2025-03-19 10:19

過去最高のEPSに陰り?金融政策決定会合を終え日銀金利は据え置き、日経平均、反転上昇中に懸念か_2025/3/19夜の相場雑感

日銀の政策金利が据え置き。植田総裁の会見は、足元インフレや米価高騰、物価目標に対する記者質問を無難に乗り越えた格好。日経平均は反転上昇の中、小休止。ただ、過去最高日経平均EPSについては、陰りが見え始め、将来のEPS成長モメンタムに懸念あり?ここにきて消費者物価指数CPIと企業物価指数PPIのマイナススプレッドがEPS減少に現れる?


訂:2-3月の企業活動においては

正:10-12月の企業活動においては


The Bank of Japan has decided to keep the policy interest rate unchanged. Governor Ueda's press conference skillfully addressed questions from reporters regarding current inflation, rising rice prices, and the price target. While the Nikkei showed a rebound, it is now taking a brief pause. However, concerns are emerging over the record-high EPS of the Nikkei, with growth momentum for future EPS beginning to dim. Could the negative spread between the Consumer Price Index (CPI) and the Producer Price Index (PPI) now be reflecting in declining EPS? 


*In corporate activities from October to December instead of February to March.

00:00
今日は、2025年3月19日の19時34分になります。
日銀の金融政策決定会合が開かれまして、金利は据え置きというところで、
上田総裁の会見も15時半から始まりまして、
一通り終わって、今というところになります。
今日の日経平均株価の終わり値は、
3万7752円というところで、
前日比、0.25%ほど下げた形で終わるというところです。
午前中、朝の9時台かなりぐっと上がって、3万8100円までいったんですけど、
引きにかけて売られていったというところで、
一部会見前というところもあるので、
利格に押されたのかなというところで、
3万7560円くらいまで、
ナイトの夜間に関してはいったんですけど、
今は3万7823円というところで、
基本的にはこの上野レンジの加減あたりで推移しているというところですね。
上田さんの会見のところでいうと、そこまで大きなサプライズはなく、
質疑のところでは米の価格の高騰のところであったり、
そもそものインフレ率2%目標ってどうなんだとか、
そういういろんな記者さんからのQ&Aみたいなところがありましたけども、
無難に終わったんじゃないかなと思ってます。
なのでそれを受けてですね、今の先も動いておりますけども、
株価のオーメンタルもやや小牛市といったところで、
今日あまり変わらなかったので、小牛市といったところですね。
ただボランティリティインデックスは22.58と、
昨日が22.84なのでやや下がったというところなので、
やっぱり軽快感は薄れてきていて、
反転というのは変わらないんじゃないかなと思ってます。
そうですね、というところでドル円のところを見ますと、
ドル円も今日も強い状況ですね、149.72というところなので、
基本的に円安傾向というところが続いている中で、
日本株にもサポーティブに動いているというところが、
今見て取れるのかなと思ってます。
ちょっと僕の方で今日のポイントで気になったところがあったので、
そのお話をできればと思うんですけど、
最近あまり僕EPS、いつも常々見てはいるんですけど、
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ポッドキャストの中で発言していなかったんですけど、
それはなぜなら結構好調だなと思っていたので、
あまりポイントがなかったんですけど、
ちょっと今日のEPSは気になったので、
結論から言うと今日のEPSが2449.83と、
荷重平均のEPSですね。
これが前日が2470円だったので、結構猛烈に下げているんですね。
ちょっとこれは何でだろうというのは、
何でだろうまでまだ分かっていないんですけど、
端的にこれは気になるというところですね。
