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こんにちは、ninjinkunです。
とりあえず見た映画は、全部喋っておくシリーズ。
今日は、先週から公開されている
「お坊さまと鉄砲」というブータンの映画を見てきたので、その話をします。
ブータンの映画、私見るのは初めてなんですけど、
この映画は、ブータンがですね、2005年に国王がその領政権を手放して、
初めて民主的な選挙が行われるようになるという時代を舞台にしていて、
で、その、みんなね、選挙は初めてなので、
選挙がどういうものかとか、まずはその模擬選挙をやって、どういうものかというのを啓蒙しましょうっていうところから話が始まるんですけど、
で、そのとある村が舞台になって、そこにね、その模擬選挙を実施しに来る、
その政府側の役人の人ですよね、
の女性の、多分外国で学んだことがある風の女性で、英語もペラペラに喋れるという人が、
その村に、その民主的な主義を啓蒙しようとやってくると、
で、一方で村人は、選挙って何じゃと、
で、ラジオでね、その情報を聞いたり、テレビがある人は稀なんですけど、テレビでその情報を見たりしてね、
みんな興味はあるけど、よくわからんとなってると。
で、そこにですね、そのお坊さんがね、その村にいるんですけど、
この選挙のニュースを聞いたお坊さん2人いて、
1人はその師匠同士の方ですよね、ラマって呼ばれてたかな?
はい、多分役割だと思うんですけど、そのラマがその弟子に向かって、
これは一大事であると、
銃をね、2丁用意せよっていう風に弟子に言うんですよ。
理由は言わないっていう。
で、弟子はわけもわからずですね、銃を探しに行く羽目になると。
で、ブータンはどうもとても平和な国らしく、
まあ誰も銃なんか見たことないという感じなんですけど、
ある家がですね、銃を持ってるらしいと聞いて、
お坊さんは、その若いお坊さんはそちらに行くんですけど、
そこにちょうどですね、アメリカからそのクラシックな銃を求めて買いに来た人が、
どうもこの辺にそのクラシックな銃があるらしいと聞いて、
ブータン人の通訳を伴って現れ、
で、その2人がね、結果的に銃を取り合うというか、求め合う官邸になり、
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しかしそこでいろんなストーリーが展開していくという、
そして果たしてその森選挙はどうなるのか、
そして銃はどう使われるのかというところがね、ドラマになってるという話で、
これはね、いや面白かったです。
まあまずね、その民主主義が初めて導入されて、
選挙が初めて実施されるっていう状況自体が、
やっぱりその、自分のようにまず生まれたら選挙があったっていう国とは全然違うので、
まず新鮮ですし、でもその中で、
そのみんなね、選挙に巻き込まれていくんですけど、
一番メインの主人公のある家庭の夫婦と娘が一人いる家庭があって、
夫の方はですね、もう選挙に夢中になって、
何が何でもその革新派のね、人を堅そうとして、すごい運動をしてて、
で、奥さんの方は村長に頼まれて、
その文字選挙とかをね、手伝いとかをしに行くという形で巻き込まれていくんですけど、
奥さんのそのお母さんはかなり保守派を推してるみたいな感じで、
その選挙のおかげで、もう家の中が対立する派になるんですね。
その夫がその、しゅうとめさんに、こうしゅうとめじゃないか、
奥さんのお母さんに疎まれるというか、
あいつはあんな革新派を推してみたいな感じで関係が悪くなってるんで、
奥さんとしてはそこまで選挙に思い入れはないんだけど、
選挙のせいで家が分裂するのは困るっていう、そういう立ち位置で、
結構このね、奥さんがその、本当に民主主義って必要なんですかっていう、
で、その選挙を導入しに来るその役人の人は、
あのね、いろんな国でその人々は民主主義を求めて戦ってきましたっていうね、
で、その権利が今おれおれにあるんだから、
これは絶対いいものですっていう感じで実施しようとしてくるんですけど、
その奥さんは、でも我々が求めて、今まで求めてこなかったってことは必要なかったのではっていう、
私たちは今まで選挙がなくて十分幸せでしたっていうふうに、
むしろ選挙が来てからの方が人々がね、争うようになって、
その対立したり争うようになって、平和が壊れてしまったっていう、
私たちの幸せを返してくださいっていうふうにね、言うんで、
結構ハッとさせられるというか、なんかその民主主義って無条件にね、
いいものとして自分は肯定している方ですけど、
実はそうでもないかもしれないし、
まあだとしたらね、こう、なんで我々民主主義やってるんだっけとかね、
そういうことを考えさせられる内容になっていて、
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で、まあ日本もね、民主主義は、戦後民主主義はアメリカから与えられたものだし、
戦前の、戦前のはデモクラシーの結果も一応あるのかな、
