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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「初心者はプログラミングは問題解決!と毎日唱えろ!」というものです。
水曜日は、ITを中心とした技術的な話をしています。
プログラミングを学ぼうと思った時に、思い浮かぶイメージはどんなものでしょう?
何かよくわからない文字列がたくさん並んでいて、それがスクロールしている画面に向かって何やら操作している、こんなベタなイメージを思い浮かべる人が結構いるでしょう。
確かにそういう作業をすることは結構あるのですが、これは、鉛筆で紙に文章を書いている、みたいなことを思い浮かべているようなレベルです。
一歩進んで、何らかのプログラミング言語を覚えて、Visual Studio Codeみたいなエディターを操作して、何か処理をかけるようになったとしましょう。
それは、作文ができるようになった、というレベルへの進化です。
でも、それが本当にやりたいことではないはずです。
もっと大きく、小説を書く、みたいなレベルもあるし、書いた文章によって人が動いたり、世の中を変えることもできるかもしれません。
それはちょっと大きすぎると思うかもしれませんが、本当にやるべきことは、何か身近にある不便なこと、大変なことをちょっとだけ解決することです。
例えば、いつもは1時間かかる仕事が、1分で済むようになったとしたらどうでしょう。
そういうことを、コンピューターを使うことで可能にすることができるなら、空いた時間で他のことができるようになるでしょう。
ここに、プログラミングの出番があります。
何か問題があることに気づいて、それを解決できる方法を考えて、その方法を具体的に実行できる形にすることがプログラミングなのです。
そのためには、コンピューターの操作を覚える必要があります。
操作の中には、プログラミング言語で処理を書くということも含まれるわけです。
でも最初は、それはよくわからないかもしれません。
なので、初心者は、ことあるごとに、プログラミングは問題解決、といつも呪文のように唱えましょう。
勉強の過程でぶつかる問題も、解決できるようになるための訓練なのです。
だから、安易に答えを聞いたりせずに、きちんと考えて答えを出してください。
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その答えが間違っていることもありますが、その時はなぜ間違ったかをよく考えるのです。
そんなふうに地道に繰り返しているうちに、プログラミングが身について、ある日突然、
あ、これは問題解決に使うものなのだな、と思うようになるでしょう。
その時、プログラミングは問題解決の意味がしっくり腹落ちして、
問題解決にコンピューターが果たす役割は、案外小さいものだな、と思うことでしょう。
そうなったら、本当にプログラミングの意味がわかって、とても面白くなっていると思いますよ。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。