1. のらじお
  2. 砂場の夢
2025-04-18 1:04:11

砂場の夢

spotify apple_podcasts

ごっこ遊びに夢中

サマリー

このエピソードでは、運転中や皿洗いにおける指摘が男性の機嫌に与える影響について考察されています。特に、男性の「万能感」と家事の「ごっこ遊び」といった文化的文脈が関連する社会現象が、ユーモラスに語られています。また、男性のプライドやコミュニケーションの問題、そして「夢の中」で生きることが引き起こす現象について議論されます。桃太郎や半山直樹の例を通じて、自己透明化やコミュニティの価値観がどのように影響しあっているかが探求されます。さらに、男女の役割やフェミニズムについての議論が展開され、特に女性の社会進出とその文化的影響について考察されています。「夢」というコンセプトを通じて、現実世界における自己の位置付けや責任についても探求されています。自己透明化や人間関係の構造について語られ、特に男女間の視点の違いに焦点が当てられています。また、コミュニケーションの中での役割や個人の体験を通じての認識についても深く考察されます。フェミニズムが現実を突きつける活動を通じて、過去の物語や固定観念を打破し続ける重要性についても述べられています。

運転と機嫌の関係
スピーカー 2
のらじお。こんにちは、のらじおのmuroです。こんにちは、かえです。
いや、先日ね。はい。
スピーカー 1
漫画家の滝並ゆかりさんと、お酒を飲みまして。
スピーカー 2
ああ、いいな。
で、その時に聞かれたのが、
スピーカー 1
なぜ、男性は運転中に道が間違っていることを指摘すると、機嫌が悪くなるのか。
スピーカー 2
なぜ、皿洗いの時に、皿の裏に油汚れが残ったままであることを指摘すると、機嫌が悪くなるのか、っていう質問を受けたんですよ。
なるほどなあ、と思って。
なんでなんだろう?って思ったんですよ。
スピーカー 1
ちなみに、僕は、機嫌悪くなりますね。
スピーカー 2
うん。
かえちゃん、なりますか? 運転中に道間違ってるよって言われて。
道間違ってたら、ならないかもしれない。
それはもう、間違ってるから。
でも、運転の仕方、例えばウインカー出すの遅いとか、
スピーカー 1
ブレーキがきついとか、そういうのは結構イラッとするかも。
まあ、占いが許せないぐらいですからね。
誰のウインカーの付け方に文句立てとんねんって話になりますからね。
こっちの好き野郎がいいっていう話になりますよね、それは。
スピーカー 2
うん、なんか完全に間違えたら、
まあ、それは間違えてるから、
ああ、間違えてたっていう感じだけど、
やり方言われたら、相手が正しくても、まあイラッとするかも。
スピーカー 1
ああ、なるほど。
皿の裏に油が残ってたらイラッとしますか?
スピーカー 2
皿の裏に油が残ってるって言われたら?
あの、皿洗いしない人に言われたらイラッとする。
スピーカー 1
ああ、なるほどね。
これ多分、たけなみさんの質問に想定されてるのは、
普段家事をしない男性が、普段家事をしてる女性に指摘されてる状態だと思うんですよね。
スピーカー 2
ああ、じゃあ逆ですね。
とても自分より詳しかったり、技術がある人に指摘されて、
このやり方は良くないですよって言われた時にイラッとする。
イラッとする。
スピーカー 1
僕は多分、やっぱしてるんですよね。
だから、なるべく、イラつかないように心構えをするというか、
スピーカー 2
すでにそういうことを言われたらイラつくかもしれないことを知ってるから、
スピーカー 1
相手とのその状況みたいなのをあらかじめ想定しておいて、
実際言われても心が動かないようにする、みたいなことをしてるんですよ。
家事とごっこ遊び
スピーカー 2
気をつけてるってことですね。
スピーカー 1
気をつけてるっていうことなんだけれども、
でもなんか、やっぱ想定外の類似事例ってあるから、
でもその時はなるべくこう、感情動かないように、
なんていうかな、怒りとか威圧にならないように、
その、なるべく悲しみとかになるようにしてる。
感情の種類をずらす、みたいな。
スピーカー 1
ずらす、みたいなことをしてるんだけど、
やっぱその、親とかに言われるとやっぱイライラするみたいな、
イライラく隠せないみたいなのがあるから。
それはある、あるある。私もある。
母とか僕が運転してる間中、ずっと文句言ってるんですよ。
ずっと文句言ってて。
でも、その文句にマインドリソースを取られて、
ちょっとブレーキのタイミングがずれたりとかして、
ずっと言われるみたいな、もうほんと、
黙っといてくれ、頼むから黙っといてくれ、みたいになるんだけど。
あの、なんていうかな。
でもそれでも別に怒らない人は怒らないと思うんですよね。
なんでだろうって思ってて、
で、最近ツイッターで覚悟の話をしてた人が、
スピーカー 2
ちょっと炎上してたじゃないですか。
スピーカー 1
あの、えーとね、
なんだかんだ言って、
おっさんたちの家族を養うためには顧客に土下座もするし、
靴を舐めてでも金を稼ぐという覚悟という点において、
ほとんどのおばあさんたちは勝てないと思うんだよな。
スピーカー 2
これは昔からそう教育されているから仕方ないと思う。
スピーカー 1
笑っちゃうね。
これ僕はさ、
ほんとにこういうこと言っている人が、
ほんとベソかけながら逃げたの見たから、
スピーカー 2
やってみろよって感じなんですけど、
スピーカー 1
でも、この感覚と、
あの、多分、
皿の裏に油が残っていることを指摘されて怒る感覚って、
地続きなんじゃないかって思ったんですよ。
スピーカー 2
あーわかるわかる。
うんうん。
スピーカー 1
で、
あの、何を思ったか、なんで僕がそう思ったかっていうことを、
ちょっと説明するのは難しいんだけれども、
僕が何を思ったかっていうと、
多分、
男性っていうのは、ここでは仮に男性と置くけど、
仮に男性は、
スピーカー 2
その、
スピーカー 1
砂場で遊んでいるごっこ遊びみたいな、
砂場でのごっこ遊びみたいなのの、
延長で生きてるって思ったんですよ。
スピーカー 2
うん。
あの、
スピーカー 1
なんていうのかな、
会社の研修とかで、
あの、
スピーカー 2
一緒にレゴをやるみたいな研修があって、レゴってブロック。
スピーカー 1
それ、レゴのシリアスプレイって言ったりとかするんですけど、
何かゲームをシリアスに、真剣にやってもらうみたいなのってあるんですよね。
スピーカー 2
へー。
研修で?
