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2021-08-31 48:39

スタンダップコメディーの魅力を語る with Saku Yanagawaさん Part1

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日本人コメディアン 日本を代表するスタンダップコメディアンのSaku Yanagawaさんのゲスト回。 Podcast番組「Saku’s Radio from Chicago」 HP: http://saku...

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どうもねじまきラジオのねじまきです。
久々のポッドキャスト配信になってしまったんですけども、
今日はスペシャルゲストに来ていただいてて、
なんとあのシカゴで大活躍中のスタンドアップコメディアン、
佐久柳川さんと収録したエピソードになります。
この方は本当にねじまきラジオなんかに出たらあかんぐらいすごい方で、
例えばスポットファイで今配信されているアフターシックスジャンクションとかに出ておられたり、
NHKとかテレビとかでもバンバン出ておられる方なんですね。
で、なんで佐久柳川さん出ていただいたかというとですね、
以前僕が佐久柳川さんが出された本について、
少し感想みたいなのを書いたことがあったんですけども、
それをなんか偶然読んでいただいたみたいで、
そこからなんかお互いポッドキャスト、
佐久さんは「SAKU's RADIO from CHICAGO」っていうポッドキャストをやっておられるので、
「ねじまきラジオにも出たいです」って話だったので、
「じゃあせっかくなんで」ということでご縁いただいてですね。
で、前回の海外コメディラジオさんとのコラボでも、
佐久柳川さんって名前がバンバン出てきたので、
なんとなく佐久さんがコメディアンなんやんなっていうのが、
頭に入っている方は多いかなと思うんですけども。
で、改めてどんな方かざっくり話すとですね、
コメディの世界最先端と言っても間違いのない、
シカゴでスタンダップコメディアンとして活躍されてて、
他にもですね、フォーブスが選ぶ世界を変える30歳未満の30人に選出されたり、
あのフジロックで司会とコメディされて大滑りしてですね、
石野卓球さんのみを笑かすという快挙を成し遂げられたり、
デープスペクターさん大推薦、しかも高校給仕のスポーツマン、
ギャラも最近跳ね上がり、てポッドキャストでもおっしゃられてたりして、
おにぎり売りもシカゴ一という世界一の作家長さんなんですけども。
で、今回そうですね、ねじ巻ラジオ初の海外のシカゴから、
アメリカのシカゴから海外収録のゲスト回となります。
といっても、あの今回の収録、実は諸事情で収録自体は2021年の4月後半ぐらいかな、
となってかなり空いた状態での配信となりました。
あの僕そうですね、ゲスト回今まで何回か収録したことあるんですけども、
初対面というか実際お会いした方がない方は基本収録前にざっくり15分ぐらい打ち合わせをするんですね。
どんな感じで喋るかとか、何を喋るかとか、軽くですけど。
で、その同年代で喋ってると同年代ということもあって、
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その打ち合わせのはずがほんまに1時間半ぐらい喋り込んでしまって、
なんか音楽の話とか映画の話とかしたかなと思うんですけど、
まあそれは残念ながらちょっと収録してなくてですね。
で、その1週間後ぐらいにまた収録っていう感じになって。
で、作さん自体は結構スタンダップコメディについて、もう本当にいろんなラジオとかポッドキャストとかテレビとかでも話されてたりするので、
あと何十回も聞かれてるであろうことをもう一回喋ってもらうのは申し訳ないなと思ったので、
それを避けつつ、なおかつその事前の雑談で喋ったことを避けつつみたいな感じだったので、
改めて聞き返すと、なんかねじ巻の的外れな質問会みたいになってしまったので、
なんか作さんの面白いとこ全然言い出せなくて、営業妨害にならんかなと思って、ちょっと遅らいりにしようかなと思ったんですけども、
最近ちょっとね作さんのポッドキャストを聞いてると、なんとあのギャラが爆上がりして、1時間単位のギャラもすごいことになってるらしくて、
これはちょっともったいないなと思っているのは冗談なんですけども、あのねじ巻ラジオ、
そうですね、ジョー・ローガンとかポール・マカートニがもし来たとしても、ノンギャラでやってもらうかなと思うので、
ギャラは作さんもタダでやってもらったんですけども、
まあ、あのー、そうですね、そんな話は置いといて、
面白い作さんを聞きたいって方は、SAKUZU RADIO FROM CHICAGOを聞いていただければなと思います。
あとあれですね、あのー、皆さんご存知のように車で結構収録することが多いので、
夜だとしても夏、結構ずっと暑かったので、
かつ関西ですね、時間が取れる日曜日、本当に雨続きだったので、
もう今日はええかっていうのが何十週も続いて、
そんな感じでサボりがちになってしまったんですけども、ようやく配信という流れになりました。
という感じでですね、ねじ巻の言い訳タイムもそろそろ終わりにしたいなと思うんですけども、
その分、ブログとかニュースレター、ねじ巻通信とか他にもですね、新しいポッドキャストをちょっと考えてまして、
