1. にゃおのリテラシーを考えるラジオ
  2. #168 まだパソコンは必要..

2022年4月に発表されたMicrosoftの製品の、Windows 365 bootについて考えています。

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。

#157 ディスプレイだけ買えば大丈夫と囁くAppleの話。
https://anchor.fm/82661/episodes/Apple-e1gdn61

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をご覧ください。

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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「まだパソコンは必要だよ!」というマイクロソフトの話、というものです。
157回目の配信で、Appleがとんでもなくインテリジェントなディスプレイを出した話をしました。
どうもこれは、MacやiPhone、iPadの製品の優れたユーザー体験をそのままに、本体をクラウドに移す入り口なのではないか、という想像を匂わせる内容でした。
実はこのようなパソコンの本体部分をクラウドに移すという試みは、全く新しいというわけではありません。
すでにある程度普及しているものとして、Chromebookが挙げられます。
Googleが提供するクラウドアプリケーション環境を使うことに特化したノートパソコンで、最近は小中学校でのICTを使った教育に使われるようになってきています。
さらに、マイクロソフトは2021年に、Windowsをクラウドで動かして、画面部分だけを手元のパソコンに表示するタイプのWindowsの提供を始めました。
どちらもコンピューティングリソースのほとんどをクラウド側で用意するものです。
マイクロソフトはつい最近、このクラウドタイプのWindowsのより具体的な製品イメージを発表しました。
例によってマイクロソフト製品はどれがどういう製品なのかよくわからない状態なのですが、
目指すところはクラウド上でWindowsを動かして、手元には画面とキーボードとマウスなどがあるだけで、それを利用するには月額料金を支払う形になるようです。
すごく簡単に言うと、手元のパソコンを買い替えなくても、新しい機能を使ったり、よりパワフルなマシンに切り替えたりできるということになります。
しかし、OSがクラウドで動くとしても、画面やキーボードやその他の周辺機器は手元にあるわけで、それを収容する何らかのものが必要になります。
マイクロソフトはひとまずそれを手元のWindows PCに見直せようという戦略のようです。
手元のWindowsとクラウド上のWindowsを切り替えて使うようなイメージのようです。
Googleが不器用ながらもChromebookでクラウドを利用したデスクトップを実現しているので、マイクロソフトはWindowsの使い勝手を引き継いだクラウドマシンを用意する。
ただ、それは現状のパソコン環境から徐々に移行するということだと思います。
多分、そのようなコンピューティング環境のクラウドへの拡張が、ここ数年で当たり前になるでしょう。
究極的には、必要な性能のパソコンを性能に応じた月額料金を払って使うモデルです。
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このような構造から一番遠いのがAppleの製品だと思っていたのですが、スタジオディスプレイによってちょっと流れが変わったように思います。
手元にパソコン並みのユーザーインターフェースを実現するものをディスプレイとして販売しておいて、
クラウド上にあるAppleの製品を、そのユーザー体験を損なわずに使うことができる環境を目指しているような気がするのです。
そういう将来構想を持ちながらユーザー体験を大事にしてスマートに移行しようとするAppleに対して、
マイクロソフトは現実路線をとっている感じ。
そういう構図が見えてきませんか?
Appleはさらにハードウェア製品のサブスクリプション化にも着手しています。
これまでのパソコンの歴史からすると、マイクロソフトがそこまで踏み切るのはちょっと難しいのではないかと思いますが、
なんとなくスタジオディスプレイ的な手元のUIを一気に引き受けるデバイスのリファレンスモデルを出すような気もします。
数年後にはテレビのようなコモディティ化した端末を買えば、テレビを見るようにWindowsやMacOSが使えるようになるに違いありません。
そこまでいったら次はスマホとの統合でしょう。
多分その時はディスプレイは消滅して、眼鏡やイヤホンと手を使った今は存在しないユーザーインターフェースになっているような気がします。
まだ僕も半信半疑ですが、10年も経たないうちにそんな風に変わりそうだなぁと感じています。
早くそんな時代が来ないかなぁ。
読書と編集では、ITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
詳しい内容については概要欄のリンクから、または、読書と編集と検索して猫がトップページに出てくるホームページをご覧ください。
この配信の書き起こしをノートで連載しています。
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今日もワクワクする日でありますように。千葉直樹でした。ではまた。
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