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2025-01-09 18:03

10|鉄ガク的「2024年鉄道十大ニュース」7位→4位

ご乗車ありがとうございます。この番組では西日本新聞の“乗り鉄”記者が鉄道旅の魅力について広く深くマニアックに語っていきます。




2024年も鉄道の世界では、さまざまな出来事がありました。今回は、本紙の乗り鉄記者が独断と偏見で選んだ「2024年鉄道十大ニュース」の7位から4位を振り返ります。




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・2024年12月19日





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西日本新聞Podcast
西日本新聞鉄ガクの旅
ご乗車ありがとうございます。
この番組では、西日本新聞のノリ鉄記者が、鉄道旅の魅力について、広く深くマニアックに語っていきます。
ご案内します車掌は宮下雅太郎、旅人は中原岳さんです。中原さんよろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
中原さん、今回はですね、前回に続いて、中原さんが独断と偏見で選ぶ2024年の鉄道十大ニュースということで、今回は7位から発表していただけるということで。
はい、そうですね。私が勝手に選んだ2024年の鉄道十大ニュースの7位から、今回発表していこうと思います。
本当独断と偏見なのでですね、いろんな方からお叱りとかご批判があるかもしれませんけど、そこはもう私の感性というか。
中原さんが受け止めてくれるということでよろしいですね。
はい、ではまず7位から発表していきたいと思います。
まず7位はですね、国鉄型特急電車381系の定期運行終了ということで、2020年6月のニュースでございました。
これだけ見るとすごく刺さらずに、何のことだろうという感じがするんですけど。
そうですね、何のことだろうと思いますよね。何がニュースのミソかというと、国鉄型特急電車というところになってきますね。
もう少し説明しますと、旧国鉄時代から定期運行されていた特急電車というのは、JRになった後もしばらくあったんですけれども、
この令和の世まで生き残った定期の国鉄型の特急電車というのはだいぶ少なくなってまして、
その最後の旧国鉄時代の特急電車で毎日走っていた定期運行されていた381系が、2024年6月で定期運行を終えたというところになります。
その列車がどこを走っていたのかといいますと、岡山県の岡山駅と島根県の出雲市駅を結んでいる特急役物として使われておりました。
かつてはですね、名古屋と長野を結ぶ特急シナノだったりであるとか、大阪と和歌山方面を結んでいる黒潮であるとか、
そういった他の列車でもこの381系は使われていたんですけれども、最後まで使われていたのはこの岡山と出雲市を結んでいる役物だけであったというところになります。
そういういい写真ですけど中原さんは撮ったんですか?
はい。今YouTubeをご覧の方にはですね、カーブを曲がっているこの381系という電車の写真があるんですけども、
これ私が2、3年前に現地まで行って撮った写真です。
じゃあこの車体が見れなくなるという。
そうですね。定期運行からシリーズを終えたということになるので、今後もですね、臨時で走る可能性もなくはないようには聞いてはいるんですけれども、
もう実質ほぼ見られなくなるということになりますね。
この電車なんですけど、特徴としてですね、カーブを曲がるときに特徴があってですね、この岡山と出雲市の間って中国産地を抜けるのでカーブが多いんですよ。
そのカーブを曲がるときに列車は早く曲がるにはですね、車体を傾けた方が良くてですね、
それでいわゆる自然振り子式というカーブを曲がりやすくする機構を備えたのがこの381系だったんですね。
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ただですね、カーブを曲がるときにやっぱり普通の人間がしないような傾き方というかですね、曲がり方をするので、
少し独特なカーブの曲がり方なので乗り物酔いをしやすいという特徴があります。
車体が内側にちょっと傾いているように見えるんですけど、中に乗っている人も確かにじゃあちょっと横に傾いている感じですね。
その電車に乗ると体調を悪くする方がいるということで、
この電車ですね、ゆったり薄毛という名前で車両をリニューアルしたことがあるんですけれども、
中にはですね、ちょっとお口が悪いなと思うんですけども、ぐったり薄毛という言い方もですね、ちょっと笑っちゃいました。
大事なところを噛んじゃいましたね。
ぐったり薄毛というそういうやゆをされたような電車ではあったんですけど、
ただ間違いなくですね、国鉄時代から走っていた381系が2024年の9月で引退してしまったということになります。
この上のところに窓みたいに見えるんですけど、運転席は結構高いんですかね、これ。
