油で胃もたれするのはなぜ?|消化器内科医が仕組みを解説 #085
2026-10-03 18:09

油で胃もたれするのはなぜ?|消化器内科医が仕組みを解説 #085

ケーキ、最初はおいしいのに、途中から油で気持ち悪くなってくる——あの現象、なぜ起こるか知っていますか?

消化器内科医ランナーが、「もっと食べたいのに食べられない」自分の体で気づいた疑問から、胃もたれの仕組みをわかりやすく解説します。

犯人はあるホルモンと、体の中で石鹸のように働く物質。医師が病院で処方しているあの薬の話まで。


【今回のトピック】

✅ きっかけは僕の体験——エネルギー不足で伸びないパフォーマンス、でも食べようとすると満腹感が邪魔をする

✅ 脂質を控えて炭水化物+タンパク質にしたら、量を食べられて調子が上がった話

✅ 犯人その1: CCK(コレシストキニン)——脂肪酸を感知して胃にブレーキをかけるホルモン

✅ 胃もたれの正体=ご飯が溜まったまま胃の動きが止まっている状態

✅ 犯人その2の裏返し: 胆汁酸——「体の中の石鹸」が脂の処理を速め、ブレーキを早く解除する

✅ 医師が処方する薬「ウルソ」と熊胆(くまのい)の歴史——日本人が発見から合成までやった薬


【Dr.ねごの「ここだけの話」】

小腸から胃へのメッセージは「今は消化を頑張ってるんだから、タスクを振ってくるのやめてくれない?」。そして——僕たちの体は、食べたものからできています。お腹の満たし方で、その後の行動まで変わります。


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【番組について】

「仕事も趣味も、もっと全力で楽しみたい」

「いつまでも健康でいたい」

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この番組は、そんなあなたへ贈る「走る医師」による健康ラジオです。

健康増進を学び実践する医師であり、サブエガ挑戦中ランナーでもある「Dr.ねご(ランニングドクターねご)」が、医学知識と経験をかけ合わせた「絶好調のヒント」をお届けします。


■ プロフィール:Dr.ねご

・現役医師(健康増進を専門分野として育てる総合内科医 / 消化器内科)

・サブエガ挑戦中ランナー

・食事・運動・睡眠・メンタル・人間関係・習慣化を、日常で実行できる一手に翻訳


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サマリー

ランナーとしてエネルギー不足を感じたDr.ねごが、脂質を控えて炭水化物とタンパク質を意識したところ、食べられる量と体調が改善した体験を語ります。脂質が小腸に届くとCCK(コレシストキニン)が分泌され、胃の動きや胃酸分泌を抑え、満腹感を生むため、胃に食べ物が残る胃もたれにつながります。一方、胆汁酸は脂質を乳化して消化を助け、CCKによるブレーキを解除しやすくします。胆汁酸の薬ウルソデオキシコール酸について、熊胆から日本人による発見・合成薬化に至った歴史も紹介します。脂質の摂りすぎを控え、炭水化物とタンパク質で心地よくエネルギーを補うという、話者自身の実践で締めくくります。