それがですね、9月から音楽専門番組の「音の壁ラジオ」っていうのをやろうかなと思っているので、
来月の配信を楽しみにしておいてください。
そんな感じでインタビューを流そうかなと思うんですけども、
さくさんとその事前に喋った雑談が結構かなり楽しくて、
なんかいろんなポップカルチャーとか音楽とか映画の話をしたんですけども、
なんかね、あの例えばローリングストーンズの話になぞんなって、
ここ最近のニュースを振り返ると、ローリングストーンズのドラムスのチャーリー・ワッツが亡くなったり、
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ジョン・ムレイニーが離婚したりとか、ジョー・ローガンは炎上したり、まあこの人はいつも思えてるんですけども、
他にもあの筒井康隆さんについてもちょっと喋ったんですけども、がTikTokの影響で突然爆売れしたり、
ボーバーナムが突然新作コメディを配信したりとか、
その当時では全然思ってなかったことがすごい起こったなっていう、なんか予言の章みたいになってて、
まあそれでも4ヶ月年月が経ってしまったんだなーというのを改めて振り返って思いました。
という感じで、あのグダグダトークはそろそろこの辺にして、柵柳川さんとのエピソードをお聞きください。
ネジマキです。よろしくお願いします。柵です。
はい、ということで今回はシカゴでスタンドアップコメディをされている柵柳川さんに来ていただきました。
まず軽く自己紹介していただければなと思うんですけど。
はい、アメリカのシカゴというところでですね、スタンドアップコメディアンとして活動してるんですけれども、
マイク1本で舞台に立ってお客さんを笑かすという仕事です。
年間、コロナの前とかだと400本ぐらい立たせていただいてまして、そんな感じでやってます。
ありがとうございます。本人から連絡くると思ってなくて全然。
いやいや、もうちょっと悪口書いてくれててもよかったんですけど。
いやいや、ってことで今はシカゴにおられるんですよね。
そうですね、シカゴの。朝8時なんでたぶんおもろいことは一個も言えないんですけど。
起きたとこって感じ。
何からしゃべるかな。
スタンドアップコメディをされてるってことで、いろいろせっかくなんで聞きたいなと思うんですけども、
まずたぶんスタンドアップコメディをそもそも知らへん人が多いかなと思うんですよね。
そうですよね。
軽くこんなもんやっていうのをお話しいただけたらなと思うんですけど。
さっきもちらっと言いましたけども、自称的な定義で言うと、
コメディアンがマイク一本でお客さんの前に立ってジョークを言うという芸能なんですが、
ただ、本当にそういうやつも漫談とか、もっと言ったら落語でもマイク使ったりすることもありますし、
スタンドアップコメディとこっちで言いますけど、足しんどいわよっていきなり座る人とかもいるので、
その定義とそれから離れることもあると思うんですが、
簡単に言うと、皆さんがご存知のコメディアンいるじゃないですか、アメリカの。
例えば、エディ・マーフィーにしろ、ロビン・ウィリアムスにしろ、
必ずいいんですけど、ジム・キャリーとか、
そういう映画に出てくる人たちはみんな例外なくスタンドアップコメディアン出身で、
自分で脚本を書いて演出して、主人公として喋るということが求められる芸能なので、
ライターでもあり、ディレクターでもあり、そしてアクターでもあるというところが求められるシンプルな芸能なんですけど、
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僕、結構いろんな国でやらせていただく中で、
ほとんどの国で、コメディ=スタンドアップコメディというぐらい一般的なものだというところは、
一つお話ししておいた方がいいのかなと思っています。
ということはどっちかというと、日本のお笑いがちょっと特殊というか。
そうですね。もちろんいろんな国にそれぞれのスタイルってもちろんありましたけど、
漫才というものを、こっちではスタンドアップコメディと呼ばれるんだろうなと思いますけども、
そういう一人で喋る、マイク一本だけで喋るっていうのが、
わりといろんな国でシンプルな形として需要されてましたね。
で、作さん自身は確か、何年前でしたっけ始められたのは。
7年前になるんですね。
もうでも、ベテランの域に入るんじゃないですか。
全然ですよ。本当に、ド若手ですよ。
ド若手。年数だけでいくと、7年やってるっていうのは、
そこまでド若手ということにはならないんですけど、
ただ、もちろんもっと長くやってる方もたくさんいらっしゃいますし、
年齢でいうとむちゃくちゃ若いですね。
基本的に30歳過ぎてとか40歳過ぎてから始める人もたくさんいる世界なので、
そういう意味でいくと、僕28歳なんですけど、28歳はわりと若いですね。
まあそれが7年前だと、結構始めたときもかなり若かったですね。
基本的にコメディクラブという場所で行われるんですけど、
それって日本のライブハウスを想像していただければ多分簡単だと思うんですけど、
お酒が振る舞われるんですよね。
で、ショーを見ながらお酒を飲んでみたいな形なので、
こっちのアメリカの成人というか、お酒を飲めるようなのは21歳からなので、
ということは21歳までは劇場にも入れない、舞台には上がれないということで、
僕21歳でたまたま上がったんで初めて。
それは非常に若い方だったというふうに認識してます。
タイミングもちょうどよかったんですね、たぶん。狙ったわけじゃないんですね。
狙ったわけじゃないんですけど、たまたま。
