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2025-12-01 11:01

国立映画アーカイブ「映画監督 森田芳光」1

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サマリー

国立フィルムアーカイブで、森田芳光監督のレトロスペクティブが開催されている。彼の作品や展示が紹介されており、展示では『家族ゲーム』をはじめとする異常なシーンの再現や歴代ポスターが並んでいて、監督のこだわりを感じることができる。上映ではフィルムでの作品鑑賞が行われており、お得な価格で多くの作品を楽しむことができる。

国立フィルムアーカイブでの開催
こんにちは、ninjinkunです。
先週、木曜から日曜ぐらいまで、東京の京橋にある国立フィルムアーカイブという施設に前に通ってたんですけど、
これは森田芳光監督、レトロスペクティブが行われるということで、連日行ってきました。
森田芳光監督というのは、もう亡くなっている日本の監督なんですけど、多分有名なのは「失落園」とかになると思います。
私はもともと全然森田監督のことをおなじみがなくて、ただ、私が聞いているアフターシックスジャンクション2の
宇多丸さんがとても推している監督で、森田芳光全映画という本を出したり、
時々行われる解雇上映には毎節として参加されたりしているぐらい、
宇多丸さんが推しているので、自分もそこまでならと思って見に行こうという感じで見てきました。
以前に池袋の新聞でやってた、夏目漱石のそれからは原作の映画があるんですけど、
これを見たことがあって、これはすごく感銘を受けました。
もともとの小説も好きだったんですけど、本当にそれからが映像化されているっていうのがね、
まずビジュアルの作り込みはすごかったからな。
松田裕作さんが主人公なんですけど、あれは本当にちょっと歴史に残り一本なんじゃないかと思うぐらい、
それからめっちゃよかったんで、ただ一緒に見たソロ版作ってやつは意味がわからなかったんで、
しかもね、わりと近い、次の年に撮ったのかなぐらいなんで、
この監督めちゃめちゃ振り幅あるなっていうふうに思ってたんですけど、
今回は他にもいい作品があるということなんで行ってきました。
展示の内容
今回は展示と上映と2つがあって、
もともと国立フィルムアーカイブは常設展があるんですけど、
こちらでは日本の映画の歴史ですね。
特に機材とか、あとはその大統領とか、
その会社のね、がいろいろ設立されたり合併したり倒産したりするんですけど、
その後の歴史を扱っている歴史パートが常設展で、
こちらは前も見たことあって一緒だったんですけど、
後半が森田芳光監督特集パートになってて、
まず入ると家族ゲームっていう作品で使われている、
横長の机に家族が横並びに座って、
横並びになって飯を食ってるっていう異常なシーンが続く作品なんですけど、
その異常なシーンを再現できる横机があって、
ここに並んで家族ゲームごっこをしようやということなんでしょうね。
写真スポットのようでした。
あといろんな歴代ポスター。
ポスターもどれもかっこいいんで、
森田監督はデザインとかに相当こだわりがあるんでしょうね。
画面のコントロールもすごいから、
やっぱりこういう一つ一つのクリエイティブにもこだわっている様が伺えます。
あとはセットを作るときのメイキングみたいなものとか、
昔撮っていた商業デビュー前の8ミリフィルムと、
実際の商業デビュー後の作品がどういう関連性があるかを
研究したビデオとかね。
これは見応えがあって結構15分ぐらいずっと見ちゃいました。
他にも立ち止まって見る人も多かったですね。
なんとなくなって、
こじんまりはしてたんですけど、
結構ここだけで1時間ぐらい潰せるのでだというね。
藤子F藤代さんと組んだ
未来の思い出ラストクリスマスっていう作品があるんですけど、
これもすごい、
これ見たことあったわ。
これは良かったんですけど、
これのあの時の藤子F藤代さんの手紙とかね、
そういうものまで展示してあって、
なかなか楽しめました。
という展示があって、
フィルム上映の体験
上映が1日2つか3つぐらいあって、
本当は上映とか展示はね、
2、3週間前から始まってたんですけど、
ちょっと二の足を踏んでて、
今回終わり際にどとどと何日か行ったんですけど、
結局全部でですね、
今回は6本見まして、
1回ね、550円。
安い。
しかもフィルムで上映なんですよね。
最近だとデジタル上映がほとんどなんですけど、
