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2022-10-11 25:04

#4-2 格好良いスタイルのある大人にはどうやってなるの?studio calm/包商店の西村さんに聞きました!

不真面目な会社員/オフを最大限楽しむ出張ライフ/出張時代の仲間が今の仕事仲間に/今だってなんだって挑戦したい/気持ちと行動が決まれば誰でもスタイルは持てる/遊びを突き詰めていない、引け目/引き出しの数じゃない/常に自分にあったものを探し続ける/渇望は30代の標準装備/何かに特化した人に憧れた時期もあった/前世で徳積んだ人たち/一回通った道をまた通るのは嫌い/これから自分がどうなっていくかも未定/知った気にならない、人もモノも情報も/STUDIOCALM 代表
西村紀彦
2015年SUTUDIO CALM を立ち上げ、家具/空間のデザインと製作を中心に活動する傍ら、2021年より天竜区二俣にてICECREAM SHOP『包商店』をOPENする。
現在、来季に向けて新たなプロジェクトを遂行中…
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その趣味、例えばオーディオだったりだとか服っていうものが趣味になって、そこでできた繋がりみたいなものっていうのもあったりするんですか?逆に。
その辺は働いてるときはそんなにやっぱり…
一線置いてた?
好きだけど、やっぱりそういう環境に慣れてくると緩やかに少しその意欲が下がっていくっていうのはあったのかもしれない。
今思うと。
なるほど。
適応してきちゃう。
適応してきちゃいますね。
なるほどな。
なんかその手針みたいなものがあるとすると、最初の手じゃないですけど、一旦その知識みたいなものを蓄えず、
で、社会で得た知識みたいなものをうまく売っていったりとか、あるいは提供していくっていうようなところのスキルを何年間会社に入って見つけていった。
そうですね。
そっか。で、そこから何ですかね?
飛び抜ける瞬間というか、歯というかのフェーズに入ったのは。
ずっと悶々としてた部分もあったり。
会社員と言ってもあんまり真面目な会社員ではなかったので。
ちょっと待って、そこも聞きたいですね。
どのように真面目じゃなかったか。
ちゃんと仕事はきっちりとやっていたと思うんだけれども、出張の多い仕事を年間1年で3分の2ぐらいの出張。
多いですね。3分の2。
で、1回行くと1ヶ月とか2ヶ月とか家に帰ってこないっていうような、そういう仕事だったので、やっぱりその出張先を楽しむ道具をいっぱい持っていく。
積み込んである。
どんな道具ですか?
サーフボートとか山登りの道具とか、あとキャンプ道具とか。
それ遊びに行ってるってわけじゃないですよね。仕事ですもんね。
そう。奥をきっちり楽しむ。
重要ですね。やっぱりそこのメリハリが。
でも朝、現場監督とかもやってたので、設計と。現場監督行って朝朝礼感を出して。
で、ちょっと行って。
ちょっと昼に戻るみたいな。そういう感じもやってたんですね。
出張出かけてたのは全国いろいろあったんですけど、どういうところ回られてきたんですか?
海外もあるし、日本だったらもう全国。北海道から九州まで。どこでも行って。
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なるほど。何か思い出深かった場所とかありますか?
やっぱ好きなのは行って、住みたいなと思うぐらい好きだったのは新潟とか、あと石川の金沢とか。
国立なんですね。
その辺が一番印象に残っている感じかな。今でも本当に出張じゃなくても、プライベートでしょっちゅう行くぐらい好きです。
その好きな理由だったりするんですか?
好きな理由。一回考えたことあるんだけど、なんとなく静岡に似てる部分はあるのかな。人間的な部分だったり。
食べ物だったり。
食べ物。
魚うまいみたいな。
魚うまいとか。
サーフィンは国立って結構やるんでしたっけ?
いや。
岩って感じですよね、日本海。
日本海側っていうとなんか僕のイメージだと冬、いいっていう感じのイメージですかね。
逆に夏はあんまりできない。
新潟、カタフォルニア。
そうなんです。その頃に繋がった人たちもいるんで。
出張、新潟出張。自分である程度出張行き先とかも決めれたんで。
新潟ちょっと多くしたりとか。
なるほど。だいぶあれですよね。裁量ある社会人ですよね。
いや、本当にいいの。
フジロックのあるときは絶対新潟出張入れるとか。
そんな感じでやってましたね。
そこら辺のバランス感の掴み方がうまいですね。
確かになんか会社から与えられた仕事ってさっきの高校生の振り回る話じゃないけど、
そこをうまく自分の一週間の中でやっちゃう人って結構少なそうなイメージありますよね。
結構真面目に会社ですね。
真面目にビジネスホテル泊まってさ。
そうそうそうそう。
もう本当に出張に浮かせるために1ヶ月車中泊したりとか。
1ヶ月車中泊?