日本だと例えば、高校卒業してすぐにNSC行って吉本の養成所に入られる方とか結構多いんで、
21歳とかでも結構遅いとか言われたりするんですけど、
こっちだとむちゃむちゃ若いなっていうふうにずっと言われてました。
一個僕結構気になってることがあるんですけど、
スタンドアップコメディアンって見た感じ素で面白そうな人が多いじゃないですか。
多分、作さんって普段から芸人とかコメディアンの人と付き合ってる人多いと思うんですけど、
普段ってみんなあんな感じで面白いんですか?やっぱり。
どうですかね。これもちろん人によるっていうのは前提だと思うんですけど、
僕、インプロっていう即興劇もずっとやってるんですね。
要はどういうのかっていうと、台本がない中で舞台に上がって、
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お客さんからお題をもらって即興で面白いシチュエーションとかコントみたいなのをやっていくっていうのを想像してもらえばいいと思うんですけど、
だいたいチームでやるんですよ。4人とかで。
4人とか5人とかで舞台に出て行って、
「我々が今いるのはどこだ?」「どうぞ」「あ、じゃあ海」「海に4人でいます」
「じゃあ関係者は何?」「兄弟」「兄弟が海にいるというシチュエーションで用意スタート」って言って始める芸能が、
アメリカが結構大きいんですね。スタンドアップに並んで。
それインプロって言うんですけど、インプロの人とスタンドアップコミュニティの人はやっぱりちょっと普段、
挨拶とかの違いがあって、チーム戦なんでインプロの人とか「Hi, how are you?」って聞いたら
「Good, good, good. How are you?」みたいな、かなりこうなんですかね、こうまろやかに、そしてこうナイスなんですよ、とにかく。
スタンドアップの人ってイメージとして結構ひねくれてる人も多いので、
そうですね。下に構えてるとか。 「元気?」って聞いたら「そんなことないよ」「そんなことない」「いろいろなことがあって」「別にそんなことないよ」「うわ、どうなんだ?」「そうか」「うん」「なるほどな」みたいな。
「なんなんこいつ」っていうのが結構多かったりするんですよ。だけど、舞台に上がっていくと、
割と下に構えてたりとか、皮肉っぽいのが絶妙に面白くなってたりするんで、そういうところでも個性派な人は多いですよ。
なるほど。やっぱり個性が大切な。
打ち遂げてくるとめっちゃ面白かったりするんで、だから僕今、コメディアンのソフトボールチームに入ってるんですけど、シカゴで。
もうね、争いが絶えないですよ。判定をめぐって「アウトだろ」「セーフだろ」みたいな。
いやいやいや、大人なんだから、小4の喧嘩みたいなのすなよと思うこと結構ありますけどね。
個性的な人が多いって感じですね。
多いっすよ、ほんとに。でもみんないいやつですけどね。お酒とかもみんなすごい飲みやすい。
収集がつかなそうですね。
長いからね、みんな喋りたいから。だから人によるっていう一番しょうもない答えでいいんじゃないですかね。
いろいろコメディをやってると、やっぱり日本のお笑いとかにも研究とかされるかなと思うんですけど。
日本のお笑いって特殊といえば特殊で、海外でコメディをした立場からすると、
日本のお笑いってどんなとこに良さと弱点みたいなのがあったりするんですかね。
そもそもまず前提として、日本のお笑いとアメリカのコメディとか、日本のお笑いと海外のコメディを比べる必要というか、
優劣をつける必要がないっていうのが一つ僕の前提にあるんですね。
いわゆるそのユーモアってローカルなものなんで、そこはどっちもいいし、そこの文化の人たちの中で育まれてきたし、
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享受されているものだからっていうのがあるんですけど、結構日本のお笑いを外から見てて、
やっぱり、例えばですけど、日本のお笑い、例えば関西だったら、新喜劇に笑えたら関西人やわとかってあったりするじゃないですか、そういう言説が。
そういうのもあると思うのは、やっぱり日本文化で育った人は日本のお笑いを見て笑えることが多いと思うんですよ。
だからそういう意味での一つのコードにはなってるんだろうなっていうところで、同じ文化に根差した生活を共有する人が多い国ですから、日本って。
そういう意味で言うと、共通認識で、そこが分かりさえすればむちゃくちゃハマるし、あるあるネタもあるあるってなるとは思うんですよね。
逆にアメリカってすごくいろんな人種もいろんな生活スタイルもあったりするので、例えばあるあるネタがあるあるじゃないことって結構多いんですよ。
だからこそ自分はこうだよって自分の視点を届けるっていうことが、コメディの一つの大きな鍵にはなってきてると思うんですけど、
だからこそ、ここからどんどん多様化していったときに日本のお笑いっていうものも、一つ変わっていく部分が出てくるんじゃないのかなと思っています。
タンプラックコメディってどっちかというと、違いを笑かす方に持っていくっていうか、違いが生み出すものがありますよね。
そうなんですよ。だからさっき言ったコメディクラブっていう劇場はお客さんたちにとっては違った意見の人に出会う場所やし、それをみんなで笑って居場所っていうところで、やっぱりそういう豊かだなあっていうのは思いますね。
例えば日本でブラックユーモアというか、風刺ネタみたいなのがあんまりメインストリームじゃないっていうのは、そういう背景もあったりするもんですか?
