カナダのバンクーバー近郊在住のソフトウェアエンジニア、ujihisaくんと収録しました。テキストエディタのVimの祭典であるVimConfとスキーリゾートのウィスラーでスノボをする話をしています。
サマリー
宇治久さんがVimConfの東京でのイベントについて熱心に語り、Vimの開発コミュニティの未来とビジョンを共有しています。その後、カナダのウィスラーでのスノーボードの魅力や体験を交えながら、素晴らしいウィスラーへの訪問を勧めています。
VimConfの魅力
ujihisa
こんにちは、ninjinkunです。 こんにちは、ゲストのujihisaです。
今日はバンクーバーから、ujihisaくんが来てくれました。 イエーイ、来てます。
ninjinkun
ujihisaくんは、Vimというプログラムを編集するエディターというプログラムの非常に熱心なファンと言っていいですか?
ujihisa
非常に正確な表現です。
ninjinkun
その熱心なファンで、そのVimのイベントであるVimConfというイベントが東京で開かれたんですけど、
それの主催の一人として来日されたそうです。
ujihisa
結構イベントの運営頑張りました。疲れました。
ninjinkun
ujihisaくんは発表はしなかったけど、いろんな人ととにかく交流するという感じだったんですかね。
ujihisa
そうですね。キーノートスピーカーとか、海外から招聘したいろんな人を連れて案内したりとか、
カンファレンス中にいろいろ誘導したりガイドしたり、本当に様々な対応をしていました。
ninjinkun
何か面白い発表はありましたか?
ujihisa
ありましたね。まず前提としてVimの作者のグラム・ムリナさんは去年亡くなったんですよ。
グラムさんから明確にこの人は後継者だというのはなくて、
みんなでそれがあってから議論してどうするかみたいな話をして、
クリスチャン・ブラガントという人が何のり出てくれたんですよ。
もともとVimに継続的にコントリビュートした方なんですけど、
その人が亡くなったグラムさんの仕事を自ら採掘して引き継いでやるっていうのをこの1年間行ってきて、
今回Vim Confでその発表をお願いしました。めちゃくちゃ良かったですね。
ninjinkun
それはどうやって偉大なレガシーを引き継ぐかみたいな、
自分でまたチームというかコントリビューターの人たちをオーガナイズして、
新しいビジョンを示すみたいなことを彼がしたってことですか?
ujihisa
その通りです。彼は発表でこんな風に言ってました。
Keep the development community healthyみたいな感じで、
今後もみんながコントリビュートできるような環境を継続して保つために、
例えばCIとか、そもそもVimの公式ウェブサイトのSSLを更新するとか、
Vimってウガンダに寄付するチャリティウェアなんですけど、
寄付の受付を対応する業務の引き継ぎをするとか、
そういう目に見えない、しかもドキュメント化されていない仕事が膨大で終わったみたいですね。
ninjinkun
なるほど、じゃあメインでバリバリコードを書くというよりは、
どっちかというとめちゃめちゃ雑用ですね、言い方としては。
ujihisa
その通りです。ちなみに普通にコミット量もこの人めちゃくちゃ多いですね、Vim本体の。
ninjinkun
じゃあコードもめちゃくちゃ書きつつ、
そういう周辺の寄付とかのハンドリングをしつつっていう感じで、
彼はフルタイムのコミッターなんですか?
ujihisa
Vim関係にはフルタイムのコミッターはいないんですよ、恐ろしいことに。
ninjinkun
じゃあおそらくは何らかの本領がありつつ、
彼はその余暇の時間でそれをやっているかもしれない。
ujihisa
その通りです。ちなみにブラムさんもそうでした。
ninjinkun
すごいですね、Vimというのは世界的に人気があるソフトウェアなんですけど、
それがかなりその方々と、言ってみると手弁当で行われているということですよね。
ujihisa
そうです。今回その方が取りまとめをしてくださっているんですけれども、
コントロールイベントする人自体は結構たくさんいて、みんなの力で成り立っているという感じですね。
ninjinkun
新しい人は何ていいますか?
ujihisa
クリスチャンさん。
ninjinkun
クリスチャンさんはビジョンみたいなものを示したりするんですか?
