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2024-12-12 18:44

書籍「韓国映画から見る、激動の韓国近現代史」

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最近読んだ崔盛旭著「韓国映画から見る、激動の韓国近現代」について話します。

紹介されていた中で見たい映画

サマリー

本エピソードでは、韓国映画を通じて激動の韓国近現代史が語られています。著者のチェ・ソン・ウクによる著書を基に、韓国の歴史的背景や映画との関連性が探求され、多様な作品が紹介されています。書籍『韓国映画から見る、激動の韓国近現代史』においては、韓国映画を通じて見える近現代史の影響が論じられ、特に儒教社会における男性像が強調されています。また、映画監督たちの作品に反映される社会問題への意識についても触れられています。

韓国近現代史の映画的探索
こんにちは、ninjinkunです。
最近結構忙しくて、ずっとやっている親会社とのシステム統合が、割と過強になってきて、
また向こうのチームとやり取りが始まりまして、
アメリカの東海岸側に主にいるチームとやり取りを基本的なチャットでしているんですけど、
そうなるとこっちが送ってから、向こうの夜ぐらいに返信が返ってくるんで、
基本的には急ぎなければ夜は見ないんですけど、
それでも気になって寝ちゃったりすると、寝る前に頭が動き出しちゃったりするんで、
できるだけ見ないで寝たりしてますが、そんな感じで仕事を粛々とやっております。
今日は、この前読んだ本の、
韓国映画から見る激動の韓国近現代史 歴史のダイナミズム その光と影という副題がついてて、
チェ・ソン・ウクさんという韓国出身の方が書かれた本です。
今年は私にとっては、韓国近現代史元年と言いますか、
映画による国際関係の理解
ホッタンは見た映画、ソウルの春という映画を今年見て、
とても面白い映画で感銘を受けたんですけど、
そこから森氏さんに教えてもらった、1987ある戦いの真実という映画を見たり、
この前はKCIAのナムさんの部長たちを見て、
さらに元大統領のドキュメンタリーを見たりして、
かなり韓国近現代史に関心が映画をきっかけに向いた年だったんですけど、
そしてまさに今ニュースをご覧になっている方は、
韓国は最新の大統領の非常宣言でかなり大変な状況になってますけど、
どういうことか明らかになるまでは、私も静観しているというか、
特に何もできないんですけど、
でもやっぱり韓国に大統領がこれだけ権限が詰まっているのは、
やっぱり今でも北朝鮮と停戦中という、休戦中かという事情が多分深くあると思いますので、
そういう歴史的な背景もある程度頭に入っている状態でニュースを見ていくと、
なかなか本当にどういう背景で起こったかまだよく分かっていないところですが、
韓国の政治というのもなかなかすたまじいなというふうに思いますね。
そうだ、この本ね。
この本は前から読みたかって図書館でリクエストというか予約してたんですけど、
ちょうどこのタイミングで回ってきたんで読みました。
この本は、
この韓国出身の著者の方が今日本に在住らしくて、
この方は1900何年生まれだったかな、
1969年生まれなのでかなり韓国の民主化を間近で見てきたタイプの人ですね。
ちょうど大学生のあたりでデモとかそういうものが盛んだ時代に当たったらしいです。
この方はその後日本に留学して日本の映画を勉強して、
いろんな大学で非常勤講師をされている方らしく、
この方が日本語で日本の読者に韓国の映画を歴史を軸にしながら紹介するという、
雑誌に載った連載をまとめたものらしいですけど、
かなりいろんな映画をカバーしてくれていて、
私もこの中から見たいというものがいくつも出てきましたので、
映画ガイドとしてかなりいい本じゃないかなと思います。
章立てが最初に韓国と第一章、韓国と日本、アメリカ、北朝鮮という、
この韓国を取り巻く主な国との関係が映画を通して説明されていく章があって、
韓国にとって、まず日本は元植民地にした相手だし、
アメリカはその後韓国を実質的に支配してから、
その後今もバックアップをしている国ですし、
北朝鮮は当然朝鮮から半分に分断されて、
それで今でも休戦中の相手なので、
非常にどの国も強い影響力を韓国に持っているわけですけど、
そういう外国との関係を描いた映画が紹介されて、
第二章が軍事独裁から見る韓国現代史、
ここが私が今年ハマったあたりですね。
独裁政権が続いて、幕政権、張政権、
だからこのあたりで私が見てCIAとか、タクシー運転手とか、
1987ある戦いの真実とかこのあたりが取り上げられています。
現代の問題を描く映画
第三章が韓国を分断する者たち、