どうなんですかね。過去の歴史を見ていくと、そういうものが確実にメインストリームだった時代っていうのもあるわけで、
日本でそういう土壌がないと断言してしまうのは、割と僕は暴力的な気がしてしまうんですけど、
今日の少なくともテレビのお笑いを見た時に少なくとも時代は変わってきて、あまり風刺というもの、とりわけ政治に関する風刺が愛されるという状況じゃないんだろうなっていうのは、遠くから見ててもわかるので、それはやっぱり時代の中で変わってきた変化だと思いますね。
それは良いこととか悪いことじゃないと思うんですよ。それを望んでる人がもしいるんだったら、そこのニッチですけど、マーケットはあるんだろうな確実にと思うし。
別にアメリカでも政治のネタをする人は多いですけど、政治のネタを入れなあかんというルールはないんで。
そうですね。スタンドアップコメディアと政治ネタが多いみたいな印象を持ってる人が多いと思うんですけど、必ずしもそうじゃないってことですね。
そうですね。トランプ政権の時とかって本当にみんながトランプの話をしてたっていう印象だと思うんですけど、確かにそういうネタって増えましたけど、それに対して毎日トランプのジョーク、トランプの話、トランプを批判するものとかを聞き続けて、それに確かに疲れてる長袖がいるっていうのも事実ではあるんですよ。
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だからこそ、そうじゃない角度とか、政治をただジョークにするのでも、そこのセンスというか、そこがたぶん問われてる時代に来てるのかなとは感じますね。
今、サクソはせっかくシカゴにやるんで、シカゴの状況とかコロナとかどんな感じかなっていうのを。
相変わらず件数だけで言ったらものすごい人数が出てるんですよ。
やっぱり出てるものなんですね。
ニュースとか見てても、今日は何人でした、大変です、緊急事態宣言ですっていうのは正直なくて、ワクチンがだいぶ進んできてるので、今この収録してるのが4月の下旬じゃないですか。
昨日も舞台で、僕一応客席に向かって、ワクチン打った人どれくらいの拍手して?って言ったら7割くらいの人が拍手してたんです。
えーすごい。
もちろんそこの会場に来てるっていう時点でそういうね。
まあピピたてかね。
そう、あとワクチンあるから来られたって人ももしかしたらおるかもしれないですけど、ワクチンが進んでる分、危機感みたいなのはもしかしたら精神的にもね、少しずつなくなってきてるのかなと思いますし、ショーはもう完全に3月からどんどんどんどん再開して、今は週7でできるようになってきてます。
なんか日本から見ると、アメリカって大変やなーってついこの間まで見てたんですけど、今となってはこっちも明日から緊急事態宣言なんですよ。
マンボウとかもこっちから見てましたけど、本当に大変だなと思って、しかも結構各国の対応の違いというか、結構明確に出るじゃないですか。
だからエンタメの人とかっていうのはそこの煽りっていうのを、僕も去年結構両国で受けましたから、
もちろんしょうがないことではあんねんけど、そこがどっちかにしてほしいだろうなって思いますよね。
そうですね。
完全ロックダウンするか、折り合いをつけてやっていくかってところで、そこはもう決断力と、あとはそれにみんながどう従うかだと思うので。
まあ五輪のあれがどうしてもついてもらうのは仕方ないと思うんですけど。
そこはちらつくからっていうのはあると思うんですけど、ただアメリカで今オリンピックを今年やるってことを知ってる人が意外と少ないっていうのが現状で。
コメディクラウドが、僕のネタで東京オリンピックが今年の夏に開催されるの知ってる人いる?ってお客さんに聞いたらあんま知らなかったりして。
そうなんですね。
だからそこは温度差っていうものがあるし、っていうのは感じるかなという感じです。
サクさんがシカゴに行かれたというか、シカゴを選ばれた理由をお聞きしたいんですけど。
他でも喋っておられたと思うんですけど。
そうですね。シカゴって意外と知られてないんですけど、コメディの都なんですよね。
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これまでたくさんのコメディアンの人がシカゴから育っていったし、
ブルース・ブラザーズもそうだし、さっき名前を挙げたロビン・ウィリアムスもそうだし、ビル・マーレーとか本当にたくさんの人が出ていって、世界的なスターになっていった街なんですけど。
大阪の姉妹都市なんですよ。
ミシガンアベニューっていう大きいショッピングモールじゃないな、なんですか、この大きい路面店みたいなのが、
グッチとかプラダとか並ぶ大きいメインストリートがあるんですけど、そこがミドース寺と姉妹ストリートなんですよね。
ああ、なるほど。僕も一回大学のときにアメリカ行ったことあって、シカゴも寄ったんですけど、確かに言われてみればそうかもって思いました。
水辺なんですよね。川も湖もあって、プラス万博で栄えた街。それからご飯おいしいとか、大阪も実は道頓堀ジャズという、ジャズがすごく栄えた街なんですけども、シカゴもジャズが。
フェスティバルもありますよね。
ね、そうなんですよ。ブルースもそうです。そういう似てる部分があって、その中で一番コメディの都と接点が僕は一番神話性が強いかなと思うんですけど、
第2の都市なんですよ。お互い人口が269万人で、第2の都市ということで、シカゴのあだ名もセカンドシティということなんですけど、大阪もシカゴも実は3番目なんですよね、本番は。横浜とロサンゼルスも抜いてるんです。
でも、自信を持って俺たちは第2の都市だぜって言ってるってところとかもすごく似てるかなと思うんですけど、
セカンドシティという、実は都市のあだ名を冠したコメディ劇団がありまして、これがアメリカ人だったら誰でも知ってるコメディの超名門なんですけども、そこでオープンマイクという、誰でもサインしたら舞台に上がれるというイベントがあったんですよね、7年前。
それにたまたまニューヨークでまた別のオープンマイクに出てるときに、枠が1個空いてるからお前興味あるかって言ってもらって、行きますって言い出したのが初めてです、シカゴに行った。
そこからもうその雰囲気が気に入ってという感じなんですかね。
そうですね。いろんな都市その後行きましたけど、公演でも。
オープンマイクみたいな形で初めにやるときは修行でいろんな街を回りましたけど、テキサスのダラス、ヒューストン、それからサンフランシスコ、ロサンゼルスとかシアトルに行ったんです。
やっぱり一番僕は、それこそ大阪に雰囲気も似てるし、いいなと思ったのはシカゴでしたね。
なるほど。
コメディって言うと、話し飛ぶんですけど、トフリックスとかと1時間ですね、尺は基本的に。
基本的に1時間のコメディができて、いわゆる1人前とされるので、1時間1人でできて、それを引き下げていろんな都市を公演して回るというのが一つのフォーマットですね。
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だって誰々が来るよって言って、お客さんもチケット買って見に行って、40分で終わられたらちょっとええってなるじゃないですか、チケットを買って。
イベントとして。だからオープナーと言われる前座の人がいて、司会がいて、全部で1時間半ぐらいはやりたいんだろうなという感じで。
さっきもちょっと喋ったんですけど、アメリカとイギリスのユーモアの違いとか、スタンドアップとかだと、僕のイメージなんですけど、イギリスは結構単発単発で面白いジョークを言ってく感じ。
はいはいはい。
あってます?