Vimを今後こうしていきたいとか。
ujihisa
基本的にはまだ引き継いで1年なので、大きくこうしたいというのはまだこれからなんですけれども、
やはりさっき言ったように、みんなの開発を止めることがないようにというのが一番の目標ですね。
あともう一つは、これまで一切ドキュメント化されていなかったプロセスとかも
ドキュメントすることによって、彼自身がもし今後仕事ができなくなっても
他の人が引き継いでいるようにというのが今一つの当面のゴールとしています。
ninjinkun
なるほど。なんか前任者から引き継いだ、
彼の俺と同じ思いを後輩にさせまいとする気概を感じますね。
ujihisa
まさにそうですね。あれは本当に良かったです。この発表が。
ninjinkun
なるほど。ありがとうございます。
じゃあビムコンフはすごい楽しかったようで、
スノーボードの話
ninjinkun
あとなんだろう、スノーボードの話でもしますか?
ujihisa
しますかね。笑い飛びますね。でも大事な話ですね。
ninjinkun
藤沢くんはですね、カナダのバンクーバーから少しちょっと行ったところにある
ミスラーというスキー場の割と近くの町に住んでいる。
ujihisa
そうです。車で42分ぐらいのところに住んでいます。
ninjinkun
それはスノーボードがめちゃめちゃ好きだからということであってますか?
ujihisa
その通りであっています。夫婦で一緒にやるので。
ninjinkun
なんで毎年冬になるともうとにかくスノーボードに暇くる生活をされている。
どれぐらい頻度で行ってるんでしょうか?
ujihisa
大体週に5日もしくは3日から5日の間行ってますね。平日だけです。
ninjinkun
週に3日から5日ってことは仕事が始まる前か始まった後にも行ってるってことですね?
ujihisa
その通りですね。仕事の前に行ってます。
ninjinkun
じゃあ仕事の前に行ってどれぐらい滑るんですか?何時間ぐらい?
ujihisa
実は結構滞在時間としてあまり長くなくて、短い時で1時間時もあるし、
大体2時間から4時間の間に収まることが多いですね。
ninjinkun
結構短いですね。月に行ったら半日ぐらいだ。半日滑って帰ってきて仕事するっていう。
ujihisa
そういう感じですね。体力もついに万端でやるし、朝一番ってちょっと空いてることが多いし、雪も割れていないので。
ninjinkun
いい雪は確かに朝一で行くといいですね。
ujihisa
最初に楽しむっていう感じでやってます。
ninjinkun
確かに。それ聞くとめちゃめちゃいい生活ですね。羨ましい。このビスラーの魅力は何ですか?
ujihisa
規模感ですね。北米にはいわゆる雪山がたくさんあるんですけれども、
ビスラーブラックホームは北米で一番規模がでかいリゾートなんですよ。
なので規模がでかいっていうのは横だけじゃなくて、標高差、一番上と下の差も広いので、
例えばこの日は天気、気温が高めだから、夜中も標天下であるような日上の方の標高の雪が良いとか、
逆にこの日は風が強くて、曇ってて視界が悪いから、下の方の方がよく見えるとか、
その日によってコンディションの良い場所を選べるのが良いですね。
ninjinkun
なるほど。そういうのを選べるっていうのは確かにOTならではの、
今日はここは微妙そうだけど別のところでっていう選択肢が柔軟に取れるのは非常にいいですね。
ujihisa
これはかなり重要ですね。常に安定してどこかで自分の関心のある練習ができるので、
今日はトリーランの練習がしたいとか、今日は広いコースでカービングの練習がしたいとかね、そういうのができます。
ninjinkun
素晴らしいですね。私もね、ウィスラーは夏のウィスラーって言ったことあるんですけど、冬は行ったことがないので、
ぜひ一回ね、私もスキーはやるので滑ってみたいなと思います。皆さんにもウィスラーお勧めでしょうか?
訪問を勧める
ujihisa
お勧めですね。気軽に行きましょう。最近ジップエアーが出て、
SCCの格安航空便の東京、成田からバンクーバーまでがかなり安く買えるようになったので、
毎夜気軽に来れるようになったと思います。
ninjinkun
ありがとうございます。じゃあ今日はこの辺りで、皆さんぜひVIMを使いVIMCONFに行き、
そしてウィスラーに行ってスキーやスノーボードをしましょうという感じでしょうか?
ujihisa
そうですね。そんな感じです。
ninjinkun
はい、ではありがとうございました。
ujihisa
ありがとうございました。本日のニンジン君恋日記は東京の弥生県にてお送りします。
ninjinkun
はい、弥生県でした。ありがとうございました。
07:35
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