものってよく出てますよね
1:15:05
データに強い人からしたらそのデータっていう対象を通してその行列的なものを学ぶとか
なんかそういうのもあると思うので 僕は割とその目に見えるものを通してこの感覚を理解したいというタイプなんですけど
一方そのなんか構造とかデータとかそういうものを通して学ぶ人っていうのもいると思うので
そういうのがこう理解の仕方っていうのは人それぞれなのでそれぞれに合った何か道があるっていうのが理想ではありますよね
そうですね
もちろんその古典的な数学の説明の仕方が本当にこうぴったりくるって人もいると思いますし
基本的にはどうなんですかそのやっぱり古典的な説明の仕方の方がやっぱりなんて言うんでしょう
その佐野さんたちみたいな数学を専攻されている方でもやっぱり難しく感じたりするものなんですか
いや基本的にやっぱ難しいのはみんなにとって誰にとっても難しいんだろうと思いますね
でもやっぱりその例えば抽象的な概念に出会った時にそれをパッと何の疑いもなく自分のものにできる人もいれば
やっぱ結構引っかかっちゃうというタイプの人もいて僕は割とやっぱちょっとその思考があのエンジニアよりというか
あの手で触れそうというかなんか具体的に構成できそうなものじゃないと理解できないというところがあって
数学って結構いきなり超越的なあのものを持ち出してきたりとか
まあ存在することはわかってるけどそれが具体的にどこにあるかについては何も言えないとか
あるいはなんかものすごい大きな対象全部を考えてそれを通して何かを特徴づけることとかをやったりするんで
そういうその圧倒的な無限を使うみたいな話っていうのがどうしても苦手な部分があって少しずつそういうのもできるようになっていったっていうのはあるんですけど
結構自分はやっぱそのなんかコツコツと作っていくものを通して理解するっていうタイプの側なんで
その超越的な議論みたいなものに慣れるのが結構やっぱ時間がかかりましたね
でも人によってはその例えばあのコンピューターでコードを書くっていうことはなんかすごく苦手だけど
その数学における超越的な構成みたいなものに対してはすんなり受け入れるっていう人もいるみたいなんで
本当にやっぱそこはこう人それぞれ頭の理解の構造というかなんかそういうのは違うんだろうなと思いますね
まあそうですよねプログラミングもそうだもんななんかその
GLSLはめっちゃ書けるけど一方でなんかCSSとかJavaScript普通のJavaScriptは全然わからんみたいな人とかも中にはいて
だからやっぱそういうのは人によりいろいろあるんでしょうね
なんか私も自分自身は数学得意とは思ってないですけど
1:18:04
まあでも多分開発者全体で見るとどっちかっていうと理解できてる側なのかなとは思う
いやそりゃそうだと思いますよ間違いない
そうだからなんかその本人の意識とは別としてやっぱり向き不向きみたいなものがあって
私の場合はそれをいかに向いてない人にも直感的に理解できるように
こう抽象化というか具体化なのか抽象化なのかちょっと迷いますけどどっちかというと抽象化になるのかな
なんかこうわかりやすい形にいかに変えられるかみたいなことを日々よく考えるんですけど
まあでも数学もやっぱりそのなんていうんですかね
理解することの難しさをすごく想像しちゃいます
なんか私なんかは本当にもう読んでて目眩がしてくるというかもうわからなさすぎて
こう諦めちゃうんですよ結構数学の調べ物してると
でもただそれがなんか不思議なもんで諦めちゃうんですけど
日を跨いで見てみるとなんか1割ぐらい先に進めたりするんでしょうね
それを繰り返しているとなんかだんだんわかってくるというか
まあでもそれは同じようなことをやってると思いますよ
その専門のレベルでもやっぱ全く新しい分野のことを学び始めた時って本当にさっぱりわかんないけど
例えばいくつかの本を見た時に同じようなことが書いてあると少しずつあれこれ前にも見たような気がするっていうので
少しずつその心理的なハードルというかその人見知り的な気持ちが
