サブプライム問題の影響
マクロオプショントレーダーのやほです。今日は2025年9月13日、日本時間の9時23分です。
マーケットレビューをサクッとしつつ、ちょっと気になる自動車のサブプライム問題に関して、それを切り口に、
今の世界情勢というものを、僕なりに解釈をお話しできればなと思います。
マーケットレビューの方ですね、生き引きの方から申し上げますと、生き引き44,768円で終わりまして、
SQにもね、45,000円をつけたというところになりまして、引き続き強い状況が続いているのかなというふうに思います。
EPSが2470円まで回復しているというところもありますので、非常に強いなと思います。
EPFも回復貴重ですし、それがですね、生き引きを後押しする形になっているのかなというふうに思っています。
アメリカ市場もですね、非常に強くて、サンドPが6584ポイントですね。非常に強いですね。
ゴールドも3,643ドルということなので、やっぱり全体としてマーケットが格強であるということは変わらないと思いますし、
見通し利下げがあるんじゃないかというところの補強材料としても、格強であることはそうなのかなというふうに思いますので、
マーケットはね、そこまで大きな変化が見られていないので、こんな感じでマーケットリビューさせていただきまして、ちょっと今の世界情勢のところのお話をできればと思います。
日経金とか米国マーケットはそこまで反応しませんでしたけど、自動車のサブプライム問題が出てるんじゃないかというところで、自動車のローン会社がアメリカの方で破綻をしてですね、結構金融機関にも影響があるんじゃないかというニュースが、
昨日お話があったなぁ、ニュースとして出ていたのかなというふうに思っています。金額としてはね、おそらく8兆から10兆円規模だというところなので、リマショップの時は100兆円ぐらいだったので、そこまで規模としては
10分の1ぐらいのサイズかなというところで、あんまりマーケットは気にしてないのかなというふうに思っています。ただちょっと今の局面においてはやっぱりマーケットの環境なので、そこまでリスク認識を非常に高める必要性が高いかというとそうではないかなと思いますけれど、ただ一つのリスクとして認識しておくことは重要ですし、
経済成長の前提条件
それの裏にある背景というものは十分に認識する必要があるので、それを切り口にちょっとお話をできればと思っています。問題はあの定金利ですよね。これまでずっと定金利だったというところが背景にあって、その定金利という状態化された環境がいろんなビジネスを何て言いますか、それを前提にしてスケールしていったと思います。
それの一つが、移民の方たちに自動車ローンを組んで、自動車版のサブプライムローンという形になっていたというところではあると思うんですけど、それってネット銀行の決算もちょっと悪いというニュースも日本では出てきまして、それはまさに今まさに定金利が日本ではずっと続いてきていて、その中でネット銀行の住宅ローン金利というものがもう0.3%とか、
それが一般的になっていたというと、もちろんネット銀行なのでかなり属性を見て判断しているので全員が0.3%で借りるわけではないし、非常に属性が良い方が借りる商品ではあるのでネット銀行に関しては、必ずしもそれがサブプライムかというとそうではないんですけど、
ただ、このニュースの背景というところはやっぱり今まで状態化していた定金利という経済環境、それが変わりつつある中でその前提として立っていたビジネスが変わってしまう局面なんだろうなというふうに思ってまして、
これは別に金融ビジネスに限らず、いろんなところで今まで作り上げてきた経済の前提条件が崩れてきているというのはそうだと思います。
なのでちょっとそれをですね、僕なりに10個ぐらいあるんじゃないかなと思いまして、これまで支えられてきた前提条件というものとそれがこういうふうに変わろうとしていますよねというところからちょっとお話をなんとできればというふうに思ってます。
一つが定金利というものだと思います。今まさに定金利が終わってですね、後金利時代に突入していて、どんどん日本でさえも売り上げの圧力というものがコストプッシュ型のインフレを背景にでき始めているというところがあると思います。
これがですね、一つのトリガーとなっていて、今回の調査数のサブプライムになりましたけど、それ以外の部分でもいろいろあると思ってまして、それが10個ぐらいあるんですけど、それ一つ目が戦後認識ですよね。
1945年以降、一応世界的にはいろんな噂はありつつも戦後であるという認識だったと思うんですけど、2022年から始まったウクライナとロシアの問題、ウクライナロシア戦争というものがある中で、まさに戦後ではなくて戦前であるという解釈をする方も増えてきていると思いますし、
戦時の資本主義という形に切り替わるんじゃないかなというふうに思ってます。それが一つトランプ大統領の戦争書、国防書というものから戦争書に切り替えたというところの背景にあるんじゃないかなと思ってまして、
そういった戦前であるという認識の裏にあるのは、やはり国際協調、これまでずっとグローバル化の中で国際協調が前提として成り立っていて、いろんなものを貿易をして、仲良く経済的な貢献関係を結ぶんだという形で経済が成り立ってきたと思うんですけど、
この国際協調という観点が、今崩れ去ろうとしていると思ってまして、それが一つ、関税によってブロック経済が進められていくんじゃないかなというふうな形ですよね。まさに今G7で開かれている中で、
アメリカがですね、G7各国に中国であったりインドに対する関税を高くしろというような要求がなされていると思いまして、まあそれも一つの新しい前提というかニューノーマルですね、というのが来てるんじゃないかなと思います。
3つ目が先ほど申し上げた低金利からの高金利というお話ですし、4つ目が資源余剰というところで、これまでずっとその資源が非常に余っていた、その中でこのEVを使ってその余った電力を自動車に使っていこうという考え方だったんですけど、
