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2025-05-06 14:53

6-1|「遊軍記者」ってなんだ?取材テーマを自分で見つけ、向き合い、掘り下げる- ゲスト/遊軍セクション 本田彩子記者①

この番組は、西日本新聞社の記者たちが、就職活動や新人時代、プライベートの生活までざっくばらんにしゃべるポッドキャストです。同僚にも初めて明かす悩みや失敗の数々。記者の仕事に興味があるみなさん、ちょっくら聴いてみませんか?


ゲストは本社遊軍セクションの本田彩子記者。子育て、ジェンダー…。自分の関心を見つけ出し、一から取材する「遊軍」の仕事の魅力や苦悩を語ります。


◆出演:星野楽(写真部)、松本紗菜子(経済担当)、本田彩子(遊軍セクション)/ 音声編集:中富一史(販売部)/映像編集:井上知哉(ビジネス開発部)

◆収録日:2025年4月25日

◆本田彩子記者の記事一覧
https://www.nishinippon.co.jp/writer/show/114/

◆星野楽記者の記事一覧
https://www.nishinippon.co.jp/sp/writer/show/322/

◆松本紗菜子記者の記事一覧
https://www.nishinippon.co.jp/writer/show/446/

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#西日本新聞 #西日本新聞me #西日本新聞ポッドキャスト #西ポキャ #就職活動 #就活 #ジェンダー #子育て #遊軍

サマリー

このポッドキャストでは、本田彩子記者が友軍セクションでの取材テーマの見つけ方や取り組みについて詳しく話しています。特に、子どもと子育てを中心としたテーマに取り組み、最近の取材事例やジェンダー問題への意識を示しています。今回のエピソードでは、遊軍記者の本田彩子さんが地域問題と無意識の偏見について語り、その意義を掘り下げています。また、九州地域の特徴と、男女両方に影響を与えるジェンダー問題にも触れています。

