2025-08-19 13:12

#22【mTORC1とATF4】筋肉の運命を握る2つのスイッチ

【番組概要】

走りながら聴ける "学びのジョグ"。 医師ランナー・ねごが、日々の出来事を〈抽象⇄具体〉で往復しながら、モヤモヤを学びに変える15分ポッドキャスト──『思考を走らせる ねごラジオ』。今回は、筋合成と分解を司る2つのスイッチに迫ります。


【今回のトークテーマ】

トレ後“ゴールデンタイム”の意味が腑に落ちた体験から、mTORC1(同化)とATF4(異化)の二択スイッチを解説。ロイシンがmTORC1を強くオンにすること、BCAAを素早く届ける意義まで、工場の比喩で直感的に理解します。


【ねごについて】

総合内科医として消化器内視鏡が専門。マラソン自己ベスト3時間13分のランニングドクター🏃‍♂️ 日常の「なぜ?」を大切にする思考ランナーです。医療×ランニングの橋渡しを目指しています。


#ランニング #BCAA #アミノ酸 #mTOR #筋肉 #スポーツ医学

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皆さん、おはようございます。ねごです。 今日のテーマはですね、筋肉の運命を握る2つのスイッチということで、一緒にスタートしていきましょう。
さてさてですね、前回はBCAAが筋肉への極高便であること、 そしてその理由がB-CATという名前の特別な構想にあるということについて話していきました。
要はですね、このBCAAというものを摂取すると、筋肉に最速でたどり着くことで、 そこで代謝を受けることでエネルギーになったりとか、筋肉を合成するだったりとか、
筋肉の分解を抑制したり、カタボリックっていうふうに言ったりしましたけど、 というのを抑制する働きがあるということについて触れていきました。
こういうふうに目的地に到着した後ですね、いろんなエネルギーになったり、 うんぬんかんぬんっていうことが起きますということについて話しましたが、
もう少しここで詳しく話していきたいなと思います。 実際BCAAが筋肉の方にたどり着いたときに、筋肉っていうのはどういう素振りをしているのかということですね。
お疲れ様よく来たねって言って、迎え入れて歓迎して、何もしないわけではないんですよね。 積極的にその栄養素を活用していくことになるわけですよね。
筋肉っていうのはね、その場で動いて収縮したりしてエネルギーを消費して筋肉を動かすっていう働きが主な働きになるわけですけれども、
でも他にも働きってあるわけなんですよね。 やっぱり筋トレとかしたら筋肉って大きくなったりとか筋肉の出力、筋力が強くなったりするわけじゃないですか。
というふうに、ただその場で収縮したりするという働き以外にも筋肉をもっと強化する働きもあるし、
前回も話したようにエネルギーが足りない時に筋肉を分解してエネルギーを供給するというような働きも持っているわけなんですよね。
実はこの筋肉にもっと作れと指令を出すアクセルと、いやもう分解しろというふうにブレーキをかけるような、この2つのスイッチというのが存在するんですけれども、
このメカニズムについて今回は話していきたいなと思います。 本当に僕たちの体って無駄のないシステムでできているなと感心することがあるんですけど、筋肉の細胞も例外ではないわけなんですよね。
この筋肉のいろんな働きを担っているわけなんですけれども、これを自動車工場に例えて想像していきたいなというふうに思います。
筋肉は自動車工場を稼働させているというふうに考えてください。工場で生産しているのはもちろん筋肉という名前の自動車を生み続けているわけですね。
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その筋肉自体に工場長が存在しているわけですね。工場長がよし自動車作れっていうふうにするのか、もしくは自動車を壊せっていうような命令を出すこともあるというようなイメージですね。
そんなイメージで考えたときに、実は工場長という位置づけにある筋細胞ですね、というのは一つ常に気にしていることがあるんですよね。
それは材料が十分に供給されているかということを気にしているわけです。今回においては筋肉におけるアミノ酸になるわけですね。
工場の外を見てみると、幹線道路をトラックがいっぱい走っているとします。これが筋肉でいうと血液が筋肉の周りを流れているわけですね。そこをトラックが走っているというわけですね。これがアミノ酸になるわけですね。
工場長としては外にトラックがどれぐらい走っていて、そして自分の工場にどれぐらい材料を届けてくれるかということをすごく監視しているということになります。
実際、体の中でも筋肉は血中のアミノ酸がどれぐらいあるのか、アミノ酸濃度っていうのを監視する実は働きがあるんですよ。
この血流から筋肉の中にアミノ酸を取り込む、アミノ酸輸送体というものがあるんですけども、これが輸送するだけではなくて、アミノ酸の濃度自体も監視しているというふうに言われています。
もちろん材料の供給がすごく潤沢にある場合は、工場長はガンガン生産するぞということで号令をかけるわけなんですけども、逆に供給が滞っている場合は生産を止めろというふうになるわけですね。
材料がないんだから筋肉作れるわけないでしょっていうふうになるんだけども、実はこの工場、材料が足りなくなるとこの世の中に材料が不足していると。
世の中のために僕たちも材料を供給しますというふうに社会貢献しだすというか、そんなイメージなんですよね。
自分のせっかく作った車を分解して部品を確保して、それを血中に流し出すというふうにするわけなんですよ。
なので生産ラインを止めて、場合によっては今ある車を分解して部品を確保しなさいというふうに非常事態命令を出すというような話になるんですよね。
これが筋肉でも起きてますよということになります。アミノ酸が血中にアミノ酸がいっぱいある場合においては必要性を感じると筋肉をいっぱい出すわけですね。
そうでないときは特に作りも壊しもしないというような感じになるんだけれども、アミノ酸が少ない状態、要は固活状態になってくると筋肉を壊して血中アミノ酸濃度を保とうとするというような働きが出てくるということになるんですね。
