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皆さん、おはようございます。 2026年1月に会社を設立する予定の中小企業診断士のオサナイ先生こと、オサナイ和志です。
本日は2025年の9月の16日、火曜日でございます。 3年級を終わりまして、今日からまた新しい1週間が始まるという方も多いんじゃないでしょうか。
また今週1週間頑張りますと、来週は飛び石連休で、月曜日が仮にお休みになると4連休かな。
20日土曜日から23日が終分の日ですからね。 23までお休みになるという形の方も多いんじゃないでしょうかね。
2022年は広崎の講演会を抑えますので、ここに向けてあと1週間切りましたので、最後の最後トップギアで駆け抜けていきたいなというふうに思っております。
iPhone現金化のトリック
さて本日のテーマでございますけれども、最新iPhoneで年利3.7%ローンの甘い罠と危険な末路というテーマでお送りいたします。
この時期になりますと皆様最新のiPhoneが発表されて、よく見るのがフリマーアプリに新品未開封というふうに書かれた商品がずらーっと並ぶ光景って、皆さんは一度は目にしたことがあるんじゃないかなと思うんです。
皆さんやっぱり疑問に思いませんか。なんでその買ったばかりのものをすぐに売っちゃうんだろうって不思議に思ったことないでしょうか。
実はですね、その裏には消費者金融の5分の1、なんと実質年利3.7%というですね、銀行ローン並みの低金利で資金を調達できてしまう驚くべき隠れローンとも言えるからぐりが存在していたんですね。
一見するととても賢い資金調達の方法に見えるかもしれません。しかしですね、その手軽さの裏には皆さんの人生を狂わせかねない非常に大きなリスクが潜んでいるんです。
今回はこのiPhone現金化の仕組みを詳しく解説するとともにですね、その甘い誘惑に本当に潜む危険性、こちらについて深掘りをしていきたいと思います。これは決して他人事ではないので、皆さんよくお聞きいただければなと思います。
本題に入る前に少しお知らせをさせてください。セアイココヤキューブに書籍を寄贈するプロジェクトでございますけれども、現在まで集まっている冊数が125冊でございます。皆さん本当にありがとうございます。
160冊を目指しておりますので残り35冊まで来ました。こちらですけども鴨頭よしひとさんの名著であります夢と金が9割ですね。まさに今日のお話につながるんですけどお金の話をですね。
この本をセアイココヤキューブにぜひ届けたいということでご支援を募っています。すでにですね、ちんやげねやげインバウンド、それからコミュニケーション大全、この2冊はですねセアイココヤキューブにも届けております。残るは今この夢と金が9割、あと35冊を集めますとこれがセアイココヤキューブに行きますと3冊1セットで完了というふうになります。
ご支援していただいた方には1冊ご支援していただくごとに1人のヤキューブ部員から特集感想が送られてくるというそういう仕組みでございますのでぜひ皆さんもご支援いただければなというふうに思います。
すでにご支援いただいた方のお名前です。80冊ご支援いただきました上村圭一さん、11冊ご支援いただきました後藤健太郎さん、4冊ご支援いただきました奥水梅花さん、黒田航平さん、三上由紀さん、以前行ったクラウドファンディングで3冊1セットでご支援いただいた皆さんです。
宮田光さん、谷畑政門さん、宮城翔さん、伊藤かな子さん、西田健二さん、2冊ご支援いただきました尾仲美香さん、1冊ご支援いただきました堀井誠さん、原美希さん、田中雄介さん、町嶋涼さん、福田康春さん、山松久美さん、辻向仁さん、小沢ゆっけいさん、中原和春さん、越田健一さん、本田健也さんです。
皆様本当にありがとうございます。皆様のおかげで125冊が集まっております。残り35冊皆様からの温かいご支援を引き続きお願いいたします。
ベースショップの方にご支援できる権利が販売しておりますので、ぜひそちらから概要欄の方にリンク貼っておきますので、そちらからよろしくお願いいたします。
金利の仕組みとリスク
ということで、今日のテーマに戻りますけども、最新のiPhoneで現金化、年利3.7%ローンの甘い罠と危険な末路というテーマでございますけども、これですね、先日ITジャーナリストの神田俊明さんという方が
上げた記事がヤフーニュースに出ておりまして、その記事がですね、消費者金融の5分の1、iPhone現金化、年利3.7%が銀行ローンより安い理由というこの記事があったんですね。
これ、僕が見まして、これはぜひ皆さんにもちょっと共有しておきたいなと思って、今日の放送にさせていただいたというところでございまして、ベースは神田さんの記事をベースにしながら、
私なりの視点も加えてちょっとお話しさせていただきたいなというふうに思いますけども、まずこのiPhone現金化っていうのがどういう仕組みなのかっていうのをですね、この記事をもとにしながらちょっとお話ししていきたいと思うんですけども、
Appleの公式サイトの方ではですね、皆さんのAppleの公式サイトをご覧になればわかるんですけども、ちょうど先週の金曜日9月12日ですね、
