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133|てんちかトイレが訪日客の観光名所に 4カ所のコンセプトは19世紀の欧州
2026-10-12 14:08

133|てんちかトイレが訪日客の観光名所に 4カ所のコンセプトは19世紀の欧州

西日本新聞の記者が取材の裏側やニュース解説、福岡の街のあれこれをお話しする「西日本新聞me Podcast」。

天神地下街(てんちか)にある4カ所のトイレが、SNSで注目を集め、訪日客の観光名所になっています。コンセプトはそれぞれ「フランス王妃の別荘」「フランスの高級ブティック」「イギリスの女流小説家の書斎」「エーゲ海に浮かぶ小さな家」。地下街全体が19世紀の欧州をイメージした世界観で、トイレも同じ方向を向いています。

韓国からの旅行者は「こんなにきれいなトイレは見たことない」と感嘆し、4カ所全てを巡る訪日客もいます。連載「イマココ 天神博多」で、記事を担当した黒田加那記者が、豪華内装の秘密と運営の裏側を語ります。

#西日本新聞 #西日本新聞me #ポッドキャスト #天神地下街 #てんちか #天神 #福岡 #インバウンド #てんちかトイレ #イマココ天神博多

◆収録日:2026年9月30日

◆出演:黒田加那(報道センター記者)、宮﨑真理子(MC/あなたの特命取材班事務局長)/ 音声編集:伊東朋宏(メディア戦略局)

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サマリー

西日本新聞meの連載「いまここ天神博多」の一環として、天神地下街の4カ所のトイレを紹介します。各トイレは「フランス王妃の別荘」「フランスの高級ブティック」「イギリスの女流小説家の書斎」「エーゲ海に浮かぶ小さな家」をコンセプトに、19世紀の欧州をイメージした地下街の世界観に合わせてデザインされています。SNSやGoogleマップの口コミを通じて訪日客にも知られ、4カ所を巡る人や写真を投稿する人が現れています。4トイレの改修費は2億7千万円で、年間のトイレットペーパー使用量は7万1千ロール、水道代は2千万円にのぼり、清掃や照明、香りの演出によって環境が保たれています。

