00:06
皆さん、おはようございます。
2026年1月に、中小企業専門コンサルタント会社 株式会社アスナロブリッジを設立する中小企業診断士の
オサナイ先生こと、オサナイ和志です。
本日は、2025年12月3日、水曜日でございます。
週の真ん中、水曜日ということで、今日も元気にやっていきたいと思います。
平等と不公平
今日はですね、平等は本当に優しいシステムなのか?というテーマでお送りしたいと思います。
昨日はね、ライブチケットの行列に並んだ体験からですね、なぜ人は勝てない確率でも並び続けるのかをですね、
行動経済学の視点でお話ししてまいりましたけれども、
機械損失がひばややすとか、参加コスト効果とか、社会的証明の力とか、5つの心理的要因がありましたけれども、
結果的にはね、僕は3枚チケットゲットできたんですけども、最後の30人はね、1時間半なので完全に時間を無駄にしていたわけですよ。
今日はその続きで、じゃあどうすればですね、もっと良いシステムを作れるのか?
新のお客様、顧客サービスとは何なのか?ということについて、ちょっと深掘りしていきたいなと思います。
特に運営側の対応を見て気づきました、3つのレベルの顧客対応ですね。
こちらが経営者として本当に勉強になったんで、それからね、あと、
金庫の西野明洋さんが夢とかの中で提唱しているVIP戦略、この本質についてもお話ししていきたいなと思います。
本題に入る前に少しお知らせをさせてください。僕のサンドFMのスポンサーになってくださいというお願いでございます。
マンセリースポンサー様、今月12月、そして来年1月ですね、2枠を今募集しております。
心を込めて1分から2分ですね、スポンサーコールさせていただきます。
誰かの夢を応援したいという他社貢献の方ももちろん大歓迎でございますので、
ぜひ皆さん応募していただければなと思いますので、よろしくお願いいたします。
ということで今日はですね、平等は本当に優しいシステムなのかというテーマでお送りしたいと思います。
まず僕はね、講演会の主催した経験から学んだことをちょっとお話しさせていただければなと思います。
過去にね、健康部の西野明弘さんであったりとか、YouTube講演会の鴨頭義人さんとかの講演会を主催したことがあるんですけども、
その時に痛感したのはですね、平等は必ずしも優しい世界じゃないということなんですよ。
今回のライブチケットも全席4,000円で一律の価格だったんですけども、
これって一見誰にでも平等で公平なシステムに見えるじゃないですか。
でもこの平等なシステムが実際に生み出したのは何だったのかというと、
情報が不透明で買えるかどうか運任せたっていうことでしょ。
それから時間価値が高い人もそうでない人も同じように時間半待たされるということ。
もっと長い時間待たされてましたからね。
最終的には30人は完全に時間を無駄にするという。
果たしてこれって本当に優しいシステムなのかなって僕は思うんですよ。
僕はやっぱり違うなと思うんですけども、
結果として誰もが不安を抱えて時間を浪費して運に左右されるっていう、
これは平等という名の不公平だと僕は思います。
VIP戦略の提案
ここで金剛の西野昭弘さんが夢と金で提唱しているVIP戦略、
これが効いてくるんですよ。
西野さんはお金持ちから多くお金をもらうことで、
お金がない人も楽しめる仕組みを作るっていう風に考えてるんですよ。
これこそが僕も真の社会的公平だと思うんです。
例えば今回のライブチケットの販売でこんな座席を設定したらどうかなと思うんですよ。
例えばVIP席、これを2万円にします。
30枚用意します。
特典としてエンジニアさんと通所と撮れる件だとか、
あとは駐車場、会場に一番近いところの駐車場を確実に確保しますよというところであったりとか、
確実にこれは購入可能ですという風にして30枚を用意すると。
これは並ぶ必要はないですねということでやります。
S席、これを1万円にして70枚にします。
これはお席前の方のエリアを確保できますということで優先購入にします。
残ったA席4,000円、これを200枚販売します。
これは一般販売、今までと従来通り販売しますということをやると。
3つに分けるんですね。
そうするとだいたいこういう仕組みを知らない人たちは高い席作るなんてお金持ち重要じゃないかという風に言う人が出てきたりとか、
これ平等じゃないとお金持っている人もみんな一緒になるべきだという風に言うかもしれません。
でも実はこれ西戸さんも言ってますけどこれが社会全体にとって優しいシステムなんです。
これが何でわからないかということなんですよ。
VIP席とかS席購入する人っていうのは時間価値が高い人たちですよ。
昨日お話したように例えばある経営コンサルタントの時給が3万円だとして計算すれば1.5時間で4万5千円の機械損失になるって話したじゃないですか。
そんな人にとって2万円払って確実にチケットに入れるってことを1時間半並べるよりも圧倒的に安いわけですよね。
だったら2万円払ってでも確実に手に入れたい。これが合理的な判断なわけですよ。
重要なのはVIP席だったりS席の収益があるからこそA席を4,000円提供できるということなんです。
学生さんや一般の方も従来通りの価格で参加できるんですよ。
誰も損をしてない。むしろ全員が得しているっていう。
これをですね、何でわかんないのかなっていうですね。
主催者側もVIPで早期に販売して資金繰り安定します。より良い企画実現できるじゃないですか。
そういうふうに何でみんな考えないのかなって。これまで学ばないとわかんないんですよね。
そういうところもやっぱり考えていく必要があるのかなというふうに。
僕はこれが真の社会的公平だなと思いますので。
是非ね夢とかねまだお読みでない方はお読みいただければなというふうに思います。
運営側の対応
もう一つ今回の体験で僕一番驚いたのが運営側の対応だったんですよ。
