本田さん、どんなテーマで友軍の仕事をしたり。
私、基本的に一番自分の中で塾に持ってるテーマは子どもと子育てのテーマを塾に取材をしてます。それに絡んでジェンダーの問題も取り組んでます。
そうなんですね。結構確かにね、本田さんの記事とかはそういう暮らし系に近かったりとか、男女の話とかそういう記事をよく見るので。
最近は取材した、直近で言うんですけれども、そういう同じように今のテーマみたいなのを取材されたりはしてます。
そうですね。子どものテーマで言うと、最近子どもの公園のボール遊びが結構禁止されているところが多くて。
そうですね、多いですね。
なかなか特にこの福岡市みたいな都市部だったら、子どもが自由に遊べる場所がないっていう問題。定期からちょっと仲間数人と一緒に取材しました。
子どもって公園で遊んでても声がうるさいって苦情が来たり、子どもの時とか特にひどかったんですけど、遊べてもボールはダメとかいう問題があったり。
そんな中で公園をどう使ったらルール作り、独自のルール作りをしたりしてうまくやってるところもあって、そういう問題で子どものやつをやったのと、
あとちょっとポッドキャストでもお話しさせていただいたんですけど、子どものつき添い入院の話ですね。
子どもが病気になって長期で入院するときに親が必ずつき添わなきゃいけない現状の問題などを出上げました。
そうですよね。ホンダさんの記事を読むまで、私も全然子どものつき添いしか知らないことが多かったので、いろんなテーマを持っている記者がいるっていうのは、新聞社としてはすごくいいことだと思います。
そうですね。厚みが出ますよね、すごく。
最近の記事だと佐数級?
そうですね。
SNSでも盛り上がりを見せましたけれども。
面白かったですよね。
3月8日が国際女性デー。毎年西日本新聞だけじゃなくて、いろんな新聞社でジェンダーをテーマに記事を書いた。年間として書いてるんですけど、特に集中的に展開するときの中で、私は今年国際女性デーの担当で、他にもいろんな記事を出したんですけど、
その取材をする中で、九州出身の大学生から、今SNS上で特に2024年ぐらいからすごい言われている言葉で、佐数級って言葉が流行ってるんですよって言われたのが一番最初だったんですけど、
大学生から?
大学生から言われて、私もXやってるんですけど知らなくて、どういうことですかって聞いたら、佐数が九州の略で佐数級って褒められてるわけじゃなくて、
気に食うですよね。九州は九州男子のイメージが強い。男尊女卑というか男性優位な考え方があって、それが通ってる。だから九州の人のそういう行動が、SNSとかに上がると佐数級だみたいな感じで、ハッシュタグで広がるっていう現状を、
情報提供を受けたその大学生と、あと大学出たばかりの若い方も同じような情報提供があって、2人の思いとしては、確かに言われるような行動があるところはあるんだけど、みんながみんなでそうじゃないところが正直あるし、
九州ってみんな地元には愛情を持ってる人が多いので、人をまとめにして言われるのはちょっともやもやしますみたいなことだったんで、取り上げようかなってなったんですけど、取り上げるときもちょっとすごく議論があって、最初は私ちょっとやや差別的な言葉かなと思って、SNSは結構そういうことが多いので、それを新聞が取り上げるってどうなのかなと思ったんですけど、いろんな意見が社内でもあって、
まず九州の男性、特に男性はそういうふうな言葉で言われてるんだよっていうことに、気づいてない人に気づいてもらうということと、本当にそういう現状があるかというのを検証するという意味で出す意義はあるんじゃないかと思って出したら、SNSで2.9億回も再生されてしまって、
いろんなご意見があって、つい先日、また第2弾というか、ましく先生にこの現象をどう見るかっていうのを書いたという、思った以上の反響がいいも悪いもありました。
本田さん、各側の本田さんの思いとしては何を伝えたかったっていうのは。
そうですね、やっぱりそのSNSでそういうふうに言われてる現状がある、言われてる方は気づいてないこともすごく多いと思うんですよ。