スピーカー 1
そうそう、それって、まあ、つまり一つのプロジェクトを、
その、仕事のプロジェクト。
スピーカー 2
レクリエーションみたいな?
スピーカー 1
うんうん。
だから、その、実際のプロジェクトを模擬的に回すっていうのじゃなくて、
その全く違う文脈の別のプロジェクトを真面目にやってもらって、
それでみんながどう動くかみたいな、シミュレーションするみたいなことなんですよ。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
で、この話と合わせて考えると、人間って、もともと多くのことを遊びとしてやってた、遊戯としてやってた、ゲームとしてやってた、
多くのことっていうのは、例えば戦争とか、農耕とか、あと政治、誰が王様であるか、みたいなのには遊戯性があったわけですよね。
つまり王様を茶化してみんなで笑うみたいなことがオッケーだったわけで、
スピーカー 2
その、なんていうかな、これがごっこ遊びであるみたいなのが、みんなどこかわかってたんだと思うんですよね。
スピーカー 1
うん。
で、えーと、だけれども、僕たちの社会っていうのは、
スピーカー 1
そのごっこ遊びの、ごっこ遊び性みたいなのを、すごく、なんていうかな、隠ぺいしようとするっていうか、
例えば部活も、真面目にやれみたいなこと言うわけですよね。命かけてやれみたいなこと言う。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
その、玉遊びだから。
スピーカー 2
あー、うん、はい。殴られちった。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
私。
でしょ?
スピーカー 1
だってさ、子供がやってる玉遊びをさ、命かけてやれってさ、バカかっていう話だからさ。
でもそれをさせてくる。
その、文化祭を真面目にやれとか、音楽祭を真面目にやれとか、
その、全くゲームであることを、100%ゲームであることを、シリアスプレイしろって言われて。
で、これこそがリアルワールドだって言ってくる。
で、おそらく僕たちは受験もそうだし、受験なんかも完全にゲームなわけで、
人間の決めたパズルを人間が解くっていう、完全な遊戯性の遊戯なんだけど、
それを、これでお前の人生どうかなるっていうメッセージを付与することによって、
それをシリアスにプレイさせて、
で、就活もそうだよね。
スピーカー 2
うん。
お前学校じゃねえんだぞ、みたいな。
スピーカー 1
真面目に働くんだ、みたいな。
これは本物なんだ、これは予行じゃないです、みたいな。本番です、みたいな。
シリアスプレイです、みたいなのをすごい出して、
もともと人類が遊戯的に持っていたものをシリアスにプレイさせる、みたいな。
ディープにプレイさせる、みたいなのが、
今日の僕たちの社会ではめっちゃ横行してると思うんだよね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、なんていうかな。
だから、この資本主義的経済ゲームみたいなものを、
マジでシリアスプレイしてる人たちがいて、
で、なので、こういう家族を養うためには、
土下座もするし、靴を舐めてでも家電を稼ぐ、みたいなことを言っていて、
スピーカー 2
そうか、部活で殴られるみたいなことをやってるんだ。
スピーカー 1
そう、殴られることによって根性を見せる、みたいな。
スピーカー 2
はいはいはい。
そうして強くなる、みたいな。
スピーカー 1
そうそうそうそうそうそう。
だって、何の関係もないじゃん、別に。
金を稼ぐことと靴を舐めることに。
靴なんか舐めようが舐めないが、金を稼げるわけで、本当はね。
で、別に金なんか稼がなくても生き延びるってことはできるわけで、もっと言うと。
だから、この二重三重のゲームみたいなものを、
シリアスにプレイしてる。もしくは、
スピーカー 2
このシリアスにプレイしてるんだよっていうのを周りに理解させたいっていうのがあると思うんだよね。
スピーカー 1
で、なんていうかな、この自分が遊んでいるごっこ遊びみたいなのが、
スピーカー 2
本物なんだっていうものを、みんなに分かってもらいたいんだと思うんですよ、基本的に。
スピーカー 1
でも、この運転中に道を間違えたのを指摘されるとか、
皿の裏が荒れてないことを指摘されるっていうのは、
たぶん、このごっこ遊びのゲーム性みたいなのを指摘してる行為なんですよね。
万能感の暴露
スピーカー 2
水を指してるみたいな感じ。
スピーカー 1
そう、水を指してるんですよ、たぶん。
スピーカー 2
家事をする男というごっこ遊びを。
だから、そうですよね、主体的にやってるんじゃなくて、
家事を分担する私というやつをやっているときに、
称えられこそすれってことでしょ。
家事を。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
というゲームシナリオが決まってるから。
スピーカー 2
男なのに、家事をやっている私をやっているのに、
あ、そこちょっと残ってるよっていうの、この文脈に合わないよね。
何、水指してんの?この雰囲気をぶち壊してんの?みたいなこと。
そうそうそうそう。バリアって言ってるのに、バリアとかないよって言われてるのに。
スピーカー 1
近しくて、それで不機嫌になってるんだと思うんですよね。
スピーカー 2
なるほどね。
なるほどな。そこは確かにそうかもしれない。
なるほど、意味が分かった。
スピーカー 1
で、さらに言うと、なんでごっこ遊びをするかっていうと、
多分、僕ら男性っていうのは、万能中毒なんですよ。
スピーカー 2
万能感の万能?