新月のiPhone17、17ですね。こちらの方が予約開始になりました。19日から発売開始ということで、12日金曜日の夜9時はね、争奪戦だということで、YouTubeでもかなり盛り上がってたというところなんですが、
Appleの公式サイトの方を見ていただきますと、このPayDayっていうですね、PayDay後払いプランというサービスがあるんですね。
で、これを使って最新のiPhoneを金利手数料0、金利手数料0円の36回払い、常に3年ですね、36回払いで購入できます。
例えば、この前にね、先日発表されました最新モデルのiPhone17のPro Max2TB、一番高いやつですけども、これは定価が32万9800円なんですね。
で、これを36回払いで買いますと月々の支払いが約9200円なんです。ですからこれだったら一括で買うのは難しくても手に入りやすいですよね。
ですからここからポイントなんですが、この方法でiPhoneを手に入れた人が箱も開けないでですね、そのままフリマーアプリのメール借りとかにね、出品するんです。
で、仮にですよ、仮に定価の32万9800円で売れたとしましょう。で、メール借りの手数料は10%ですから、約3万3000円と、あと送料がだいたい1000円ぐらいですから、これを引くと手元には約29万6000円の現金が入ってくるんですね。
で、普通の人がですね、32万9800円で買って、約29万6000円しかで売るんだったら、もう実質で3万4000円ぐらい損してるじゃんっていうふうに思うわけですよ。
ところが、テンバイヤーはそう考えないんです。こんなに低い金利でお金借りられたっていうふうに考えるんですよ。ここが違いなんです。どういうことかというとですね、つまり約29万6000円でその場でお金を手に入れて、これから3年かけて約33万円分割で返していくという、いわゆる個人ローンと全く同じ構造になっているということなんですね。
そして、このローンの金利を計算すると衝撃の事実が浮かび上がります。この患者さんの記事によりますと、IRRって言うんですけども、内部収益率って言うんですけども、この方法で計算すると実質金利っていうのはわずか3.7%なんですよ。
これって消費者金融の場合だと年齢が15%から18%ぐらい、クレジットカードのリボ払いですと15%ぐらいですから、それと比べると圧倒的に低いんですよ。審査が厳しいと言われている銀行のカードローンが3%から14%平均僕の知っている間隔では10%ぐらいですから、それと同等かもそれ以下の金利で現金を調達できるということになるわけですよね。
じゃあなんでこんなことが可能なのかということなんですけども、理由を3つ挙げられます。1つ目はAppleとPaydayの戦略的な無金利のキャンペーンですね。これつまり実質彼らが金利を負担しているということなんです。何でここまでするかというと、Appleは普通は自分たちで売ることってあまりないんですね。Apple Storeからしか販売できないんですけども、基本はキャリアさんですね。
例えばドコモさんとかAUさんとかソフトバンクさんとか楽天モバイルさんとかというところにiPhoneを下ろしてそこから買ってもらうというのが大体パターンなわけですよ。もう一つはSIMフリーといってAppleから直接購入する。圧倒的に多いのはキャリアから購入するというのは多いじゃないですか。ですので彼らにしてみればAppleにしてみれば直接お客様の声を聞きたいわけですよ。拾いたいわけですよ。
ということは直外の人たちを欲しいということなんで、その分のコストとすれば金利分は自分らで持ってもいいやと。PaydayはPaydayで金融システムとして自分たちの金融システムを使ってほしいし、もちろん顧客情報も欲しいしということがある。この両者の思惑があるのでその分の金利はこの同社が負担しましょうということで、それが一つ目の理由だということです。それが可能にしている理由の一つ目です。
2つ目はiPhone自体の圧倒的な資産価値があるんじゃないかなと思うんですね。中古市場でも寝崩れしにくいじゃないですか。iPhoneって。特に発売直後の新品未開封というのはほぼ定額化。時には人気ある色であったりとか、ギガスであればそれ以上で売れることもあるわけですよね。
最後3つ目ですけども、これが商品の売買という形をとっているため、貸金業法であったりとか金融規制の対象外であるということなんです。つまり銀行みたいな厳しい審査なしに、Paydayの比較的緩やかな予信審査だけで利用できてしまうということなんです。
法的リスクの重要性
ですので審査に通りにくかったり高い金利を避けたい人にとってはまさに魔法の錬金術のように見えるかもしれないということなんです。ただここからが大事で、僕が本当に継承を習いたいのは今日ここからなんです。ここからの放送よく聞いてください。この手法は見過ごすことのできない僕は大きなリスクともっと根深い問題が隠されているんですね。まずどういうことかというと法的なリスクです。
たくさんの販売店の中には、転売目的での購入を規約で禁止しているところがたくさんあるんですけども、これが発覚した場合、今後Appleのサービスが利用できなくなるとかそういったペナルティを受ける可能性があるということなんですね。