そうですね。運転台がですね、高いところにあって、
あとあの前面の顔の真ん中にですね、薬紋と書かれたヘッドマークを出すような窓があったりとか、
あとそのすぐ上、運転台とそのヘッドマークの間にはですね、三角形のエンブレムがついたりとか、
あとライトは左右にヘッドライトとテールライトがそれぞれあったりとかですね、
いかにもこの顔立ちが懐かしい顔立ちをしてるんです。
懐かしい顔立ちなんですね。なるほど。
というのもですね、この薬紋にはですね、旧国鉄時代の色を再現した編成もあったんですけども、
このような顔立ちの車両って実は国鉄がたくさん作ったんですね。
実は九州でもですね、381系ではなくて485系という名前だったんですけれども、
同じようにですね、車両の上に、屋根の上の方にですね、高いところに運転台がついていて、
前面の顔の真ん中のあたりにヘッドマークを出す窓があって、
その上に三角形のエンブレムがついて、左右にそれぞれ丸いテールライトとヘッドライトがついているという、
そういう顔立ちの車両、この車両、似たような顔の車両はですね、九州でも昔走ってました。
なので全国各地を走っていたので、ある意味当時を生きた全国各地の日本人はこの顔を覚えているというところで、
この顔を見れば懐かしいなと思うような風に、皆さんの記憶に刻まれているというところになりますね。
この車両も定期運行を終えたということで、ついに終焉の時が訪れようとしているというところになります。
そのヤクモのですね、381系の後を継ぐ新型車も登場したんですけれども、
いいですね。
このヤクモという新しい新型の車両なんですけれども、色とかは全然違うんですけれど、
ただですね、高いところに運転台があったりであるとか、ちょっと全体的なフォルムはなんとなく381系っぽいなという気もするんですよね。
だからまさに381系の意思を継ぐような形で、これからも新型のヤクモにはですね、岡山と出雲市の間を結び続けてほしいなという風に思っております。
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前面があんまりライトも大きくないし、乗っぺらぼうな印象を受けますね。
そうですね。この車両同士をつないだ時にですね、これ運転台がある方なんですけど、この運転台のすぐ下にですね、ドアみたいなのがついてますけど、
これはドアを開けると編成同士を連結することができるので、そういったこともあって乗っぺらぼうな風貌になっている。
機能性も兼ね備えたみたいなところがあるわけですね。
ということで第7位はですね、国鉄型特急電車381系の定期運行終了というニュースでした。
勉強になりました。
では次にですね、第6位をお伝えしたいと思います。第6位は鉄道トラブル続発、熊本市でいいな新幹線もというところになります。
ありましたね。
これは何月というものではなくて、年中いろんなトラブルがあったなという風に思います。
具体的にはどんなトラブルだったんですかね。
例えばこの熊本市で、熊本市内を走る路面電車なんですけども、
今年は、2024年は非常にトラブルが多くて、例えばドアを開けたまま走ってしまったりだろうとか、赤信号を見落としたりとかですね。
そういったこともあって、かなり問題視をされておりまして、年間のいわゆるトラブルの数が十数件に上るということで、かなりニュースにもなっておりました。
私も熊本にも見ましたけど、市電って自動車と並行するから信号を無視しちゃうと鉄道だけの路線じゃないから、大事故につながりかねなかったんじゃないでしょうか。
そうなんですよね。もちろん横断歩道もあるので、場合によっては歩行者の方と接触することもあったかもしれませんし、
その背景なんですけども、西日本新聞の報道でもありましたけども、もともとこの熊本市電っていうのは経営が悪化したことがあって、
収支改善のためにですね、例えば設備更新を最小限にしたりであるとか、職員の方をいわゆる非正規にして、その分人件費を抑制するということを、いわゆるコストカットを長年やってきたらしいんですね。
その関係で、例えば運転士の成り手不足になったりであるとか、線路だとか車両メンテナンスする技術の継承がうまくいってないんじゃないかという指摘もあって、
そういったことが結果的にトラブル多発率なかったんじゃないかという指摘があります。
いろんな業界そうだと思うんですけど、ベテランの方とかですね、そういう技術の継承みたいなのがされなくて、その場しのぎになっちゃうと、どうしても事故の原因になりかねないというところですね。
そうですね。あと、今YouTubeをご覧の方にはですね、熊本条路すぐそばを走る路面電車の写真を載せてるんですけど、
割と熊本ってまだ古い車両が結構残っていて、そういったのの老朽化だとかですね、もうトラブルの原因ではないかという話もございます。
あと他にもですね、2024年は新幹線でもびっくりするようなことが起きまして、東北新幹線は2つの新幹線を連結して走ることがあるんですけども、
その走行中に2つの列車を結んでいた連結器が外れちゃうという。
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ありましたね。