天神地下街の4つのコンセプトトイレ
西日本新聞Podcast
西日本新聞me Podcast
この番組では、西日本新聞の記者が、取材の裏側やニュース解説、福岡の街のあれやこれやをお話ししていきます。
こんにちは、福岡のニュースアプリ、西日本新聞meの宮崎まりこです。
今日は、報道センターの記者、黒田かなさんに来てもらっています。よろしくお願いします。
報道センターの黒田です。よろしくお願いします。
今回のテーマは、てんちかトイレです。
福岡天神の地下街にあるトイレが今、SNSで注目を集めているということなんですけれども、
トイレの話、と思われた方も多いかと思うんですが、なかなかちょっと内容驚く内容です。
ぜひ最後までお付き合いください。
さて、今回の記事は、西日本新聞meで始まった新しい連載企画、いまここ天神博多のシリーズの中の1本なんですよね。
いまここ天神博多のシリーズの一環として、いまここ天神地下街という50周年を迎えたということで、
天神地下街をテーマにしたいろんな記事を書いている、その中の1本ということになります。
まず、この企画の狙いを教えていただけますか?
いまここという言葉がとても印象的ですね。
そうですね。まさに福岡の天神博多という福岡の都心というのにすごく変化を理解してきて、
いままさに変化しているところなんですけれど、その中でこれまでの歩みだったり将来のだったり、
そういうものを見つめながら、いま街の現在地に迫るというようなそういうコンセプトでやっております。
福岡の都心の現在地に迫ろうということなんですね。
もうすでにいくつも記事が出てますよね。
今日の収録が9月30日なんですけれども、いまの現時点ですでに12本ぐらい出てますよね。
この前、9月21日にエピソードの一つとしてご紹介した、
天神地下街50年、データで見る街の変貌というのを金沢記者と坂本記者と紹介しました。
他にも見出しを拝見すると、天神地下街のどん詰まりからど真ん中へという
いつもそばの壁屋さんの記事や黒田さんが執筆された機械室のはずが店舗になった五人服エイブさんの記事、
それから喫茶チロルの店主さんの記事もありますね。
いまご紹介いただいた3つのお店というのは、開業された50年前からずっと変わらず同じ場所で営業されているお店の中の一部を取り上げさせてもらったんですけれども、
他にもいろんなデザインの話だったり、広角トイレの話だったり、皆さんに馴染み深いカッパの泉の話ですとか、
多分読んだ方が地下街あれあるよねとか気になってたって思うような、そういう身近な記事じゃないかなと思います。
そんな連載の中で黒田さんが書かれたのが今回の天地下トイレの記事ということですね。
記事ではトイレのコンセプトがフランス王妃の別荘やイギリスの女流小説家の書斎、
そして豪華な内装がSNSで注目されて訪日客の観光名所にもなっていると紹介されてますが、
ちょっとミーの写真とかも見ていただくとわかるんですが、とっても華やかですね。
そうなんですよね。たぶんパッと見て、これトイレって思う方もいるんじゃないかなっていうぐらい、
すごいトイレによってシャンデリアがあったりとか、香りもですね、いい香りがそれぞれトイレに違う。
それ違うのか。
そうなんですよ。デザインされてたりとかですね。意外な名所と言いますか。
これ天津地下街のトイレ全部で何箇所あるんですか?
4箇所あって、天津には地図もついているんですけど、地下街の北の端から南の端まで4箇所点在してまして、
そのうち1箇所は女性専用の女性のところになるんですけど。
それが全部それぞれ違うコンセプトっていうことなんですね。
私も利用したことあるんですけど、入ると結構びっくりするぐらい豪華だなっていう。
そうですね。
もしかしたらよく地下街使う方は自分の推しトイレとかあるのかもしれないですけど、
私は特にフランス王妃のベストトイレが好きでですね。
女性のみのものなんですけど、メイクコーナーとかすごく広くて、鏡に象画がですね、
オピーとかガーベラみたいな綺麗な色どりどりの花が飾ってあったりとかして、
ちょっとベンチも置いてあったりするんですよ。
そういうのがゆっくりに化粧を直せる感じがしますね。
ゆっくり過ごすための部屋っていう雰囲気ですね。
そうですね。トイレってもうね、当然用を足して、
ここから出てっていうようなあんまり長いしたくない場所かなと思うんですけど、
結構どっちかというと、なんかのんびりに入ってのんびりに出ていくみたいなのがしたくなるような環境ですね。
次の黒田さんの推しトイレ1つ目がフランス王妃の別荘で、
2か所目がフランスの高級ブティックとかですね。
これはモノクロ基調で。
そうですね。フランスの高級ブランドでモノトーンの有名なところが多いんですけど、
まさにちょっとそんな雰囲気で、
入り口のところにちょっとブティックのショーケースをイメージしたような飾りがあるんですけど、
帽子とかハイヒールとかスカートが飾ってあったりして、
本当にお店の入り口みたいな感じなんですよ。
入ったらトイレなんですけど。
中もやっぱりモノトーンが基調で、おしゃれな空間ですね。
なんかトイレの入り口がショーケースっていうこと自体ちょっとおしゃれな感じです。
そうですね。結構ちょうど他の商業施設との通路の境目にあるところなので、
結構そこで待ち合わせしてたりとか、人通りが結構あるところですね。
じゃあ次は3箇所目っていうのがいいですかね。
イギリスの女流小説家の書斎っていうのがどんな感じでしょうか。
これはですね、まさに書斎のイメージで洗面台の上の天井に近いところに
洋書の本棚を持つようなディスプレイがあったり、
入り口のところも洋書が詰まった本棚みたいなディスプレイもあるんですけど、
こんな感じで本棚に囲まれているような雰囲気のところですね。
手を洗いながら本棚を流すっていうのがなかなかすごいですね。
ちょっとなんかシックな落ち着いた感じですね。
あと残り一つは英劇界に浮かぶ小さな家から着想が来たっていう。