本田彩子記者の紹介
西日本新聞ポッドキャスト
星野松本のしゃべりぃよ。この番組は、西日本新聞社の記者たちが、仕事や私生活のあれこれをざっくばらんにしゃべるポッドキャストです。
こんにちは。番組の振興を務めます、西日本新聞社写真部の星野岳人。経済担当の松本さな子です。よろしくお願いします。
いやー、なんか何回収録しても緊張しますね。そうなんですよね。
youtubeを撮るっていうことで、毎回何を着ていこうかなって迷うんですけど、今回もなんかね、色が変わっちゃいましたね。
毎度恒例にしますか。いっそのこと。
今日朝何着ていくみたいな。
今回はですね、本社で友軍セクションに所属しております本田彩子記者をお呼びしております。
本田さん、ちょっといろいろお話を伺っていこうと思うので、よろしくお願いします。
お願いします。報道センター友軍セクションの本田です。よろしくお願いします。
まずは私からですね、本田さんの簡単な経歴を紹介します。
本田さんはですね、福岡県大川市出身で、2009年に西日本新聞社に入社しました。
入社直後の5月から熊本総局に、熊本県のほうにですね、福岡から行きまして、事件事故であったりとか司法を経験した後、福岡県政で水俣病を担当したということです。
その後2012年からは本社の警察担当ですね。
それから社会部友軍、2020年に暮らし文化部というところに行って、2024年から現在の本社の友軍セクションに所属しているということです。
本田さん、今回お呼びしたのは、私もよく写真部で本田さんと一緒に取材というか、あるんですけども、本当に元気のあるというか、一緒に取材してて楽しい記者の一人でして。
ありがとうございます。
写真部内でも先輩たちからも結構人気が高い。
ありがとうございます。
前のポッドキャストなんだったら本田をぜひ呼んでやれみたいな話があったので、ちょっとお声掛けしてね。
友軍セクションの取材スタイル
光栄です。
ああ、よかったですね。
今日も楽しみにしてました。
松本さんは一緒に取材とかあります?
一緒にお仕事したことはなくて、この後お伺いすると思いますけど、子育てをしながら記者もやられてということで、女性記者のロールモデルの一人とか、すごいなと思いながらいつも遠くから見てます。
遠くから。
遠くから。席遠いので。
本田さん、以前も別のポッドキャストとかも出られてるんですけれども、印象というか、どんなポッドキャストに対する印象であったりとか、どんな感じですか?
普段は映像出たり音声出たりとかなく、本当書いたもの、書く仕事なのに全くちょっと違う分野で、毎回まだ慣れずに緊張してます。今日もちゃんと出現がないように。
いやいや。
あの記事は出現は訂正できますけど、ちょっと訂正できないなと思って。
本田さんはドキドキしてます。
出現は聞いたことないです。
大丈夫です。
そうそう。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
本田さん、今、友軍セクションということですけれども、具体的にはどんなお仕事をしてるんですか?
友軍って多分新聞社特有の言葉で、ちょっと軍隊用語みたいな感じで、あんまり印象良くないって話も聞くんですけど、いわゆるフリーみたいな言い方をする新聞社もあるみたいです。
松本さん経済されてて、経済だったら経済の記者クラブだったり、この間出られた笠原さんだったら県警で、警察の記者クラブ。だいたい市政は市政記者クラブがあって、多くは記者クラブに所属して取材するっていう記者が多い中で、友軍は基本的に記者クラブには所属せずに、自由に自分でネタを探してきて、問題だ、これが問題だとか、こういう話があるっていうのを自分で拾ってきて書く。
なんか市政とか県政とかだったら、プレスリリースみたいな、こういう情報があるから取材してくださいみたいなのがある中で、友軍は割と自分で見つけていくというのは強い。
そこが楽しくもあり、結構大変でもあり、ゼロからっていうことですね。
なかなかそうですよね。自分のことですけど、写真部はもう同じように自分で取材を見つけ出してきて、対に友軍みたいなところだから頑張れみたいな言われたりするんで、なんか割と仕事のやり方とかはちょっと似てるとこがあるかなみたいな。
そういったものを書くっていうよりも、ゼロのところから自分で探し出して書くっていうところは似てるかもしれないですね。
結構自分の中でこれやりたいっていうテーマがあった方が友軍って楽しく取材できる。
そうですね。やっぱ各記者、本当に何でも取材するなんでも屋さんみたいな部署ではあるんですけど、やっぱりみんな一方二方、このテーマだけは自分は深く掘り下げたいっていうテーマを持ってやらないと、なかなか厳しいかなっていう感じがしますね。
子どもとジェンダーの取材事例
本田さん、どんなテーマで友軍の仕事をしたり。
私、基本的に一番自分の中で塾に持ってるテーマは子どもと子育てのテーマを塾に取材をしてます。それに絡んでジェンダーの問題も取り組んでます。
そうなんですね。結構確かにね、本田さんの記事とかはそういう暮らし系に近かったりとか、男女の話とかそういう記事をよく見るので。
最近は取材した、直近で言うんですけれども、そういう同じように今のテーマみたいなのを取材されたりはしてます。
そうですね。子どものテーマで言うと、最近子どもの公園のボール遊びが結構禁止されているところが多くて。
そうですね、多いですね。
なかなか特にこの福岡市みたいな都市部だったら、子どもが自由に遊べる場所がないっていう問題。定期からちょっと仲間数人と一緒に取材しました。
子どもって公園で遊んでても声がうるさいって苦情が来たり、子どもの時とか特にひどかったんですけど、遊べてもボールはダメとかいう問題があったり。
そんな中で公園をどう使ったらルール作り、独自のルール作りをしたりしてうまくやってるところもあって、そういう問題で子どものやつをやったのと、
あとちょっとポッドキャストでもお話しさせていただいたんですけど、子どものつき添い入院の話ですね。
子どもが病気になって長期で入院するときに親が必ずつき添わなきゃいけない現状の問題などを出上げました。
そうですよね。ホンダさんの記事を読むまで、私も全然子どものつき添いしか知らないことが多かったので、いろんなテーマを持っている記者がいるっていうのは、新聞社としてはすごくいいことだと思います。
そうですね。厚みが出ますよね、すごく。
最近の記事だと佐数級?
そうですね。
SNSでも盛り上がりを見せましたけれども。
面白かったですよね。
