私はですね、今年の話題作の一つだったと思うんですけど、春頃公開されたやつを見逃していて、最近配信に来たので見たんですが、
ミッシング・チャイルド・ビデオテープっていう、日本のホラー映画です。
第2回日本ホラー映画大賞っていうので、これは短編映画の梱包なんですけど、
ホラー映画大賞っていうのは、大賞を取ると長編でリメイクしてもらえるっていうことなんですよね。
その第2回の大賞受賞作ということで、それが長編映画としてリメイクされて、この春公開されたっていうもので。
監督が近藤亮太さんという方で、この方はテレビで結構仕事をすでに実績のある方で、
石永きくえを探していますっていうのとか、新沼一家に謝罪しますっていう、どっちもいわゆるモキュメンタリーホラーみたいなやつで結構話題になっていたっていう方です。
第1回の日本ホラー映画大賞でも、大賞ではないんですけどやっぱり賞を取っていて、
満を持しての大賞受賞みたいな感じだったんじゃないかと思うんですけど、
お話としまして、主人公の青年がいまして、この人が冒頭で山で想念した少年を捜索隊みたいな感じでボランティアで助けるっていうところから始まりまして、
それで普通に家に帰ってくるんですけど、そうすると家に実家から荷物が届いていると。
その荷物の中にはビデオテープが入ってるんですね。
同居人の青年がいて、男2人暮らししてるんですけど、
同居している青年っていうのが霊感のある人なんですね。
そのビデオテープを手にした瞬間、すごい嫌な顔をしたりするんですけど、
山で想念した少年を助けたっていうことについて取材したいって思ってるローカル新聞の女性記者っていうのが来るんですけど、
なかなか取材を受けてもらえないっていうので、同居人の方に口を聞いてくれませんかみたいな感じでコンタクトしてきたりもするんですけど、
同居している青年2人で送られてきたビデオを見るわけですよ。
そうするとそこには主人公の青年が子供の頃に自分でビデオカメラ回して撮った映像っていうのが入ってて、
それが弟と山奥の廃墟みたいなところで遊んでるんですね。
弟は何か見えるみたいなことを言うわけですよ。
お兄ちゃんは特に何も見えないんで、そのままそこで遊ぼうとしていたところ、弟がいなくなってしまったと。
結局そのまま弟は行方不明になってしまって、今に至るまで見つかってないっていう。
だからそのビデオの映像っていうのが弟を捉えた最後の映像であるっていう。
それが実家から送られてきたんだけど、手紙も何もついてないので、
実家のお母さんが何を思ってそれを送ってきたのかっていうのはちょっとわからない。
接近してきた新聞記者も取材を重ねていくうちに、むしろ遭難した少年の救助の話よりもそっちの方に興味が行ってですね。
調べていくうちに、弟が行方不明になった山っていうのは、それまでにもいろんな怪奇事件みたいなものがあったらしい。
そういう感じで展開していくっていうものなんですね。
監督自身がツイッターで言っているのが、ノーCG、ノー特殊メイク、ノージャンプスケアで撮っています。
実際は確かにその通りで。
ジャンプスケアがないかっていうと、ちょっとびっくりするとかなくもないんですけど、
まあでも今時の派手なジャンプスケアみたいなものは確かにない。
そういう渋い作りの映画になっていて。
この近藤亮太さんっていうのが、映画美学校で教わっていて、高橋ひろしさんに支持していると。
リングとかの脚本を書いていた高橋ひろし監督に支持していた上に、
ラー映画大賞っていうのは清水隆監督が、
要は清水隆監督にプッシュされて、今回のミッシングシャイルドビデオテープっていうのは世に出ているっていう形になるので、
そういうJホラーのオールドワンクのところから出てきているっていう方でもある。
なんでこれを見ようと思ったかというと、この間の文学フリマでですね、こういうジンを買いまして見えるかな。
あなたはホラー映画を見ていないっていう、佐々木篤史さんと、あと佐々木さんの生徒さんの浅山美樹屋さんっていう人で作ったジンなんですけど、
これが、関東に佐々木さんと浅山さんの対談っていうのが載ってて、
メインで取り上げているのはこのミッシングシャイルドビデオテープなんですよ。
Jホラーの今までやってきたことっていうのを踏まえて、新しいことをやろうとしている作品であるということで、
非常に高く評価というか、今後に期待したいですね、みたいな感じで語られているものでもあり、
ちょっとそこで話されている内容なんかも、映画を見てから改めてこれを読み直したら、
なるほど、いろいろこう、腑に落ちるところがあると言いますか、
例えばその怖いものが見える見えない問題とか、そういうのが結構ホラー映画では、
特にJホラーでは、たとえば清水隆監督っていうのは、バーンと怖いものが露骨に映す、
あれが新しかったみたいなふうに言われてたりするわけなんですけど、みたいなことがあったり、
近年のJホラーだと、白石浩二監督みたいな、モキメンタリー的なものの流れっていうのが一つあって、
これは割と日本特有というか、ブレアウィッチとかはあるんだけど、あんまり海外では定着しなかった手法なんだけど、
日本ではすごいいまだに盛んで、アロイのビデオシリーズみたいなのが作られ続けている、
この辺ちょっとこの、実は怪談カルチャーみたいなものとも関係あるんじゃないかみたいな話もしてたりとか、
そういったような、いろいろ意識的に作られているような作品ということで、今後も楽しみですねっていう感じなんですけど、
そういうのもあって、僕はちょっとまだ、これの元になった短編は見たんですけど、
テレビでやってた、犬馬一家に謝罪しますと石縄菊を探していますとかはちょっとまだ見ていないので、これからまだちょっと見るものがたくさんあって楽しみだなっていう感じですね。
この辺はね、僕はベラベラと喋ってきましたけど、広瀬にこさん多分もっと詳しいあたりなんじゃないかと思うんですけど。
すごいですよね。もしかして法が初めてっぽいですよね。
確かに。
あの、あれ、ほら、あのなんだっけ。
初回で兄さんが。
ヒプノシスマイクか。
じゃあ法がですね、そうですね。自分で言っといて。
じゃあ実写の法が初めてですね。
それはそうかも。
なんで、そのモキュメンタリーのものが日本では普及したっていうのは、広瀬にこさんは何でだと思われますか。
えっとですね、これはまず前提として、やっぱりあの、今流行りのぞぞぞだったりとか、こういったミッシングチャイルドとかって、マジで興味がマイナスに近いレベルであんまりないんですよ。
あの、それは何でかっていうと、僕が好きなのは人間がバラバラになったりとか、よくわからない空間で牢状して人々が打ち合うとか、そんなのが好きなので。
自分のまあ単純に言ったら壺ではないものであるということが前提なんですけど。