脂質で胃もたれする体験とランナーの食事
油分を取りすぎると胃もたれしてしんどくなったりはしませんか? 最初はケーキよくおいしいなって言いながら食べ始めるんだけれども、徐々に油で気持ち悪くなっていく。
こういう経験ありますよね。あれってなんでそうなるか皆さん知っていますか? 僕はですね、ランナーとしてトレーニングの効果をしっかり出していくために、
トレーニングの一環として、食事・栄養をしっかりとることを心がけているんですけれども、その中で例えばカロリーベースで考えると、もっとしっかり食べないといけないなと思う反面、なかなか満腹でご飯が進まなかったりすることもあるんですよね。
その中で気がついたんですけれども、油を食べるとなんかしんどくならないかといった疑問でした。 今回は脂肪分を食べ過ぎることと胃もたれとの関係、
その起床についてお話ししたいなと思います。 最近脂分がしんどくなってきたなと感じている人、自分の体の中で起きていることをちょっと知ってみてみるのはいかがでしょうか。
それでは行きましょう。 皆さんおはようございます。ドクターねごの走る健康習慣ラジオ。
はい、ということで今回は脂分と胃もたれについてです。 いやー、僕本当にね、脂をね、なかなかもう取れなくなってきてるというか、
もちろん食べれないわけではないんですけれども、 やっぱなんか早々にしんどくなってしまうという現象があるんですよね。皆さんどうでしょうか。
まあ本当お腹がしんどくなっちゃうとか、まあそんな感じなんですけどね。 これについて解説していきたいなと思います。ここにはですね、あるホルモンと
体の中で石鹸のような働きをする物質っていうのが関わっています。 消化器内科医として僕が普段使っているお薬も実はここに関係してくるんですよね。
脂の消化について知ることで、毎日の食事をもっと楽しめるようになるかもしれませんよ。 今回なんで脂分について注目したのかということなんですけれども、まあ冒頭でもお話しした
ように、僕自身が脂をあんまり食べられないからっていうことなんですよね。 夏場僕ランナーとしてトレーニングするにあたって、
しっかりとご飯を食べないと、栄養を摂取しないと、パフォーマンスが上がらないなというふうに感じることが多くなってきたんですよね。
なんかしんどいなぁとか、夜間の心拍変動、HRVがなんか低いままで体が疲労している状態、これが続いているなと思ったんですよね。
ある時からこれエネルギー足りてないのかなと思って、しっかりとご飯を食べるようにしたんですよね。 そうすると結構パフォーマンスが上がってきたんですよね。
よしよしよしと、なるほど僕はご飯を もっと食べないといけなかったんだというふうに思ったんですね。
でもねやっぱり普段からそのあんまり大食いではないんですけれども、 頑張って意識的にたくさん食べようとすると、なんかね満腹感が強くなって、
あんまり食べれないなーっていうことも多かったんですよね。 ここでやっぱり自分脂が多いんじゃないかな、それでしんどくなってんじゃないかなというふうに思って、
脂質を控えつつ炭水化物とタンパク質を意識して食べるようにしたんですよね。 そうすると結構量を食べれるようになったんですよね。
そんなら体の調子も上がってきた。 めっちゃいいじゃんっていうふうに思ったんですよね。
やっぱり脂質を摂りすぎるのはちょっとランナーとしてもあまり良くないのかなといったところが今回のきっかけになります。
しかもですね、これは個人的意見なんですけれども、年をとるにつれて徐々に脂質を摂取するのがしんどくなってきてるなぁというような気もするんですよね。
よくあるじゃないですか、もう年だなぁと脂分食べれないなぁみたいな、それをね僕も実感することがあるんですよね。
それも含めて気になったので、なんで脂分だけこういう症状が出るのかっていったところを今回調べてみたので解説していきたいなと思います。
CCKが胃にかける消化のブレーキ
ざっくりとですね、この話を解説しようとしますと、コレシストキリンというホルモンおよびタン13という消化酵素ですね。
この2つを知るとまあざっくりと概ねのことを理解できるんじゃないかなというふうに思っております。
まず1個目はコレシストキリンというホルモンですね。聞いたことあるでしょうか?
英語でアルファベットでCCKというふうに表現されるものになります。これはですね、小腸の愛細胞から分泌されるホルモンなんですけれども、
働きとしてはですね、胃の動きを止めて胃酸の分泌を止めて、水蔵からの消化酵素水液の分泌量を増加させてタンノンを収縮させてタン十の排出を促進する。
まあこんなホルモンの働きなんですけれども、ざっくり言うと胃での消化を一旦止めさせて12視聴以降の消化をメインで働かせる。こんな感じのホルモンなんですよね。
ちなみにこのコレシストキリンっていうのはコレっていうのがタン十とかそういう意味なんですよね。シストっていうのが袋という意味でコレシストっていうのでタンノンみたいな意味なんですよね。
キリンっていうのが動かすみたいなイメージなんですね。なのでコレシストキリンっていうのはタンノンを動かす働かせるホルモンというような名前なんですけども、お食事を食べるじゃないですか。
そしたら食堂を通って胃に溜まるわけですね。胃で消化が開始されつつ、胃が前導することによって食事が混ざり合うわけですね。