3月8日が国際女性デー。毎年西日本新聞だけじゃなくて、いろんな新聞社でジェンダーをテーマに記事を書いた。年間として書いてるんですけど、特に集中的に展開するときの中で、私は今年国際女性デーの担当で、他にもいろんな記事を出したんですけど、
その取材をする中で、九州出身の大学生から、今SNS上で特に2024年ぐらいからすごい言われている言葉で、佐数級って言葉が流行ってるんですよって言われたのが一番最初だったんですけど、
大学生から?
大学生から言われて、私もXやってるんですけど知らなくて、どういうことですかって聞いたら、佐数が九州の略で佐数級って褒められてるわけじゃなくて、
気に食うですよね。九州は九州男子のイメージが強い。男尊女卑というか男性優位な考え方があって、それが通ってる。だから九州の人のそういう行動が、SNSとかに上がると佐数級だみたいな感じで、ハッシュタグで広がるっていう現状を、
情報提供を受けたその大学生と、あと大学出たばかりの若い方も同じような情報提供があって、2人の思いとしては、確かに言われるような行動があるところはあるんだけど、みんながみんなでそうじゃないところが正直あるし、
九州ってみんな地元には愛情を持ってる人が多いので、人をまとめにして言われるのはちょっともやもやしますみたいなことだったんで、取り上げようかなってなったんですけど、取り上げるときもちょっとすごく議論があって、最初は私ちょっとやや差別的な言葉かなと思って、SNSは結構そういうことが多いので、それを新聞が取り上げるってどうなのかなと思ったんですけど、いろんな意見が社内でもあって、
まず九州の男性、特に男性はそういうふうな言葉で言われてるんだよっていうことに、気づいてない人に気づいてもらうということと、本当にそういう現状があるかというのを検証するという意味で出す意義はあるんじゃないかと思って出したら、SNSで2.9億回も再生されてしまって、
いろんなご意見があって、つい先日、また第2弾というか、ましく先生にこの現象をどう見るかっていうのを書いたという、思った以上の反響がいいも悪いもありました。
地域問題と偏見の意義
本田さん、各側の本田さんの思いとしては何を伝えたかったっていうのは。
そうですね、やっぱりそのSNSでそういうふうに言われてる現状がある、言われてる方は気づいてないこともすごく多いと思うんですよ。
いわゆる無意識の偏見であったり、当たり前じゃないって思ってやってることが、いろんな人を傷つけたり、ちょっとずれていたりっていうところにまず気づいてもらうっていうのは一点。
ただ一方で、これが本当に地域だけの問題なのかなっていうところも、私自身も感じていて、1回目と2回目とそれぞれ別々の大学の先生取材したんですけど、
すでにあるデータの中では、その地域、この九州という地域だけに限った話じゃないってことはデータ上は出ていて、
だから地域だけに絞って問題にするんじゃなくて、もっと広い全国的な日本国内全部の問題として考えたいなっていう意味で出したんですけど、
そうは捉えられなかったようなところもあったりして、難しいなと思いました。
そういう意図というか、何を伝えたいかっていうのを分かっている読者の方とか、見た方ももちろんいらっしゃるか。
お手紙、官民の読者の方からはお手紙いただいたり、すごく共感しましたので、いただいたりはしたんですけど、
SNSの方はちょっと顔が見えないっていうので、いろんな反響はやっぱり考えることも反省することも多々ありました。
ちなみに松本さんは福岡。
そうですね。福岡で生まれ育って、今も福岡ですけど。
そうですよね。サスキューは。
サスキューは、私もSNSでこういうふうに話題になっているのを知らなくて、記事で言ったんですけれども、
やっぱり地方だからという偏見と、東京より限りなく遠い地方ということで、そのターゲットになったのかなとか思いながら、
確かに意識してないうちに、女性側も批判をされるじゃないですか。男性がそういう態度が悪いとかじゃなくて、
そうなんですよ。女性側は対象なんですよね。男性だけじゃないですよね。
これを機にですね、無意識の偏見みたいなものを見直せたらいいのかなとは思いながら、
やっぱり意識してないところもあるから、見つめ直さないとなとは思いましたね。
外に出て初めて気づくこととかもある。
そうですよね。
私も高校までは福岡なんですけど、大学が東京だったんですよ。6年間東京で過ごして、
すごい、でもやっぱり地方に対するそういう思いって、特に九州ってたくさんあるみたいで、
当時私が大学生だった時からは、大変だね、九州出身の女性はって言われてて、
そんな、でもその時は感じなかったんですよ、高校生までは。
別にそんなに九州の男性って大変なのかな、もしかしたら当たり前と思っていてきたことが、
そうじゃなかったのかなとかいうのは戻って感じることはあるんですけど、
でも正直東京でも同じようなジェンダーの問題っていうのはあったと思うし、
やっぱり全国的な問題なのかなっていうのは個人的には思ってます。
そうですよね。
私は山口出身で、福岡に来たのは社会人になってなかったんですけど、
あんまりその九州男児とかいう感覚がなかったので、
だからここに住むようになって、九州男児っていうのがどういうものかみたいなのを知ったぐらいの感覚で、
だからあんまりなんか九州だからとか、山口住んでて、山口でも同じようなことを聞くことはあったし、
みたいな感覚だったので、
ああそっか、これだけイメージというか、九州の男性女性みたいなイメージがこんなに根付いてるんだなっていうのはありましたね。
なんか男性の九州男児的なものにはまらない人もたくさんいるから、
逆にそれも苦しいですよね。
九州の出身の男性だからそういうふうに見られてるけど、
全然違う人っているから、
苦しいのは女性だけじゃなくて、男性も苦しいだろうなっていうふうにそういう思いますね。
やっぱりくくられてしまうとですね。
くくられてしまうと。
カテゴリーにされてしまうと。
守護が大きい。
そうですね。
ということで話題になった佐々木のお話もお伺いしましたが、
残念ながら今回はお時間が来てしまいました。
次回の配信では、
本田さんが新聞社に入った経緯などに迫っていきたいと思います。
西日本新聞社やこの番組を応援したいと思っていただける方、
ぜひ西日本新聞、もしくはニュースアプリ西日本新聞MEのご購読をよろしくお願いします。
ここまで聞いていただきありがとうございました。
本田さん、次回もよろしくお願いします。
ありがとうございました。よろしくお願いします。
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