あくまであの、日本におけるホラー映画の流れを俯瞰したら、結局宮崎事件とかいろんな事件があって、血が出るものっていうのが社会的にダメなものになっちゃったじゃないですか。
で、そこのところと割と時を同じくして、やっぱりリングだったりとか、血とかが出なく、直接的な残酷ショックが低くて怖いものっていうのがやっぱり無謀がしたわけですよね。
で、そしたらその時に、じゃあそれをより低予算で乱発できるっていうものがレンタルビデオ市場だったんですよ。要はVシネですよね。
つまりそのリングの呪いのビデオの縮小再生産の連続化がされて、それが本当にあった呪いのビデオとか、ああいう心霊ドキュメンタリーと言われるものですよね。
結果、レンタルビデオ市場に支えられて、心霊ドキュメンタリーは今も形式として残ってて。そういったリングみたいなJホラーの一個の流れと、レンタルビデオ市場の中で作られた心霊ドキュメンタリーっていうもののちょうど中間地点が、今あるVシネだったりとかなんですよね。
だからもう完全に何かこれらが生まれた背景っていうのは、クリエイティビティももちろんあるんでしょうけど、っていうより大人の事情、行動的な部分がすごく大きかったんじゃないのかなーっていうのが、一個見たてですね。
なるほどなるほど。でもまあなんとなくその幽霊っていうものがやっぱ日本ってその怪談とかだと怪物とかその血が出るっていうことに関して残酷へみたいな、なんかああいうものよりもやっぱ昔からその幽霊、雰囲気みたいなものに対するなんか萌えみたいなのが、
なんかスプラトゥーンより日本は何としてずっと萌えとしてあるのかなーって思ったんで、なんかそのモキュメンタリーみたいなものが流行ったっていうのは、それもあるのかなーって勝手に聞いてて思ったんですけどね。
そうですよね。やっぱり幽霊物だったりとかっていうのはもう本当にたくさん作られてきている。
まあそれこそ四ツ谷怪談だったりとか、それの派生みたいなものもたくさん作られている一方でですね、地獄物って多いんですよ。それは中川信夫の地獄だったりとか、スプラッター大パノラマで、その両方がやっぱりあったんですよね、日本によって。
ただあの、やっぱり1個の幽霊物でも実際に肉を伴った異形の幽霊とか、岸田真が吸血鬼をやった、ノスフェラというとかにも繋がっている、チシオスシリーズとか変身人間シリーズ、ああいうなんかクリーチャーモンスターっていうのも確実に文脈の中にあるんですけど、やっぱりそれはいつしか、かたや消えてっていうのが現状。
なるほどなあ、そういうクリーチャーも特撮とかに行っちゃったとか、なんかそういうのあったりするんですかね。
おそらくそうですよね、もうそっちの人活路をおそらくスタッフさんとかも見るっていう流れはあるんじゃないかなあと思う。
なるほど、なるほどなあ。
妖怪物になるとまたちょっと話が違ってきますもんね。
大映のそうですね、映画だったりとか。
だから本当それこそ岸田真とかみたいな、今ああいう、ああいうのないですよね。普通、大画で吸血鬼やってるとか。
コメディとかだったらね、ありますけど。
パロディ的にやるのはあるとは思うんですけど。
なんか真剣に吸血鬼やってるみたいなのってないですよね。
小気味良さそう。
本当にやっぱり映画って何も起きなくてもいいんだよなみたいなことを思っちゃったくらいに良かった。
でもこれは何も起きてないことは当たり前になくて、
超すごく上手い映画だからそう思ってるだけなんですけど。
本当に何も起こらない映画を見ると唾が切れると思うんで。
おすすめです。
こっちが上等な方と下等なの一本。
こちらですね。
ウーヴ・ウォル監督によるアーケードゲーム
ハウス・オブ・ザ・デッド。これはゾンビを撃っていくシューティングゲームですね。
それの映画化。
これ極めて評判が悪いですね。
ウーヴ・ウォルにゲーム映画を撮らせるなっていう運動まで起きたような一本なのですが。
ちょっと久々に何か見たくなってみたんですよね。
これがまあ存外面白いんですよ。
常にゾンビを撃ってるだけとか、
あとは当時マトリックスでバレットタイムってグルーンみたいな
カメラワークが流行ったんですけど、ひたすらそれだけやってるみたいな映画で。
これもまた何もないわけですね。
ただやっぱり画面の中ではゾンビが常にちゃんとした特殊効果でバンバン弾けてて。
いいんですよね。やっぱり見てて、映画を見てると大体ゾンビが弾けるか、人間のマリオカメラがぐるんで回ってるかで。
これはなんか僕が好きなものしかないじゃんみたいなところで。
極めてですね、やっぱり志は高くはないけどいい映画だなというのが一個と、
あとはやっぱりこの映画をみんなですね、カス映画カス映画っていうわけですけど。
一方でホラー映画マニアックスが好きな80年代とかにイタリアで作られたようなゾンビ映画。
なんかその辺の粗雑な感じとも近くて、案外リアルタイムでそういうイタリアのゾンビ映画とかを見てたら、
このハウスオブザデッドとかを見てるような感覚だったんじゃないのかなと思わせてくれるようなですね。
今改めていろんなレッテルをちゃんと這いでこのハウスオブザデッドを見るのもオツじゃないかということで。
なるほどなるほど。面白い。
今回はですね、ちょっとそんなあのやっぱり無意味系の日本が僕に5月は刺さりましたね。
なるほど、やっぱりお忙しかったからなんか。
そうなのかもしれない。
意味性という癒しをですね。
癒しを求めてたのかもしれないですね。
はい。
こんにゃく食べたいみたいな感じ。
そうですね。味がしでうべえみたいな。
みたいな感じ。
そういう何か両方の矛盾する感想を言いながら見てる。
プレーンチューハイみたいなやつですね。
お忙しかったんですもんね。決戦でね。
本当にありがとうございました。見てくださって本当に。
面白かったです。
見てくださった皆様に本当に感謝です。
まだ地方でまたやるみたいな感じなんですか。
そうですね。ちょっと6月にかけて地方でやって。
まだまだ。
はい。それでもしかしたらちょっと東京外戦ができるかもぐらいで。
ちょっとそこで一度東京戻ってきて上映やって。
上映を一回終了かなっていうところでございます。
まだまだ熱い。
ありがとうございます。
というわけで奥からすみません。以上でございます。
またブラッドラインの話最後にしましょう。
ありがとうございます。
宣伝宣伝。ちょっとコーナーを作りましょう。
じゃあ続いて兄さんお願いします。
今月私は久々にめちゃくちゃ映画を見る好きにしようと思って。
できる範囲でいろいろ見たんですけど、
全部すごい見たやつ面白かったです。
バースデーパーティーの映画とかブラッドラインも面白かったし、
いろいろあったんですが、
ちょっとここで紹介するんだったらこれだと思ったやつがあったので、
ローラモス監督のバースリバースっていうやつご存知ですか?