ここのフィルムアーカイブは、
森田監督の作品のフィルムを保管しているらしく、
今回ね、しかも新しくプリントを上映用に焼き直したということなんで、
かなり気合が入った設備の上映がね、
たんと550円で見れるということなんで、
これはお得ということで、
いっぱい見てきました。
6本全部喋るとちょっと長くなりそうだから、
2回に分けて喋るかな。
見たのは、警報第39条、
アシュラのごとく、
キッチン、
マミア兄弟、
家族ゲーム、
僕たち急行、
A列車で行こう、
というのを見てきました。
他に見たことがあるのは、
未来のモデラストクリスマスと、
それからと、
ソロバンズクか。
他にも、
黒い家ってやつとか、
デビュー作のようなものとか、
あとは、
そうか、
失落園とか、
この辺り見たことがないんで、
今回はね、
ちょっと都合で見れなかったんで、
また、
UNEXとかでね、
見れるんで、
見ていこうと思います。
じゃあ、
前半3本か2本喋って、
10分ぐらいで納めようと思うんですけど、
警報第39条が、
これはめっちゃ面白かったですね。
これは有名な、
森田監督の中でも有名な作品らしくて、
ある犯行を犯した犯人が、
神経衰弱とか心身喪失の場合は、
罪に問われないという法律がね、
警報第39条があるらしいんですけど、
この犯人が、
かなり定期を意思しているというか、
二重人格のようなことを、
言動をしていて、
どうも別の人格が殺人を行ったらしい、
ということで、
実際この裁判が行われていく過程で、
その被告人の精神鑑定をするカウンセラーの人が、
鈴木評価さんが言っているんですけど、
このカウンセラーと被告のやりとりというか、
この二人が主人公という感じですね。
もちろん実際どうだったかというのは、
ネタバレになることなので控えますけど、
これは本当に緊張感の作り方がめちゃめちゃ上手くて、
良かったし、
この被告が殺人を犯した人が、
鈴木真一さんが演じているんですけど、
この人の演技も本当に白心でしたね。
やっぱり二重人格の演技なので、
だいぶ難しいと思いますけど、
すごかったですね。
これは人に誰でもオススメできそうなサスペンスだなと思いました。
他の作品も共通するんですけど、
森田監督はトーンというんですかね、
全体のルックもそうだし、
テンポもそうだし、
音楽もそうだし、
とにかくこの世界観をずっと見ていたいと思わせる、
そういう引き込み具合がすごくて、
こっちの集中力も全然乱れないんですよね。
どんなに変な作品でも、
このトーンだけで見れるなっていう、
そういう独特の緊張感を作るのがすごく上手い人だなと思っていて、
この刑法第39条は、
とてもそれが上手く出ている作品だと思いますね。
次がアシュラのごとく。
これは元々、
向田邦子原作のテレビドラマを、
たぶんこの映画は2003年で、
テレビドラマはもっと昔だと思うんですけど、
それをリメイクした作品ですね。
近年だと、
ネットフリックスで、
小枝裕和監督がさらに、
ネットフリックスのシリーズとしてリメイクしていて、
あっちもすごい良かったんですよね。
それも前、コミュニティで喋ったことあるんですけど、
それの前の映画化にあたる作品ですね。
これは、4姉妹が主人公で、
お父さんに愛人がいることが分かり、
みんながそれで大当てするっていう映画です。
なんで、
ろくでもない人間たちがわちゃわちゃするという感じなんですけど、
この2003年版だと、
大竹篠袋木ひとみ、
深津恵里、
深田京子が4姉妹ということで、
めちゃめちゃ豪華なキャストですね。
正直、深田京子の演技はあんまり好きではないんですけど、
それ以外はめっちゃ良かったですね。
特に、大竹篠袋木のはっちゃけ具合と、
黒木ひとみの困りながらも、
楽しそうな感じとか、
めちゃめちゃ良いなと思いましたし、
こういう、
ある種の皮肉が利いたコメディみたいなのも、
この森田監督、すごい上手いなと思いましたし、
何度もニヤニヤしてしまうっていう感じの作品になってて、
すごい良かったですね。
小枝監督版は結構この系譜を上手くさらに、
現代版にアップデートしている感じもあったんで、
小枝監督版も良かったなというふうに思わせるような、
やっぱりこれを踏襲しているような気がしますね。
という感じで、
喋っていたら今何分くらいだ?
やっぱり見たものは全部喋りたいから、
もう10分を超えてしまったから一回ここで切ります。
ありがとうございました。
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