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甲状腸の話で例えてみましたが、この筋細胞にはこういう甲状腸が使った2つのスイッチですよね。筋肉を作れなのか筋肉を壊せというこの2つのスイッチがあったわけですけども、これが実際に体の中に存在するわけです。
それがMTORC1というものとATF4というものになります。
ちょっとよくわからない名前が出てきましたけども、1つずつ解説していきますね。そんなに難しい話ではないです。名前が難しいだけで。
作れという筋肉を作るゴーサインを出すのがMTORC1というものになります。
これは筋肉を作れと命令するスイッチを入れるようなものになります。
これはどういうところでスイッチがオンになるかというと、さっき言ったみたいに血中のアミノ酸濃度が豊富になってくると、これを検知してこのMTORC1というものがスイッチがオンになって筋肉を作るという働きが行われるということになります。
この筋肉を合成する働きのことを導火と言います。そしてこれはアナボリックと言います。前回筋肉を分解することをイカというふうに言いました。そしてそれをカタボリックだというふうに言いましたが、その逆ですね。筋肉を合成することを導火、アナボリックというふうに言います。
なのでMTORC1というスイッチがアミノ酸が豊富であるということをきっかけにスイッチがオンになって筋合成、導火、アナボリックが起こるということになります。これの逆がATF4というスイッチになります。
アミノ酸が不足している、血中アミノ酸が不足するとオンになるのがATF4なわけですね。これは筋肉の合成がストップして、さらに筋肉そのものを分解するまさにイカ、カタボリが起こるわけですね。なので言ったら工場の車をバラバラにして部品を取り出しているというような状態になるわけですね。
ここで重要なのがBCAAになるわけですね。BCAAの中でも特にロイシンという成分があります。BCAAは3種類あってガリン、ロイシン、イソロイシンというこの3つのものがBCAAを構成しているんですけども、その中でもロイシンというものが実はこの筋合成を促進する、アナボリックを促進するMTORC1というアクセルスイッチを強力に
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踏み込むことができる特別なアミノ酸というふうにして実は分かっているんですよ。なので運動する時ですよね。筋トレでもランニングでもそうなんですけども、アミノ酸をエネルギー源として消費してしまうような状態っていうのはカタボリック、筋分解が起きやすいような体の状態になるわけなんですけども、ここでBCAA、特にロイシンを直方便で筋肉に届けてあげることによって筋分解を抑制して
すかさずMTORC1をスイッチオンにすることによって筋合成に切り替えてくれるというような効果が期待できるというものになるんです。だから運動時はBCAAを素早く届けることが必要なんだ。BCAAを取るだけじゃダメなんですよね。BCAAを素早く届ける必要があるということになります。
だからプロテインじゃ、でもいいんだけどプロテインじゃなくてBCAAをそのまま取る方が分解する、消化酵素で分解したりする工程が省かれるので、よりスピーディーに筋肉に届いてくれるというようなロジックになります。このスイッチの存在を知るとトレーニング後の行動とかの意味が全く変わってくるんですよね。
よく運動後の30分はゴールデンタイムだというふうに言われたりするんですけれども、これはまさに運動によってカタボリックに傾いた体をいかに早くアナボリックに切り替えるかどうかという時間の戦いなんですよね。
だからこの運動後にのんびりとやっていると体の中としては、やべー筋肉壊せっていうスイッチになっちゃうわけなんですよね。だからさっさとこのタイミングでプロテインを飲む、もしくは理想的にはBCAAをしっかり飲むことによって材料は揃っているから、今まさに筋肉を修復しよう、筋肉を合成しようというふうに言ってスイッチを入れるいいタイミングになるわけです。
そうしないとトレーニングの効果を最大化することができないということになるわけですね。だからゴールデンタイムだというふうに言われるわけなんですよ。なので今は運動直後にBCAAを接種するということは、工場長に対して今すぐ生産を再開してくださいと、材料は最速で届けますよっていうふうに速達便でメッセージと資材を送るようなものなんだというふうに理解していただけるといいかなというふうに思います。
はい、というわけで今日は筋肉の運命を握ってたMTOL-C1というものとATF4という2つのスイッチについて話しました。特にMTOL-C1を強力にスイッチオンすることができるロイシンというのはやっぱり価値が高いんだよっていう話になって、実はこのアミノバイタルゴールドというものですね。これは運動の後に直後に飲んでくださいねということを推奨されているサプリになるんですけれども、売りとしてはロイシンが後輩号であるということになります。
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これはロジックというのは今のような話になるわけですね。この体がエネルギー不足で運動とかでエネルギー不足になって筋肉を分解し始めるというカタボリックな状態っていうのは、実はランナーが一過性に経験するっていうものなんですけれども、でもこれを慢性的に24時間365日経験しないといけないという病気があるんですよ。
そういう緊急事態の状況がずっと続いてしまうという病気があって、それが実は肝抗変というものなんですよ。次回はですね、視点をガラッと変えて、このBCAAというものが実は肝抗変の薬として使われているんですけれども、この医療の現場からこのBCAAの働き及び体の仕組みというところについて解説して、よりアミノ酸についての理解を深める。
ということで、今日も聞いてくれてありがとうございます。ということで次回もまた会いましょう。バイバイ。
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