いや見てないですね。
2024年でアマプラで普通に見れるんですけど、
なんかこれ見たいなと思ってて保存しといたやつだったんですけど、
なんとなく見てみたらめちゃくちゃ面白くて。
何が面白かったって、
これ女性2人の変なバディものなんですけど、
フランケンシュタインものでもあって、
すごい真面目な産婦人会の方の娘さんが亡くなってしまって、
ちょっと不良の事故で娘さんが亡くなって、
その娘さんを病院である死体アンチ症にまとめるじゃないですか。
そこに引き取りに行ったら、
なんか手違いで亡くなっちゃったみたいなこと言われて、
子供の死体が。
なんでなんでやねんってなって探したら、
その死体アンチ症でなんか怪しい、
もう一人鳥顔のやばい女医さんがいて、
その人が勝手に家持って帰って、
蘇生実験をしてたっていう。
しかもその蘇生実験するそのやばい鳥顔の女医さんは、
自分が妊娠して途中で卸して、
それで細胞を使って研究してるみたいな人なんですよ。
自分の体をなんとも持ってないみたいな人みたいな。
それでその実験が成功したみたいな。
自分の娘、真面目な産婦人会の子供を蘇生させることに、
それで成功したと。
で、その女医さんは子供を生かしたい一心で、
そのやべえ女医さんの感じに巻き込まれていって、
しまいにはその力関係もちょっと変わってきてしまうみたいな話なんですけど、
監督のこのローラモスさんっていう方が、
初めての監督作品らしくて、
まあ多分低予算なんですけど、
その感じもなんかすごく、
で、音楽とかもやばくて、
なんかローリー・アンダーソン使ってたりとか、
なんか音楽がとにかくやばかったんですよね。
なんかすごい、ちょっとありそうでなかったホラー映画音楽って感じがして。
で、この方、ちょっとその女性、
ローラモスって名前だから女性監督なんだろうと思ったんですけど、
あとその妊婦の人たちへの気の使い方みたいなのもものすごく繊細なんですけど、
繊細だからこそえげつないことをしているのか逆に際立つみたいな、
なんかものすごくそれが大丈夫これみたいな、
倫理とか倫理感大丈夫みたいな感じのが結構やばい、
ギリギリ攻めてんなみたいな感じだったんですよ。
実際今友達で一人ちょっと妊婦さんがいるんですけど、
彼女もともとホラー映画が好きで、これもなんか見ちゃったらしいんですけど、
ちょっとタイミングが悪すぎるって彼女が言ってて、
私が面白かったみたいなのをインスタでストーリーズにあげてたら、
即座にその彼女から私も見たよ、タイミングが悪すぎたけど見たみたいな、
タイミングがもし良かったら私も好きだったっていう風に言ってるぐらい、
ちょっと妊婦さんが見るもんじゃないマジでみたいな感じの、
ものだったんですけど、ただこの女性監督の、一応その女性監督だろうと思って調べたら、
ノンバイナリーっていうのを講演してる方で、
なるほどっていうのもそれもちょっと、
これでなるほどっていうのは良くないのかもしれないですけどもしかしたら、
なんかその自分の体をそういう細胞製造機としか思ってない、
イカレ女優っていうのが結構新鮮というか、
イカレ女優なんですけど、なんかすっごく可愛いんですよ。
なんとも好奇心が旺盛なだけの子供みたいな、
そのまま大きくなっちゃったみたいな感じの人にだんだん見えてくるっていうか、
すごいなんか初め結構その、うわ怖いみたいな感じなんですけど、
それだんだん変なバディものになってくるみたいな、
でもまあグロいはグロいんで、まあホラーかなみたいな感じの、
なんかちょっとなんかこんな映画ちょっと見たことないっちゃ見たことないかもしれないと思って、
非常に面白かったです。
なんかあの哀れなるものたちとか全然面白いと思います。
なんか死体が蘇ってどうのみたいな感じ。
倫理どうなんだみたいな、
そういった意味では私はもう全然こっちの方が面白かったと思って。
ちょっと今調べたらディスクとか出てなくて配信オンリーの映画なんですね。
そうなんですね。
なんかすごい今めちゃくちゃ見たくなりました。
面白そうと思って。
めっちゃ面白いっすね。
とにかくその妊婦さんへの気の使い方っていうのか、
その繊細だけに本当に怖いっていうか、こんなことになったら大変だよみたいな。
できちゃうのかよこんなこと、まあできちゃうかみたいな。
こんなこと普通しないからこれあれだけど大丈夫かなみたいな。
いろんな意味でそう倫理揺さぶり、静かに倫理を揺さぶってくる激ヤバい映画でした。
でも本当に妊娠中の方とかは妊活してる方とかは見ない方がいいと思いましたね。
ちょっとダメな人はダメかもしれないですね。
なるほど。
そういう意味でもこれは面白かった。めっけもんでした。
なるほど。
なんかすごいこれ面白そう。絶対いい映画だと思いました。
やったー。
これ今、アマプラのリストに入れました。
これ面白い。音楽も本当にヤバかった。
すごい残念なのが、やっぱり人から面白いよって教えていただいた映画で配信分離って結構多いんですけど、
やっぱりソフトで持っておきたいんですよね。
オタ、マニアオタクがやはりね。
出してほしいんだよな。
本当ですね。
つまらない映画も持っておきたいんですけど、でもやっぱり面白い映画は僕に持っておきたいじゃないですか。
フッとね、配信だったらいつの間にか消えちゃったりしますもんね。
そうなんですよね。