運営は広崎市がやるものですから市の職員さんが対応にあたったわけですけども。
8時に整理券を配りました。その後になんて言ったかというと、
番号順に店内にご案内するので9時までそのまま並んでいてくださいって。
これおかしくないですか。だって整理券8時に渡してるんですよ。
もうゲットしてるわけですよ。で整理券順番確保されているのに
なぜさらにそこから1時間も並び続ける必要があるのかなって。
これね典型的な決まりだからっていう思考停止状態なんじゃないかなと思うんですね。
お客様の時間価値を全く考慮していない構築的な発想なわけですよ。
ところがそこにスーパーの店員さんが来たんですよ。
スーパーの店員さんは8時50分に番号順に並び直していただくので
それまでは車でお待ちいただいても大丈夫ですし寒い中ですからねって。
店内でもしよかったら温かいお飲み物でも買ってね。
車の中で待っていただいても大丈夫ですって言ってくれたんですよ。
これは素晴らしい。こういうお客様の快適性に配慮して
寒さ対策をして、自分のスーパーで買っていくわけですから
売上にも貢献できるじゃないですか。まさにウィンウィンの環境を作っているわけですよ。
さすが民間企業。これ顧客志向が違うなと思いました。
でもねもっといい方法があるんですよ。これ僕だったらどうするか。
整理券で順番を確定しているんだったら時間も指定すべきだと思うんですよ。
だってさっきの話だと8時50分に全員また集まって
整理券持っている人たちが全員また並び始めるわけですよ。
そうすると前の人たちはいいですよ。前の人たちは9時になったらすぐ帰るからいいでしょうけども
後ろに並んでいる人たちは、例えば僕だったら250番目ですから
結果30分以上並んだんですよ。
経営者志向の重要性
そうすると何のために30分並ばされているんだって思うじゃないですか。
あれば整理券で順番を確定しているんだから時間も指定すべきだと思うんですよ。
例えば1番から5番までの方は9時に来店してください。
6番から10番の方は9時10分来店してくださいとかね。
11番から15番は9時20分来店してくださいみたいに
こうすれば誰も並ぶ必要がないわけですよね。
ちょっと並ぶかもしれませんけども。
そうしたらお客さんの時間を完全に最適化できるわけですよね。
しかも店舗側も混雑を避けられてスムーズな販売が可能になるんです。
こういうことが経営者志向というふうに僕は言うんじゃないかなと思います。
今言った3つのレベルの違いはそのまま経営者志向と公務員志向の違いを表しているんですよ。
行政の限界があるからどうしようもないんでしょうけども。
今までこうだったっていう前例主義であったりとか
文句言われない方法を選ぶっていう責任回避もあったりとかね。
時間コストの概念がないっていう効率性を軽視しているとか
柔軟な発想ができないっていう硬直的な運用っていう
公務員ですからこれはそういうふうな考え方になるざるを得ないかもしれませんけども
でもね、これ経営者の発想だったら違うわけですよ。
お客様にとって最善は何かってお客さんの視点で考えますし
無駄をいかに削減するかっていう効率重視で考えるわけですよね。
もっと良い方法はないかっていうイノベーションの考え方をするわけですよ。
どうすれば全員が得をするかっていう価値創造の考え方。
経営者の皆さん、あなたの会社だったらどちらの思考で動いてますか?
当然ね、経営者の発想しなければいけないんじゃないかなと僕は思います。
もっと僕ちょっと色々考えたんですけども
僕のもしさっきの言った提案、時間で事に分けた場合だと
どのぐらいの経済効果があるかという事なんですけども
例えば仮に300人が各30分、無駄な待機時間を削減できたとしますよ。
そしたら300人かける0.5時間ですから
150時間の社会的な時間創出ができるわけですね。
これを例えば時給2000円だとして計算すると
150時間かける2000円ですから30万円。
30万円相当の価値創造になるんですよ。
これもちろん実際にさっきのコンサルタントみたいに
時給3万円以上の経営者の方も含まれているので
もっと実績には経済効果が大きいと思うんです。
ですからたった運用の工夫だけでこれだけの社会的価値を生み出せるんですよ。
この見えない経済効果に気付けるかどうかということが
経営者としての支出だというふうに僕は思います。
これどうですか皆さんここまで聞いて
皆さんの会社のサービスってどうでしょうかね。
こういうふうな考え方ができるかできないかということをですね
もう僕は寒い中ですね
結果的にその後整理検査されて30分待たされましたから
結果トータル2時間僕は待ったわけですけども
その2時間の中で僕はこういうふうにいろいろ考えたということを
今日お話しさせていただいたということでございました。
顧客の視点で考える
ということで今日もお聞きいただきましてありがとうございました。
もう1回の行列再建からこれだけ多くの学びが得られるとは僕は思います。
僕は逆に2時間待った効果があったなと思いますけども
行動経済学でしょ昨日話したVIP戦略でしょ
それからお客さん対応のレベル差それから時間価値の認識とか
全てつながってるんですよ。
改めて実感したのは経営者って理論だけじゃなくて
やっぱ現場の体験は大切にすべきだなというふうに思いました。
皆さんも時にはお客さんの立場に立って
自社のサービスを体験してみてはいかがかなというふうに言います。
きっと新しい発見があるはずそしてこう自問してみてください。
あなたの会社はレベルの1、2、3のどこにいますか?
ということで考えてみてはいかがかなというふうに思います。
ということで今日は平等は本当に優しいシステムなのかというテーマでお送りいたしました。
挑戦が人生だ。
Don't worry, be happy!
それではまた明日この時間にお会いしましょう。
今日も元気にいってらっしゃい!