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おはようございます。オサナイ一和氏です。青森で中小企業診断士として経営コンサルをしたり、「オサナイだけど、背中は押します」を合言葉に全国の中小企業社長さんや社員さんを応援しています。
ということで今日はですね、「頑張っているのに儲からない」はこれが原因かもしれないというテーマでお送りいたします。
火曜日は中小企業白書の概要と補助金の話をさせていただきました。そして昨日水曜日はですね、稼ぐ力を高める4つの柱ということでお話をさせていただきました。
今日は3日間シリーズの最終回ということで、昨日の配信でですね、稼ぐ力イコール付加価値を生み出す力というお話をさせていただきましたけれども
白書にはですね、稼ぐ力を上げる方法が実は図解で示されているんですね。今日聞いていただいた方にはその図の意味が完全に理解できるというふうなお話をします。
ちょっと専門的に聞こえるかもしれませんけれども、できるだけ噛み砕きますので最後までお付き合いください。
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ということで今日はですね、頑張っているのに儲からないはこれが原因かもしれないというテーマでお送りいたします。
今日はですね、まずちょっとこの今から述べる式を頭に入れておいてください。
いいですか。労働生産性イコール負荷価値額カッコアウトプット割労働投入量カッコインプット。
いいですか。もう一回言いますね。労働生産性イコール負荷価値額割労働投入量です。
難しそうですね。これ実はすごくシンプルで、分子のね、負荷価値額というのはですね、皆さんの会社が生み出した価値の金額になるわけですね。
売り上げから仕入れ引いてですね、外注費も引いたりとかした、自分たちが本当に稼いだ部分のことを負荷価値額というふうに言います。
そして分母の労働投入量というのはですね、その価値を生み出すために使った時間であったりとか人数ですね、わかりやすく言うと、どれだけ働いたかということなんです。
つまりこの式っていうのは、どれだけ働いて、どれだけ稼げたかということを表しているということなんですね。
この労働生産性、皆さんもね、最近よくニュースとかいるところで、生産性を上げなければいけないとかね、そういう話聞きますけど、そういった意味の時の生産性でも、労働生産性のことを指しているんです。
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生産性を上げるために何が必要なのかということで、この労働生産性の式というのが、今言った負荷価値額割る労働投入量ということなんですね。
この式っていうのは、要するにどれだけ働いて、どれだけ稼げたかというのを表しているんですけども、この数字を上げる方法というのは実は2つしかないんですよ。
どういうことかというと、分子を大きくする、つまり同じ働きでもっと稼ぐか、もしくは分母を小さくする、つまり同じ稼ぎをより少ない時間とか人数で達成するということなんですね。
この2つのアプローチが、2026年版のハクションの第2部で、第2部の中ではこのことを全て話をしているんですね。
昨日水曜日にお話しした稼ぐ力を高める4つの柱というのは、実は分子側の話なんですね。
今日お話しする労働投入率の最適化というのは分母側の話になってくるということを念頭に聞いていただきたいんですけども、
ここでハクションの中で印象的だったデータを紹介したいんですけども、中小企業の労働生産性というのは大企業と比べて低い。
しかも横ばいで伸び悩んでいるという、これはハクションでも認めている事実なんです。
でも実はその裏にもう1つ大きな事実があるんです。
それは何かというと、ハクションのコラムというところに資産に載ってたんですけども、
時間あたりの労働生産性というのを見ると直近10年間で実は25.5%も上昇しているんですよ。
びっくりですよね。時間あたりの労働生産性は直近10年25.5%も上昇していると。
なんで1人あたりは横ばいなのに時間あたりは上がっているのかということなんですね。
これはさっきの数式に当てはめるとズバリ分かるんですけど、答えは分母の変化にあるんですよ。
労働者数は2018年度以降はほぼ横ばいになっている一方で、1人あたりの労働時間が2019年度以降ですね。
長期的に減少しているんです。つまり全体の総労働時間が減っているということなんですね。
同時期に付加価値額分子の方は2015年の比で約49%も増加しているということです。