このあたりでもうちょっと現代的な話で格差とか、
あと受領的男性社会っていうのは面白い切り口でしたね。
とかマイノリティ。
第四章が韓国の今を考えるっていう、
割と最新のテーマを扱った映画が取り上げられています。
という感じで結構多岐に渡る感じで、
なんでタイトルは激動の韓国現代史というタイトルですけど、
かなり現代的な進行中の問題も扱っていて、
これ一冊あれば映画を軸に韓国をかなり俯瞰して見れるんじゃないかなと思います。
しかも韓国人の方が書かれているんで。
この中で私も見てない映画の方が多いんですけど、
結構いろいろ面白そうな絵がいっぱいあって、
何見たくなったかな。
まず高知戦、これは絶対見たいですね。
これは朝鮮戦争時代の北朝鮮と韓国の攻防戦を扱った映画らしくて、
これはかなり見ごたえがありそうです。
戦争ものだし、歴史文でもあるという。
これは絶対見たいですね。
弁護人、これ面白そうですね。
仕立てられた赤のために戦った人権弁護士のむひょん元大統領。
かなり人気があった大統領ですけど、
検察に追い立てられて自殺してしまった大統領ですね。
この方が人権派弁護士出身ということで、
どういうふうに彼が人権派弁護士になっていったかということを扱っているらしく、
これは興味がありますね。
あとこの国家が破産する日っていつも見たいですね。
韓国が民主化して、しかもかなり豊かになってワーってなったとこに
IMF通貨基金っていう国が破産しそうになったので、
このIMFへの介入を依頼して、
その結果かなりいろんな会社が倒産したり経済の混乱が起こったということらしく、
その辺りを扱った映画らしいです。
ここは1997年だから私がティーンエイジャーの頃ですけど、
ニュースで言ってた気はするけど、実際何が起こったか全然知らないので、
これはちゃんと見てこの辺りのことを知りたいですね。
この著者の方も通貨基金にIMF通貨基金で巻き込まれたというか、
ちょうどその時に就職した直後だったらしいんですけど、
会社がリストラを観光しだしたので、
そこで退職金もらって辞めて日本に留学したみたいな、
かなり運命を狂わされたそういう事件というか、
歴史的なイベントだったっぽいので、
この辺りも著者の方は結構自身の経験も交えながら書かれています。
こういうふうにしてご自身の経験を書かれているので、
単純にその映画の紹介とか批評だけじゃなくて、
実際自分に何があったかという位置、
韓国に住んでいた人の視点としても、
いろいろ解説があるのもこの本の面白いとこかなと思います。
あとは、
82年生まれキム・ジーンはこれ見ましたね。
すごい映画だったな。
これはいろんな人に見てほしいですね。
キングメーカー、大統領を作った後、
これ見ようと思ったけど終わっちゃったんだよな、いつの間にか。
いやー見たい。
あとね、殺人の追憶ね。
ポンジュノのやつこれも見てないから見たいんだよな。
などなど。
あとここで紹介されてた、
DP、脱走兵追跡官っていうね、
これNetflixのドラマシリーズなんですけど、
これは前から気になってて、
どっかで見ようかなと思ったんで、
ここで紹介されてて、
とりあえず第一話は見たんですけど、
これは面白い感じですね。
韓国は徴兵制がありますけど、
徴兵されてからもう脱走する兵士がいて、
その兵士を追跡する役割の兵士がそのDPって呼ばれてるんですけど、
そのDPを中心にしたストーリーという、
韓国の兵役とか、それに抗う若者とか、
あとはなぜかお金持ちは結構兵役逃れをできてたりとか、
そういういろいろな裏というか、
そういう事実があるらしいんですけど、
そういうものを描いていくようなので、
これはシーズン2までやってるらしいんで、
この本を見ようかなと思っております。
こんなとこかな。
あとこの本はですね、
私が好きな韓国の監督で、
イ・チャン・ドン監督っていう監督がいて、
一番有名なのはバーニングっていう、
村上春樹のナヤを訳っていう小説を原作にした、
でもかなり書いてますね。
作品があって、
これ私すごい好きな映画なんですけど、
イ・チャン・ドン監督にフォーカスした監督の解説のコラムもあって、
なので、
これは私、
イ・チャン・ドン監督去年開講展というか特集があって、
結構昔の作品がリマスターされて劇場でかかってて、
韓国映画と社会問題
何本か見に行って、
ポエトリー・アグネスの歌とか、
ペパーミントキャンディーは結局配信で見たんだったかな。
あとは何だっけ、
すさまじいオアシスか、
シークレットサンシャインね、
これもすごいいいですね。
っていうね、
一連の映画を劇場で見て、
あとそのイ・チャン・ドンアイロインの芸術っていうドキュメンタリーが、
その同時期に公開されて、
これも見て、
そこの中で監督自身がかなり公衆辞典ですね、