そうそう。だからちょっと盛り上げて。どう盛り上げればいいのかよくわかんないけど。
でも面白かったからこの人また何か続けて撮ってほしいなと思って。
なんか期待しています。
とにかく面白かったです。
設定がめちゃくちゃいいですね。
めちゃくちゃいい。
興味しかないです。興味津々でした。
よかったです。お目が出るから。
何なら収録終わった瞬間見始めかねないくらい。
ぜひぜひ。いいサイズ感ですし、あんまり勘ぐるところもなくてストレートで。やばくてよかったです。
なるほど、これは面白そう。
ぜひ。ありがとうございます。
でした。
はい、といったところで5月の面白かった映画コーナーでした。
ということでここから今月の課題作に行きたいと思うんですけれども、
これはその後、70年代にベルナー・ヘルツオークが
クラウス・キンスキー主演でリメイクしてたりとかもして、
ノスフェラーⅡっていうタイトルでは3回目の映画化になるわけなんですけど、
内容的には基本的にブラム・ストーカーのドラキュラーを映画化したものです。
ただやっぱり20年代版からやっぱりノスフェラーⅡは
いわゆる普通のドラキュラー映画とちょっと異なる部分っていうのがいくつかあって、
一つは吸血鬼の造形ですよね、一番目立つところとしては。
剥げ上がった頭で爪がすごい長くて、真っ白で。
あとそれをシルエットで映すみたいな、
そういう演出みたいなところも含めて、
吸血鬼の造形っていうのは非常にオリジナリティがある。
やっぱりそれはヘルツオーク版でも投資をされているところではあり、
それでいうと、今回のものは髪型と爪は投資しつつも、
ちょっと雰囲気変えてきたなって感じではあるんですけど、
今回はやけに強そうになっているっていう印象を受けましたが、
というようなもので、
あとやっぱりロバート・エガースの作風っていうのが、
基本的にどれも、これまで撮ってきたのは全部時代物なんですよね。
とにかく交渉にすごいこだわるっていうことで、
もう知られている人で、それこそウィッチなんかは、
開拓時代のアメリカの資料を漁りまくって、
当時の英語でセリフを書くみたいな、そういうような作り方をしていたっていう話なんですけど。
交渉にこだわった時代物で、かつあと、
一言で説明しにくいような激しい感情みたいなのを描くっていう、
そういうのが割と一貫してあるかなという気はします。
それに関しては、今回もヒロインの、
何だっけ、ジョニー・デップとバナーシ・カラリーの娘の、
エリー・ローズ・メロディーですね。
すげえな、キラキラの絵のすぎるだろっていう。
エリー・ローズ・メロディーですからね。
アサリー・アクマンみたいな名前ですよね。
名付け親がマリリン・マンソンらしいんで、しょうがないとしょうがないですけど。
そうなんだ、そうなんだ。
ジョニー・デップとバネッサ・パラディーの間のお子さんですよね。
そうです、そうです。
似てますよね。
だんだんアダチューミに見えてきたんですけど。
すごい似てる、アダチューミですね。
アダチューミだよね。
アダチューミに似てるし、何か名前が出てこない。
ハローシックスティーシック、クリスティーナ・リッチ。
クリスティーナ・リッチもちょっと入ってるなっていう感じがしましたね。
おでこ丸くて、ビスク人形系だから。
目が大きくてね。
相性のいい。
ゴスっぽい絵面とはすごく合う感じだなという気がします。
というような作品になったわけなんですけど、
すごい楽しみにはしてたんですが、
好きは好きです。
が、みんなにおすすめかって言うと、そうでもないかなっていうくらいの感じというか。
例えば、ロバート・エーガース何見たらいいですかって言われたら、
とりあえずウィッチかライト・ハウスを勧めるかなっていう気がします。
ただ、今回の陣でも広篠子夫さんが、ノースマンがすごい退屈って書かれてたんだけど、
個人的にはノースマンよりは面白かったかなって感じ。
それは多分、過去のムルナウ版だったりヘルツオーク版だったりとかを
念頭においてなんかいろいろ比較したりしながら見たりとか、
そういう面白がり方も含めてではあるんですけど。
なるほど。
そうですね。
それ、じゅんぐりに感想などを雑貫などを言っていく感じで。
じゃあ僕いきますが、
そうなんです。私も楽しみにしてたんですけど、
やっぱりウィッチを越えねえなっていうのがまずあるっていうのと、
あと、ノスフェラトゥーはノスフェラトゥーなんですけど、
やっぱりリリー・ローズが演じる、
アニタでしたっけ?アニアでしたっけ?
レニーってあだ名が付けられてた。
アニタでいいんでしたっけ?
リリー・ローズちゃんがやってた。
エレンですね。
エレンさんの映画でもあるなというか、
この人は魔女好きだなっていうのがあって、
ウィッチもそうなんですけど、
このノイズノイズノイズにも書かれてたんですけど、
ライトハウスもやっぱり魔女っていうか、人魚?魔女?
女性の、あとそうそうこれも何か書いてある、
セイラムから来たっていうのも、
セイラム魔女裁判から予感させる的なあれだったりとか、
なんかこれにも魔女出てくるし、
ノースマンにも魔女出てくるし、
それで今回のスフェラトゥーは魔女おらんなと思ったんですけど、
やっぱりリリーが魔女だって話だなと思って、
私の見立てではというか、
とにかく、
例えばこれ、
最後のオチ?