まあでも全員が選挙権をね、持ってるわけじゃなかったですよね。
なんで、えっと、まあある種、
そんなに100%自分たちは勝ち取った民主主義をね、我々もやってるわけじゃないから、
なんかそういう意味でも、なんかね、そこから何か特に深い思考が導き出されたわけじゃないんですけど、
まあ一つ、民主主義国家に暮らす一人としても考えさせられる映画だったので、
これはとてもいい内容だなと思いました。
で、ただね、政治っぽい映画かっていうとそうではなくて、すごく全体的に明るいトーンで描かれていて、
しかもね、だいぶコメディな要素が入っているんで、
なかなかその銃が手に入らないヤキモキ感とか、
その銃を求めてやってくるアメリカ人も、
なかなか銃が買えるってなったら、
割とアワヤというところで買い逃してしまったりとか、
結構ね、そういう後は村人たちが選挙でね、
てんやわんやしてるみたいなのもだいぶコメディタッチで描かれてて、
とても見やすい作品ですし、
あのところをくすくす笑える感じになってるんで、
面白い作品に仕上がってると思います。
あとはブータンの景色もね、すごい綺麗に撮られてて、
映像はめちゃめちゃいっぱいですね。
あの、まあすごい金かかってるっていうか、
多分自然に景色が綺麗なんだなってところを自然に綺麗に聞いとったっていう感じで撮られてて、
なんか綺麗なとこだなっていう、
多分ちょっと高地というか、高いところにありそうな村なんですけど、
空気も綺麗そうだし、そうなんか植物とか花畑みたいなのがね、あったりして、
いやーなんか綺麗なとこだなっていう、
そういう素敵な印象を持てるようなところですね。
あとこの村ではそのお坊さんたちがね、すごい尊敬されていて、
このお坊さんたちはどうも調べたら、チベット仏教の僧侶らしいですね。
ブータンはチベット仏教を国教にしている国らしくて、
チベット仏教は日本にある仏教と同じ大乗仏教の系列なので、
なんとなくね、この僧侶の人の服にもなんていうかね、
完全に日本の元イコールじゃないけど、日本の僧衣似てるし、
なんか親しみが持てるなっていう雰囲気ですね。
なのでそのブータンのね、雰囲気もすごく良くて。
で調べたらブータンって人口が、
何万人だったかな、現在78万人なんで、かなり小さいですよね。
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京都市が130万人とかぐらいでしたっけ?
だから京都の半分ぐらいの、京都市の半分ぐらいの人口ってことだから、
本当に小さい国と言えると思いますけど。
世界一幸福な国みたいな出し方をしてるのは知ってたんですけど、
国民幸福指数みたいので測ってるみたいなのがあるんですよね。
それは前に何回聞いたことあったんですけど、
なんであんまりでもイメージはなかったんですけど、
チベット仏教を採用してる国で、
2005年に急に民主化と、
インターネットとテレビが導入されたのも2005年らしいんで、
すごいですよね。
その時までは鎖国に近いというかそういうことをやっていて、
なんで急激な近代化というのが、
今多分押し寄せている段階なんだと思います。
この監督がパオ・チョニンドルジ監督で、
ブータン出身だけど、教育を受けたのがアメリカで政治学を学んだらしく、
両親の仕事の関係で海外に結構いたらしいので、
ある種外の目からブータンを見ているという感じで、
こういう作品を作りましたという感じらしいですね。
調べたらね、今41歳で私と一個時代違いなんで、
でもかなり力がある監督だと思いますんで、
しかも今後もブータンを舞台にした映画を作ってくれるといいなと思いますね。
2年前に公開されたブータン山の教室というのも、
3年前か撮ってるらしいんで、これも見てみたいですね。
パオ・チョニンドルジ監督、今後も注目していこうと思います。
お坊様と鉄砲というポスターもすごい絵で描かれていて、
お坊さんが鉄砲を肩に担いでいるビジュアルで、
なんだって思わされるし、
絵としてもキュートというか、
かわいい、柔らかい、優しいテイストで描かれているポスターなんで、
このビジュアルもいいですね。
あとは最後のエンディングを見てたら、
結構この映画、台湾の映画インフラを使ってるっぽいですね。
多分ブータンの中には映画産業時代がまだあまりないっぽいので、
しかもブータンはプロの俳優がいないから、
結構現地で演技未経験の人を使ってるらしいんですけど、
全然そんな風に見えなくて、とてもいい感じに見えましたね。
そんな感じで、今公開中ですので、
ブータンという国に触れるという意味でも、
民主主義とか選挙というものをね、
特に今年は選挙イヤーでしたから、
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そういうものを考えるという意味でも、
あとは単純に、クスッと笑えるコメディを見るという意味でも、
この映画はとてもいいんじゃないかなと思いましたので、おすすめです。
今日はブータンの映画、お坊様と鉄砲についてお話ししました。
ありがとうございました。