まとめるとこうなります。中小企業はより少ない時間で、そしてより大きな価値を生み出せるようになっていると。
これは素直にすごいことだと思いますし、今後さらに伸ばせる余地があるということでもあるんじゃないかなと思います。
ここから基本のタイトルにある通りなんですけど、一番の確信なんですけども、ちょっと皆さんもう一回さっきの式を思い出してください。
労働生産性イコール付加価値額割る労働投入量という式でしたね。
生産性を上げるには分子を増やすか、もしくは分母を減らすか。これも算数の問題ですから、この方法しかないと。
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じゃあ、頑張っているのに儲からない状態というのは、この式のどこで起きているのかということなんですけども、ほとんどのケースはですね、分子と分母が同時に増えているという状態なんですよ。
どういうことかというと、売上も頑張っている。付加価値も一応増えている。でもそれ以上のペースで人が増えて、残業が増えて、外注目費が増えている。
だから分母の増加スピードが分子を上回ってしまって生産性が上がらない。いくら稼いでもコストに飲まれてしまうということが、この頑張っているに儲からない状態ということの正体ですね。
これを白書では非効率的成長型というふうに呼んでいます。非効率的成長型ですね。売上とか付加価値額は伸びているんだけども、従業員の増加がそれを上回って、
結果的に一人当たりの生産性が下がっちゃってるという状態なんです。これ実は気づきにくいんですね。売上が伸びているから会社成長しているというふうに思いがちなんですが、気づかないうちに分母が膨らんでいるわけですよね。
この白書のデータが示すのは、一度非効率的成長型に入り込んじゃうと、そのままにしておけば抜け出せない会社が多いという現実だということなんです。
ではどうすれば抜け出せるのかということなんですが、白書が答えとして出しているのが、労働投入量の最適化、つまり分母を賢く小さくすることなんです。
では具体的にどうやっていくかという2つがあるんですね。1つ目は省力化投資ということで、人の手でやっていた仕事を機械であったりとか設備に代替にさせるという投資ですね。
白書の中では省力化投資に取り組んだ事業者というのは非効率的成長から脱出して効率的成長型へ移行しているという傾向が確認されているというふうに書いています。
2つ目これはAI活用であったりとかデジタル化ということですね。ここが今最も注目されているところだと思うんですけども、AI活用に取り組んだ会社というのはそうでない会社よりも労働投入量の最適化が進んでいる傾向があるそうなんです。
白書ではAI活用の目的として最も多かったのが業務時間削減で8割を超えているというデータがあります。
例えば文書作成だったりとか業務の自動化だったりとか情報整理とかね。1人が1時間かかっていたことが10分でできるようになれば当然分母が劇的に小さくなるということなんですね。
ここが大事なんですね。大切なのは人を減らすことではないんですね。同じ人数で今より多くの価値を生み出せる状態を作るというそれが分母の最適化ということになります。
いかがだったでしょうか。この3日間で2026年度版の中小企業白書の革新ということを一緒に読んでいきました。
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火曜日は白書を読むと国の支援の方向性が見えてきますよという話をしました。
昨日水曜日は稼ぐ力を高めるイコール価値で選ばれる経営シフトするということをお話しさせていただきました。
木曜日は労働生産性の本質は付加価値割る労働投入量という分数で考えることで分子を増やして分母を最適化する。
その両輪が揃った時に頑張りが報われる会社になっていくということなんですね。
白書は国が公式に認めた経営の教科書、大げさに言えばそんな感じかなというふうに思っています。
中小企業長のホームページから概要版だけでもいいので読んでいただければと思います。
今日は労働生産性イコール付加価値割る労働投入量という分数の構造を通じて
頑張っているにもかかわらないということの正体と抜け出すための2つのアプローチをお伝えしてきました。
分子を増やす取り組みと分母を最適化する取り組みを今の自分の会社に当てはめて考えてみてはいかないかと思います。
ということで今日は頑張っているのに儲からないはこれが原因かもしれないというテーマでお送りいたしました。
挑戦が人生だ。Don't worry. Be happy.
それではまた明日この時間にお会いしましょう。
今日も元気にいってらっしゃい。