オチとかも言っていいんですよね。
オチの部分で結構、
最近の女性強いぞ映画というか、
フェミ的な目線で見ると、
結構、え?っていう風になる人多いと思うんですけど、
結局その、
乙女の犠牲で、
街が守られて、
平和が訪れましたみたいな感じかいみたいな、
だったらなんかもうちょっとあるやろみたいな風に、
なんか思う人もすごく多いだろうなと思ったんですけど、
私はオチはこれで良かったと思って、
なんかその、
こういう言い方はどうなんだろうと思うんですけど、
性的なものっていうのを、
すごい極限まで武器にした話でもあるじゃないですか。
最後にデフォーが、
やっぱお前がやるしかねえみたいなことを、
デフォーに言われて、
分かってますみたいな、
私がぶっ殺すみたいな感じで、
ぶっ殺しますみたいな感じになるじゃないですか。
そこにあんまり悲壮感がなくて、
セリフ的にも、
私は邪悪じゃないっていう、
セリフが出てくるんですよ。
だからそこも含めて、
なんていうか、
女性、
魔女的な活躍って、
自己犠牲うんうんっていうよりも、
こいつを倒して、
みたいな、
ノスフェラーというとマジで勝負してやるみたいな感じの方に、
自分は、
なんか受け取って、
なんか、
いいんじゃないっていうふうに、
すごい思いました。
で、
あとその、
長いっていうか、
そういったちょっとこれは、
しんどいかなっていう時は、
あの辺どっちもヘルツオークの方が極端なんですけど。
それをちょっとライトにしてみた感じがするというか、
あとね、単純にネズミがいっぱい出てくるとか。
そうそう。
あの辺も何かこうね、いずれもヘルツオーク版をちょっとライトにした感じがするっていうかね。
うーん。
あとだから、結局最後にヒロインが吸血鬼をペットに引きつけておいて朝を迎えるっていう、
あれはそのムルナウ版のノスフェラトゥーがオリジナルなんですよね。
そうですね。
もともとブラムストーカーの原作とかではそうなってなくて、
普通に悔いを打って倒すみたいなことになったはずなんですけど、
そこはやっぱり踏襲するんだなっていう。
だからそれで言うと、吸血鬼は一つはそのね、
疫病のメタファーっていうのがあるわけですけど、
もう一個は明らかにセックスのメタファーがあって、
それで言うと、ここまではっきりセックスに寄せたかっていうのが思いましたね。
今回のほうが本当に性的な要素っていうのがてっぴろげだから、
本当にニーさんが歌ってた、やり殺す、あたいがやり殺すわみたいな。
そういうソルジャーとしての、ミナハーカーじゃないけど名前なんだっけ、
とりあえずリリーのメロディーで。
そうかそうか、そういう結構ね、やっぱり僕も雰囲気にぬるりと絡めとられて、
やっぱり彼女自身が悪にずっと絡めとられていた部分、
で自分もやっぱりそっちに寄せた部分とか、その反問とかもあるから、
結構そこの優相さみたいなものはあんま感じてなかった。
確かにそうねと言われたら。
そういう見たてというか、そういう解釈でござるが。
そうですね、でもそういう打ち死に感っていうのはあって、
それは結構ね、言葉で言うとあれですけどヒロイックでいいなと。
打ち死にロマンみたいなのって、最近はあんまり結構推奨されないと思うんですけど、
でも一つの物語、フィクションの物語の型としては、私は割と好きなので、
みんな死ぬとか、そういう主人公が死んでなんか、
ひっそり横で死んでる、村にはワーッと平和で訪れてるけど、
主人公はスッと死んでるとか、あれの割と好きなタイプなんで、
そういうふうな見たてをしたんですけど、
ただこの他のノスフェラトゥーにそういう要素があったのかどうかっていうか、
ノスフェラトゥーのヒロイックにそういう要素があったのかっていうのはわかんないですけど。
言うそうな感じはなかった気がしますね。
自己犠牲って感じですね。
そうですよね。
そういう意味でも。
どうなんでしょうね。
やっぱりジョニーデップの娘がすげえ顔するぜみたいな。
そういうふうに見に行ってるとしか思えないわけです。
そうですよね。
だからやっぱり第2のティム・バートンっていうのは本当そういうことなんじゃないですかね。
ティム・バートン集がするんじゃないですかね。
やっぱりゴス層がほぞって集結したんじゃないですか、たぶん。
ライトな意味でも。
ライトな人々が何に惹かれて、
あの映画にこんな押し寄せたんだろうっていう。
本当に大ヒットだったんですよね。
まあその世の不安感っていうのと、
可愛いみたいな、素敵可愛いダークでいいなみたいな。
ゴスっていうか、ダークで可愛いみたいな。
なんかそっちなんじゃないかなってなんとなく思いました。
私のアワレナルが出た時も、ものすごくこれファッショナブルだなと思って。
こんなね、あんな意地悪な監督がこんなファッショナブルでなんかすごい映画撮るなんてなーとか思ってたらやっぱりものすごくヒットして。
私はやっぱり周りの若いファッションとかに敏感な子たちがみんなあれをやっぱり見に行ってお喜びしてたっていう印象があるので。
だからノスペラットのその流れなんじゃないかなっていうのはすごい思いました。
確かになんか現象として近いかもしれないですね。
すごくヒットするっていう意味では。
だから別に、なんか寝ちゃったけど良かったみたいな感じなんじゃないですかね。
なんか可愛かったね、あの服可愛かったとかそういうことなんじゃないのかな。
ですよね。なんか最近アメリカってブルータリストっていう映画が韓国中心にめっちゃヒットしてたんですよね。
ブルータリストってあの建築家の架空の建築家の映画なんですけど、めっちゃ長いんですよ。
面白いと思ってた。
そうなんです。
あれがよくわかんないヒットが引き続いてる。
なんか逆にナンパなエンタメから真実な絵の揺り戻しみたいなものがあるのかもしれないですね。