その中で胃の次にある12視聴というところにご飯は消化されるためにも動いていくわけですね。その際に脂質ですね。もちろん12視聴の方に流れていくんですけれども、脂質自体はですね、口の中での唾液だったり胃の中での胃酸だったりでほとんど消化の処理が進まない状態で12視聴の方に流れていくような形になります。
本格的に小腸ですね。12視聴以降で消化されるというような基準になるんですけれども、12視聴にはですね、水蔵からの消化酵素と肝臓からの消化酵素が混ざり合うところがあります。
ここでですね、リパーゼという消化酵素が油を分解していく。こんな感じになりますね。例えば中性脂肪とかを分解すると脂肪酸というものに分解されたりします。
この脂肪酸もね、長差脂肪酸だったり中差脂肪酸だったりとかね、そういったものいろいろ種類があるんですけれども、このできた脂肪酸ですね、特に長差脂肪酸の方がメインだと思いますが、腸のセンサーをプチッと押すようなイメージになります。
これをきっかけとしてコレシストキニンというホルモンが出てくるということですね。なので平たく言うと脂分が腸の方に流れてきたらコレシストキニンというホルモンが出てくる。
まあそんなイメージですね。なので小腸からしたら、あ、なるほど脂質が流れてきたな。今からここで消化を行っていくぞ。
なので一回Eにはブレーキをかけよう、みたいな感じですね。ほんで今は消化頑張ってるんだからちょっといっぱいタスク降ってくるのやめてくれない?
みたいなイメージでEにはブレーキ。もう食べないでね。そんな感じですね。しっかりと消化するためにもどんどこどんどこ油分を小腸の方に流してこないでね。
みたいなこんな感じですね。なのでEの動きにブレーキがかかって、そして満腹中枢を刺激して満腹感が出てくる。こんな働きがコレシストキニンにはあるということですね。
実際脂質っていうのは消化に時間がかかるんですよね。なのでどこかどこか小腸の方に流れてきても消化しきれないんですよね。
消化しきれないと、これがそのまま大腸の方に流れていって下痢になってしまう。こんなところなんですね。
なのでこれを調節しているホルモンだということになるんですよ。ただですね、胃の動きにブレーキがかかるわけですね。
胃もたれの仕組みと胆汁酸の乳化作用
胃もたれっていうのはそれが正体なんですよね。胃の中にご飯が溜まっている。
だけれども胃の動きがストップしてしまっていて溜まった状態が続いてしまう。これが胃もたれなんですよね。
そして胃がこうなんていうかなご飯が溜まっている状態で胃が引き伸ばされている状態が続く。これがまた吐き気に繋がったりとかするんですよね。
なので脂分、脂質をいっぱい含む食事を大量に食べると胃もたれする。というのはおおむねこういった基準で説明できるんじゃないかなと思います。
実際ある実験があってですね、蝶々に直接脂質を入れると不快感が出て、そしてコレシストキニンをブロックする薬を使うとこの不快感が消えるというような実験があるみたいですね。
なのでまあいろんな基準が混ざり合っているとは思いますが、やっぱりこの胃もたれをするといったところはコレシストキニンがある程度関係してそうだというのは言えると思いますね。
こんな感じで脂質の消化に専念するために出てくるホルモンコレシストキニンというものは逆に胃の動きを弱めてしまって胃もたれに繋がってしまう。
こんなブレーキのような働きも一方で持っているということなんですけれども、これを早く解除してくれるものもあるんですね。
それがもう一個の紹介したい成分である炭重酸というものですね。この炭重酸っていうのは海面活性の働きをするんですね。
海面活性といえば石鹸ですね。油分とか汚れを浮かして取るっていうのが石鹸の働きだと思いますが、体の中でも同じような海面活性作用を持っているのが炭重酸になります。
脂質を消化するためにはやっぱり消化酵素と油が混ざる必要があるんですよね。
基本的には体の中は水がいっぱいですので油分と混ざらないんですよね。そこで混ざるためには海面活性作用がある炭重酸が必要だということなんですよね。
炭重酸には素水気と浸水気というものがあってですね。素水気って言ったところが油と親和性があって浸水気っていうのは水と親和性があるということですね。
これが油を細かい粒微粒子にして水と混ぜ合わせる乳化って言いますけどね。という風にして水と混ざり合わせてリパーゼですね。
油を消化する消化酵素と混ぜ合わせるというような効果があるわけですね。
この処理が進めば要は脂質の消化が早くなるということなんですね。
そうしたら吸収も早く終わる。でなるとコレシスト菌も出づらくなる。ということなので胃にかかっていたブレーキの信号というのも収まるので胃もたれが改善していくんじゃないか。
こんなような器状になるわけですね。本当体の中って不思議ですよね。本当にいろんなホルモンだったりとか消化酵素だったりとか本当にいろんな器状が重なり合って組み合わされまくって
本当に動いているんですよね。こんな脂質の消化について今回は注目しているんですけどね。
想像したことあるでしょうか。ちょっと知るだけでも今ここで食べた脂肪分というのは体の中でこういう風に消化されていってんだなぁみたいな風に想像できると何か違った見え方がするかもしれないですよね。