いや、いろんなスタイルがいます。今そういう単発単発で面白いジョークを言ってく人のことを、ワンライナーって言うんですよね。一言ジョーク。日本で言うと広志さんみたいな感じです。
そういう芸の人もたくさんいますし、アメリカにもたくさんいるので、対して長い話とかエピソードを話したりとか、こういう出来事があって興奮を持ってね、こうこうこうでねって脈絡つけて話してくのをストーリーテラーって言うんですけど、
なんかこの2つ、イギリスにもストーリーテラーの人たくさんいますし、アメリカにもストーリーテラーいるしっていう感じで。
あ、分かれてる。
イギリスの理由もあの方がむしろ日本に近いかなと思いますね。なんかこう、イギリスという国の中で共有している文化であったり社会背景っていうものを、時にあれある時に皮肉にしてやっていくっていうところがあって、
アメリカの方が、もちろん一言じゃ言えないんですけど、単純であったりとか、その状況がそもそもおもろいっていう描写をしたりとか、あとこう、真正面からパチンって打っていくイメージですね。
ああ、なるほど。
っていうのは向こうでやって思いましたね。他の人の見てても。だからイギリスのコメディを笑えるには、多分イギリスに相当長く住んでないとダメだろうなと思ったし、逆にアメリカの方ももちろんそういう要素あるにしろ、
留学生として来ても、留学が終わる頃には笑えるんじゃないかなと思います。
ああ、なるほど。それの話聞いて一つ思ったんですけど、例えば僕日本人なんで、アメリカのコメディとかイギリスのコメディ見てても結構わからんポイント出てくる。ネットフリックスとか見てても。
はいはいはい。
そういう時って、例えば作さんでもそういうネタにあった時って、こう探したらネタがわかるとかっていうのは。
ありますあります。わからんじゃないですか。わからなくて当然やし、むしろアメリカのコメディを日本の方が見て面白いと思わなくて、それはむしろ当然だと思うんですよ。
だって、アメリカの人が日本のお笑い見て、全部がわかるとは思わないじゃないですか。例えば言語が完璧で、でもまだ日本に住んだことないっていう人が見ても、例えば、たとえとかってわかんなかったりするじゃないですか。
はい。
それはしょうがないものだし、わからなくて、あるし当然だから無理に笑おうとする必要ないと思うんですけど、でも笑いたいやんっていう時に。
そうなんですよ。
どういうことやろうと。例えば単語で、こういう名詞でできたりするじゃないですか。例えばまるで何々みたいになったりするとか。
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で、それがどういう人なのかっていうのは、例えば家だったら調べることできますよね。
で、例えばなんだろう、ドウェイン・ジョンソンみたいなやつがやってきてさ、とか言って、ドウェイン・ジョンソン誰だっけっていう風に思ったら調べて、すごいゴリゴリの人で、
あ、なるほどこういう人なんだねって言って、こういうゴリゴリのイメージの人かっていう風にちょっと思ったりとか。
じゃあ例えば、OJシンプソンみたいな人が現れてねって言って、OJシンプソンって誰だっけと思って、例えば調べるとするじゃないですか。
そしたら、なんだろう、OJシンプソンってもちろんゴリゴリの元アスリートですから、そういう人なんだけど、その人がどういう風に思われてるかっていうのとかってやっぱあるじゃないですか、アメリカで。
そうですね。記事とか。
そうそう。で、OJシンプソンって簡単に言うと俳優になって、アメフト選手だったんですけど、その後俳優になって、奥さんを殺したという罪で裁判にかけられたんですよね。
っていう、いわくというか、そういうのがある人ということで例えをすると、まただいぶこの今のさっきのジョークとか見えてきたりするから、
そこに例えちゃうんだ、みたいなとことかを一つオチになったりするから、そういうのは一つ調べればいいと思うんですけど、
僕の場合は何がおもろいかわからん時とかってコメディアンとかに聞いてましたね。
あれ何でおもろいの?
ネイティブに聞いちゃうっていうのが一番かもしれない。
同業者とか、あと一番、僕だからこそ許されたんですけど、本人に「え、なんであれ?」って受けてたの?って聞くっていう。
でも別に向こうも「しゃーない」なんてなるんですよね。
なるほど。まあそうですね、文化の差がありすぎるんで、わからんとこはほんまに聞くといいかね、ネイティブに。
結局でも例えばですけど、なんかでもこれ逆に聞かれても難しいなって思うのとか、ギャグとかって難しいですよね。
多分海外の人が「じゃあ、ラッスンゴレライってなんでおもしろいの?」って聞く人がいるじゃないですか。
どう説明しようってならないですか?これ。
難しいですね。
リズムの心地よさなのか、ガチョーンってなんでおもしろいのかわからないですねっていう。
でもなんかみんなおもしろい。だからそういうのでいいと思うんですよね。
結構僕もNetflixでいろいろ見たりはするんですけど、人のスタイルによって全然笑えへんやつと、結構いけるやつとかあったりして。
ちなみになんですと、誰が好きだったんですか?