あれこの間もあったよねみたいなことが何度かあるとだんだんこう親しみを感じるようになって
いろいろ例とかを使って計算しているうちに何となく自分のものになっていくみたいな
やっぱそうなんですねなんか同じなんですねそういうところは
どうなんでしょうねその人によってはもうバンバンいける人もいるんだろうと思うんですけど
スーパー数学者みたいな人がやっぱ中にはいるのかもしれない
そのエンジニアってか開発者の中にもなんかこの人明らかに違うなっていう感じの人たまにいますけど
そうですね
数学でもやっぱそうなんですね
例えばあのドクターさんがやってるあのつぶやきプロセッシングとかつぶやき GLSL とか
僕あれ好きでよく見てますけどあれをあの140文字で書けるっていうのは本当に特殊技能っていう感じがしますよね
そうですね
なんであんなこと言うのっていう
あれはちょっと本当になんかもう理解が及ばない世界というか
理解できないだろうなってもうサジを投げたくなっちゃう世界というか
いや本当に芸術的ですよね
すごいないつもあれ見てコードの意味はもう本当部分的にしかわかんないけど
こんなことができるんだ
つぶやき GLSL もなんか最初に出てきた時は誰もが無理だろうって結構思ったんですけど
でも今本当にいろんなビジュアルができてますからね実際
すごいと思います可能性を感じますねやっぱ
数学にもそういうなんかこう普通の人からは想像もできないような理論が突然出てくる人というか
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そういう性質の人がやっぱりいたりするんでしょうねわかんないですけど
まあそれはそのあると思いますやっぱり有名な
例えばトポロジーだとポアンカレっていう人が創設したということになってますけど
やっぱり当時からすると全然その当時の人たちが思いつかなかったような新しい概念を次々と
作っていってますし本当にその土台の上で今も発展を続けているっていう感じなので
そういう本当に真の先駆者みたいな人はやっぱりいるんだろうと思います
でもなんかその昔例えばそのポアンカレとかもっと古くは例えば
もっと古くは例えばニュートンとかなんかすごい古くからやっぱり数学とか物理と向き合ってきた
偉人の人たちでいっぱいいると思うんですけどなんかその現代
もし彼らが現代に生まれてたらって私よく考えちゃうんですけど
現代に生まれたからこそなんかそのあらかじめもう理論がある程度やっぱり
出来上がってるっていう意味ではアドバンテージがあるわけじゃないですか
まあそうですねはいはい
例えばなんか今後これから先の数学数学に別に限定する人はないかもしれないですけど
これから先のそういう学問全般っていうんですかね
やっぱり積み上げがあった上でスタートラインに立つ人たちが
どんどん切り開いていくのかなとは思うんですけど
なんかその佐野さん自身は今後その
まあなんだろうそのこういうことをやっていく
あるいはやっていきたいみたいなビジョンってあったりするんですか今の時点で
それは数学においてということですか
数学だけじゃなくてもいいと思うんですけどその佐野さんご自身が
今後どういうふうに生きていくのかなっていうなんかすごい不運悪い質問になっちゃうんですけど
それはその自分でもまだまだ悩んでいて
数学の研究という仕事には憧れはありますし
普通にその数学の例えば博士号を取ってさらにその研究を続けるっていうのであれば
大学の教員になるとかっていう道がもちろん王道というかあるとは思うんですけど
果たして自分がその能力的にそこに行けるかどうかっていうこともありますし
その9年間のキャリアがマイナスになるかもしれないし
プラスになるかもしれないっていうのが分からないですよね
その純粋に数学っていうところだけで見たら9年間のブランクがあるっていう風に見られるかもしれないし
もう少しそのなんかあの例えば三学連携的なことを意識しているような人たちがもしいたら
その辺は消化してもらえるかもしれないし