ウルソデオキシコール酸と熊胆の歴史
こんな単獣酸ですけれども普段ね生活してて馴染み深いものではないと思いますが実はお薬として単獣酸を内服するっていうような治療があるんですよ。びっくりですよね。
これはねあのドクターにとっては全然有名な話なんですよね。これをウルソと言います。ウルソデオキシコール酸というお薬があってですね。
これは病院で処方したりすることがあります。僕も処方したりしています。単獣酸ってね実は5つ種類があるんですよね。コール酸、ケトコール酸、デオキシコール酸、リトコール酸、ウルソデオキシコール酸。
この5つなんですけどもこれ全然覚えなくていいんですけどこの中で浸水性が一番高いのがウルソデオキシコール酸というものなんですけども。
これがね一番細胞毒性が少ないんですよね。そしていろんな作用を持っている。なので傾向を摂取していく。それによってメリットを得よう。こんな感じなんですよね。
単獣の排泄を細胞レベルで良くする働きがあったりとか、反応の中にあるコレステロール成分の凝縮ですよね。
砂だったり泥だったり石だったりですね。そういったものを溶かす作用があったりとか。なので病院ではそうですね。細胞レベルで単獣が物体している。
それによって単細胞が障害を受けている。こんな時にはウルソデオキシコール酸を飲むことによって細胞毒性が低い単獣酸の比率が上がることによって
癌症害が改善しやすくなる。もしくは単獣が排泄されやすくなる。利短作用で障害が改善する。こんな感じなんですよね。ちょっと難しい話かもしれないですけどこういうことがあったりするんですよね。
余談なんですけどこのウルソデオキシコール酸というものはですね日本人が発見してお薬まで作ったという歴史もあるみたいなんですよね。
もともとはですね漢方の文脈でユータンっていうものがあったんですよね。これすごいですよ。熊の胆の単獣のことなんですね。熊の胆獣。熊胆って書いてユータンっていう風に読むらしいんですけど
これが昔からあれこれ万能薬だぞみたいな感じで言われてたらしいんですよね。でこれが唐の時代ですかね。剣刀師の時代とかに日本の方に伝わってきたとされているんですけれども
これを現代になってから分析するとあれこれの成分ってウルソデオキシコール酸じゃねみたいなことがわかってきたと。で本当にそこから研究を続けていくと
自分たちで合成できるぞっていうところまで来て薬になったというところなんですよね。そして今では病院で普通に処方されている。こんな感じなんですよね。
脂質を抑えた食事の実践
この消化を助ける単獣さんですね。これを内服薬で飲めば飲むほど胃もたれをしなくなるのかって言われるとそこまで単純な話ではないみたいなんですけども
まあでも比上理屈としては通っているなっていう風なところなんですよね。実際華麗ですね。年を取れば取るほどこの単獣さんを作る能力っていうのは落ちていくっていうのはある程度研究でも分かっているみたいなんですね。
それが胃もたれの原因になっているかどうかははっきりとは研究では示されていないんですけれども理屈としては通っているよなっていうようなところなんですね。
体の中はこんなことが起きてたりするみたいですね。とまあ脂質の消化について少しちょっと小難しい話もありましたが解説してみました。
まあでももっと日常レベルに引き戻すとですね。脂質を入れすぎている商品っていうのはこの世の中やっぱすごく多いんですよね。
なぜかというとやっぱり脂質ってねうまいんですよね。おいしいんですよ。なので売れるんですよね。なのでそういう商品が多かったりとか。
外食行ったら塩分とか脂質が多かったりするんですよね。けどそういったものっていうのはやっぱり胃もたれとか満腹感とかを弱気しやすい。
なのでしっかりとエネルギーを取っていくっていう文脈においては障害になりやすいということなので脂質をちょっと抑えるぐらいの気持ち。
炭水化物とタンパク質をしっかりとるぞっていうことを意識して健康的な食品を摂取することによって心地よくお腹を満たせるということが僕の感覚としては分かっていて。
基礎的にも理屈的にもあっている。なので僕も実体験としてやってみるとすごく心地が良くて体調が良くなったってことを実感したという話ですね。
どこまで言ってもですね僕たちの体っていうのは食べたものからできています。なので健康的なもので作られた体。
同じような人間の見た目をしている。だけれども当たり前ですが食べたものが違えば体の健康といったものは変わってくるわけですね。食べるものも大事ですよ。
今回は脂質の話脂の話をしましたがじゃあ脂分を控えてじゃあ何を食べたらいいのか。炭水化物とかタンパク質はどれぐらい食べたらいいのかみたいなこともちょっと気になるなと思って。
ちょっと調べてみると確かに結構興味深いことがいっぱいあるなというふうに思いました。これはまたどっかで話せたらいいなというふうに思っています。
それも聞きたいなあっていう人がいたら是非コメントでよろしくお願いします。今回も最後まで聞いてくださりありがとうございます。面白いなというふうに思った方は番組のフォローと高評価是非よろしくお願いします。
それでは今日も絶好調な一日をランニングドクターねごでした。バイバイ。
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