僕が初めてというか、きっかけとなったのは、ジョン・ムレイニーとかわかりやすいんですけど。
シカゴです。
シカゴ。そうですよね。シカゴのネタたまにしちゃいますもんね。
シカゴシアターでもやるし、今はドラッグのリハビリ頑張ってありますから。
彼はやっぱりわかりやすいって日本人が多いですね。
おもしろい話をおもしろかしくやってくれるというか。
エピソードベースで、しかも結構緩急があったりするんで、皮肉もありますけど。
そうですよね。日本の人にもわりとおすすめしやすい。
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でも結構クロートですよ。一発目から、ジョン・ムレイニーとか。
そうですか。僕が一発目にハマったのは、多分有名だと思うんですけど、
シカゴのソルト&ペッパーダイナーのネタでした。あれめっちゃ好きで。
あれをYouTubeでぽっと見て、これめっちゃ面白いやんって思ったのが。
英語のネタとかをYouTubeとかに上げてますけど、それを日本の方が見てくれた時に、
そのまま訳しただけだと、なんでこれお客さんが笑ってんのかとか、なんでこれがとか、なる人って多いと思うんですけど。
せっかくだから、来日した時に、一個一個ネタを自分で解説するというイベントをやってみようって思って、
一回この前やったんですけど、8分のネタを解説するのに丸々2時間かかったんですよ。
だから、どういうことなんだと思って。それをやり続けるっていうのも、僕はもちろん必要なことかと思いつつ、
やっぱり日本でやるときは日本語でやらないとシーンなんか作れないし、
日本語でやって面白いと思うユーモアとかローカルなものっていうのは、そうしようがいいんじゃないのかなと思って。
だって、世界に通じるユーモアっていう言葉を使う人ほどうさんくさいことはないですから。
そんなもんないですからね。
そうなんです。知っていたらノンバーバルなもの。チャップリンとか、そういうもの。
チャップリンの、喋らないタイプのノンバーバルなものですよね。
他、僕が気に入ったコメディアンとしては、ネットフリックス見てると結構アジア系のリコメンドが来るんですよ。
例えばジミー・オー・ヤンスとか。
みんな好きですよね、ジミー・オー・ヤンス。
あれめっちゃ面白かったと。
なんかそれこそ、僕エゴサーチしてるってさっき冒頭で言いましたけど、
エゴサーチ、別に自分の名前どうでもよくて、スタンダップコメディっていうのをカタカナで入れてる。
そしたら、初めて見たけど、みたいな。
初めてロリンチェンよりジミー・オー・ヤンスが多かったかな。
ジミー・オー・ヤンス見たけど、みたいに言って。
すっごい面白かったって日本の人が結構言ってて、ああ、そうなんだと思って。
もちろん面白いし、才能がすごく豊かなコメディアンだと思いますけど、
日本の人に一番響いてるのはそこなんだなとかちょっと思いながら、へえ、面白いっていう。
ああ、確かに。
やっぱりアジア系自身のネタなんで、一番ミッカなんですよね。
そこが結構僕は面白くて。
彼のことも、ロリンチェンのことも今連載してるコラムに書きましたけど、
ロリンチェンとかに関しては、新しい時代のコメディなんだなっていうのをすごく意識させられましたし、
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勇気づけられたなっていうのを感じましたね。
アジア系のタイトルとか、インド人とかも結構多いですもんね。
ものすごい、そもそもの次数がめちゃくちゃ多いので。
影響力っていうのはあるし、やっぱりコメディアンの仕事って声を届けることでもあると思うんですよ。
自分たちの、それこそアジア系だったらアジア系の人が思ってる声っていうものを聞かせることだと思うし、届かせること。
しかもそれを笑いで届かせる声だとするのであれば、インド系の人であったり中国系の人が対等してくるっていうのはあるし当然ですよね。
ものすごいアメリカに数としては多いですし、そういう人たちの代表として、それを笑いで届ける才能が出てくるっていうのは間違いではないですよね。
でもシカゴの人口として、やっぱりアジア系では中国とか。
そうですね。各街によってアジア系の内訳って違ったりするんですよね。
例えば韓国人外が大きかったりとか。
でもシカゴに関しては、チャイナタウンはもちろん南部のほうにありますし、
チャイネズアメリカンの人の率っていうのは多いですよ。
プラスベトナム人外があったりとかして。
日本人がダウンタウンに住んでる人はものすごく減ったというふうに聞きます。
いても、たとえば駐在できてらっしゃる方とか。
まあそうですよね。
そういう人はいるんですけど、定住してっていう人は一時期と比べると、
バブルのときとかと比べるとむちゃくちゃ減ったと聞きますし。
プラス駐在の人とかも結構郊外にいるんですよね、日本の人とシカゴ。
そうなんですか。
アーリッドオンハイツっていうところに結構方までいたりして。
だからダウンタウンは出てこないです。
車で40分くらいかかるので。
だからそれについて言うと、あんまり日本人に街ですれ違うことってないです。
まあそうですね。
せっかくコメディいろいろやってるんで、コメディに関していろいろ聞こうかなと思ってるんですけど。
はいはいはい。
最近本でも書かれてたように、ポリコレとかキャンセルカルチャーとかが風当たり強くなってるじゃないですか。
はいはいはい。
例えばシンプソンズとかサウスパークとかっていまだにあの調子でやってるじゃないですか。
最新話とかあんまりそこまで見れてないですけど。
あれは叩かれたりはしないんですか。
いやしますよ。
ちょっとずつ作品も実はちょっとずつ変わってはきてると思いますね。
最近アプー、インド人の役やってるアプー役の人が、今までインド人のステレオタイプスを強調するような、
演技してごめんなさい的な話は聞きましたけど、そういう感じになってきてる?