そうですね。ちょっと白が基調の明るいような白と白黄みたいな明るい雰囲気で、
ちょっとモザイクタイルっていうんですかね。落ち着く感じがします。
フランス、イギリス、そして英劇界、4つ揃うとヨーロッパの旅行っていう感じがしますね。
まさに、やっぱり福岡の天神地下街の雰囲気にもマッチするような感じですね。
次の回で天神地下街はネタバレしてしまったんですけど、
デザインのお話も黒田さんに聞くんですけれども、
天神地下街は19世紀の欧州をイメージして、
トイレも同じようにデザインされてるような内装に彫ってらっしゃるという、
利用者を別世界に誘うような空間だなっていう記事を読んでて思いました。
10年前の40周年の時を記念にリニューアルのトイレをして、
その時にこういう感じでコンセプトが異なる形になったんですけれど、
やっぱり既存の地下街の雰囲気に合わせつつ、
それぞれで全く違う国というか、全く違う雰囲気のところなので、
4つ回るだけでも結構楽しいんじゃないかなと思います。
訪日客の観光スポットになった背景
このSNSで結構話題ってなってるんですけど、
実際に訪れた人たちの反応ってどんな感じなんですか?
私がちょうど取材したのが、まさにフランス王妃の別荘でお化粧などしてた、
韓国人の方、バクジアさんという方が取材したんですけど、
やっぱりこんな綺麗なトイレ見たことないので、
ゆっくりここから一日中いられるよねっていう話をお話しをしていました。
最高の褒め言葉とそれだけ居心地がいいっていうことですよね。
そうですね。
やっぱりこの人だけじゃなくて、
例えば地図アプリのGoogleマップ、天神地下街の場所を見ると、
口コミ欄で外国人の書き込みが結構あるんですけど、
その中でも結構面白い口コミがあって、
何も買わなくてもトイレに寄るの忘れずにとか、
トイレは私の部屋より綺麗だとか、
そういう韓国で来られた方の口コミがあったりとかして、
やっぱりこのトイレっていうのは一つの名所というか、
観光スポットみたいな感じになっているのかなと思います。
何も買わなくてもとか、
私の部屋がより綺麗だっていうのが思わずすごいなっていう。
面白いですよね。
言葉の選び方が。
じゃあもうそのトイレが目的地になってるんですね。
実際に運営している福岡地下街開発の担当の方には聞いたんですけど、
やっぱり10年前にリニューアルしてから、
動画がSNSに広がってですね、
4つ全て巡る項目というか、
スタンプラリーみたいな。
巡る方を見たりとか、
投稿写真を撮ってですね、
あそこにあげてる方とか結構いらっしゃるようだという話をしてました。
豪華なトイレを支える費用と清掃
これだけ凝った内装だと維持するのもちょっと大変なんじゃないですか。
そうですね。
またどうしても人通りがすごく多いっていうのもあるので、
福岡地下街開発によりますと、
4つのトイレっていうのが、
リニューアルの時に2億7千万円かけてしてるんですけれど、
その後もですね、維持費っていうのは結構かかって、
例えばトイレットペーパー年間で言うと7万1千ロール使ったりとか、
水道代も2千万円年間ですね。
ちょっと想像を超えてくる感じですね。
すごいですね。
7万1千ロールっていうことは、
1日365日で終わったら約200ロールぐらいってなると、
ちょっと想像できないけど、
それだけ多くの人が利用してるってことですよね。
そうですね。まさにインフラというか、
就任の方になくてはならない場所になってるのかなと思います。
この環境を支えてるのが日々の清掃と運営する皆さんの取り組みですね。
そうですね。やっぱり1日に数回清掃してるほか、
月に2回は専用機材を使って掛け上げて、
綺麗な環境を維持してるっていう風にでした。
照明と香りで時間帯を演出
もう最後になってしまいますけど、
これから天地下トイレを訪れる方に見どころとかがあるか教えてください。
そうですね。もちろん見た目の内装っていうのもきれいなんですけど、
実はあまり知られてないのが、照明の明るさが時間帯で切り替わるそうです。
知らなかったです私。
私も知らなかったです。
昼間はやっぱり外の明るさに合わせて明るいので、
夕方から夜になるとちょっと外に合わせて、
ちょっと照明の暗めに若干切り替わるということで、
お化粧直しをしやすくしたり、
時間に居ながらにしてですね、
時間帯の変化も感じられるということです。
先ほども言ったんですが、香りもピョピョって使ってますね。
もうフランス製品は別荘とかですと、
例えばこのベルガモットラベンダー、柑橘系とラベンダーを混ぜた香りだったりとか、
外ずつちょっと香りを変えていたりとかするので、
そういうところにも注目されると面白いんじゃないかなと思います。
じっくり過ごすトイレという新しい楽しみ方ですね。
そうですね。
私ももう一回意識して行ってみようかなと思いました。
そうですね、ぜひ読んだ方も行って、
そこが一番自分の推しかなみたいなのを比べてみていただければ。
それいいですね、比べたりする。
日常の場所に生まれた新しい魅力
今回は天神地下街のトイレを取り上げました。
黒さん、今ここという視点で見ると、
このトイレの話が見えてくるものとか何かあったりしますか?
ちょうど開業から50周年も経って、
このトイレ自体は10年前の40周年にリニューアルされたんですけど、
それがSNSとかネットの口コミというのをきっかけに、
一つの観光スポットみたいになっているということで、
私たちも普段毎日歩く場所ではあるんですけど、
そういう自分の知らないところで新しい魅力が生まれているというのがすごく面白いなと思いました。
黒田さん、ありがとうございました。
皆さまここまで聞いていただきありがとうございます。
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本日はありがとうございました。
ありがとうございました。
西日本新聞MEです。
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