それから2つ目ですけども金融リスクですね。もしそのペイデーへの返済が1日でも遅れてしまうほどもちろん高い遅延損害金というのが発生しますので、3.7%という低い金利というのはあくまでも計画通りに返済し続けることが大前提になるわけですよ。
さらに価格変動のリスクもありますから、今後、例えば無金にキャンペーンが終わったりしたりiPhoneの供給が安定してくればですね、転売価格が下落しますので思ったほどの現金が手に入らないという可能性も十分にあるわけですね。
そして何よりも一番問題なのはここ大事ですよ。何でそこまでして目先の現金が必要なのかという根本的な原因から目を背けてしまうことなんですね。
こういう風な転売っていうのを横行する背景にはですね、これiPhoneだけじゃないですよね。最近いろんなものを転売してるじゃないですか。こういった背景にはおそらく日々の生活費の不足があるんじゃないかなという僕は思います。
物価はどんどん上がっているのに給料はなかなか上がらない。なのに以前と同じような生活を続けていれば当たり前ですけどもお金がなくなるわけですよね。
しかし多くの人はですね、お金についてきちんと学ぶ機会がないままに日々の仕事に追われてどうすればいいのか分からずにいるんです。まるで水温がゆっくりゆっくり上がっていってお湯の中に浸っているゆでガエルみたいにですね、自分が危険な状況にあるということさえ気づいてないのかもしれません。
iPhoneを転売して手に入れたお金っていうのはですね、その場しのぎになるのはおそらくその場しのぎになりますよ。でもそれは問題の先送りにしかならないわけで、根本的な解決にならないわけですよね。むしろ安易な借金を繰り返すことで気づいた時には取り返しのつかない状況、つまり自己破産へと追い込まれてしまうという危険性すらあります。
ですので本当に大切なのは何でお金が足りなくなったのか、その原因をですね、冷静に分析することなんですよ。そして現状を正しく把握して課題を見つけてその上で具体的な対策を考えることなんです。
それがね、もし自分一人で難しいのであれば我々のようなお金の専門家に相談してみてください。負のループから抜け出すための最短ルートは専門家の知識と経験を借りることだと僕は思います。このiPhone現金化という現象というのは単なる転売問題の問題ではなくてですね、今の日本が抱える金融リテラシーの欠如という根深い問題を映し出す鏡なのかもしれません。
はいということで今日の話を聞いてねお金の問題根本から解決しなきゃなというふうに感じた方は多いんじゃないかなと思います。そんな方にねぜひ手に取っていただきたい一冊でございますけれどもこの放送でも何度かお伝えしております。
領学書、改定版本当のGEを手に入れるお金の大学でございます。これはもう本当に名町も名町でございますしベストセラーでございますので皆さんお読みになられているかもしれませんけれども改めてねまた改定版も出てますので、貯める、稼いで増やす、守る、使うという5つの力ですね。これをイラストとか使いながらわかりやすく解説してくれている本でございます。
お金改善、家計の改善のような基本的なことからあと副業であったりとか投資とか税金対策までですねお金に関する知識がこの一つに全部ギュッと凝縮されておりますので今日の話にあったようなですね目先の資金繰りに困る前にまず自分の家計と向き合ってお金の不安を根本から解消するための第一歩としてこれ以上ない教科書だと僕は思いますので初心者の方でもねスラスラ読めてすぐ行動に移せるヒントがたくさん詰まっている本でございますのでぜひ読んでみてはいかがかなと思います概要欄の方にリンク貼っておきます。
それでは今日のまとめでございますけどポイント4つです。
ポイント1、最新iPhoneを無金利分割払いで購入し即転売するiPhone現金化が横行している。
ポイント2、この仕組みは実質年利3.7%という銀行ローン並みの隠れローンである。
ポイント3、手軽に見えるが規約違反や返済遅延など様々な法的金融的リスクを伴う。
そしてポイント4、最も重要なのは目先の現金に頼るのではなく、なぜお金が足りないのかという根本原因と向き合ってお金の知識を学ぶことであるということですね。
安易な道を選んでしまうとそこからなかなか立ち戻れなくなります。
ですので一回まず立ち止まってご自身の状況を客観的に見つめ直すきっかけにしていただけたら嬉しいなと思っています。
ということで今日もお聞きいただきましてありがとうございます。
便利なサービスの裏側には本当にいろいろな仕掛け、仕組みであったりとか思わぬ落とし穴があるので、
やはりですね正しい知識を身につけて自分自身で判断する力を持つことが今の時代を生き抜く上で本当に大切だと改めて感じました。
今回の放送の感想であったりとかこんなテーマ話してほしいとかね、そういったリクエストがあればぜひサンドFMの方にコメントをお寄せください。
週末、土曜日、日曜日コメントを読ませていただきます。
ということで今日は最新iPhoneで現金化、年利3.7%ローンの甘い罠と危険な末路というテーマでお送りいたしました。
挑戦が人生だ。Don't worry, be happy.
それではまた明日この時間にお会いしましょう。
今日も元気にいってらっしゃい。