2025-05-23 08:32

日経平均 無風の裏側で──金不足の警告とスワップスプレッド取引への予兆| 2025/5/23

静けさ、無風は無関心?

サマリー

2025年5月23日の日本市場では、日経平均が小幅に上昇していますが、ボラティリティは低下しており、警戒感が漂っています。また、ECBが金不足について警告を発しており、スワップスプレッド取引にも逆風が吹いている状況です。

日本市場の動向
今日は、2025年5月23日、日本時間の19時32分になります。
今日の日経平均の割には、37,160円ということで、前日費の0.47%上昇したというところになります。
久しぶりの上昇、2日ぶりですかね。2日ぶりの上昇ということになりました。
ボラティティインデックスが24.48ということで、昨日よりは下がった形になっていますけど、
20代中盤というところなので、警戒心を持っておいた方がいいのかなというところになります。
値上がり目指すと、久しぶりに2,000目から超えたというところなので、金曜日強かったのかなというふうには思っています、全体としては。
ただ、あまり大きく動かなかったので、全体的には様子見姿勢が強いのかなとは思っています。
関税交渉が30日にまたあるということなので、そのあたりのイベントもあるのか、何とも言えないような相場環境なのかなというところですね。
PRは15.35と、こちらは昨日よりも若干またEPSが下がっていまして、本日のEPSで2,420円というところになりました。
全体としてはそうですね、あまり変わり映えしないような数字で金曜日終わったのかなと思っています。
ただ、注目すべきはろうそくの足のところをお話ししようと思いますけど、
今回、4月の旧楽から元のレンジに戻るかなというお話をしていたんですけど、
終足ベースではそこに戻らずに、37,800円から40,000円のレンジは回復できずに、
今、その下のレンジのところで終足は因線で終わってしまったというところになりますので、
そういう意味でいうと、この戻り相場というのは戻り高に売られたような形に現時点では見えるのかなというのが率直な印象ですね。
そんな感じで日本株に関しては、まだ警戒心を持っておいた方がいいのかなという環境かなと思っています。
再建のところは、今日は若干再建資料は昨日よりは落ち着いているのかなというところではあるんですけど、
ただ、30年近利のところは3%を維持しているような状況なので、
ちょっと再建資料も注意した方がいいのかなというところですね。
比較的、金曜日ですけど落ち着いた感じでは映っています。
国際市場の警告
アメリカのところなんですけど、
アメリカは昨日S&Pが5842ポイントということで、これもあまり変わらなかったような水準感ですかね。
ボラティリンデックスも20.28ということで20台を維持している形になってまして、
国債金利も5%台ですね。
あまりここも変わらないような形なので、ちょっと動きが停滞しているというか、
どうにもこうにも動かないなというのが印象ですね。
なんていうんですかね、こういう動きだと皆さん相場に疲れてくるんじゃないかなと思ってまして、
相場を見る必要もないのかなという感じに映るんじゃないかなと思ってます。
ちなみに今月は経済指標の数が比較的少ない月でもあるので、
そういう意味でいうとあまりボラが発生しづらいマーケット環境なのかなというところも推察しております。
なので突発イベントが何があるかというところが注目なのかなというところで、
ただアメリカの国債の利下げなんかもあまり反応しなかったですよね。
したはしたんですけどすごく大きく反応はしなくて、どうなのかなというふうには思ってます。
ちょっと気になったニュースとしては、ECBが昨日金の不足というところを警告してました。
やはりこれだけ金が高騰すると現物金に対する需要も高まってくると思いますので、
こういった現物金の不足というところはリスクとして上がってますよというところで指摘してますね。
ちょっとコロナのときであったりリーマンショックのときも同じように金の先もの価格が急落している中で、
現物の金の需要が高まった時期もありましたので、こういったニュースは多少気にしておく必要があるのかなと思ってます。
2月には確か韓国の方で金の一部業者で取引停止になったタイミングもありましたので、
こういった現物の金の取引状況というのは金融情勢を占う上で、
わりと注目な情報かなと思ってますので、そのあたりも注視していければなと思ってます。
あとはスプレッド取引に関していわゆるネガティブなニュースが出ていたかなと思ってまして、
IMFでリスクが指摘されていた取引だと思うんですけど、
ヘッジファンドで人気なスプレッド取引というものがあるんですけど、
これが長期金利の上昇で逆風が吹いてますよというところが、
本日の日本時間10時のニュースで出ていますね。
IMFはノンバインク融資の中で、このノンバインク融資で調達された資金が何に取引として扱われているかというと、
非常に薄いスプレッドを、巨額な資金を使って抜いていくという取引にかなり使われているということなので、
今回のスワップスプレッド取引というのもそれに値する取引になりますので、
こういった長期金利が上昇している中で逆風が吹いているというのは、まさにIMFが指摘していたリスクだったと思います。
そういう意味では、そういったIMFが指摘するバンクの状況に関する突発的なニュースというのも、
もしかしたらあり得るかもしれないなと思っていますので、
そのあたりの突発的なニュースというところもしっかり注視をしながら検討していくのがいいんじゃないかなと思っています。
やはりアメリカの国債の利下げというのが一つのジャブとして、それも一つ長期金利の上昇に影響していると思いますので、
そういった金融情勢の変革が、こういった取引の前提条件を狂わして、
集中していたこのスワップスプレッド取引というところに被害を生む可能性もあると思いますので、
そういったところを注視しながらポジションを張っていくのがいいんじゃないかなと思っています。
本日は以上になります。
それではもしよろしければ、私のコンテンツロングプットするイメージでフォローいただければと思います。
それではまた明日。
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