こういう事故はすみません、私が知らないだけかもしれませんけど、聞いたことがないなということで。
そのぐらい信じられないレベルっていうことですか。
そうですね。あとはまさに2024年12月、年の瀬迫った12月にはですね、
鹿児島県で貨物列車が脱線して、機関車が大きく傾いたようなニュースも流れてましたし、
11月には北海道でも貨物列車が脱線直後もあったということで、
今年はあくまでも私の印象なんですけども、すごく鉄道を巡るトラブルが本当に多かったなというふうに思います。
全くない年があるかはわからないんですけど、特別24年は多かったなという印象ですね。
そうですね。本当に繰り返しますけど、新幹線の連結機が走行中で外れるって本当に聞いたことがないなと思ってですね。
だから本当に2025年は本当に安全な運転に一層心がけて欲しいなというふうに思っておりますね。
というのが第6位でございました。次に第5位をですね、発表いたします。
第5位はまさに西日本新聞のお膝元、福岡市を走る福岡市地下鉄で4線形という新しい新型車がデビューしたという話ですね。
これでもテレビと新聞で見た記憶がありますか。
はい、そうですね。2024年11月から走り始めたのがこの福岡市地下鉄4線形なんですけれども、
車体がですね、どちらかというと青木町で、すごくクリーンというか爽やかなイメージがする電車だなというふうに思います。
私も何度か走り始めてから乗ったんですけども、本当にですね、車内の音が静かなんですよ。
車内の音ってすみません。乗っているとあまり気にしたことがない。いわゆるガタンゴトンみたいな感じ?
そうですね。地下鉄って結構トンネルの中を走るので、響くじゃないですか。
走行の時もヒューッと音がしたりとか、旧型の車両だとなるんですけど、この電車は本当に走りが静かで、やっぱりさすが新型車だなと思いました。
乗った感覚でもいいんですけど、例えば中が広くなってたりとか、乗り心地的な面で他に変わったところってありましたか。
そうですね。まだ通勤時間帯に乗ることが多いので、座席幅を拡大したそうなんですけど、座席に座れたことはないんですけど、座席の幅が一人当たりの幅が拡大したのでゆったり座れるようになったという話もありますね。
あと車椅子ではベビーカーの方だとか、大きい荷物の方が利用しやすいようにフリースペースも設けられたということで、
確かにこの福岡市地下鉄4線系が走ってるのは、福岡市地下鉄は3路線あるうちの箱崎線と空港線なんですけども、空港線っていうのが博多駅だとか天神田とか繁華街を通る路線なんですが、
福岡空港ともつながってるので、この地下鉄って空港アクセス列車っていう役目もあるので、確かに大きい荷物を持った方が多く乗ってらっしゃったんですね。
ただそういう方が多くなると乗り降りに時間がかかったりだとか、車内がより混雑とかしてたんで、そういった空港利用者の方に配慮したスペースができたのはすごくいいことだなというふうに。
じゃあインバウンドの海外の方であるとか、国内の旅行者の方とかも大きなトランク持った方ってたくさんいらっしゃいますもんね。
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そうですね。ただ一つ私この電車に乗ってて気になったのが、車内放送が少し音声が変わったんですよ。少し女性の声なんですけど、少しきついというか、圧を感じるように私聞こえてしまったんです。
なるほど。
少しもうちょっと優しい方してくれないかなみたいなことを思うこともあるんです。
この放送、地下鉄の方は聞いてくださったらいいですけどね。
ちなみにこの電車はですね、西日本新聞MEでも見出しになってましたが、この車体が青で、前面がスパッと垂直に切られて、輪切りにされたような車両なので、青い食パンという、よくわからないという。
一見したらあれですけどね、青い食パンってカビが生えてるじゃないかって。
ちょっと食欲はさそらない見出しだなと思って。
ただ実際に青い食パンというふうに呼ばれてるんですが、鉄道のマニュアル世界からすると、食パンは元々元祖食パンと呼ばれる列車があってですね。
それがですね、かつて北陸だとか九州を走っていた普通列車、JRの普通列車がですね、そちらが元祖食パンと呼ばれていた。
これが食パンですね。
はい。九州を走っていた車両も、北陸を走っていた車両も、ベースが白なんですね。
白でスパッと切ったような前面があってですね、それをよく鉄道の好きな方は食パン電車だと呼んでいました。
元々この電車は寝台電車だったんですね。寝台なので車内にベッドが縦に並ぶんですけども、そのために屋根が高く作られてるんですね。
そのおかげでより顔が重長というかですね、スパッと切ったような形になって、しかも屋根が丸くこう描いてるので、余計食パンっぽく見えるということで。
なので福岡市地下鉄4000系が青い食パンと呼ばれる前は、九州や北陸を走っていたこの電車が食パン電車といえばこれなんですね。
ちなみに新型の地下鉄の車両が走り始めたとかってなったら、全国の地下鉄オタクの方たちは乗りに来るんですか?