ちょっと向こうの方で。
ある種このやっぱりマーベルとかポップカルチャー、全部映画なんでも言ってしまうとポップカルチャーになんぼに片付けることもできるんですけどもっとプロダクトされたり、プロダクトとして売り物っぽい映画。
ああいうものがやっぱり今ちょっとやや勢い落ちている。
そうなのかも、それでもあるかもしれないですね。
そうですね確かに2年くらい前からちょっとA24がすごい話題になりました。
それもある。
そういう話は出ていて、それこそMCU的なものがかなり工業的にも厳しくなっていく中でもしろああいうちょっとこう博士のあるものというか、そういうものが結構大規模インディみたいな。
そういうところに注目が詰まってるみたいな話はそのくらいの頃からちょっとされてた印象はありますよね。
それが今爆発してるのかもしれない。
そうだそうだ、たぶん今度日本でやる顔を捨てた男っていうあのマーベルとかでウィンターソルジャーやってたセバスチャン・スタンが主演のA24の映画があるんですけど、それも初めはアメリカで4巻ぐらいのすごい小さい映画で始めたんですって。
それがやっぱり火がついて最終的に300巻近くまでバーッと拡大したりとか。
そういうのが今のアメリカ、あるかもしれませんね。
ちょっと作家寄りになりつつあるみたいな、効果軸が。
そうですよね。A24のホラー映画がすごいワッてなったっていうのはすごく大きかったんじゃないかと思いますね。
それとそのA24製とかミニシアター製みたいなのプラスそういう豪華な絵作りみたいなものが、今なんかドッキングしたようなやつになるとワッと来るっていうのはそういうことなのかもしれないですね。
確かに。
だって最初にサムライミーのスパイダーマン見た時、それこそデフォーが出てるからつって、グリーンゴブリンがやってるからっていうので、初めてスパイダーマン見たのがああいうものの一番最初なんですけど。
その時まだ高校生、高3とか大学1年ぐらいだったと思うんですけど、なんかこんなん人間やってこれ流行るの?みたいな。
どう見ていいの?みたいな。人間が真剣な顔してアメコミのヒーローのやつやって、どう真剣に見ればいいのかよくわかんねえなみたいな。
あれはすごく一つのジャンルみたいな感じで、お正月映画みたいなノリでなんとなくやるのかなって思ってたんですけど、それが今大真面目にやってる感じになってるって、ここまでになるとやっぱ思わなかったですもんね、なんていうか。
そうですね、実際やっぱり日本でもスパイダーマンとかはヒットしたんですが、ただやっぱりアメコミ映画って限られたオタクがめでてるものだったわけですよ。
エクスメンとかね、そういう。
それがね。
だってたりとかするからわからんもんですよね。だからなんでこんなドイツのそういう、ヨスペラというかこんなことに?っていうのもある意味なんか時代の何かなのかも知れないですよね。
そうですね。今、若い子とかもう10代ぐらいの子に、おじさん最近インスタストーリーとかやってんだけどとか言ったら、インスタとか古いよ。何が今新しいの?TikTokですか?とか聞いたら、TikTokすら古いみたいな。
そうですよね。
もう今のアメリカのそういうやっぱり、映画結局若い子が下手さえしないと絶対ダメだと思う。そこが動員を握る、ブルータリストも若い子中心にヒットしたらしい。
彼らはそういうショート動画とか、こういったものへの反発みたいなものが、リバルジョンが今あるのかもしれぬ。そういう方もできるかなと思う。
重厚なものを欲しているというか。
そうそう。まさに。で、今ヒットしてるものって意外とそうじゃないですか。スペラテューとかブルータリストだったりとか。顔を捨てた男とかも。
重厚路線。
強行選挙とかね。
そうですよね。
本当だ。まだ見てないんですけど。重厚路線っていうのは何かあるかもしれないですね。今後を占う時に。
なるほど。
面白い勉強になりました。
あくまで何かごめんなさい。僕も適当に推論言ってるだけで。
いやいやいや。
何でスペラテューがヒットしたのか。
確かに。
日本でもどうなんでしょうか。
どうでした?客入りは。
平日昼間だったせいもありますが。でもあれかな。エミリアペレスよりは入ってたかな。
そうですね。私土曜日の立川だったのかな。そうですね。3分の1ぐらいは。ブラッドラインの方が多かったですよ。
それはそうでした。
でも結構僕のスペラテューは快適に見れちゃったんですよね。
日本でやっぱりそのアメリカぐらいの温度感でヒットするかと言われればそうじゃない気も。
そうですね。
ここからちょっと火がつく可能性とかはあるかも。みんなリリーローズメロディデップの動きを真似するみたいな。そんなブームがあるかも。
すごかったですね。
ちょっとあれはでもあんまり良くないですけど、やっぱり兄さんがおっしゃってたみたいに、心を病まれた女性とか。
抱えてる人の動きをトレースして。
そうですよね。
あんまり良くないですけど、一方でやっぱりあまりにも動きとして独特な。真似したくなっちゃう気持ちは。
そうですよね。オーメンじゃなくて。
エクソシスト的なものですもんね。
あれ超面白く感じちゃうわけですね。ガッと。
いきなりピョーンと跳ねて、めっちゃ低い声で早口で言うとか。
こういうのが結構面白い。
そうですよね。こういう方はなんですけど、男性がやるよりやっぱり女性がやった方がまだインパクトがあってしまうっていうのもまだありますからね。
面白い動きみたいなのって。
あれはだいぶやっぱり、これは僕はあれを大スクリーンに見れたことは嬉しいんですけど、やっぱりすごい顔になるわけじゃないですかね。
あれがプリントされてるTシャツ買おうかなって今思ってるぐらいにはすごい好きです。
そんなのあるんですか?