とりあえずその修了後の3年間は研究職として
研究者としてやっていけるということは決まってるんですけど
その先どうなるかっていうのは本当に自分の中でまだ見えていなくて
例えばその先大学の教員になれたらいいなみたいな思いとか
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あるいは海外に行けたら楽しそうだなみたいな思いとか
もうちょっと何かその個人としての活動も続けながら
両立できるような道はあったりするといいなとか
いろいろそういうふわっとした妄想はありますけど
全然具体的にこれで行こうっていうのはまだ見えてないっていう感じですね
なるほどな、でもそうですね
それは決まってはいないとしても広がりのある話というか
夢がこれから定まっていく過程も含めてすごく楽しみだなってちょっと思いますね
ありがとうございます
できるだけ一度経験したことは経験しないようにしたいというのはそういうわがままもありますね
なのでもう一度同じようにソフトウェアエンジニアとして
アプリを作る仕事をしたいとはそんなに積極的に思わないというか
どうせなので新しい経験をしていきたいというのはあります
そうですよね、人生一度しかないしやり直せるわけでもないから
やり直すのももうめんどくさいというかやり直したくないですよね
分かる、それすごい分かる、俺もやり直したくないですもん
めっちゃめんどくさいですよね、もう一回小学校からやり直すとかって地獄ですよね
もう本当に地獄ですね、同じこともう一回やるのは絶対嫌ですね
もう地獄です
できるだけその新鮮な気持ちでい続けたいというそういうわがままはありますね
いやでもめちゃくちゃ分かります、なんかすごくソウルエアはすごく応援したいですね
これから先どうなっていくかちょっと分かんないですけど
私自身もやっぱり今はWebGLの人っていう感じですけど
これから先どうなっていくか分かんないけど
ただとはいえなんかもう一回画展系の仕事に戻りたいとはやっぱり思わない
それは思わないでしょ
新しいことに挑戦し続けたいなっていう気持ちはありますね
なるほどな、いやすごくあれですね、なんか明るい未来が待ってる感じがします
いやーそうですか、ありがとうございます
さまざまなんて言うんだろうな、メンタルがやっぱ常に前向きだから
でもやっぱり今の時代はなんか旗から見てる人間的には結構安心できるというか
まあでも好きなことやらせてもらえてるおかげっていう感じですよね
もっと暗い時期とかもありましたし
本当に人の悪口ばっか言ってるような時期っていうのも20代の頃は
暗黒時代が
結構長かったので
そんなに常に気持ちが前向きなわけではないですけど
まあそれ言ってもしょうがないというか
ネガティブな気持ちをできるだけポジティブに変えるようにしたいというのはありますね
でも原動力になってるのは意外とネガティブなものだったりもしますね
聞こえないなみたいなとか
わかるわかる、なんか反骨精神的なところがあったりもしますよね
それはなんかドクターさんもきっと強くあるタイプの人だと勝手に思ってますし
1:27:04
そうですね
勝手にちょっと通じ合えてる
私も結構そのやっぱ自分をぬるい場所に置いちゃうと
どんどんぬるくなっていっちゃう感じがあって
やっぱその人に、すごい人を見て嫉妬をしたりとか
そういう感情を結構大事にしないと
自分自身を焚きつけていかないとダメなタイプですね私も確かに
自分が学生になったのも本当にそういう感じですね
もう一度本当に鍛え直すっていうつもりで
本当にガチの、ちょっと応用よりというか
コンピューターとかを使う数学っていう方向に行っちゃうと
なんかそのプログラミングができるっていうことに
ちょっと甘えてしまいそうだと思ったので
本当に純粋数学のガチの人のところに
修行に行かねばならんと思って
その結果非常に苦労はしたんですけど
でも学びはすごい多かったですね
いやー本当すごいですね
ちょっとガチすぎて本当に最初の1年は本当に大変でしたよね
ちょっと後悔もあったんですか?