CJドライバーで書かれる、
大学生たちがデモを起こした結果、
軍によって暴力的に鎮圧され死者も出たっていう事件に、
かなり影響を受けていて、
監督がその公衆辞典の時に、
大学生だったんですけど、
適当にだらだら友達と酒とか飲んでた時に、
その辞典のことは捨てられてたんで、
何も知らなかったんですけど、
その辞典のことを知って、
自分がふわっとした大学生活を送った時に、
そんな体制に抗って、
殺された人たちがいたっていうことに相当衝撃を受けたらしくて、
いろんな作品の直接的な面としては書かれてないんですけど、
作品にそういうことが織り込まれてるってことを言ってて、
それがこのコラムでも取り上げられてました。
なので、一安堂について結構言及されてて嬉しいというのがありますね。
あとは、これも私が地味に好きな監督で、
これは私、この取り上げられてるハッハッハってやつは見たことなかったんですけど、
これは何監督だったかな?
あ、ホン・サンスだ。ホン・サンス監督ね。
ホン・サンス監督の作品は結構コンスタントに毎年公開されてくんで見てるんですけど、
結構どうしようもない人たちが、
しかも主人公は映画監督っていう、多分監督自身の当社だと思うんですけど、
適当に酒を飲んだり、どうしようもないレーンをしたり、
奥さんに振り回されたり、いろいろするのが大体主な作品で、
特にめちゃくちゃ劇的なことは起こらないんですけど、
そういう独特の味わいの監督がいて、しかも多分全部すごい低予算ですね。
そういう監督なんですけど、
この監督が取り上げられてて、ホン・サンスと思ったら、
この批評の中では、結構どうしようもない男性が出てくるっていうのは、
韓国映画では結構珍しいというか、
これは韓国の男性の中では良しとされない。
韓国というのはすごく儒教的な社会だし、
その影響で男性優位的な社会でもあるし、
男性にかなり強い男性としてのスタイロタイプが求められる社会という現状があるらしくて、
その中ではこのホン・サンス監督が描く男性像は、
基本的には割とどうしようもない、
非生産的な人間が多いんで、
これはこれで、
社会に抗ってるというふうに見ることもできるみたいな感じで、
なるほどなと思って、そういうふうに考えたことなかったんで、
これは確かに韓国を実際に知ってる人の意見だなと思って、
単純にどうしようもない映画が出てきて面白いなと思って見てたんですけど、
これは良い視点をもらったなと思いました。
こんな感じで、
特にこの儒教社会っていうのは、この本には繰り返し語られていて、
この儒教社会、私もそんなによくわかってないんですけど、
道徳をかなり強く求めてくる儒教というのは、
その中で基本的には儒教の真髄というのは服従であると、
だから王に対する服従、親に対する服従とか、
そういう誰かは誰かに従っていくようなことを矯正していく教えになっていて、
その中で例えば親の存在は絶対とか、
家庭の中では男の子がすごい徴用される。
例えば姉妹と男の兄弟がいたら、
基本的にはお金が限られていれば男の方が優先的に大学に入れられて、
女性の方にはその大学進学のお金は回ってこないのが普通であるとか、
今はさすがにちょっと変わっていると信じたいですけど、
そういうかなりすごい男尊女子社会が続いていて、
それが全て儒教社会から来ているということをこの方は解説されていました。
この儒教というのも私はそんなに分かっていないところなので、
日本にだって儒教の影響はあると思いますけど、
韓国はそれがかなり強い社会だというふうに言われていましたね。
そういう儒教という軸を教えてもらったのもこの本のおかげかなと思います。
はい、こんな感じかな。
だいたいこの本から学んだことはしゃべったと思いますので、
これ買いたいな。買おうかな。
図書館で借りたんですけど、
これは買って手元に置いといてもいい本だなと思いましたね。
全然Tindleとか電子でもいいですし。
あとこの中で出てきた絵が誰も見たいのばっかなんで、
フィルマークスってアプリでポチポチポチと見たいやつはクリップしておいたんで、
これからだいたい配信で見れるものが多いので、
時間があるときにここで教えてもらった絵画を見ていきたいなというふうに思います。
はい、それでは今日は書籍、韓国映画から見る激動の韓国近現代史、
儒教社会の影響
昔のダイナミズム、その光と影、チェ・ソン・ウクチョについてお話ししました。
ありがとうございました。
18:44

コメント

ペパーミント・キャンディーは韓国人の人からも勧められて、近々見たいと思ってます。Amazonプライムにあるうちに

ninjinkun

イ・チャンドン作品は外れないのでぜひ!

コーノ
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