あるんです。あったんです。
Tシャツとかですごい調べたら海外のショップで見つけてたぶんブートですけど。
そうなんだ。でも確かにかっこいいからな。
絵としてね。
すごい顔なんだけど決まるっていう。
だからすごい頑張って熱演されてるって。
すごかったですよね。
リリー・ローズここにありって感じでしたね。
なんかね、ロバート・エガス的には今回マニア・テイラー・ジョイで行きたかったらしいんですけど、結果良かったんじゃないかと思いますね。
確かに。アナ・テイラー・ジョイで見たかった気持ちを生まれてしまいましたね。
だったらどうなったかなっていうのは確かにあるんですけど。
でもやっぱ異様な気合はやっぱりお父さん・ジョニー・デップっていう、まあ言うなれば二世なわけじゃないですか。
やっぱりすごい気合というか、ブチギってやるみたいな感じのがないと、なかなかわざわざ俳優なんかならないと思うので。
頑張ってって感じ。
なんかね、これまでの出演作も申し訳ないけどあんまパッとしないので、そういう意味では今回やっぱり気合が違ったんだろうなって考えておりますよね。
もうちょっと怒られ発言かもですけど、もうあたりに何でもやったるわぐらいの気張りがありますね。
そうですそうです。
僕だからファンになっちゃいましたよ。
分かります分かります。
頑張れって、すげえもうなんかいいものに当たるといいねって言いたくなった。
本当に。
というような感じで、スペシャリストに関してはやっぱり、いろんな意味で今後に来たいみたいな感じで。
そうですね。
つまんねえっていうのがすげえなかったですね。
これが聞きたくて。
嬉しくなっちゃいましたもんね。冒頭でついに、ついにやばい面白いことについて話すと。
つまんねえ、つまんねえ。
つまんねえ。
クラス掘ると驚き5連発ぐらい。
驚きカットチェンジ5連発で。
来たって思います。
これも、今回も。
今回も。
あれますぞーみたいな感じ。
面白かったが、いつ来るのかみたいな感じになってきてますけど。
本当ですね。
というような感じで、ノスフェラトゥの話はこんなところまでにしまして。
今回のノスフェラトゥと合わせてみたい映画、おすすめ作っていうのを言ってみたいと思います。
あれかな、ちょっと今日は私から言ってみようかと思うんですけど。
まず、基本的に吸血鬼映画のおすすめみたいな、あらかたこれを参照していただくと。
古典映画10選、現代映画10選みたいな。
現代映画の方はちょっとこう、ひねりの効いたセレクションになってますし。
古典映画の方は本当に名作がずらっと並んでるみたいな感じなので。
それを見ていただくといいかと思うんですけど。
こんな映画まで載ってる、すごい。
いい本ですね。
なんか食レポみたい。
これ、付属本にいいですよね。
ノスフェラトゥにハマった人はぜひ。
先にですね、ちょっと本の紹介をしたいものがありまして。
図書館の本で恐縮なんですけど。
僕が何をきっかけでノスフェラトゥっていうものを知ったかというと。
図書館の本で恐縮なんですが。
ミケネコホームズの恐怖感っていうのがありましてですね。
これ、ミケネコホームズシリーズというのは大変有名だと思うんですが。
若い人にも有名なのかどうかちょっとわからないんですけど。
すごい大ヒットしたミステリーのシリーズで。
このミケネコホームズの恐怖感っていうのは。
高校の怪奇研究会だったかな。
そういう怪奇映画を研究しているサークルが出てくるんですよ。
しかも、第1章、ノスフェラの怪人。
第2章、ジキル博士とハイドシ。
第3章、フランケンシュタイン。
第4章、ノスフェラトゥってなってるっていう。
それぞれの映画が研究されるんですけど。
それもオペラ座の怪人とか、全部古いバージョンというか、
20年代、30年代くらいに作られたやつばかりを取り上げて、
スクヒン内で研究されているっていうもので。
この中で、ノスフェラトゥっていうのは、
クリストファーリーとかベラルゴ氏のやつなんかも、
比べ物にならないくらいの感じで激称されていてですね。
子供心にそんなすごい映画があるのかくらいに思っていたので、
吸血鬼映画の最高峰っていうのはノスフェラトゥなんだっていうのを、
この時点で、私たぶん小学校4年生くらいの時だったと思うんですけど。
悲しがらない映像で撮られている。
というのがあります。
で、ちょっとこのノイズノイズノイズに載ってない、
吸血鬼映画で紹介したいものがありましてですね。
レンフィールドって言うんですけども、
レンフィールドっていうのは、これもドラキュラに出てくる登場人物で、
不動産屋の上司ですね。
あの人が主人公で、
そのレンフィールド役をなんと、ニコラス・ホルトがやっているという。
どういう話かと言いますと、
ドラキュラの最後で、
ドラキュラ伯爵がバンヘルシングに退治されそうになっているところを、
ニコラス・ホルト演じるレンフィールドが助けちゃうんですね。
ドラキュラともども生き延びて、
現代まで生きているっていう。
なんですけど、レンフィールドっていうのは、
とにかくドラキュラから、
血を吸うための人間を捕まえてくる役っていうことで、
ごき使われてるんですよ。
レンフィールドは、
殺されてもあまり悲しまれないような人を、
なるべく選ぼうっていうことで、
パワハラとかモラハラとかに悩んでる人たちの自助会に参加して、
そういうところで、
イブイ男とかを捕まえてきては、ドラキュラに差し出しているっていう。
そういう自助会に参加しているうちに、
自分とドラキュラの関係っていうのを、
パワハラ上司と部下の関係だと気づいて、
そこから自由になろうとするっていう話で、
何がいいって、
このドラキュラをニコラス・ケイジがやってて、
ニコラス・ケイジを見てるだけで退屈しないっていう一本ですね。
途中から、
レンフィールドが、
マフィアみたいなのを操作している女性警官と恋をして、
ギャングとの争いみたいなのと、
ドラキュラとの関係みたいなのが絡んでくるみたいな話で、
ニコラス・ケイジを見てるだけで退屈しない映画なので、
おすすめですっていう感じです。
本当に今回ノスフェラというのを見て思ったのが、
同じニコラス・フォルトなわけで、
ノスフェラというのをお家に行って、
土地をあれしてくださいな、みたいな感じで、
走りでニコラス・フォルトが行ったら、
ウジャウジャウジャウジャとか言われて、
契約書の文字が読めないんですけど、みたいな。
すごい洋滑されるじゃないですか。
ノスフェラ洞窪が、僕は結構ツボで、
パワープレイで行くんかーい、みたいな。
大体あそこ、怪奇とかの雰囲気じゃない?
普通に超嫌な客じゃん、最悪。
でも、あのパワハラ感覚がレインフィールドと一緒すぎて、
またニコラス・フォルトが吸血鬼にいじめられてやんの、
みたいな気持ちになっちゃって。
結構ノイズだったんですよね、正直。
レインフィールドの存在が。
でも、この2本合わせてみたら本当に面白いですよね。
でも、そのレインフィールドってやつはコメディなんですか?