めっちゃ後悔ですよ、いや後悔というか後悔はないですけど
こう圧倒的無力感というか
周りの人、やっぱすごい先生の元にはすごい学生が集まるんですよね
もう本当にすごいんですよ
マジでついていけないっていう
いやそれつらいなー
それつらいっすね
そんな中でなんとか
結果的にはプログラミングができたっていうことがプラスになって
ドポロジーの研究にプログラミングを活かすということで
ちょっと自分の立ち位置というか
みたいなものができてそこからできていったので
結果的にはプログラミングスキルがあったことが
自分にとっては救いになったっていうのはあるんですけど
でもその訓練の過程においては
できるだけそれはちょっと出さないようにしたいという
いじみたいなことでその結果非常に苦労しましたけど
だから今でこそ笑って話せるけどっていう感じですよね
そうですね、当時は本当つらかったです
いやーそれきつそうだなー
それきつそう、打ちのめされそう、それ本当に
セミナーとかでもなんか下手なこと言うとすぐ
ものすごい厳しい目で「それはなぜですか?」って言われて
でもなんかゴニョゴニョ誤魔化してると
「あなたが言うべき答えは次の3通りだけになります」
「はい」か「いいえ」か「わかりません」
「その3つのうちどれですか?」
そういうことを言われても
「はい、わかりません、ごめんなさい」みたいな
それはすごいな
まあでもそれがやっぱりあったからこその今なんですよね
そうですね、それは本当にだから
その鍛えてもらってありがとうございます
本当にすごい
本当にこの修行に行ったという感じですね
なんとかその修行もそろそろ終わられるのかなという感じで
いやーでも本当に
心は少し楽になってきたという
そうですね、なんかちょっとあれですね
心にやっぱりゆとりが出てきて
1:30:01
これから先いろんな可能性が開けていくといいですね
はい、ようやくって感じでしばらくつらかったですけど
でもそうでもしないと
過去のトラウマも解消できないだろうというのもあったんで
中途半端なことやってても
中途半端にしかならないだろうというのが
いや本当にすごい
なんかストイックさもそうですし
なんかそれでも負けずに前向きで
い続けられるメンタルもそうだし
いやーすごいですね
ではもうすごくいろんなお話が聞けて
面白いところでもっともっと話したいことは
実はいっぱいあったりもするんですけども
時間がちょっと長くなってきちゃったので
そろそろ締めたいと思います
最後、佐野さんの方からお知らせありましたら
ということで聞きましたところ
簡単にお知らせがあるということなんでお願いします
はい、お知らせというほどのものでもないんですが
学術系月額クラウドファンディングのサイトで
アカデミストというのがありまして
そこでファンクラブといって
というものをやっています
月300円から入れて
毎月自分の研究の進展とか
あるいは日常のこととかを
共有しているという
そういう場があるので
もし興味を持ってくださったら
僕のTwitterのピンしてあるツイートに
そのリンクを貼ってありますので
見ていただけたら嬉しいです
トポロジーについてとかも
できるだけ知らない方についても
分かりやすくなるように
説明したりはしております
ありがとうございます
いやーなんか本当に
多分このポッドキャストを聞いて
ちょっと数学が身近に感じられる
みたいな人も多分出てくるんじゃないかなと
私個人は思っているので
本当に佐野さんのTwitterも含めて
ちゃんとこのポッドキャストのリンクに
ちゃんと貼っておきますので
気になる方はぜひチェックしてみてください
プログラミングができるっていうのは
すごく数学にアプローチするには
有利なんだということを
ぜひ自信に思ってほしいですね
なるほど
いやそれもう声を大にして
みんなに届けたいですね
特別なパスを持っているぐらいの感じだと思います
やっぱそうですよね
論理的に考えられる
自慢を持った状態で
勉強できるってことですもんね
しかも目の前のコンピューターで
実験ができるという
めちゃくちゃ強い
そうだそうだ確かにそうだ
いやこれもみんなに
何かあるたびに伝えていきたいと思います
ぜひお願いします
ありがとうございます
では最後にね
お知らせというか
1:33:00
いつも言ってることですけれども
ノーモライズFMでは
#ノーモライズFMというね
ハッシュタグで
ご意見ご感想などを
募集してますので
今日のね
ポッドキャストの内容ももちろんそうですし
何か質問とか
そういった内容でもいいですので
もしね
何か思うところがあったら
ぜひフィードバックしていただけると
嬉しいです
はい
ではねちょっと長くなりましたけれども
サノンさん今日はありがとうございました
はいこちらこそありがとうございます
はいではこれで
ノーモライズFMの
収録の方を終わりにしたいと思います
最後まで聞いてくださって
ありがとうございました
ありがとうございました
♪~
(字幕視聴ありがとうございました)