そう、冬の石川で1ヶ月車中泊。
それ凍っちゃいませんか?
いや、意外と大丈夫。
なるほど。そうですよね。山登りの装備とかも備えて。
でもやっぱり貪欲ですよね。
結構安定してるサラリーマン生活時代の中でもそういう吸収したりしてたってことですもんね。
それがまさに今引き出しにもなってたりするってことですもんね。
そこが引き出しの差につながってるっていう風なところ。
そういうことなのかなって今ね。
休日ね、疲れたとか単に別に悪くないけど家族サービスとかって言って時間だけが過ぎていくよりかは結構自分のことに時間を使えてたっていうのは。
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それそうですよね。
結構西村さんって僕の中では子煩悩じゃないですけど子供がすごく好きっていう風なイメージがあるんですけど。
そのお子さんが生まれたタイミングとかでも出張の頻度自体は変わらなかった?
逆に生まれてから何歳の時かな。
3歳ぐらいの時にリーマン職があって。
その時勤めてた会社が結構傾いて。
その時にエンジニアや他の会社に転職してっていう感じで、そこからすごく出張が多くなっちゃったんで。
なるほど。
そっか、2010年代ぐらいから結構。
そっか、それはなんかあれでした、結構。
やっぱり一緒にいたいなみたいな思い強く。
やっぱり生活を安定させなきゃっていう子供ができて。
その思いの方が強かった。
なるほど、そっかそっか。
たぶん世の、特に今のお父さんとかって、子供ができると基本自分の時間ほぼなし。
だから趣味があってもそこに対してかける時間って。
ちょっと減らすのが普通じゃない?みたいなね、風潮はなんかあるね。
その時にある種、強制的ではあるにせよ外に出てって、そういうところにきちんと時間使えたっていうのは一つ大きいっちゃ大きいんですかね。
大きかったんだろうな。今でもやっぱりその出張の時のできた仲間っていうのが仕事で。
いろいろ一緒にやったりもあるんで。
割と結構その出張生活が今の下地作ってるのかなっていう。
それやってる時はそうだろうなって全く思わないわけですもんね。
いや思わなかったから。
なるほど、なるほどな。
なんかそのちょっと話が横にずれちゃうかもしれないですけど、
西村さん、好きなもの、いろんなものを深めていく中で自分の好きなものとかってどうやって見つけていくというか。
とにかく興味持ったものは何でも体験してみるっていう。
飛び込んで。
で、違ったらもうすぐに捨てるっていう。
なるほど、なるほど。
それで残ってきたものっていうのが。
そう、残ったものがやっぱり好きなものになってくるっていう。
なるほど、なるほどな。
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大人になると結構最近楽器の話もそうだけど、始めるのに腰が重いというのが正直あるったりもするんですけど、そういう感覚は今もない感じですか?
今も条件が許すんだったらもう何でもやりたい。
時間と金銭的な部分があれば。
そこら辺がやっぱりかっこいいなっていうかね、スタイルだなって思う。
そうですね。
ゆえんというか。
そうですね。
今ちょっとスタイルって話ができましたけど、やっぱり西村さんから感じるものってそのスタイルだなっていうふうに思うんですよね。
それを定義付けろって言えるとなかなか難しいというか、ある種の生きざまとかっていうふうになるのかもしれないですけど、何て言うんですかね。
スタイル、スタイル、スタイルとはよく言うものの、スタイルって何だと思いますか?西村さん。
スタイルというかその人の型、文字通り型であり生き方なんだなっていう。
唯一無二というか。
唯一無二でなくてもいい。
その信念を持っていれば別に誰かと被っても構わないと思うし。
ちゃんと全部その自分の気持ちとその行動が完全にフィックスされちゃえば誰でもスタイルって持てるんじゃないかなと思う。
なるほどな。
そのためには興味持ったことはまずやってみようっていうようなとこから始まるって感じですかね。
そうなんで周りの時代流れとか人の意見とかにあんまりぶれないで。
流されすぎる。
ちゃんと続けてみるというところで初めて得られるのかなっていう感じがするよね。
僕の話とかっていうと結構今まで遊びなく生きてきた方の人間かなっていうふうに思うんですよ。
多分パッと外から見た感じ好きなことやってるじゃんっていう風なところに見えがちなんですけど。
例えば音楽にせよファッションにせよ好きではあるけどもそこまで掘ったこともないし。
肩みたいなものってそれこそできないままここまで来てしまったっていう風な引け目みたいなものを結構感じる瞬間っていうのが最近あって。
その遊びというかある種掘って自分の好きなものを見つけてそれを自分の中に取り入れていくっていう風なことの範囲かなみたいなものが
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広ければ広いほどその上に乗せていけるものだったりだとかその後に取れる行動の選択肢の幅みたいなものが増えるような気がするんですよ。
DJとかで言うと例えば持ってるレコードの枚数だったりだとかそれでプレイできる内容みたいなのが決まったりするじゃないですか。
どんだけ上手くても4枚のレコードの中でとかそれを150枚の中でって比べるとなかなか難しい部分もあるというか。
その引き出しっていう風なものを作らないまま今まで生きてきた20代後半から30代の奴らに何かアドバイスありますか。
