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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「狭い世界で生きているから、外のことが面白い。」というものです。
認知バイアスという言葉があります。簡単な言葉であえて言い換えると、「思い込み」でしょうか。
思い込みから起きる情報の取り入れ方の歪みを表現した言葉です。
昔、車を購入した時に、やたらと買った車と同じ車種が目につくということがありました。
少なく見積もっても1割くらいは自分の選んだ車と同じ系統だと感じたものでした。
まあ、そんなことはあり得ないわけですけど。
こんな認知の仕方は誰でもあります。
自分の仕事のことはよくわかっているから、世の中は自分が所属している業界が全てだ、みたいな感覚になることもありますよね。
大体は取るに足らない小さな領域なんですけどね。
でも、そういう認知の歪みがあると意識した上で、自分がやっていることを社会に広げて考えることは大切なことです。
日々やっていることを過小評価する必要はありません。
そう考えると、仕事やいろいろな活動が面白くなるものです。
逆に、自分が体験したことをより広い視野で考え直すことができると、全く違う場面でも類似性があると感じて、感情的にならずに考えることができるものです。
世の中には理不尽と感じることがたくさんありますが、それは背景や価値観が異なる人々が一緒に暮らしている以上、多かれ少なかれ起きることです。
そういうことにいちいち感情を動かしていると疲れてしまいます。
自分が知らない領域があるということは、それを知るチャンスだと考えると、一瞬ムカッとしたとしても気持ちを切り替えてしまうことができます。
自分の小さな世界に閉じこもるか、外の世界があることを意識するかで生き方は大きく変わります。
友達が多い人や職業経験が豊富な人に面白い人が割といると感じるのは、自分より広い世界を知っていると感じるからでしょう。
自分が能動的に選んでいるつもりでも、それはとても狭いものだと考えることは大事なことです。
人と話すのが楽しかったり、外に出かけるのが楽しかったりするのは、自分の殻を破るきっかけを与えてくれるからなのですね。
いつもやってみないことをやってみると、そんな経験を増やすことができそうです。
ちょっと勇気を出してやってみませんか?
読書と編集では、IT用特別なものではなく常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
詳しい内容については、概要欄のリンクから、または読書と編集と検索して、ネコがトップページに出てくるホームページをご覧ください。
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今日もワクワクする日でありますように。千葉直樹でした。ではまた。