いわゆる無意識の偏見であったり、当たり前じゃないって思ってやってることが、いろんな人を傷つけたり、ちょっとずれていたりっていうところにまず気づいてもらうっていうのは一点。
ただ一方で、これが本当に地域だけの問題なのかなっていうところも、私自身も感じていて、1回目と2回目とそれぞれ別々の大学の先生取材したんですけど、
すでにあるデータの中では、その地域、この九州という地域だけに限った話じゃないってことはデータ上は出ていて、
だから地域だけに絞って問題にするんじゃなくて、もっと広い全国的な日本国内全部の問題として考えたいなっていう意味で出したんですけど、
そうは捉えられなかったようなところもあったりして、難しいなと思いました。
そういう意図というか、何を伝えたいかっていうのを分かっている読者の方とか、見た方ももちろんいらっしゃるか。
お手紙、官民の読者の方からはお手紙いただいたり、すごく共感しましたので、いただいたりはしたんですけど、
SNSの方はちょっと顔が見えないっていうので、いろんな反響はやっぱり考えることも反省することも多々ありました。
ちなみに松本さんは福岡。
そうですね。福岡で生まれ育って、今も福岡ですけど。
そうですよね。サスキューは。
サスキューは、私もSNSでこういうふうに話題になっているのを知らなくて、記事で言ったんですけれども、
やっぱり地方だからという偏見と、東京より限りなく遠い地方ということで、そのターゲットになったのかなとか思いながら、
確かに意識してないうちに、女性側も批判をされるじゃないですか。男性がそういう態度が悪いとかじゃなくて、
そうなんですよ。女性側は対象なんですよね。男性だけじゃないですよね。
これを機にですね、無意識の偏見みたいなものを見直せたらいいのかなとは思いながら、
やっぱり意識してないところもあるから、見つめ直さないとなとは思いましたね。
外に出て初めて気づくこととかもある。
そうですよね。
私も高校までは福岡なんですけど、大学が東京だったんですよ。6年間東京で過ごして、
すごい、でもやっぱり地方に対するそういう思いって、特に九州ってたくさんあるみたいで、
当時私が大学生だった時からは、大変だね、九州出身の女性はって言われてて、
そんな、でもその時は感じなかったんですよ、高校生までは。
別にそんなに九州の男性って大変なのかな、もしかしたら当たり前と思っていてきたことが、
そうじゃなかったのかなとかいうのは戻って感じることはあるんですけど、
でも正直東京でも同じようなジェンダーの問題っていうのはあったと思うし、
やっぱり全国的な問題なのかなっていうのは個人的には思ってます。
そうですよね。
私は山口出身で、福岡に来たのは社会人になってなかったんですけど、
あんまりその九州男児とかいう感覚がなかったので、
だからここに住むようになって、九州男児っていうのがどういうものかみたいなのを知ったぐらいの感覚で、
だからあんまりなんか九州だからとか、山口住んでて、山口でも同じようなことを聞くことはあったし、
みたいな感覚だったので、
ああそっか、これだけイメージというか、九州の男性女性みたいなイメージがこんなに根付いてるんだなっていうのはありましたね。
なんか男性の九州男児的なものにはまらない人もたくさんいるから、
逆にそれも苦しいですよね。
九州の出身の男性だからそういうふうに見られてるけど、
全然違う人っているから、
苦しいのは女性だけじゃなくて、男性も苦しいだろうなっていうふうにそういう思いますね。
やっぱりくくられてしまうとですね。
くくられてしまうと。
カテゴリーにされてしまうと。
守護が大きい。
そうですね。
ということで話題になった佐々木のお話もお伺いしましたが、
残念ながら今回はお時間が来てしまいました。
次回の配信では、
本田さんが新聞社に入った経緯などに迫っていきたいと思います。
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ここまで聞いていただきありがとうございました。
本田さん、次回もよろしくお願いします。
ありがとうございました。よろしくお願いします。