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こんにちは、ninjinkunです。
昨日見てきた映画、マミーというね、これは日本の映画ですけど、これの話をしようと思います。
これはドキュメンタリーでして、記憶にある人も結構いると思うんですけど、
1998年に起こった茅山独物華麗事件の被告の林増さんの親族のインタビューとか、
あとはその監督がいろいろ取材して、この林増さんの弁護団とか、
これは冤罪じゃないかと考えている人たちに取材をして、この実際の事件がどういうものだったのかとか、
本当にこの人が犯人なのかということについて、疑問を提出していくような内容の映画です。
で、私もね、この独物華麗事件はかなり鮮明に覚えていて、私は別に和歌山県に縁があるわけではないんですけど、
多分ね、中学生だったと思うんですけど、夏休みとか学校休んだりとかすると、
大体笑っていい友を見て、ごきげんようを見て、その後そのままテレビをつけているとワイドショーがね、流れるんですけど、
ワイドショーは連日この話題で持ちきりでしたね。
で、まずその起きた被害の大きさもありますし、
あとやっぱ、どういう動機でこの事件が起こったか全くわかんないっていうところがね、結構取り沙汰されて、
その中で、この林増美さんが捜査線上に出てきて、またこの人の何でしょうね、
正直言って、あまりにも犯人っぽい感じ。
よくマスコミに水を撒く姿とかがですね、カメラに捉えられて繰り返し流されたりして、
そのマスメディア全体がこの人が怪しいんじゃないかと、
しかもその前にヒスを使って夫と補填金詐欺をしていたという、そういう前の犯罪歴もあって、
まあその、この中で、この庁内で一番怪しいのはこの人だということで、結局本人はですね、認めないまま、
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あと動機も明かされないまま逮捕されて、死刑判決が出たっていうことですね。
で、まだ死刑は執行されてないんですけど、死刑自体はね、最高裁で確定、2009年に確定していて、
で、今その最新請求を行っているけど、認められていないっていう状態らしいですね。
で、そうですね、私も多分よくある視聴者の一人として、
ああ、なんかこの人が犯人なのかっていうふうに、なんとなくもあまり考えずに受け入れて、
そっか、でもなんかその動機が明かされなかったっていうことは、なんか結構覚えていて、
なので、なんでこの事件が起こったかは、闇の中なんですよね。
それは結構覚えてて、ただ、この人が犯人かどうかっていうのは別に特に疑ってないというか、
まあそういうものかなって思ったんですけど、この映画の中では、
この映画はね、その冤罪を疑う人側の映画なので、
例えば、火霊から検出された秘僧が、
その林家の家にあった秘僧と同一かを検証した。
その検証が、これね、スプリングアイドっていう、これサイクロトロンですよね、多分。
サイクロトロンって言わないのかな?
放射線を加速できる機械ですけど、これで放射線を当てて、
スペクトルを計測していることで、
その同一の秘僧かを判定するっていうことが行われているんですけど、
この判定をして、内容を別の京都大学の先生が検証したところ、
これはまず一種類の方法でしか検証してないっていう、
交差検証的なこと何もしてないっていうのと、
最終的に同一だって判定したのが、パターン認識によるって書いてあって、
結局、スペクトルの形を検証した人が見比べて同じっぽいっていう風にしたっていう、
っていう、なんて言うんですかね、結構ずさんな検証。
確かにスペクトルの形は同じに見えるんですけど、
その定量的な分析になってないんですよね。
なので、単純に比率を調べるとかしたら良さそうな感じがするんですけど、
そういうことになっていて、その両方の先生の言い分が出てくるんで、
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実際に検証を行った先生は資料の量も全然違うし、
多分量が回収できたものとそうじゃないものがあるんでしょうね。
なので、こういう方法でやって、私はこれで十分だと思うっていう風に言ってて、
でも、もう一人の分析のプロの先生からすると、
いや、これじゃいかんでしょうということになってて、
正直、どちらを信じればいいかっていうのは割と視聴者に委ねられてるんですけど、
そういう感じで、結構この検証大丈夫かっていう感じで進んでいくっていう感じですね。
ただ、それ以外にそんなに決定的に新しい証拠が出てるとかそういうことはないんですけど、
ただ、かなりいろんな推定によって犯罪が認定されているということは明らかになっていきます。
目的証言があった人も実際あって、それが結構決定的な証拠になってるんですけど、