いやーでも引き出しの数じゃないと思うんだよね。
そういうことか。
逆にめちゃめちゃ3000枚レコード持って時期過剰なプレイする人よりもコンピレーション4枚で客を乗らせれるようなDJの方がやっぱり偉いと思うし。
本当に自分の必要なものだけちゃんと持っていればその引き出しなんて沢山なくてもいいんじゃないかなと。
なるほど。
また励みになるっていうか。
なるほど。
ただその自分に合うものを探すために引き出しはいっぱい開けなきゃいけないかもしれないけど。
それですね。
開けてみたけど別に自分の引き出しじゃないっていうのもそれそれ。
パッと閉めちゃう。
パッと閉めたことがあると。
そうそう。
潔くいらないものをどんどん捨てていくっていう。
あーなるほどな。
ために自分に合ったものをずっと探し続けていけばいつか。
そっか。
それが別に人に影響されたからっていうのでも全然入り口としてはいいと思うし。
なるほどなー。
でもなんかあれなんじゃない?
中谷くんは最近本当にいろんな結構一線級の人と仕事する機会が増えてきたってことなんじゃない?
そういうことなんですか?
わかんないけど。
だからやっぱそういう人と相対するとっていう気持ちになるみたいな。
なるほど。
自分の底の浅さを思い知りに。
じゃないですけどね。
でもなんかずっと同じレベルって言ったら変だけど、その居心地がいいところでいるよりかは、
自分より多くのことを知ってたりとか、いろんなものを知ってる人たちと仕事するからそういう気持ちになってるっていうのも値案かなって今聞いてて思ったけどね。
そっかそっか。
なるほど。
自分が中谷くんの頃なんてもうそんな知識なかったからね。
いやそんなことないと思いますよ。
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十分、あと10年あれば。
いやいや。
中谷くん、30代前半の中谷くんみたいな、その渇望とか焦りとか、もっともっとみたいな。
なんかそういう気持ちとかはあるなーみたいな、わかるなーみたいなのあるんですか?
いやもうそれ標準装備なんじゃないかな、その年代だと。
みんなそれはあるよね。
そっかっていう。
それを超えるというか、必ずみんな何かこう、そういう突き詰めたい人っていうのはそこ通ってくると。
そうなのかー。
でも自分も今でもやっぱりもっと雲の上の存在の先輩たちがいるんで、どうしたらそこに近づけるんだろうって今でもやっぱり思ってて。
本当にまだ自分もヒヨッコなんでね。
西村さんにとってもそういうふうな存在っているんですね。
いやいや。
そっかー。
それが年上じゃなくても、年下にそれを感じることもあるし。
なるほど。
その感じるものっていうのは、やっぱり圧倒的な、個性とは言わないまでもそのスタイルというか。
そうでもね、やっぱりずっと自分も30代、40代、独立してからも特になんだけど、ちょっと強烈な個性を持った人。
例えば、さっき言ってたリュウザインのリュウタとか、あとマツケンとか。
なんか、なんだろう、誰にもできないというか。
もうその人でしかないって感じですよね。
そういう何かに、一つの分野に特化した人っていうものにすごく憧れを抱いてた時代があって。
なるほど。マルチだからこそ。
自分もそうなりたいと思って意識しちゃった時もあったんだけど、やっぱり叶わないし、自分らしくないって。
やっぱり自分の強みは何だろう。
で、やっぱバランス。
バランスね。
そういう部分の挫折っていうのは結構あったかな、独立してから特には。
一緒に仕事する仲間だからこそ、もう際立って見えますもんね。
そう、やっぱりでも際立ってるし、でも彼らがキャラクターじゃないとできない部分があったりするので。
磨いてできるものじゃない世界は必ずあるので。
確かに。
いや、あれ何なんですかね。
いやー、何だろうね。ある意味得の部分もあるかもしれないし。
得ですか。
そう。
前世の得ですか。
そう。
得を積んできて。
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得を積んできて。
なるほど、そっからさんついてる。
いや、そんぐらいの、やっぱり高豪しく見えちゃったんだね、自分は。
まあ、そうですよね。
同じ時間使ってもそこに到達できないみたいなのが見せられると。
時間使って得られるものじゃないっていうのは感じて。
でも逆に自分にもそういうものがあるんじゃないかなっていう。
初めてそこで挫折というか、いや、こうなれないなって思って、改めて自分の中を見つめ直すっていう、そういうのもあったっすね。
なるほど。
すごいあれですね、西村さん、ずっと旅をしてるようというか、決まった道を歩いてるっていうよりかは、常に知らない道を歩いて模索してる感じというか、すごい今してますね。
なんか自分の中ではもうかなりスタイルっていうものが決まった人っていう風なイメージがあったんですけど、今こうやって聞いてるとまだその道の途中なんだなっていう。
いや、まだまだ半ばっすよ。
一回通った道、もう一回通るのは嫌いなんで。
なるほど。
常に新しいことを。
ある程度軌道に乗ったらもう割と飽きちゃうタイプなんで、また新しいことをどんどんやっていきたいっていう、そういう感じですね。
なるほど。今そういう意味では、スタジオ化とPAO商店がメインで表に出てくるものとしてはあって、それ以外にもこういう表現してみたいとか、こういうことやってみたいとかってあったりするんですか?