なってきてますね。
36:00
いわゆるべったりとしたくくりの中でのステレオタイプ化された表彰っていうのは、
やっぱり避けてるんだろうなっていうライターチームの意図はすごく見て取れますね。
なるほど。
どっちの作品に関しても。
今やっぱ厳しいのが、あれはボイスオーバーじゃないですか。
アニメっていう要素なのが一つ鍵になると思うんですけど、
あれを例えばスタンドアップでそのまま白人がいろんな人の声っていうものとか、
アクセントモノマネーを舞台でやったら多分一瞬で急断されると思うんですよ。
アニメという存在にすることによって、
ぼかしてるっていうものは一つあるんだろうなとは感じます。
でもそれでもやっぱり今、要はマジョリティーとか、
ネイティブスピーカーであるアメリカ人がマイノリティーの人たちの英語をマネしたアクセントを真似するっていうことが、
今ギリギリアウトになってきてる時代なので、それは厳しいんだろうなと感じます。
でも今更謝られてもねって僕はちょっと思ったんですけど。
結構僕もアップの演技というか、
ちゃんと面白かったですよね。
面白かったし、だからそれを全てが悪かったっていう風にしてしまうのも逆に僕は問題の根絶にはならないと思うんですけど。
だけどそれもアップデートしなきゃいけない時代なんだろうなとは思いますよ。
だからそれは、昔のオーラン良かったね、昔のコメディア良かったねって言ってる人たちって結構いるんですけど。
それもアップデートしていく時代なんでしょと思って。
間違いない。
だから昔は本物だ、本物だって言って良かったんだよみたいな。
あれは面白かったし、昔は誰も批判なんかしなかったんだよみたいな人いますけど。
それは多分その声が届かなかったんじゃないかな、当時っていう風に考える方が僕はバランス感覚としてはいいのかな、今の時代にと思いますよ。
それが今やっと届くようになったんだっていう考え方の方が。
なるほど。難しいですね、でも。
日本人、結構サウスパークとかでもソニーの社長でしたっけ、日本語なまりのとかで結構バカにされてるじゃないですか。
そうね、だからあれとかも多分今だったら抗議が行くんでしょうね。本人とかじゃなくて、いろんな人が。
すごいステレオタイプ化された表彰として、昔サウスパークに日本人描かれてましたし、それで僕は逆に、アメリカでは日本人ってこう思われてるんだとか、すごい運転下手と思われてるって言うのって日本人って知らないじゃないですか。
だって日本だったら日本人なんだからみんな車運転してる。
ね、その路上にいる人の大半が日本人なんじゃないですか。
だからみんな運転下手だったらどないなんねんっていうところは思ってましたけど。
だからアメリカとかだと運転下手と思われてたりとか、あと女の子がフフフってイノセントに笑うのとかって別に。
そういう女の子も日本にはいるけど、別にそういう子だけじゃないのっていうのは日本人としては知ってたんで、こんなふうに見られてるんだよなーとか思ったりしましたけどね。
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例えばアメリカでも結構な地位を築いた、有名なケン・ワタナベさんとかいるじゃないですか。
あの人も昔はラストサムライで、明らかにステレオタイプスなら日本人とかもやってたし、
パッドマン・ビギンズとかも結構ひどいというか、なかなかステレオタイプスな役やってたりするじゃないですか。
でもまあ、なんだかんだ最近といってもだいぶ前ですけど、インセプションで完全にレオ様と並ぶぐらいに演技してたり。
ちょこちょこ変わってきてるなっていうのも日本から見ても思いますね、やっぱり。
時代劇とかも難しいですよね。時代劇とかで、逆に「Mr.オールグレン、Too many minds, no minds」って言ってましたけど、あれを普通に「Mr.オールグレン、Too many minds, no minds, man」みたいな感じで言ってもそれはまた浮くし。
そこは仕方ないと思うんですけど。ただ、それによるとアジア人の役は最低限アジア人がやるべきだろうと少なくとも言うのに変わってきた流れはいいんじゃないですか。
それこそスカーレット・ヨハンソンかなんかがアジア人の役をやろうとして、バチバチのバッシングにやってて、職業の機会を奪ってるんだとかいう論調になったりとか。
そして、今、アジア人の役はアジア人がやるってなりつつ、なりつつというか完全にハリウッドがそうなってるので、それに対して、例えば日本人の役は日本人がやるべきなのかとか、
中国人役は中国系がやるべきなのかとか、そこはまた難しい問題でハリウッドがどうするのか。抗議は起こりますから。
でも例えば、メモリア・オブ・ゲイシャ、サユリか日本語で言うと。サユリっていうゲイシャさんを描いた作品、ハリウッドのありましたけど、あれでも日本人の役を中国系の人が演じたりマレー系の人が演じたりっていうのがありましたから。
ちなみに、サユリもラスト・サムライも、キャスティングディレクターは日本人の七橋陽子さんという方なんですよね。
ああ、そうなんですか。
ハリウッドでキャスティングディレクターをずっとやってて、その方が渡辺健さんとか木口凜子さんとかを見出したというふうに毎日会ってて。
僕がそこの方がやってたアップスアカデミーという俳優養成塾みたいなとこにいてたんですよ。
あ、そうなんですね。
結構頑張ってあるんですね、日本人の方も。
いっぱいいるんじゃないですか、俳優さん。ロサンゼルスとかにいっぱい機会を求めている方もいらっしゃるし。
やっぱり悲しいのは、これはコメディの世界でもそうなんですけど、
例えばジョークってすごい世相反映するというか、その国の影響とか、アメリカにおける日本の影響とかを露骨に反映すると思うんですよね。
それで言うと中国のことをジョークにするとか題材にするコメディアンっているんですけど、