それは林増美被告が過霊の蓋を開け閉めしていたっていう証言があるんですけど、
この証言もどこから見たのかっていう証言が途中で切り替わっていたり、
あとは実際にその見たとされる人の身体的特徴を価値させていくと、
被告ではなくてその娘さんの方ではないかということもどうも娘さんの方に符号するし、
これはそもそも証言として逮捕から在所の確定までの証拠をたるのかということには結構疑問が定されていくっていう内容です。
という感じで、私としては冤罪の可能性があるんだったら、しかも死刑っていうのは一回執行したら取り返しがつかないので、
やはり再審すべきだと思いますし、もしそこで何かしらが捏造されているのであれば、
それはきちんと明らかになってほしいなという気持ちはあります。
なので正直に私はこの材料だけで誰かを犯罪扱いすることも、そうじゃない扱いすることも正直できないんですけど、
こういう映画が提出した疑問はきちんと司法によって扱われてほしいなというふうには思います。
ちょうどこの前、冤罪事件でずっと戦っていた、なんていう方でしたっけね、
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あれは完全に警察が証拠を捏造したというふうに認定されて、それが最新請求で通って無罪になったっていうそういう判例がありましたけど、
ああいうこともあり得るので、やっぱりそういう事例を見ると、
例えば自分がその冤罪で逮捕されたらとか、自分の親族が逮捕されたらとか考えると、
やっぱりそこに対して何かしらもう一回ちゃんと捜査を行ってもらうとか、
そういう道は残されてて欲しいなと思うので、こういう映画が作られて疑問が提出されていくことは意味があるかなと思います。
結構この事件でその周りにいる人たちはだいぶ不幸になってしまっていて、
特に長女の方とかはだいぶ辛い感じな末路をたどるわけですけど、
その中でもこの中では長男の方が語り手として登場されていて、
さらにその被告の夫も登場していて、
彼らは基本的には被告の無実を信じているということで、
結構割と機にな人間として中で取材を受けている形になりますので、
なんとなくその彼らに感情移入してしまうところもありました。
ただ一方でその秘僧を飲んで保険金作業を働いているみたいなのは、
だいぶ自分の倫理観からすると外れたところにはあるので、
そんなにそこは異常だなというふうに思ってしまうんですよね。
実際に作業を働いていた夫が秘僧を飲んで入院して、
めちゃめちゃ大変は大変だけど、それで1億5000万とかもらえて、
これはちょろいと思ったみたいなことを言ってて、
そっかみたいな。
だからそれでもう家にはすごいお金が入って外傷とかめっちゃ来てたのを長男も覚えてて、
今から思うとみんなが家に来た人たちもどうやって保険金作業をするかの話をしてたのを、
今から思うとあれはそういうことだったんだなっていうので、
覚えてますみたいな話をしてて。
だからやっぱり普通の倫理観から外れている部分が一種ある人たちではあるけど、
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かといってその冤罪の可能性があるんだったらそこはちゃんと捜査してほしいっていうところですかね。
なかなか色々な気持ちにさせられる映画でした。
正直まだそんなにいろんな新しいことが見つかっているわけでもないし、
あとね、この映画ちょっとメタな視点もあって、
当時は報道の加熱が結果的に多分世論をある程度作って、
それが被告を逮捕に向かわせたっていうことはあると思うんですけど、
この映画を作っている監督もですね、
この報道の加熱側の方にこの映画を作りながら行ってしまうっていう描写が入ってて、
これがね、明らかにあえて入れてるんですけど、
これはどういうふうに表現されるか、映画をぜひ見てほしいんですけど、
そういうメタ報道批評にもなってて、
監督がやること自体は全く褒められないことなんですが、
そういう構造も結構興味深く見れるところはあります。
そんなにこれ公開規模めちゃめちゃ小さいんで、
私もシアターイメージフォーラムっていうね、
渋谷の気合が入った映画館と言わせてもらいますけど、
ここでしかやらないものがいっぱいあるんで、
たまに行きますけど、ここで見てきました。
でも8月3日に公開されてまだやってるからかなりロングランしてますね。
それだけ注目度が高い作品なのかなと思います。
かなりそういう実際の事件を扱ったドキュメンタリーということで、
興味がありそうでない人はバッテリ別れると思いますけど、
今ちょうど、こういうのはなかなか配信に来ないことが多いので、
私はこういうものは積極的に劇場に見に行くようにしています。
では今日は、昨日見てきた映画マミーについてお話ししました。
ありがとうございました。