スピーカー 1
万能感の万能。万能感欲しいんですよね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、道間違えたよとか、皿の裏汚れてるよっていう指摘は、無能の暴露なんですよね。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
ごっこ遊びに水を指すっていうのは、あなたは万能ではありませんっていう、無能ですって言ってるのに、等しいから機嫌悪くなるんだと思うんですよ。
スピーカー 2
まあ、それはだから、無能だと言われたと思うってことでしょ。
スピーカー 1
思うってことです。
スピーカー 2
だけど、無能とまでは言ってないけどね。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
そんなことで無能だとか、そこまでのこと言ってない。
ただ、皿の裏に油が残ってるとか、右だったよ今のっていうのは、別に全然無能とまでは言ってない。
スピーカー 1
でも、万能にあらずんば無能だから。
男性のプライドとコミュニケーション
スピーカー 2
100%の人に、あなたはゼロですって言ってない。75ぐらいですって言ってんのに、ゼロって言われたみたいに反応されるの困るって感じですね。
スピーカー 1
だよね。
だよね。
うん。
でも、だから、男のプライドを傷つけるなってこれだと思うんですよ。
スピーカー 2
でも、なんか分かりやすい。
私の理解ではっていうか、話題が出たのも分かるし、そんなような傾向があるのも分かる。
皿洗い指摘されたら切れるとか、運転を間違えたことを指摘したら切れるっていうのは、もっとなんか、なんだろう。
隠したっていうのは、自分より下の方だと思っている人に指摘されて、イラつくぐらいの解像度しかなかったけど、確かに今の話を聞いたら、今やっている気分というのを害されたっていう話。
スピーカー 1
そう。
スピーカー 2
そういうなんか、それ自体の指摘されたということ自体へのイラつきではなく、私が今やっているゲームを、いい気分でやっているゲームに水を差したということにイラついてるっていうのは、私が思っていたより話が大きかったなっていう感じ。
スピーカー 1
そう、たぶんこれ重大な問題なんですよ。なぜかというと、たぶん24時間夢の中で生きてるからです。
やめてほしいですね、それは。
たぶんそうだと思うよ。
スピーカー 2
なるほどね、確かにそう言われれば、なんか意味は分かるっていう感じします。
スピーカー 1
なんで男性に何かを言って理解されないのかっていうのは、全部それだと思うんだよな。
スピーカー 2
だから、今桃太郎の劇をやっているんだから、私は桃太郎なのに、普通の人じゃんって、あなたはサラリーマンのおじさんじゃんって、だから、今桃太郎やってるんだからっていう話が堂々巡りになって。
いやそうじゃなくて、今子は家であなたは皿を洗っていて、だから私は桃太郎だからっていうやり取りがやってる。
スピーカー 1
そうそう、やり取りが起きている。
スピーカー 2
なるほどね、確かにそうですね。
だから靴舐めの人も、私は今半山直樹をやっているんだから、
私は今半山直樹の世界で大和田譲務に土下座させたりしたりしているのにっていう話をしている。
で、私たちは、いやあなたは半山直樹じゃないですからって。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
おっしゃる通り。
スピーカー 2
何回か前に、おじさんの回答の回やったじゃないですか。
スピーカー 1
で、あのおじさんの回答を収録したちょっと後に、たきなみさんが自己透明化の話をしてたじゃないですか。
何かフェミニスティックなことを言うと、男性があさかも自分に責任がないみたいな。
自分は関係ないみたいな感じで、その話題を分析し始めるのはなぜかっていう話を。
で、それを自己透明化と呼んでたんだけど、自分があさかもないみたいな感じで現象の話をする。
あんたの話をしてるんだよっていう話なんだけど、自分の話じゃないみたいな感じで話し始める。
みたいなのがあるなと思ってて。
これはこの夢の中にいるからだと思うんですよね。
スピーカー 2
砂場のごっこ遊びをしているから。
スピーカー 1
今のたとえで、かえちゃんのたとえで言うと、確かに桃太郎はみたいな話になる。
スピーカー 2
いや、あなた桃太郎じゃないですか。だって散々言っても。
スピーカー 1
お前の話だからみたいな。確かに桃太郎はわかってないよねみたいな話になる。
その夢が多分瞬時に切り替わるんだと思うんですよ。別のごっこ遊びに瞬時に変わるから。
それまで批判されて。
スピーカー 2
なかなか現実には来てくれないんですね。
スピーカー 1
たぶんね。
スピーカー 2
でもそれが現実なんですよね。その人たちにとっては。
スピーカー 1
たぶん現実の世界を見たことがないんだと思う。
スピーカー 2
現実の話をしろと言われている意味がわからない。
わからない。
スピーカー 1
わからないし、だからさっきの覚悟おじさんみたいな感じで、
お前らフェミニストに現実を教えてやるぜっていう、リアルワールドを教えてやるぜみたいな。
リアルワールドでは覚悟ってものが大事なんだぜって教えてくるんですよ。
スピーカー 2
あれをさすがに何にもイライラをしなかったですね。めっちゃ笑っちゃう。
スピーカー 1
ごっこ遊びの設定を一生懸命説明してる。
さっきの覚悟大好き人間がベソかきながら逃げ出した時も、
帰ってきた時はずっと自分の美学の話をしてたから、
夢の中での現実
スピーカー 2
こういうのが俺の美学で、ああいうのが俺の美学で、みたいな話をしてたから、
何言ってんのかなと思って、
スピーカー 1
ちょっとしたトラブルで逃げ出すようなやつに美学あるわけねえだろって僕は思ってたんだけど、
ずっと言ってたから、多分ずっと世界の設定の話をしてる。
スピーカー 2
世界の設定の話をしてる。私の世界の設定の話をしてるけど、その人はそれがリアルワールドだと信じてる。
だからみんなにそれを説明するんですね。
