なるほど、そもそもその河童、誰が作って誰が設置してたんですか。
十五年前になるんですけど、橋の西区側の地元の自治協、金竹広区自治協が聞かれてるとかあって、そこからの依頼で、その西区に窯を置いてる陶芸家の方に依頼して、高さ30センチぐらいの像を四体。
へえ。
だという経緯がある。
じゃあ自治会がお願いして作った。
自治会がお願いして、はい。
なんで河童やったんですかね。
じゃあその像を作った陶芸家の方っていうのは、もうお亡くなりになってるんですけど、田中恵山さんという方で、結構地元では有名な方。
その室見川河童王国っていう、王国を建国して。
うつ頃さん的な。
なるほど。
環境問題に関心がある有志と一緒に清掃活動だったとか、啓発活動をしてた方で、自分が陶芸家っていうこともあって、カッパ像。
西流に住むっていうカッパのイメージ。
博多湾、室見川を含む博多湾には結構カッパの伝説が多く残されていたので、それに由来してカッパを作ったっていう。
やっぱカッパ伝説あるんですね。
鹿児島とか熊本とかですね、それぞれ吉長さんと大分の伝説、それをカッパの質問を取ったとか色々ありますけど、福岡もカッパ伝説あったんですね。
目の浜住吉神社にはカッパ像があって、神様がみそぎをするときに天候が結構荒れてた中で、カッパがみそぎをできる場所まで案内したという伝説があって。
かつて田中恵山さんは室見川住神社のカッパ像を作ったっていう話もあるみたいで、そういうゆかりは結構つながってるというか。
カッパってそもそも日本の妖怪ですよね。ちょっとしたいたずらをする。
そうですよね。
シリコ玉を抜く。頭の上にお皿があって、乾いちゃうと元気がなくなっちゃうという。
そうそうそう。
あときゅうりが。
きゅうりが大好き。
大好き。
大嫌い。
大好きじゃないですかね。
大好き。
畑から取ってきたり。
そうするという。
口ばしがあって緑色の肌で。
そうですね。
っていうカッパ数ね。
そうですね。人によっては怖い存在なのかなと思うんですけど、確かでどこを結構伝承では愛らしいというか憎めないという、そういう存在でもあるかなという。
確かに。日本昔話とかカッパ出てきたら割といいやつなイメージありますけどね。
そうですね。
この辺でもいいやつとして祀られてたという。
田中圭山さんは息子さんにちょっと話を聞いたんですけど、住宅街が近くにある室見川に住んでるカッパだから人間臭さもあるだろうという風なイメージを膨らまして、どっちかというと怖いカッパというか可愛らしい、愛らしい人間臭いカッパ像を主に作られてる。
なるほど。親しみやすいカッパというか。
田中圭山さんが作られたカッパ像は先ほどの神社とか他にもいくつか今でも見ることができるところがあるんですか。
今は他にわかんないんですけど、圭山窯っていう窯がまた村地区にあるんですけど、そこには今息子さんが継がれてされてるんですが、圭山さん、父親の圭山さんが作って残したカッパ像がまだそこに何体か残されてます。
そういう貴重なカッパ像が4体地元の方の願いで橋に設置されて15年ぐらい前にそれが次々となくなっちゃって。
結構もう設置15年前に設置して1週間も経たないうちに盗まれたっていう話もあったりする。
それは誰が。
誰がってのはちょっとわからないんですけど。
ここにあった4体も取られたのか折られたのか捨てられたのかわからんけどだんだん1体になってったってことですか。
何かして設置したこともあったみたいで、それでも追いつかなくて残りは最後の1体になってて。
なるほど。取って家に飾ったりしてるんですかもね。
壊すっていうものよりは愛らしいから。でも持って帰りたいっていう。なかなかですよ。
そうですよね。
30センチぐらいあるんでしょう。
抱えたら重たいんじゃないですか結構。
息子さんもだから盗まれたことを強く避難するというよりかは、家で大事にしてくれてるんだったらいいけどねという気持ちもおっしゃってましたけど。
めっちゃいい人ですね。
私にくっついてるんですか?何らかの接着剤みたいなもので。
ボルトでくっつけてる状態。
なるほどね。大事にしてくれとったらいいですけどね。
これ陶芸ってことはあれですよね。陶器でできてるってことですか。
陶器ではい。
もろそうですよね陶器だったら。
そうですね。確かに倒れたりしたら割れてしまいそうな。
そうですね陶器のイメージでいうことですね。壺とかと一緒ってことですね。
それだけ人気があったということかもしれないですね。取られるぐらい。
そうですね。結局それでどこに行ったのかみたいなことを花山記者が取材をしたやつですね。
最後もう盗難だったんですかね。
西区役所が一応橋の管理者なんで、西区役所に問い合わせてみたところありますよと。
持ってますよと。盗まれてなかったんですよ。
ちゃんとあったんですね。良かったですね。
ボルトが外れてて、いつでも倒れてしまうか分からないような状態であったんで、
そういう通報があって、管理者の西区役所が回収して保管してたと。
じゃあ区役所の人が外して保管すると。
ただ区役所も15年前に設置したことで、当時のどういう経緯で設置したかっていうのはちゃんと分からなかったので、
そういう設置した方から名乗り出てくるまでちょっと持っておこうということで。
なるほど。じゃあ今回のその取材で西区役所も経緯を知ることになって。
経緯を知ることになって。
なるほどなるほど。良かったですね。色々。
見つかって良かったなと。
まさかの展開だったんですね。役所の人が外して持ってて。
保存状態は結構良かった。
結構良かったですね。