こっちはコメディですね、完全に。
そういうことですよね、なるほどね。
確かに、それで役者被ってたらちょっとね、
なんかスピンオフみたいな感じで、またいじめられてるっていうの。
あれがじんわりと恐怖に絡めとられるんだったらいいんですけど、
ほんとずっとニコラス・フォルトも同じような泣きそうな顔が。
そうですよね。
なんかちょっとね、あれもそうなんだよな。
それもなんかね、いいのかな、こんなノスフェラトで大丈夫なのかなっていうのも、
ちょっとやっぱ冒頭ありますよね。
やっぱ、歴代ドラキュラ見てるとやっぱりレインフィールド役者っていうのも、
今回のジョーシも、ノスフェラトのジョーシもそうですし、
あと、コッパラのやつだとトム・ウェイツが熱演したりしてましたけど。
あ、そうかそうか。
なんか演じがいがあるのかもしれない。
なっていう気はします。
なるほどな。
見てみよう。
はい。
ありがとうございます。
です、はい。
じゃあ次は、じゃあどうしましょうか。
じゃあ次、兄さんいきましょうか。
はい。
はい。
これは今月見た映画でもあり、そして結構かなり良くて、
もう永遠この話してたいっていう、ブレック・アラキ監督のミステリアス・スキンなんですけど、
なんでこれが合わせてっていうのは、さっき言った、
聖火害っていうものがオカルト的なものと結びついてしまうっていうことに関して、
これUFOにさらわれたって思ってる子が出てくるんですよ。
その小児性愛者に加害されて、それのショック、子供の時にそれがショックで宇宙人に誘拐されたんだって思うっていう。
で、そのリリー・ローズだったら、誰かに聖火が受けたっていう時に自分は吸血鬼に見られたんだっていう風になって、
妄想の世界に逃げ込んでしまうっていう意味で、
こちら合わせてみたい一本みたいな感じで選んでみました。
これもやっぱりすごく低予算で、2004年に出たもので、それがまたリバイバル上映なんですけど、
これもやっぱりものすごく今若者にヒットしているらしくて、
ブレック・アラキさんもすごいびっくりしてるって言ってて、
これの前に、ノーウェアーっていうやつとか、
あとルームズ、ルームドとか。
ルームドってやつとか、
これもなんか今ちょっとアメリカですごい若い人ばっかり来て、自分びっくりしてるみたいなことを言ったりとかしてるんですけど、
そんな豪華な映画ではないけど、
そういうマイノリティだったりとか、そういうのを綺麗に描いてるっていうので、
結構久々に完璧な映画やーっていう風になってご覧になられたりしました?
まだ見てないですね。
僕は見ました。
これすごくないですか?
結構僕、グレッグ・アラキ好きで、
さっき言った、ドゥーム・ジェネレーションとかはDVDとかで見てたんですけど、
やっぱりね、単純に当時はかっけーと思ったんですよね。
カフの感じの映像だったりとか。
結構見せやすすきには、僕主演のジョゼフ・ゴードン・レビットが。
すごすぎ、すごすぎ。
本当にジョゼフ・ゴードン・レビットが、
最近はスター・ウォーズ監督になったライアン・ジョンソンのブリックって映画に出てたぐらい、
あれの映画じゃないかな、多分。
ありましたね、ブリック。
こういう言い方も本当ひどいんですけど、
破壊されてもおかしくないぐらい美しいものではあるんですよね。
やっぱりそこのすごい、ベニスにシスティックなものとか。
あとは傾いとかも含めて。
危う!みたいな。
そう、まさに危うさ。
危う!はかな!みたいな。
本人もやっぱりちょっとヘラヘラしてるっていうか、
なんかいいもん!みたいな感じ。
どっちだけ?みたいな感じに顔してるけど、
本当はすごい傷ついてるみたいな感じのノリが、
もうなんか見事すぎて、
おめえすげえな!みたいな感じになる。
このジョセフ・ウォートン・レビット、まじすげえ!って思いました、本当に。
すごい素敵な役者さんで大好き。
やっぱこの、そのドゥーブジェネレーションとか、
そういったものに比べたらすごい話ちゃんとしてて、
見やすい映画であるっていうのは、
そうなんだろうと思うんですけど、
そっちの方を見たことがないので、
見たいなって思ってるんですけど、
逆にこれがちょっと異色なのかなって、
多分、皆さんの話とか聞いてると思うんですけど、
ちゃんとしてるっていう意味で、
でもそれをちゃんとしてるけど、
ちゃんと描くべきところを描いているっていうのが、
すごくいいなと思って、
最後なんかそれこそ浮かばれるみたいな話、
最悪なオチじゃないですか、これも。
なんていうか、傷口に塩を揉み込み合って終わるみたいな感じの、
終わり方してるんですけど、
でもそれしかないもんねっていう、
次に進むにはそれしかないもんねっていうオチもすごい良かったですし、
とにかくUFOにさらわれたなんとかかんとかみたいなのって、
ちょうど自分も小学生とかの時に夏休みの、
あなたの知らない世界みたいな番組とかめちゃくちゃ楽しみにしてたんで、
大月賢治とかが出てくるやつですね、
たけしとプラズマですってすぐ言う大月教授とか、
そのキャラがそのまんま地獄先生ヌーベルに出てきたりするみたいな、
そういうオカルト世代なので、
でも何で見たんだか忘れましたけど、
UFOにさらわれたんだ云々っていうのもやっぱりトラウマ回避で、
集団ヒストリーみたいにみんなある時期のアメリカで、
UFOにさらわれたさらわれたみたいなの流行ったのも、
多分そういうことだったんだろうみたいなのを何かで読んで、
そうだったんだと怖って思ったんですけど、
そういう意味でもあまりに過酷な自分の体験を、
オカルトものに転化させて、
自分を守るっていうか、
そういうふうにする場合もあるということを扱った映画つながりということで、
映画としてもめっちゃ良かったっす。
めっちゃ良かった。
カナイフユキさんという方とですね、
先週ぐらいにこれをひたすら語るっていう動画をYouTubeに上げたので、
ニーマリコの血統広場ってやつ、それ見れます。
これの話聞きたいっていう人は、
よかったらチェックしてください。
帰ってきた血統広場、カナイフユキ編で、
かなりやっております、この話。
よろしくお願いします。
映画と合わせてどうぞということで。
どうぞということで。
めっちゃ良かった。
めっちゃ良かった。
ありがとうございました。