自分だけの世界の設定の説明をみんなも巻き込んでやってるんだ。
スピーカー 1
そうそうそうそう。で、こんな美学持ってるんだすごいって言われると、なんか安心するんだと思うんですよ。
スピーカー 2
ちゃんと自分、私は現実の中に生きてる。
そうそうそうそう。
いくつ、なめどげ座ツイートに、いくつか返信ついてるのか見たら、
本当に頭下げたことあんのかって言って、
あなたの言うおばあさんたちは、保育園にお迎えに行くために本当に頭下げてるんだっていう返事がついてて、
これが現実の話です。
スピーカー 1
それが現実の話ですね。
スピーカー 2
でも、それのその世界は見てない。
見てない。
VRみたいな中に。
VR。
スピーカー 1
で、この人も結局、いやそうですよね、本当に覚悟ってありますよねって言ってる人たちだけで喋ってるから。
スピーカー 2
分かんない。
自分の同じゲームをやってる人たちだけで集まっちゃう。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
この人が言ってる覚悟がこの人にとって現実的に見えるのは意味がわかるというか、
実際にホームソーシャルではこの覚悟が通貨みたいな感じで使えるんですよ、ポイントとして。
こいつは覚悟持っとんねみたいな感じで。
スピーカー 2
それは、その通貨が通用する中での覚悟というものがどういうものかというのが共通の概念としてあるという感じですか。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
それはファンタジーなんだけど、覚悟あるよね、あるよ、僕もあるよ、あなたもあるよみたいなことをやってる間で覚悟があるみたいな感じになって。
スピーカー 2
だってこの覚悟あるよねって言ってる人たちに切腹させようとしたら本当に腹切る人ほとんどいないと思うんだよね。
スピーカー 1
だからそれは現実世界で生きてないってことだと思うんだけど、
スピーカー 2
でもこの人たちが集まっている間ではその覚悟が現実に存在するものとしてそこであるってことなんだと思うんだよね。
あるものとして扱われてる。
じゃあ、目的のためには土下座でもやるということが覚悟として語られてたじゃないですか、その行為が。
それをじゃあ、例えば、その、中で使うような感じで語るときにはそれが覚悟として取り扱われるんだけど、
じゃあ、あなた今日子供のお迎えに行かせてもらうために頭を下げてください。
子供のお迎えに行くという目的を達成するために頭を下げるという覚悟を持ってるんですよねって言ったら、
それはルール外だからそれは覚悟じゃない。
スピーカー 1
じゃない。
俺の仕事じゃねえってなる。
俺はもっと偉大な仕事をしているのに、みたいな。
スピーカー 2
そういうことに使ったらそれは別にそれは覚悟じゃない。
そういうことのために使う覚悟じゃない。
スピーカー 1
そういうことのために使う覚悟じゃない。
それは妻や、妻ができないのであれば、地域の人や、そのコミュニティの別の人がやるべきことであって、
自分には成し遂げられなきゃいけない偉大な仕事がある。
スピーカー 2
その、というファンタジーがある。
というファンタジーがある。
だからなんか、なんていうか、それって結局、自分の作ったゲームじゃなくて、
自分は自分の世界みたいにその中にいて、かなり狭い視野だなとは思うけども、
その人の作った世界じゃなくて、誰かが作った世界ですよね。
なんていうか、ザザザソブショーシャルという、
スピーカー 1
おっしゃる通り。
スピーカー 2
自分の価値観じゃない、外の価値観で形作られた世界。
そこに入るためにそれを使ってるというか、
その中の自分もゲームの一員になるために覚悟と言ってみたり、
偉大な仕事と言ってみたり、人の言葉を使ってると思うんですけど、
スピーカー 1
おっしゃる通り。
スピーカー 2
やってるじゃないですか。
私はそういう人見てて、この人たち本当に何、本当に自分自身の内側から、
何が欲しいかということについて考えたことないんだろうなと思う。
スピーカー 1
そうでしょうね、たぶんね。
スピーカー 2
例えば、円滑な毎日の生活を送るということがあれば、
スピーカー 1
今日は私が保育園に迎えに行くべきだとか、
スピーカー 2
そういう自分の内側に軸がない評価を最も大事にしてるから、
その外側の価値観を、自分の内側の価値観より外側の価値観を大事にしてるから、
それに必死にしがみつくために覚悟という通貨を払わざる、
実際払ってるんだか何だかわかんないけど、覚悟というものを持ち出すみたいな、
なんか大変そうだけどやめたらっていう感じなんですよね。
もっと自分主体で、そのために本当にそれが必要だったらやればいいと思うんですよ。
コミュニティの価値観と自己透明化
スピーカー 2
そうね。
私はこれは本当にどうしようもないいい加減なゲームだなと思うけども、
この人より出世するためには、この通貨を使ってうまくこの中を渡っていくみたいな、
そういうことがあるならまだしも、どうもあんまりそんな気がしないっていうか、
他人、自分の目的を明確にしてそこに向かっていくというよりは、
あるコミュニティの中の評価に振り回されてるっていう感じがする。
靴舐め土下座ツイートも、このようなものが覚悟とみなさる世界の中の一員ですと言いたいという感じがするっていう感じ。
スピーカー 1
そうなんだよ。あれをさ、言う意味が全くないんだよね。
特に世界に向けて言う意味が全くないんだけど、なんで言っちゃうかっていうと、
スピーカー 2
それを言わないとその一員であるというフィードバックが得られないからなんだよね。
自己紹介みたいな、私もこの世界にいますみたいな。
スピーカー 1
そうそうそうそう。そうなんだと思うんですよ。
だって本当に覚悟があるなら、黙ってりゃいいわけじゃないですか。
スピーカー 2
黙って靴舐めてりゃいい。本当にそれが何かになるのなら。
スピーカー 1
そうそうそうそう。意味、なるほどなーって思った。
で、自分が全然その夢から覚めらんない。
スピーカー 2
なんかずっと確かに夢の中にいんな、僕みたいな感じ。
スピーカー 1
自分にもある。
