2025-06-10 08:31

エネルギー・イールドカーブ・コントロール(kWh-YCC)──新時代の金融政策の提唱|2025/6/10

植田総裁発言「利下げで経済刺激の余地は非常に限られている」の真意は?

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今日は、2025年6月10日の日本時間の午後5時20分、夕方になります。
引き続きまた電力の話をしようかなと思っていたのですが、
劇変緩和という言葉を考えた時に、確かに緩和という言葉が入っているなと思って、
劇変というと、どういう考え方でこのネーミングにつけたのかなというところで、
急激な構造変化、再エネ化・電化・脱炭素化・価格上昇で市場や生活者に衝撃が絶えないように
急速に平滑化する政府介入という意味らしいのですが、
これをよく考えると、電力需要が急激に拡大する新しい時代における電力金融緩和という意味を
ある種込められているのかなというのを考えていたのです。
なので、電力金融緩和というものがこれから始まってくるのではないかとずっと考えていました。
そうなった時に、まず電力価格を抑えることが
政府としても、中央銀行の考え方としても重要になってくると思うのですが、
電力価格を抑えることによって消費を活性化させて、経済活動をより円滑に進めていくというような状況です。
それが今、劇変緩和として、政府の補助金として電力価格を抑え込んでいるというところだと思います。
アメリカのデータで見ると、今のベースで言うとマネタリーベースとM2ですね。
マネーストック割る電力消費量のところで単価で言うと5ドルぐらいになるのです。
5ドルになって10セントなので、5ドルじゃないな、5.5ドルぐらいになるのです。
その中で電力価格が10セントとかになるので、大体2.5パーセント、15セントで5.5ドル、15セント割る、
おそらく5.5ドルに対して電力の実際の1kWhの価格が15セントになるので、
それで計算すると、おそらく商品の売り上げに対して2.7パーセントとか2.5パーセントのコストがかかっているのです。
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おそらく電力に関して。ただそれだとおそらくダメで、これを2パーセントに抑え込む必要があると思うのです。
そうなってくるとどうする必要があるかというお話で、マネーストック、マネーサプライを増やすか、電力価格を抑えるかになると思うのです。
マネーサプライを増やすというのは、今の現状においてそこまで積極的に、もちろん徐々に基本的には6パーセント程度増やすことは変わらないのでしょうが、それ以上大きく増やすとインフルになるので、
そういう意味でいうと、電力価格を抑え込むというところが、物価と電力コストの比率を2パーセントに保つという意味ですごく大事なので、もしそれが2パーセントより下回るとさらに電力金融緩和状態になると思うのですが、
それが結構今後の経済活動、経済の発展を予想する上で、今緩和相場なのかどうなのかという判定においても大事になってくると思うのです。
そうなった時に結構大事な戦略というか、中央銀行がもしこの電力市場に介入するようになる、電力金融緩和を中央銀行がまたしてもやるようになるとなった場合には、このエネルギーイールドカーブコントロールみたいな新しいYCCが出てくるんじゃないかなと思っていまして、
このキロワットアワーの単価を押し下げるために市場介入をするという考え方ですよね。なので、電力関連であったり、エネルギー関連の社債を買い入れるとか、電力先もの市場に介入するとか、そういうことが今後起こり得るんじゃないかなと思っています。
直近ですね、ヨーロッパのほうで電力先もの市場、これが結構今取引が活発になってきているみたいで、EXXですかね。
そういう意味で電力先ものの需要は今後増えると思うんですよ。やっぱりこのセセイアイによるデータセンターのところの電力需要に対応する形で、いかに先もの価格で電力額を平時するかという需要も高まってきているので、そういった新しい先もの市場の活発化というのはあると思いますし、そこに中央銀行が入ってくると、
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多分スプレッドがまた薄くなってくるので、巨額なレバレッジがかけられて薄いスプレッドをまだ取りに行くという新しいハイレバレッジ取引というのがまた横行するような気もするんですけど、
そういう意味でいうと次の大きなショックというのは、そこが発端となって、何かしらのエネルギーショックによって電力価格が中央銀行が抑え込める状況でもなくなって、爆発的に電力価格を落とした瞬間にどこかのファンドが弾けるとか、そういうことがもしかしたら将来的なエネルギー金融危機として起こるかもしれないんですけど、そういうのを考えていました。
ちなみに今日、上田総裁が発言してたんですけど、その中で上田総裁も何か気づいているような気がしていて、金利乗り下げとかそういった金融政策によって成長を支援することに関しては、現時点においても効果は限定的であるという発言をされていて、
それってより深読みすると、今はマネーサプライズで成長を支えるフェーズではなくなっていて、電力供給というものがすごく重要なフェーズになっていて、経済活動において何か支えるポイントになるのは、この電力価格のコントロールであって、電力供給を安定化させて電力価格を抑え込むことが重要なんだということを、
心の中で思っているんじゃないかなと思うんですよね。なので、本当に新しいフェーズになってきているんじゃないかなというのをずっと考えていたというところになります。
最近、日経平均はどうなるかちょっとわからないですけど、今日38,400円くらいまで一回行って、途中で半戦が売られたのかしらないですけど、それで落ち込んだというところなんですけど、
そういった電力関連のところを考えながら、今日また米中交渉、論論時間は10時からありますので、それを待ちながらマーケットを見ていければなと思います。
本日は以上になります。では私のコンテンツ、ロングプットするイメージでフォローいただければと思います。それではまた明日。
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