今のEPSがもしかすると天井だったというのもあり得るなと思ってまして、
EPSの成長モメンタム、機体成長率みたいなところを
僕計測しているんですけど、
それの下がり方が結構急角度に今来てまして、
これがですね、まだまだ大丈夫だと思うんですけど、
これ続いてくると結構まずいんじゃないかなと思ってます。
アメリカで言うと小売とCPIのブレ幅のところで言うと、
まだ小売の方がCPIより上回っているので、
健全なインフレなのかなと思ってはいるんですけど、
注目すべきはPPIのところもそうなんですけど、
PPIはやっぱりCPI以上にインフレしているんですよね。
それで言うと、消費者に関してはインフレに対して
しっかり消費ができているんですけど、
そのインフレのところのコストの部分がですね、
企業側は価格転換できていないというのは、
1CPIとPPIの差分から見て取れるというところがありまして、
これがですね、アメリカで言いますと、
3月公表分、2月の実績で言うとCPIが2.8%、
PPIが3.2%なので、
CPI-PPIのスプレッドが-0.4%ですね。
これは2月公表分、1月実績では-0.5%なので、
ざっくりですね、11月公表分、
だから10月以降ですね、
10月実績以降をずっとですね、
CPIとPPIスプレッドがマイナスなんですね。
なので、小売は好調で、
インフレに対して消費者はついてこれているんですけど、
その一方で企業側のコストの価格転換ができていない結果、
企業業績に関してはどうなっているのかというのはやや見えない。
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ただ、その中でEPSが非常に好調だったので、
企業努力の賜物なのかなとは思っていたんですけど、
貯金、やっぱりこの貯金3ヶ月で言うと、
やはり経済指標はアメリカにおいては悪くなっていて、
日本においても、
そうですね、CPIとPPIのスプレッドはですね、
これが日本においては9月分からですね、
9月実績分からずっとマイナスなんですね。
そうですね、9月からというと9月11日そうですね。
なので、2月、3月の、
何と言いますか、企業活動においては、
企業側のインフレの部分は何とか価格転換せずにいけたのかもしれないんですけど、
もしかすると、この1,2,3月に関しては、
そうなっていない可能性があるんじゃないかなと、
ちょっと今回のEPSの下がり方で思っています。
なので、やはり足元EPSの最高潮というのは本当の本当のてっぺんだって、
直近の今の指標がEPSに現れてくる次の決算においては、
かなり衝撃的なEPSの減少というのがあり得るんじゃないかなというのが、
ちょっと今日のEPSの下がり方をもって危機感を覚えました。
なので、やはりEPS見て、ちゃんといつも見てるんですけど、
しっかりとですね、このPodcast内でも発言しておいた方がいいかなと思って今話してます。
ただまだとはいえ、これやばいです、売りですというわけではないんですけど、
今後のEPSのモニタリングって非常に重要だなと思ってまして、
そうですね。なので、もちろん今後の決算発表でEPSが改善する可能性ももちろんあるんですけど、
この下がり方というのは今後EPSをより注視するべきタイミングですし、
かつ指標ですね、特にPPI、企業部下のところは非常に注視する必要があるんじゃないかなと思いますね。
やっぱり足元はCPIと小売りにフォーカスされてたんじゃないかなと思いますね。
市場もあまりPPI見てなかったと思います。僕もそうですしね。
PPIをなぜ見てなかったかというと、やっぱりEPSが好調だったからだと思うんですけど、
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その例が今回の件でうんって感じになっているので、
ちょっとPPI、企業部下室に関しては見ていかなきゃいけないなと思ってます。
なので、その動向によってはやっぱり日銀の今後の利上げというのが難しくなるんじゃないかなとは、
個人的には思っているんですよね。
なので、今後の日銀の金融政策のところも注目なのかなと思います。
今日夜間はですね、アメリカの方の金利発表とかパウディさんの会見とかもあるので、
その辺りもしっかりと見ていって、日本のみならずグローバルの景気動向というのもしっかり注視していかなきゃいけないのかなと思います。
なので、非常に今回EPSは注視しなきゃいけないのかなと思ってます。
なので、ここまで最後まで聞いていただいた方ありがとうございます。
ぜひですね、もしよろしければ、毎日可能な限り相場刊を発信してますので、フォローの方お願いできればと思います。
では、また明日。
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