自分にもある。で、覚めてる人ってあんまりいないんじゃないと思うんですよね。
男の人の中では。
スピーカー 2
だから結構、今までその世界を女性も支えるような立場に来た。
そうね、それを支えなかった女性って殴り殺されたりしてたから。
その、なんていうか、その人が教育という言葉を使うなら教育されてきたわけじゃないですか。
スピーカー 1
そうですね。
男女の役割とフェミニズム
スピーカー 2
男を立てるとか、一歩下がるとかして、その人の世界を、その配役、私は犬をやってきたわけじゃないですか、みたいな。
スピーカー 1
手の上で転がすとかね。
スピーカー 2
そうそうそうそう。それをやめようというのがフェミニズムだし。
スピーカー 1
そうね。
スピーカー 2
で、役割が、例えば家と外みたいに、はっきりしてた時はその世界観も守りやすかったのかもしれないけど、今はもう男女関係なく外に出て働く。
今それの世界観が、きっと賃金格差とかでなんとか保たれようとしてると思うんですけど。
あの、あなたたちは私たちより、私たちの世界を支える側ですよ。だから時給は最低賃金です、みたいな感じで守ろうとしてるのを、なんかやっぱりおかしくないって。
もうさすがにおかしくないってなってきて、私その役割をしませんっていう人が増えてきたから余計必死で、
スピーカー 1
格好がどうもみたいな。
おりわれ男たちは、みたいなことを。
だから余計堅くないんじゃないかと。そんなこと言わなくても守られてた時代が終わって、これが消えかかりつつあるということが本人らにも結構わかってきて、このゲームをやめさせないでくれって言ってるんだと。
スピーカー 2
いやいや、でもこんなこと言われてもって。
だから現実の世界に、この人たちの世界の敗役をやめて、女性が現実の世界に生きるようになったから、私たちは降りますって、裏方やめます、照明やめます、音響やめます、みたいになって、桃太郎だけステージに取り残されて、
いや、桃太郎なんだから、私はああ、みたいに言っても、いやいやいや、みたいな、という感じかなって。
スピーカー 1
おもろいっすね。
なんかね、言ってることとやってることがめちゃくちゃじゃん。
スピーカー 2
本当に女子どもを守る覚悟があるんなら、言わんやん、そんなこと。
スピーカー 1
で、女子どもを守る覚悟があるって女子どもに言ってるわけでしょ。
うん。
俺はこんな覚悟があるんだって、なんか、こう、滑稽だねっていうのは思いましたね。
スピーカー 2
で、滑稽人間なんだな、僕って思ったって感じですよね。
夢の中の役割と現実
スピーカー 2
だからどうでしょうね、その世界観を支えるっていう文化っていうか、
宇宙が女性の方からどんどんなくなっていったら、それを経験してない新たな世代っていうのは、そのゲームをやらないんですかね。
わからん。
どうでしょうね。
スピーカー 1
もしその後もやったんなら、その後やるっていうのはどういうことなんだろうってなりますよね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
だから本当に生物学的な精査として夢の中にいるっていうことなのかみたいな。
スピーカー 2
うん。
だってそれはやっぱりね、私もやってきてたとこはあると思うもん。
女性という。
スピーカー 1
相手の夢の中。
スピーカー 2
そうそう、なんていうか、子供の時から、なんていうか、例えばお父さんを立てる母とかを見たりとか、
お正月は台所で女たちはずっと働いて、男は坂森みたいな場面をずっと見てきたし、で、こういうものだと。
それなんかもうまさにそうじゃないですか。
スピーカー 1
そうね。
スピーカー 2
その、祝いの席というの、というステージを裏方の女性たちは必死に守る。
スピーカー 1
そうね。リアルワールドをね。
スピーカー 2
リアルワールドを。この食卓の上がリアルワールドで、音響や照明の女たちが台所でバタバタ働く。
それが当然だという光景を見てきて、私もそれに参加してたから、やってきてたと思うんですね、ずっと。
スピーカー 1
はいはいはい。
スピーカー 2
まあ未だに多分やってる部分も絶対あるから、この世になったんだろうなと思うから、私にも責任を言ったんがかなりあると思うんですけど、この世になっている責任を言ったんが。
これがなくなった月どうなるんだろうなと思います。
スピーカー 1
ね。
スピーカー 2
まあどうなるんだろうなというか、なくなったらなくなるんだろうなと思いますね。
やっぱりみんなで作ってきたものなんだと思う。
そうね。自分が夢の中におり、それがどういう夢なのかみたいなのが、なんとなく本人にもわかるといいですよね。
うん。
スピーカー 1
だから僕もなんかいつも思う、インセプションのラストシーンみたいな感じ。
スピーカー 2
あー。
スピーカー 1
自信がない。
スピーカー 2
そう、好き。
自分が現実世界の中にいるのか夢の中にいるのか、わからない。
うんうんうん。
スピーカー 1
だから、たまに人から手厳しいこと言われて、あっちょっと夢の中でしたみたいな。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
この間も家、実家帰って、実家に滝波さんのむつ恋愛死体並んでて、僕この人とこの間お酒飲んで一緒にコンテンツ作って、
フェミニズムの話して、ちょっと人に聞かれたりしたんだよみたいなこと言ったら、何が九州男児がって言われて、はいって思いましたね、母に。
スピーカー 2
お母さんが買ってたんですか、その本。
そうそう、むつ恋愛死体を買ってて、買ってたから買ってたと見て、この作者とこういうことをしたんだよって言ったら、九州男児が言われて。
いやだから、でもそのお母さんから育っても夢の中にいるんだなーって感じですね。
スピーカー 1
いると思いますよ。だって思うでしょ、かえちゃんも。
なんか、思う。
なんか山下さんは夢の中にいると思うけど、それがなんか、ジェンダーによるものかは結構微妙だなーと思ってるけど、もっと別の理由があるかもしれない。
別の夢を見てる?
スピーカー 2
別の夢。
スピーカー 1
他の男性達とは別の夢?
