言葉選びの失敗体験
みなさんこんにちは、のりです。このラジオでは、3人の子供を育てながら、会社員を退職し、フリーランスとして活動を始めた僕が、これまでに経験したことや学び、気づきなどを発信していくチャンネルになります。
今回は、みんなが見る場所で、配慮ある言葉遣いを心がけている理由、というテーマでお話しします。
みなさんは、言葉選びに失敗した、っていうような経験ってありませんか? 僕は、恥ずかしながら、エンジニア時代に、それで失敗したことがあります。
特に、みんなが見ている場所ほど、言葉選びって重要なんですよね。 今日は、僕が実際に体験した失敗談と、そこから学んだことをお話しします。
これは、エンジニア時代の話ですね。 効率重視で、物事を考える癖があり、チームチャットでこんなメッセージを送っていました。
爆笑性完了、ご確認ください。 仕様通りです。問題、特にありません。 この方法では、ちょっと難しいです。
要件は伝わるけれど、なんか冷たく感じませんか? ある日、上司に言われました。
チャットの書き方が端的すぎるかな? みんなが見ている場所だから、もう少し気を使った方がいいかも。
確かに、1対1なら、効率重視の人なんだなぁ、で済むかもしれません。 でも、チーム全員が見ている場所では、その言葉がその人の人柄として受け取られてしまうんです。
じゃあ、なぜ大勢の前ほど危険なのか?というところなんですけど、 僕はコミュニティマネージャーを2年以上経験して、複数のコミュニティを運営させてもらっています。
その中で気づいたことがあったので、こちらも3つシェアしたいなと思います。 まず1つ目は、見ている人の印象は掛け算で広がるということ。
1対1なら1人の印象、でも20人が見ている場所なら20人の印象に影響します。 しかも、その20人が他の人に話したり、SNSで共有したりすることもあるかもしれません。
影響は思っている以上に大きいということですね。 2つ目は、文脈が伝わらないということ。
1対1なら相手の表情や声のトーンで、「あ、忙しくて急いでるんだなぁ。」と理解してもらえます。
でも多くの人が見ている場所ではそういった背景は伝わりません。 言葉だけで判断されてしまうということです。
最後3つ目は修正が難しいということ。 1対1なら、さっきはちょっときつい言い方をしてすいませんと、
後からフォローができるというのはありますよね。 でも大勢の前だとそのフォロー自体も大勢の人に見られます。
結果として印象を修正するのがとても大変になってしまいます。 ここからは今すぐ実践できる3つの工夫として失敗を重ねて学んだ
過度を立てない言葉遣いのコツを3つシェアしていきたいなと思います。 まず一つ目はクッション言葉を使うということですね。
使用通りです。問題ありません。だけではなくて、 確認しました。使用通りで問題ありませんでした。ありがとうございます。
みたいな。お疲れ様ですとかありがとうございますとか、そういったクッション言葉を使うだけで印象がガラリと変わります。
2つ目は理由を簡潔に伝えるということです。 この方法では無理です。
だけではなくて、ご提案いただいた方法を検討しましたが、〇〇の制約があり難しそうです。
こうこういう代替案はいかがでしょうか。みたいな。 なぜダメなのかという理由と、代替案をセットで伝えるとより建設的な印象になるかなと思います。
配慮ある言葉遣いの実践
最後3つ目は感謝で終わるということです。
バグ修正完了。確認してください。だけではなくて、お疲れ様です。 バグの修正が完了しました。お忙しいと思いますがご確認ください。いつもありがとうございます。
みたいな。メッセージを感謝で終わると受け取った人も気持ちよく対応してくれるかなと思います。
僕はこれまでに自分のコミュニティを立ち上げて円紡ぎって言うんですけど、それを運用していたり、あとは複数のコミュニティでマネージャーをやらせてもらえたりしている中で大切にしていることがあって、それは心理的安全性ですね。
質問しやすい雰囲気とか、失敗しても大丈夫な空気とか、お互いを尊重し合える環境とか、
そのためには一人一人の言葉遣いがとても大切なんですよね。 過度の立つ言葉は強い圧迫感のある印象が出てしまう。
特に不特定多数の人が見れる場所では使わない方がいいのかなと思っています。
管理者とかリーダーの言葉っていうのは影響力が大きいですよね。 僕自身はこの言い方で大丈夫かなと毎回確認、見直しをしてから書き込みをするようにしています。
一見面倒に思いますが、結果としてみんなが安心して参加できる環境が作れます。
今はディスコードやチャットワーク、スラックとか、あとグループDMとか、みんなが見ている場所でのコミュニケーションが当たり前になってきているのかなと思っています。
でも対面と違って表情が見えない、声のトーンが伝わらない、そのままの空気感がつかめない、だからこそ言葉選びがより重要になっているんですよね。
エンジニア時代の僕は効率重視で情報を正確に短時間で伝えることばかり考えていました。
それも必要な要素でもあるんですが、コミュニティマネージャーになってわかったのは、効率と配慮というのは両立できるということですね。
例えば、バグあり、修正後再テスト依頼ではなくて、お疲れ様です、バグを発見しましたので修正いたします。
修正後お時間のある時に再テストをお願いできればと思います。 よろしくお願い致します。
文字数は増えますが、相手の気持ちとか効率的な作業進行の両方を実現できるんです。
言葉遣いに気を遣うのは短期的には面倒に感じるかもしれません。 でも長期的に見ると確実に投資効果があります。
チーム内での信頼度が上がる。この人なら安心して相談できるというふうに思ってもらえる。
結果として仕事がスムーズに進む。 認識そごが起きないとかそういうことですね。
あとはコミュニティでも積極的に関わってもらえると。 僕自身言葉遣いを意識するようになってから明らかに
テキストコミュニケーションのコストというのは少なくなったと思いますし、
人との関係性も良くなったかなと思っています。 今日はみんなが見る場所で配慮ある言葉遣いを心がけている理由というテーマで
僕の失敗談とともにお話しさせていただきました。 オンライン時代だからこそ言葉選びがより重要になってきているなと感じます。
では今回の配信は以上になります。 最後までお聞きくださりありがとうございました。
ではでは失礼します。