そう。このPAO商店やるときに本当にちっちゃい百貨店っていう感じでやっていきたいなって思いがあったんだけど、なかなかスペース的にちょっといろいろできない部分もあったりしたんで、
本当に生活に関わる部分、衣食中、すべて提案できるような、そういうお店ができたらいいなっていう思いは今でもあるですね。
うーん、なるほどなぁ。
その辺はもうおぼろげながらあって、まずと思ってPAO商店やったけど、まだもうちょっとやり終わるんじゃないかっていうのは残ってる。
いろいろ面白いこととか新しいこととか、場合によっては飽きることみたいなものを追い混ぜていったときに、今後どんなふうに最終になりたいかみたいなのは西村さんの中でも未定みたいな感じなんですか?
未定。
なるほどなぁ。
いやごめんなさい、ザックバランにどんどん聞いてちゃうんですけど、見つけるというか、何か新しいものを見つけますとか、あるいはそれを掘っていくっていうふうなことって、
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コツじゃないですけど、こういうふうなモードに入るとかあったりするんですか?
あとなんか多分僕らの世代って、もはやインターネットがあることが当たり前になっちゃってる世代なので、一発でポンと表面的なところに関しては知ることができちゃう。
知った気にはなるっていう。
そう、知った気にはなっちゃうんですよね。
でもやっぱり西村さんと会話をしていると、そこからは到底出てこないものの繋がりとかみたいなところまで入り込んでるなっていうふうに感じるんですよ。
それってどういうふうに掘っていってるんですかね?
でもやっぱりインターネットは便利だから自分ももちろん使うけども、やっぱりでもインターネットで調べて知った気にならないっていう。
さらに実物を見に行くとか。
実物を見に行く。
もちろん。
で、メールとかね、そういうSNSで会わなくてもいい時代にはなってるけど、必ずこうあったことない仕事で繋がるような人っていうのは1回目は必ず会いに行くっていう感じかな。
やっぱり物を遠くで他県で買ってくれた最初のお客さんっていうのは本当にどんだけ交通費かけても実際手渡しに行ったりとか。
本当にその交通費が売ったら金額より高く作る人も結構ある。
やっぱりそこで会って話するっていう部分とか。
知った気にならない人も物も。
なるほどなー。
それが一番やっぱり自分で体験しないと吸収されない部分がたくさんあると思うんで。
もう本当その通りですよね。ある程度。
できちゃうけど移動して足運んで空気感を見てみたいなのが。
いや、そうですよね。
なんかもう移動しなくても良い時代になったっていうふうに世間では一部言われてたりしますけど。
やっぱり実際にリアルに足を運んで人に会って話をして物に触れて空気感みたいなものを感じ取ってくるってすごく重要ですよね。
いや、重要だと思う。
なかなかコンピューターの中の0と1っていうふうな情報量、それで構成できる情報量では感じ取れない複雑さだったりだとかみたいなものは圧倒的にありますもんね。
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リアルは。
あと空気感とか匂いとかそういうものも含めて全てなんで。
そうですよね。
何かかけてもやっぱり情報としては不十分なんじゃないかなと思うんで。
まさにまさに。
そうだな、なんか知った気にならないっていうのがすごい。
そう、そうやって仕込みとかレビューとか。
あれでもうそれでやめちゃったりとかっていうのはもったいないと思うし。
らしいよとかって言ってやめるんですね。
そこはもしかしたら操作された情報かもしれないし。
確かに確かに。
そこにでも本当の自分の求めてたものがあったりするのをやっぱり人の意見に左右されるっていうのはもったいないと思うしね。
なるほどなー。深いぞこれは。
次回へ続く。
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