違う違う。
全然別の夢。
スピーカー 2
そうそうそう。
スピーカー 1
やばい。全然、全然到達できないじゃん。
そう、だなーって思ったんだよね。
結構、そう、だから。
スピーカー 2
女性でもあると思いますよ。それが、女性の物語になると、例えば悲劇のヒロインだったり。
スピーカー 1
はいはいはいはいはい。
スピーカー 2
あの、白馬の王女を待つプリンセスだったり。
スピーカー 1
はいはいはいはいはい。
スピーカー 2
ただ、女の人の方が打ち砕かれやすいっていう話かなーって思います。
スピーカー 1
確かにねー。
確かにねー。
スピーカー 2
方法はあると思う。いろんな方法あるし、型っていうか、典型的なものみたいなのも多分あると思うけど。
スピーカー 1
仕事やってると結構不思議だったもんな。なんかこう、すごい命をかけてみたいな。覚悟みたいなこと、みんなすごい言いたがるけど。
その、そんなに難しい仕事か?って思ってたんだよね。
スピーカー 2
メルトダウンしそうな原発に水注水しますみたいな人たちは、そりゃ覚悟いるでしょっていう。
遊びじゃねえんだぞっていう、真面目にやるよっていう話だと思うんだけど。
スピーカー 1
なんか、僕がやってきた仕事みたいなのは、まぁ究極あってもなくてもいいような仕事ばっかりだから。
スピーカー 2
そんなに?と思って。
スピーカー 1
不思議だなーって思ってたけど。でもなんかそういうお互いの確認みたいなのがないと、やっぱ難かったんだなーみたいなことを思った。
スピーカー 2
でもやっぱ僕、根本的には万能感ジャンキーなんだと思うんだよな。
万能感が欲しい。
スピーカー 1
万能感が欲しいっていうか、万能感が。
スピーカー 2
そう、失われている状態が怖い。
スピーカー 1
だからその、あなたは万能ではないというのが漏停するときにこそ起こっている。
スピーカー 2
多分それを男のプライドを刺激してはいけないって言葉になってるんじゃないかなって思った。
スピーカー 1
確かに僕が不機嫌に悪くなるときも、万能感を失われるときだなって思うし。
スピーカー 2
そんな常に万能感がある状態っていうのはないもんな。
スピーカー 1
そうですよ。だって実際はさ、ほとんどの人間って無能なわけじゃないですか。
スピーカー 2
そうですね。何もできない。
スピーカー 1
大谷翔平くんみたいな人と大谷翔平くんしかいないわけで。
スピーカー 2
大谷翔平くんも野球ではそうだけど、要素ではわからないですからね。
スピーカー 1
そうそうそうそう。だから夢が必要なんだと思うんですよね。ごっこ遊びが必要なんだと思うんです。
ということにしてやりましょうみたいなのがないとやっぱりやれないと思うんだけど、
スピーカー 2
ってなるとやっぱ問題なのはなんで僕たちはそんな万能感を失うことを恐れているんだろうっていうことですよね。
うん。万能感を失うみたいな感覚ないですね。基本的にはない。たまにすごい盛り上がるときあるけど、
一時的にすごい万能感がある感じがするときっていうのはなんか年に3回ぐらいあるぐらいで、
常にそのある状態から落ちることを恐れるみたいなことはないですね。
スピーカー 1
でも多分多くの男性も今自分は万能感があるとは思ってないと思うんだ。
スピーカー 2
あ、そうか。
スピーカー 1
そう。で、溝を刺された時に起こるのは、その時に初めて自分の無能が指摘されているということに起こるんだと思うんだよね。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
で、それがなんでそれ起こってしまうのかっていうのは、万能感を失ってるからじゃないかって。
本人にその自覚がないからなんで起こってるかがわからないんだと思うんですよ。
スピーカー 2
あー、そうか。ただイライラする。
スピーカー 1
そうそうそうそう。なんで道が間違えてるのを指摘されて自分が起こるのか。間違えたのは自分なのに。
なんで起こってるかって意味不明じゃないですか。その皿の裏に油汚れが残っていてなんで起こってるかって意味不明じゃないですか。
で、それは自分が根本的に万能感を求めているからだっていう。万能感を求めているからっていうか、その常日頃自分も万能だと思っているから。
それが露呈するのが怖いっていうことだと思うんですよね。
スピーカー 2
なるほどね。なんか大変。大変ですね。
スピーカー 1
大変だよ。これが本当の男の辛さってやつですよ。
スピーカー 2
笑っちゃった。
スピーカー 1
あー、万能じゃないということを認めるだけなんだけどね。
スピーカー 2
難しいんですね、それが。
スピーカー 1
自己透明化して責任を引き受けないのも理由は一緒だと思うんだよね。
責任を引き受けると自分の無能とか自分の罪を引き受ける必要があるから。
スピーカー 2
一旦引き受けないと自分の話できないですからね。
だからまず一旦引き受けないと自分の話できないっていうのを避けるために自分の話をしないという。
スピーカー 1
そうそうそうそう。で、その問題について。
自己透明化の意味
スピーカー 2
すごく他者みたいに、他人みたいにして話し始める。
スピーカー 1
そうそう。評論家として話すことによって自分の万能感を維持しようとしてるわけだよね。
スピーカー 2
あなたには考えつかない全く新しい視点でこの問題を話し始める。
すごい不思議だったんだけどな。どういうこと、何が起こってるんだろうって。
それが自分を透明化してるっていうのは、なるほどっていう感じでしたね。
スピーカー 1
そうだよね。
スピーカー 2
そんなことが起きてるとは夢にも思わなかったっていうか、自分を透明化することができるなんて思わなかった。
まず自分がいてっていう話しかないと思うんですけど、それを透明にするという発想はなかったですね。
スピーカー 1
うん、透明。自分というものが本質的には存在しないからね。
夢の中での役割があるだけで、キャラクターがあるだけで。
だから美学とか哲学とかの話をしたがるんだと思うんだよね。
俺の哲学はとか、俺の美学はとか。
スピーカー 2
キャラ設定は。
スピーカー 1
そうそうそうそう。本質的に自分じゃないから、説明しないと誰にもわからないから。
スピーカー 2
アバターの話をしてる。
スピーカー 1
そうそうそうそうそうそう。
スピーカー 2
なるほど。
自分じゃないかなって思う。
自己透明化の概念
スピーカー 1