そうですね。地下鉄が走り始める頃はですね、結構各地からカメラを構えた方が多くいました。
福岡市地下鉄のホームページでもこの新型の4000系がいつ走ります、いついつ走りますっていうのを時間をわざわざ書いてあって、私もわざわざそのホームページの時刻を見て乗りに行きましたけどね。
親切ですね。確かに全部が一気に4000系になるわけではないから、狙ってちゃんとその時間に行かないと見れないわけですね。
少しずつですね、古い車両の方から交換していくということで、今後4000系増えていくようなんですけども、
まだまだ乗れる機会は少ないので、もし乗りたい方はですね、福岡市地下鉄のホームページ、この放送の収録があっている2024年12月現在では公表されていたので、ぜひ確認していただければと思います。
では次にですね、第4位ですね。これはどちらかというと便利になった話なんですけども、JR九州が在来線の特急にチケットレスを導入したというニュースですね。
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こちらは2024年9月なんですけれども、これどういうことかというとですね、今までJR九州の特急乗るには、券売機で切符を発券して自動改札に投入して乗るっていうのが主流だったんですね。
新幹線だとスマートEXとか行って、ICカード、早賀県とかにもかとかすごかとか、そういったものを登録しておいて、自動改札機でピッてするとそのまま入ったりするんですけど、
JR九州の在来線特急はですね、九州にネット切符とか行って、ネットで予約できるんだけども、いちいち切符を発券しなきゃいけなかった。
それがすごく手間で、しかも博多駅だとすごく混んでですね、私も実際経験があるんですけど、乗ろうと思ってた特急があって、それに向けて駅に着いたんですが、券売機の前に長野の列ができてて、
そうなんですよ。それで発券に手間取って、結果的に日本を見送ったことがあります。特急はですね。
今は結構、どこでもICカードというか、にもかとか乗れるイメージがあるから、特に旅行客の方とかですね、海外の方とかは混乱して並んでるのは見ますけど、やっとかみたいな部分もちょっと感じるんですけど。
そうですね。繰り返しますけど、ネット予約なのに結果的にアナログな紙で出さなきゃいけなかったということもあったんで。
しかしこのチケットレスが導入されたことで、改札口も少し変わってですね。どうやってチケットレスにしたかというと、アプリだとかメールだとかでですね、QRコードを表示できるようなURLを送ったりとか、アプリ上で出せるようにしたりとかしてですね、
そういった形でですね、そういったQRコードを読み取れる機械が新たに自動改札機につけましてですね、今YouTubeご覧の方にはですね、改札の写真を載せてるんですけれども、
改札口に切符を投入したりだとか、ICカードをタッチするところとは別にQR専用のですね。
3つあるから逆に混乱して、ICカードの切符を入れるのか、QRなのかって余計に混乱しそうだなともちょっと思ったんですけど。
確かにそうですね。今も博多駅の改札見ると戸惑ってるかと思います。私も最初の頃はうまく反応するかなと思って、スマートフォンに表示させたQRコードをしてみて、
割と反応はしっかりするんですけど、ちょっと間違ってICカードの方にやろうとしちゃったりしたとか、そういう経験もあるんですけど。
私実家が佐賀なので、佐賀に帰るときは今QRのチケットレスばっかり使ってるんですけど、だいぶ慣れました。
慣れというかですね、みんなが一般化してくるまではどうしてもトラブルっていうのはありますよね。
そうですね。ただ本当にこのQRチケットレスは本当に助かってます。
分かりました。今回は結構ポジティブなニュースもあり、次回はいよいよトップ3の発表というところですか。
そうですね。次回の放送では残り3位から1位を発表していきたいと思いますので、次回もご乗車お待ちしております。
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