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はい、今日は2025年の3月23日。日曜日ですね。日曜日ということもあって市場が閉まっているので、そういう日って結構いろんなことを考える時間に費やせられるなと思ってまして、
ちょっと今日は自分の微暴録としてもここに記録していこうかなと思っている金のValuationに関して話していこうかなと思ってます。
金って株と違って何らか収益を生み出すものではないというところで、Valuationという考え方があまり検討されていないというか、そこにフォーカスが当たることってあんまりないと思うんですけど、
僕の分析モデル上やはりどのアセットにおいてもPRはないにしても代替する指標というのが必要な、僕の手法でいうとそういうやり方なので、どうしてもそのValuationの考え方というのは重要だと思っているので、
その中で金のValuationってどう考えるべきだというのを日々試行錯誤しながらアップデートしていっているんですけど、今金が3000ドルというところで非常に歴史的に見ると高い水準でありますし、これがどこまで伸びていくのかというところを検討する必要があるなと思いまして、
金って何で変わるのかなと考えると、まず金の需要ですよね。需要といってもいっぱいあると思うんですよね。宝飾品だったり、あるいは最近のテクノロジー関連だったり、エレクトロニクス、工業利用のところもあったり、あるいは中央銀行の貯蔵というか持っておく部分というところであると思うんですけど、
大体年間で4500トンぐらいの需要があるみたいです。その成長で言うと大体ですね、年間の需要量が毎年1%伸びるか伸びないかぐらいの水準で、減る年ももちろんあるんですけど、そんな感じで1%需要が増えたり減ったりみたいな形で、ならすと大体1%みたいな水準感なのが金の需要量みたいなんですね。
一方でアメリカのインフレ率という意味で言うと、すごく長くならすと大体3.3%ぐらいの水準らしいので、それに見ると金はインフレ編成の商品であるというのと、金の需要の成長率というところを換算して、
インフレ率を3.3%と置いて、需要のところを1%と置くと、金の成長という意味で言えば4.3%ぐらいが妥当なラインなのかなというのがまずあります。
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ただ直近の3年はアメリカのインフレもありますし、金の需要も若干今までよりも増えているというところがあるので、インフレ率が直近3年ベースで見ると4.2%、金の需要成長率が0.69%になるので、
それで計算すると4.9%ぐらいが僕的に計算した金の成長率みたいなところになるんですね。
ただそれだけで見るとやっぱりPRという考え方が出てこないかなと思っていまして、
でなったときにその成長の中でアメリカのS&PのEPSってどうなんだろうって考えてみると、
S&Pは2020年のコロナショックのときにカット下がってもう一回回復しているので、そこからの計算というのはちょっと変な形になるので、
例えば22年から24年までの直近3年間の成長率というと、EPSは8%を年末ベースで計算すると成長しているというところなので、
先ほどの金の参加年の成長率が平年平均で4.9%だとすると、この4.9%割る8%で、金はイメージS&PのEPSに対して61%ぐらいの成長ですというところ。
なのでS&PのEPSの成長の4割減ぐらいのディスカウントで金が仮に成長しているとするじゃないですか。
そうすると61%をかける現状のPRをかけ算すると、仮想的な金のPRという意味では18.4倍というような数字が出るんですね。
この構造でいうと、S&PのEPSが景気交代でもしガーッと下がったらS&PのPRは上がると思うので、
そうするとS&PのPRをかける金のディスカウントレートを仮に60%とすると、S&PのPRが景気交代で上がっている割高になっている水準の中でPRをかけると、
ディスカウントレートを60%かけると金のPRが相対的に上がるという形になるので、
このモデルで言えば景気が悪くなった時に金の評価が上がるという構造は裏付けられるモデルなのかなと思っていて、
こういう計算でやってみると仮に今のS&Pであったり直近3年の成長を加算した結果の理論上のPRが仮に18倍、
それに対して何の減資産の数字をかけるのかというところなんですけれども、仮にS&PのEPSが200ドルぐらいですけれども、
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その200ドルをかけるとすると理論上の金の価格は3600ドルみたいな計算になるんですね。
直近どこかのところで金の上値余地みたいなところがすごい高いところで4000ドルという話もありますし、
中間ラインで言うと3500ドルとか3300ドルみたいなところがあるので、
この計算手法は遠からず合っているのかなとも思っています。
なのでインフレ率と金のそもそもの需要の成長率に対するそれの合算である仮想的な金の成長率に対して対向場となるS&PのEPSの成長率、
そこで計算した金の評価というのがS&P対比で6割。
その6割をS&PのPRでかけると金の仮想PRで整理するとそんな感じですね。
そういう計算でいくと確かに金の上値余地というのは全然まだまだあるんだろうなと思いますし、
その辺を加味しながら、いわゆるすごい大きい資金を使っているプロの投資家の方たちが、
どういう手法を見て金を買っていっているかというのはこんな感じで考えるべきなのかなと週末思っていました。
なので非常に戦後の中で、戦後の中でというか2000年代にインフレしている状況ではあるので、
その時点の中で金の物差しというのは今一度自分の中でも考えるべきだなというのがこの週末ですね。
金のPRという考え方はインフレ率と金の需要成長率で検討してみるのがありなのかなというのが現時点での僕のアンサーですね。
そんなことを週末考えていました。
以上です。ではまた明日。