で、それがもうほんとギャンブルみたいなもんで、うまく生き続ける人はずっと万能化の幻想の中で生き続けて、
多分イーロンマスクみたいになれるんですよね。
俺が全部知ってるんだから、俺が全部効率化してやるぜっていう。
アメリカ中俺が効率化してやるぜって。
スピーカー 2
すごいですね。
スピーカー 1
トリンフルエンザの専門家いっぱい、あの、クビにしてトリンフルエンザ止められなくて、卵めっちゃ高くなって。
スピーカー 2
すごいことですよね。すごいこと。
スピーカー 1
なんでトリンフルエンザの専門家がいないんだって怒ってるみたいな。
やばい、すごいですね。
お前やでクビにしたのって話だから。
それもやっぱ万能感がなせる技で、ね、その、なんていうか、苦労話でさえ作るというか。
ずっと万能でしたみたいなのは多分ダメで、
こういう苦労があって、みたいな、その物語みたいな。
スピーカー 2
すごいいくつか顔が浮かんだ。
スピーカー 1
こんな逆境から自分はこうなって、だから偉大なんですって。
スピーカー 2
そういう話好きですよね。この苦労があったからこそ、みたいなのもありますね、方として。
スピーカー 1
そういう物語だからだと思うんでね。その物語が合意形成しやすいからなんだと思うんでね。
スピーカー 2
すごいなんか、訳がわからないと思って言ったことに結構説明がつくっていう感じがする。
スピーカー 1
でしょ?面白いこと思いついた。
スピーカー 2
ついきのうバトルしたんですけど。
スピーカー 1
おっさんとじいさんとね、もうじいさんだよね、彼はね。
スピーカー 2
かなりあの、怒鳴り合いぐらい。結構ね、ここまでヒートアップしたのは久しぶりでしたけど、私にも負けられない戦いが時々あるんで。
スピーカー 1
実存をかけてね。自分がいるからね。
スピーカー 2
そうそうそうそう。だけど、何を言ってんだってことが、今結構説明ついた。
分かった、何が起きてたか。
スピーカー 1
この視点に立つと、やっぱ分かることがすごく多い。
スピーカー 2
なぜ会社の成長とアレクサンドロスの帝国みたいなものがアナロジカルに語ることをみんなが喜ぶのかみたいなのとか。
アレクサンドロスの物語に自分を見たいわけだよね、みんなね。
同じだって思いたい。
スピーカー 1
同じだって思いたい。
スピーカー 2
で、なぜ伊藤如恵の苦しみと現代の女性の苦しみを同じだとみなしたくないのかも理由がつくの。
スピーカー 1
いや、そういう役じゃんっていう話になるから。
それが認識できないみたいなのが、すげえよう分かる。
スピーカー 2
確かに、それが起こっている仕組みが分かる。
スピーカー 1
確かに。
なるほど、何か仮説だけど全部。
この仮説だと全部説明がつくって感じなんだよね。
スピーカー 2
つく、確かにつく。
スピーカー 1
めちゃくちゃ面白かった。
なんか、たきなみさんどれくらい、7、8時間一緒にいたんだけど、もうずっとテンション上がってた、僕。
スピーカー 2
面白かった。
私が最近バトルした相手、ちょっと個人が特定されてはいけないので、
こう、中傷的な話をしますけど、
明らかに不正があり、相手に。
私はそれを指摘したんですね。
で、ごまかそうとしていたっていうか、無理を通そうとしていたので、
矛盾をついたっていうか、したんですよ。
あなたの言い分は、このような理由で矛盾していますよって。
その途端に、わっはっはっはっはって笑ったんですよ。
で、私は、はぁー?と思った。
何で笑ってるのか一切わからない。
スピーカー 1
たぶんその瞬間に、たぶんその人、自己透明化したんだと思います。
スピーカー 2
今まで私とあなたで喋っていたのに、逃げられない局面に追い詰められた時に、
そっからたぶん自分を消して、状況に焦点を当てて、笑うということになったんだなと思った。
そうでしょうね。
それが起きたって感じでした。
スピーカー 1
面白い。この自己透明化の概念、かなり多くを説明できるからな。
スピーカー 2
急に起こるんですね。
このさっきの会話がこう続いてて、その時に自分がいても、突然透明になる。
スピーカー 1
突然透明になる。
スピーカー 2
ことあるんだなって。
ある。で、こういうことを言ってるけど、僕も自分やってるなって思うしね。
スピーカー 1
やっとうよ。やっぱり。
やってるんだろうな。私もやってるんだろうな。
スピーカー 2
怖いですね。
スピーカー 1
怖い。覚悟を持ちたいな。
え?
スピーカー 2
自己透明化してるって言われた時に、もうそこで腹を切る覚悟を持ちたい。
スピーカー 1
あー苦しい。なかなかね、むずいよ。
あー難しいよ。自分でわからんやろうしね。
スピーカー 2
自分でわかんないのが怖いですね。
スピーカー 1
これ、なんかわかんないけど、その、ごく身近な人に、瞬時に指摘されるみたいな、
スピーカー 2
犬が悪いことをしたら、その場で殴られるみたいなことをしないと、多分わかんないんだろうなと思ってて。
スピーカー 1
でもしこれがジェンダー差とか、ないしは性差によって起きているんだったら、
そのジェンダーや性別が違う人が常に近くにいて、それを指摘できないとわからないと思うんだけど、
こないだかえちゃんとキャバクラの話をしてて、かえちゃんが、キャバクラがエンタテインメントになるのは、
多くの男の人は女性が隣にいて喋るってことがないからだって言ったと思うんだよね。
それについて僕考えたことなかったの。
スピーカー 2
あーそうですか。
でもそうかもって思った。
スピーカー 1
確かに僕の男友達で、その隣に座って喋るような女友達がいる人あんまおらんかもとって。
恋人がいる人はいますよ。
でもおらんかもって思って。
スピーカー 2
おらんと思う。
スピーカー 1
そうなるのは前に話した、その男同士の友情の話の延長線上というか、
男同士はお互いケアする関係になると、お前ら本物だろみたいな感じになって、
やよされるからそうならないっていうあそこの指摘だったと思うけど、
でも確かに僕人生の中でずっと女性の友達が多かったと思うんだけど、
スピーカー 2
僕が人生を通してずっと言われてたのは、お前は女好きだっていうことなんだよね。
スピーカー 1
おまけに僕は実際、ちょっと例外依存のところあるから、
その指摘自体も正しいみたいなところもあるんで、
絶妙なところなんだけど、
スピーカー 2
でもそれはその友達に女性がいるということとは別の話ですね。
スピーカー 1
そう、別の話なんだよね、本当は厳密にはね。
だから、なんていうかな、だからそれを言われてたんだっていうときに、