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日本をジョークにする人がどんどんどんどん減ってきて、それぐらいアメリカにおける影響力とか下がってきてるんですよね。
そこに多分日本人が意外とまだ気づいてないし、
例えば、クールジャパンというのがこっちに出て行ってるという報道にもなっているみたいですけど、
本当に一部の限られた人にしか伝わってないし。
だからその日本というものの影響力、文化というものがどんどんどんどん世界の中でうずれていってしまうんじゃないのかなというのは、
すごく危機感としては僕はあるからこそ、僕が文化の担い手じゃないですけど、それになって届けていくんだという気概を持ってやってます。
かっこいいですね。
本当にそれぐらいの思いがない人は舞台立たねへんもんね。
まあまあ、例えばソニーとか言ってもサムソンにだいぶ押されてますから、
今年はだいぶ盛り返ししましたけど。
そうですね。ソニーもみんな知ってますし、大企業って。
それが日本の企業っていうことを知っている人はもちろん、一定の世代の人はいるでしょうけど、
それがどんどんどんどんうずれていってしまったりとか、
ソニーといえば何っていうのがうずれていってしまってる人とかもいると思いますから。
他にも聞きたいんですけど、エディ・マーフィーとか古いやつもたまにYouTubeとかで見るんですけど、
意外と僕、ゲイなんですね。僕のリスナーは多分知ってると思うんですけど。
結構あの当時、たぶん1980年代とかでも、ゲイネタってかなりあるんやなと思って、最近見返してて思ってたんですけど。
そうですね。今できひんでしょ。あれは。
そうですね。結構ですね。
ないとは思うんですけど。
それで言うと、ゲイじゃない立場からいじるネタをする人って、僕ここ何年か見たことないですね。ステージで。
そんなもんなんですね。そこまで。
もちろんその角度によりますよ。
でもそこのゲイだということを一番面白いポイントにしていじるっていうのは、一個も多分今の時代面白くないと思うんですよ。
なるほど。
だからそこが多分時代として変わってきたっていうのは良いことなんだろうなと思うし。
だから例えば自身がゲイである人が、そこに関してだからこそ見える視点というものを届けるっていうのはめちゃくちゃあることだし、むしろもう1日10人出るショーで、4人全員お前連発してるやんけみたいな。
全員ネタかぶってるみたいな。ゲイゲイゲイゲイで全員お前同じネタになってるから順番もうちょっとどうにかならんかったんかいとかある時あるんですよ。
なんで連発すんねんっていうラインナップが。お客さんもまたこのネタかいみたいになってる。
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まあさすがにうんだりしますね。
かぶっちゃうからね、たまにそういうのって。
それは全然僕はいいことかなと思いますよ。
いろんな人が自分の視点を届けて。だからこそ逆にちょっと。
トンネル図の。
ホモだホモね。
ホモだホモ。
結構日本でも反発起きたんで、その辺はアップデートされてきてるんじゃないかなって。
ゲイをただ単に小道具というか、上辺だけでおもしろくないもの、おかしいものみたいにして、そこを笑いものにしてるという感覚が伝わってしまうと、やっぱりどう考えても笑いにはならないじゃないですか。
そうじゃなくて、例えばゲイの友人がいて、その人と自分がいるからこそ、例えば怒った話とかを伝えるんだったら多分いいと思うんですよね。
だから僕とかもそれこそネタにすることとかってあるんですけど、今僕ゲイタウンに住んでるんですよ。シカゴの。
ホモボイズタウンっていう。
僕本当に英語はここでやっぱり一から学んでいった部分が大きいんで、ゲイの友達に結構英語を教えてもらったんですね。
だから結構僕英語をしゃべると、しゃべり方とかがすごくそのコミュニティのスラングとかをめっちゃ使ってるみたいで、
勘違いされるっていう話とかを、別にその人たちをバカにしてるわけでは全くないじゃないですか。
だから全然そこは僕の中の選挙区としてはいいだろうなと思って書けますけどね、そういうネタ。
でもサックスさんは結構、芸有権も良さそうですね。
わかんないですけど、Twitterとかでめちゃくちゃ「芸有権良さそう」って僕の写真を貼ってる人が4人ぐらい同じ日にババババーンって出たときとかに、
「あ、そうなんや」と思って。
日本とかだったらなんとなくわかるんですよ。
これまで色々喋ってる人とか、割といいよって来てくれる方とかもいらっしゃったんで。
アメリカでもどうなんだろうなと思ってたら、アメリカでも人気だったっすね。
でも僕も結構スポーツマンとかかっこいいなと思うんで。
でもなんなんでしょうね、この熱狂を感じるんですけど、むしろ男性からの方が。
「あんた調子いいんじゃないのよ」みたいなことを知り合いのバレーダンサーにも言われるんですけど。
今度僕のポッドキャストにもゲストで来てもらいますから。
いいですね。楽しみにしてます。
ありがとうございます。
すいません、サックスさん、Sucks Radioでしたっけ?
はい、Sucks Radio from Chicagoという。
のポッドキャストを2019年から結構やってますので。
毎週やってて、明日収録ですね。
まじですか。リンクも貼っておくので、リスナーの方はぜひ見てください。
48:04
めちゃめちゃ面白いんで。
ありがとうございます。
話としては結構アメリカの近況と紹介とかですよね。
要はニュースやポップカルチャーを通してみるアメリカの今というものを皆さんがするという番組でございます。
本当に普通のニュースでも見れへんような内容を聞けるので。
ジャムチャー、大変ですもん、あれ書くの。
結構調べて貼りそうですもんね、内容も。
もうあれのために本は3冊ぐらいいきますよ、毎週。
またLGBTネタになるんですけど。
48:39

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