それはまた設置されるんですか。
一応その見つかったって話を田中経三さんの御長男と神奈田県交区自治教育会の方にお話をしたら、
やっぱ自治教育会にとってはすごくマスポットみたいな所があって、
そこが神奈田県の交区の自治教育会って結構挨拶運動が盛んなところで、
木でできたお守りを家の前に置いて、それを通行人の方が挨拶したりとかするっていう、
そういう風習とかがあるような交区だったりしくて、
お守りみたいな。
そういう土壌があったので、設置したカッパ像にも住民の方が通るたびに挨拶。
それはすごいような存在だったので、
亡くなったことについてちょっと悲しい思いをしてたので、見つかって良かったなと。
本当っすね。
じゃあ橋に戻すかどうかはまだ協議中なんですか。
一応田中経三さんの御長男に話をしたところ、
自治教育会の方が戻したいって言うなら是非戻してほしいと。
っていうことなんで、戻す方向で話が進んでいるという風に聞いてますね。
時期的には。
時期はまだはっきり決まっていなくて、そんなに遠くない時期かなとは期待はしてますけど。
雨のカッパが喜ぶ雨の季節ですね。
最近天気は。
また前線は戻ってくるみたいな。
次は明けないはずですからね。
じゃあ今回の次第がきっかけで見つかって、しかもそれが元の場所に戻る可能性。
可能性もありますね。
良かったですね。
これあの時今までいろんな課題解決してきてましたけど、これも大きな成果になりますね。
確かに。
カッパが帰ってくる。
だって橋渡るたびに挨拶しよった人がおるってことでしょ。
そこに花を持たしたりとか。
それは悲しいっすわね。
そうですね。
壊れたらいけないと思って外してたっていうことなんですね。
だから西区役所の人もファインプレイをしたということですよね。
ファインプレイなんですね。
せめて地元の町内外の方に一声かけてくれればですね。
そうですね。
みんなが愛してくれる。
それはそうかもしれないですね。
まあでも良かったですね。この新聞社が橋渡しをできたっていうのは。
良いことですよね。
橋渡しを作ったりだけじゃなくて、さっき言った経山さんの窯には昔作った河童さん。
形はいろいろで大きさも様々なんですけど、残されてるんで。
まだいらっしゃる?
御長男が言うには全然それを新しくつけてもらっても良さがではないとおっしゃったんで。
じゃあ4体。
もしかしたら4体復活する可能性も今ある。
良いですね。
にわかに良い話。
もう4体と言わず、ドゥルルッと並べてくれれば。
そうですね。
カッパ橋になりますね。
カッパ橋になるんですね。
橋はこれ河童橋。
河童橋、はい。
河童橋からカッパ橋。
良いですね。
いや良いんですかねそれは。
地域の目玉になりますよね。
確かに目玉になるんですね。
そうなればみんな大事にするじゃないですか。さすがにこうやって行ったりとかせずにですね。
本当ですね。ほっこりして良い話です。
そうですね。
誰がモテたのかってギスギスした現代社会を主張する話だと思いきや。
きっと大事にそいつらもやってくれてると。
そうですね。
そうですね。
ああそういうことですね。そういう桂山さんも喜ばれるんですよね。
じゃあまたその橋に河童が戻ってきたら改めて記事を書く。
書けたらなと思ってますね。
河童もあれですかね綺麗な川にしかいないようなイメージがあるんですけど、
そうですね。
ぜひ、コタクさんで。
カッパも。
カッパ王国も。
カッパ王国も見立ててほしいなと思いますけど。
そうですね。
という感じで、楽しいですかね。
何か言い残したこととかないですか、実際どうでしょうか。取材してみて。
本当にその地域の方の室見川の観光浴場っていう熱意が、
河川敷のポイントによってばらつきあるんじゃなくて、
結構もう皆さんそういう方、地域が多いなっていう印象で、
やっぱりきれいな場所を維持するには、
そういう人の力、周り住む人の力っていうのは大事なんだなっていうのは、
取材しながら痛感しましょうね。
そうですね。
自分たちの手でこうしていかないとですね。
そうですね。
なんか川魚ってそうなんでしょうね。やっぱり石を入れることで石の上に散乱するんですよね。
やっぱりそれって地元の人が守ってるから川が守られるってことなんでしょうね。
なんかコンクリートでわーっと無機質な川もあちこちありますけど。
逆に氾濫したりするとかいますよね。
そうですね。
はーなるほど。
いいですね。坂尾さんいかがですか。
いやいや、なんか世の中捨てたもんじゃないな。
結構感動がしました。
いやいや、めちゃめちゃいい話ですよね。
とっても大事な貴重な株を取っていく輩がいるのも。
いる一方でね。
いやでも実はすごい役所の人だったっていうことも分かり、
でも日本新聞の報道によって役所の方も分かって、またその経済産の息子さんもぜひうちの河童たちを貸しにというご提案もあったということで。
いいですね。
まあいろんな河童、経済産のところだけじゃなくてね、いろんな河童がおっても面白いですよね。
そうですね。
あなたの病気につきます。いっぱい河童を全国から持ってきてほしいですよね。
いいですね。
よろしくお願いいたします。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
はい、今回は室見川癒しの河童像どこへ?についてお届けしました。
花山さん、坂本さんありがとうございました。
坂本 ありがとうございました。
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