それがAIに登場によってですね、電力が全然足りてない状況になりつつあるというところもありまして、電力の逼迫というものもあり得るというところで、どんどんどんどん電力のキャパシティを広げようという活動が世界的に広がっていると思います。
それが一つのその原子力発電の、日本以外の国での原子力発電の利用が進められようとしていて、日本においても再稼働というお話が出てきていると思いますので、それも一つの新しいものだと思いますね。
資源余剰というものから逼迫になると、まあそれが一つその先ほど申し上げたブロック経済にも結びついていて、資源の奪い合いになっていることから、まあこう関税とブロック経済化、まあこれと密接に関わっているんじゃないかなというふうに思います。
で、5つ目がですね、地球温暖化ですね。今まではまあちょっと温暖化ぐらいのレベルだったと思うんですけど、今年の夏っていうのは非常にその温暖化というよりかはむしろ沸騰をしているんじゃないかというぐらい暑かったと思います。なのでそれがですね、ある種その毎年化するというか
ことしか異常なんではなくて、まあこれが一般的にある可能性さえもあると思いますので、まあこういった気象の変動というものは農作、農業においても変わると思いますし、農業の裏側にある保険市場においても前提が変わってくると思いますので、そういったところにおいても新しい前提条件を考え必要があるだろうなというふうに思います。
新しい経済環境の兆候
で、6つ目がこの移民政策ですね。あの、まあ今までこう、どんどんどんどん移民をこう、世界的には受け入れていこうというふうな方針だったと思うんですよね。もちろんいろんな制限はありつつも、ただまあここに来てこうトランプ関税のお話もありますし、移民を制限する、日本においてもこう、日本ファーストという標本を掲げてですね、サセットが躍進するなどですね。
まあそういった背景もあると思いますし、ここもですね、結構大きなポイントなのかなと思います。で、7個目が大量採用ですね。これはまさにこう、今まで人をとにかく買うとしてですね、人を採用して売り上げを作り上げていくモデルが正しいとされていた時代だったと思うんですけど、まさに今、AIによって代替していくという社会の進み方もありますので、
この大量採用というものから、失業というものがニューノーマルになるんじゃないかなというふうに思いますし、その先にあるのがあるし、雇用されるというよりかは、自分たちでいろんな仕事を見つけていく、クリエイトしていく、クリエイトエコノミーの時代になるというふうにも捉えられるので、そういったポイントもあるんじゃないかなというふうに思っています。
で、この4つ目はですね、先ほど申し上げた通り関税の強化、低関税であった今までのその自由貿易という中でいろんなものを譲し合っていた、取れるところから取っていく形だったものから、資源の奪い合いによって経済がなされていくというところになると、関税が進められていく。
9と10はですね、似ているんですけど、ウェブ検索の全体が崩れているというものもありますし、これは今までネットでAI、AIではなくて普通にウェブで検索していたものから、AIを検索していく形になるので、中間メディアの存在というものはどんどん失われていくと思います。
これも一つのインターネット広告ビジネスのある種のディスラプトになり得ると思いますし、それが10個目に結びつく広告宣伝費を使ってビジネスをスケールさせるモデルというものも変わりつつあるんじゃないかなと思っています。
なので、サツタバのゲームというよりかは、やはりどれだけその価値を持って課金してもらえるか、これもクリエイターエコノミーに結びつくと思いますけれども、そういう時代になっているんだろうなと思います。
なので、こういうふうにちょっとパーッと並べると10個ぐらいあるんですよね。前提条件が変わるというものが、今までニュースとして取り上げられない、やっぱり低金利とか金利のニュースが話に上がりますけど、並べると本当に10個ぐらいあると思うんですよ。
まとめると、戦後認識であったり国際協賞、低金利、資金補助、温暖化、移民推進、大量採用、低関税、そしてウェブ検索から広告宣伝費、サツタバゲーム、この10個が変わっていくんですよね。
今、申し訳ない、過去9時代の前提条件でしたけども、それが新時代の前提条件に変わるわけですから、それぞれ普通に考えたら10兆ぐらい経済規模を消失する可能性もありますし、もちろん消失した後に新しいものが生まれるんで、新しい前提の中でビジネスはスケールすると思いますけど、
一時的にその10兆円ぐらいそれぞれ消えるとなると、それって100兆円ぐらいになるわけですよね、総額にすると。なので、自動車のサブプライム問題が10兆円ぐらい程度だというふうに過小評価するのではなくて、
新しい時代の前提条件に合わせていくとなった時に、それぞれの領域において、税等条件が変わる部分において10兆円ぐらいの一時的な経済規模の消失というものがあるのだとすれば、
それはある種の2008年のサブプライムショックに匹敵するレベルの転換点になり得るんじゃないかなというふうに思いますので、ちょっとですね、株式上非常に滑挙ではあるんですけど、
その裏でいろんなものが動いていると思いますので、ちょっとその辺の認識はしておく必要があるじゃないかなというふうに僕は思っています。
なので、こういったリスクがですね、どんどんどんどん顕在化するというか認識されてくる中でマーケットがどう動いてくるかというところですよね。
なので、銀行の決算とかそういったところは一つのシーンというかね、それがいろんなところでシーンとして現れてくるんじゃないかなと思いますので、ぜひちょっとその辺注目しながらですね、また配信でお触れていければなというふうに思います。
はい、ちょっと今日は長くなりましたけど、本日は以上になります。
それでは私のコンテンツ、ロングプットするイメージでフォローいただければと思います。
ありがとうございました。