スピーカー 2
かえちゃんにそれを言われたときに思った。
そうですね。
だから、その、むろこしさんがその話をしたときに、
何が面白いのかわからない、面白い話しないしって言ったから、
キャバクラがね、キャバクラ行って、女の子、大人にいろんな女の子入れ替え立ち替えできて、
いったい何が面白いのかわからないって。
で、その人たちが。
スピーカー 1
そうそう、面白い話もしないねって言ったのは、
キャバクラで働いてる人たちが面白い話をしないっていうわけじゃなくて、
キャバクラのシステム上、あれなんだよね、
初めに10分とか20分でどんどん入れ替っていくんだよね。
スピーカー 2
そうそう。
スピーカー 1
で、僕はキャバクラに常習的に行ったことがないので、人生で。
一人の女性と長くキャバクラで話すみたいなことなくて。
スピーカー 2
10分で帰っちゃうからね。
スピーカー 1
そうそう、10分くらいで帰っていくから、面白い話、原理的にできないんだよね。
だから、それの何が面白いのか全然わからなかったわけ。
家帰り立ち帰り別の人が来て、ずっと自己紹介してるみたいな。
何がおもろいんやろって思ってたんだけど、
スピーカー 2
その面白さについて話してたんだよね、帰っちゃって。
だから、うろこしさんには別に恋愛関係になることを目的としていない女性が、
隣に座って面白い話をするという経験がたくさんあったわけじゃないですか。
スピーカー 1
そうね。
スピーカー 2
友人、私も友達だけど他にも女性の友達が今までいたから。
だから、ゆっくり話もできないのにって思うだろうけど、
多くの男性が恋人関係を結んでいない女性、
いろいろな女性が隣に座って話をするということ自体が稀だから、
面白いんじゃないかなって思う。
スピーカー 1
なるほどね。そうかもって思ったんだよね。
だからこれで、フェミニズムで時々言われる類型論っていうか、
えーと、なんだっけ、大母、正女、小婦かな。
だから、お母さんと、正母っていうのは奥さんというか嫁さんとかと、
その小婦っていう、性的に消費する人っていう、
男性は女性をこの三類型のどれかだと当てはめて考えてるみたいな話があるんだけど、
全くそうだなって思ったんだよな。
スピーカー 2
全くそうだなって思ったっていう感じ。
何か面白い話をするとか、語り合うとかいう、その中の三つの中にないじゃないですか。
ない。
だから、隣に座る、入れ替え立ち替えに隣に座るっていうのは、
その三つの類型で分ければ、小婦だと思うんですけど、
それを死に入っているという感じかと思います。
スピーカー 1
そうね。
だから普通に人間関係で、人間関係を作ればできるのに、
女性を対等な人間として扱うっていう経験がないので、
この三類型のどれかに分けなければならず、
分ける結果、結局小婦にそれをやってもらうしかないっていうことになるっていうことだよね。
スピーカー 2
だし、こしさんが日常的にいろんな女性の友人といるというのは、
その小婦に当てられているから、外から見た時に、だから女好きだと言われるっていうことだと思いますね。
スピーカー 1
なるほどね。
面白いね。
スピーカー 2
面白くないよ。
面白くないよ。
まあ、面白いですけどね。
面白いけど。
スピーカー 1
なんかこの構造すべてが、やっぱちょっとコッケー、ちょっとっていうか、かなりコッケーだと思うんですよね。
男女間の関係
スピーカー 2
思いますね。変だなと思う。
スピーカー 1
なんか、コッケーだよって感じ。なんか覚悟とかでぶち上がってるのマジでコッケーだよっていう。
スピーカー 2
そうね。三つの型にしか人間を、性別が違うというだけで人間を当てはめられないのに、
スピーカー 1
マジ覚悟とかどうなってんねんって感じですね。
スピーカー 2
それはあなたの砂場の話だからなーっていう話で、砂場で遊んでる以外のことやってる人が世の中にいっぱいいんないなーっていうことなんだよな。
砂場で遊んでる以外っていうか、砂場用意してる人いるって感じですね。
スピーカー 1
そうね。
あなたの遊んでる砂場の砂持ってきてる人いますけど、みたいな。
そうなんだよなー。なんかやっぱ面白いなー。この砂が、これが砂の塊みたいな、これがお城ですみたいなこと言ってて、
みんなにそれが、わーお城だねって言ってもらわないと、これがお城である地震がなくなっていくっていう話なんだよね。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
だから絶対に、わーお城だね言ってくれる係が絶対にいるっていう話だなーと思ってて。
スピーカー 2
それで、あー本当ですね、お城ですねって言ってたのに、そんなことはいいから保育園に思い返ってくださいとか言われるから怒るんですよ。
スピーカー 1
あー、かなり説明できたな。
フェミニズムの現実
スピーカー 1
かなり説明できるのに、なんか別に解決策がないみたいなのが困ったね。
スピーカー 2
まあ、伝えられるところでっていうか、だから女性たちが今やってるのは、とにかく現実を突きつけ続けるということをやってるから、
フェミとかが出て、フェミニストが攻撃されてると思うんですけど、それでもやるみたいな感じだと思うんですけど、
現実をお前らに見せてやるみたいな活動だと思うんですよ、フェミニズムって。
スピーカー 1
確かにね。
スピーカー 2
っていう感じですね。
スピーカー 1
確かにね、現実を見せてやるって言ったら、いやこれこそは本当のリアルワールドだって言って、覚悟の話出てくるおじさん出てくるんだかもしれない。
スピーカー 2
でもお前それが出ても、もうやり続けるしかないって、100年かかってもやり続けるしかないんだ、現実を話しようっていうことかと思いますけど。
スピーカー 1
そうね。
スピーカー 2
もう私たちはあなたたちの物語の恩恵は証明はやらないって。
スピーカー 1
でも確かにね、ここまで200年かかってるからね、もう100年やるしかないっていう話なのかもしれないですね。
スピーカー 2
誰も劇をもうやってないと気づくまでやるしかないっていう感じだと思いますね。
そうね。
スピーカー 1
いやー困ったもんだ。困ったもんだね。
ということで、
スピーカー 2
現実を生きましょう。
スピーカー 1
砂場の男の子からお届けしました。
それではまたお会いしましょう。ご機嫌よう。
スピーカー 2
ご機嫌よう。
01:04:11

コメント

スクロール