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皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。
この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日はデジタル教育について、がっつりお話ししたいと思います。
先日、うちの学校にもとうとう念願のGoogleworkspaceが導入されました。
嬉しいですね。私は長年、公立高校でGoogleworkspaceをがっつり使ってきていて
Googleの教育者認定試験レベル1、レベル2を取得してきた経験があります。
今、レベル2までは別に必要ないので、レベル1を継続的に取得するようにしています。
そして、全人校でロイロノートも導入されていた学校に勤務したので
これもまた素晴らしいアプリで、本当にこの両者が使えるということに私は本当に幸せを感じています。
ということで、両者を使ってきた私がどういうふうな良さがあるのかを語っていきたいと思います。
まず最初にロイロノートですね。これは何といっても直感的で、誰でもすぐに操作することができます。
迷う瞬間というのはあまりないですし、理屈抜きで操作ができるので、小学校や中学校の生徒にはぴったりだと思いますね。
特にこうしたいと思っていても、そのイメージで指を動かすと結構それが可能だったりして
本当に導入するという点では一番ハードルが低いアプリなんじゃないかなと思います。
そして私が本当に感動しているのが、画像や動画の処理が早くて綺麗。
もう1回使ったらその速さと綺麗さに感動して、多分このロイロノートのアプリの開発者に
そういった画像処理の専門の方、能力のある方がいらっしゃるんじゃないかなと
素人でさえわかるくらい、画像の処理の綺麗さと速さと、その画像処理の何て言うんですかね、
いろんな取り回しのしやすさ、これが本当にロイロノートのとっても優れているところだと思います。
それからペン機能が付いているということで、もちろんキーボードで打ち込みもできるんだけど
ペンで字を書いたり絵を書いたりっていうのが自由にできる。これも嬉しいですよね。
あとは一番国語的にいいなと思うのは、生徒の意見とか生徒の作品とかをすぐに回収して、
その回収方法も無記名でもできるし、当然個人名をつけてもできるし、
そういう意見や作品の回収と、それからその共有が非常にスムーズにできるというところが優れてますね。
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だから国語化で意見を出してって言ったらすぐロイロを出させて、カードに書かせて回収して、
それを瞬時にこちらの方が選択してまた生徒にフィードバックできる。
そのフィードバックしたデータも生徒にまた再配信して、
生徒に例えばシンキングツールとかを使って分析させるというように、
意見や作品の回収共有が素晴らしくスムーズにできます。
あとは結構提出物管理がしやすいですね。
提出物の管理は画像処理の速度が速いんで、写真撮って提出させて、
それを一覧表に掲示して、誰が出してないかすぐ分かりますし、提出遅れも分かるし、
その提出物の一覧表もエクセルのシートで吐き出すことができるので、
提出物の管理が非常にしやすいです。
あとは、添削するときも個別対応しやすいですね。
生徒の書いたものを写真撮って出させて、やっぱり画像の処理がスムーズなんで、
パッパパッパと生徒の意見を見ながら、それに赤ペンを入れていくことができます。
それと同じように、この生徒にすぐに発表してもらいたいなといったときに、
すぐにその生徒のカードもしくは書いたものの写真を選んで、
そしてチェックボックスを入れると、生徒発表というところが選べて、
生徒にマーカーを使いながらその場で発表してもらうことができるんですね。
それを画面共有しながら発表することもできるし、スクリーンに移して発表することもできるしというように、
本当に個別対応やその後の発表、生徒の個人発表というのにスムーズに持っていくことができます。
ただ難点としては、データがそれぞれの個別化しやすい、断片化しやすいというようなところがありまして、
データをもう少し系統化するというのには、こちらのいろいろな工夫が必要になってくると思います。
最近は共有ノートもすごく機能が増えてきたので、
共有ノートでデータの一元化というのもできるんじゃないかなと思っています。
それじゃあ次にGoogleワークスペースについていきたいと思います。
Googleワークスペースのお箱は何といっても共同編集ですね。
ろいろでも共有ノートで共同編集ができるんですけれど、
Googleワークスペースの共同編集というのはやっぱり、
ドキュメント、スプレッドシート、スライドといった各アプリを共同で編集することができて、
その共同編集も生徒別に共同編集者を設定することができます。
しかも個人の作業の履歴が残るので、いたずらを防止することができます。
私もいたずらをやらかした生徒について、
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生徒はそういう履歴が残ると思っていないので好き放題なことを書き、
後で履歴を遡ってみると、ちょっと不適切なことがたくさん書いてあったので、
生徒にいろいろと事情を聞いて、証拠も見せることができて、
生徒もこれは自分の書いたことは全部履歴として残る、
無責任なことはできないんだということをはっきり分からせることができるので、
いたずら防止という意味では大変良い履歴が残るというのはとても良いものだと思います。
あとはアプリが非常に多機能で、ドキュメント、スプレッドシート、スライドとか、
そういうあたりはWindowsとの互換性も高くて、
大学とか、それから企業に就職して社会に出た時にも、
時続きでそのスキルを使うことができます。
ドキュメントはWordみたいですし、スプレッドシートはExcel、
それからGoogleスライドはPowerPointのようにして使うことができるので、
若干違いはあるにしても、ほぼ時続きでそのスキルを使うことができるので、
将来的にもとても良いスキル習得になると思います。
あとはクラウドでデータの保存と共有、それから整理がとても簡単にできるので、
Googleドライブ、あそこで自分自身でカスタマイズしてファイルを管理することができるので、
自分自身のファイルをずっと持っておくことができます。
それからその他にもGoogle Meetでオンラインの授業もできますし、
それからGoogle Keepっていうようなメモ帳もあるし、
管理者が許せばGoogleのメールも使うことができます。
私自身が最も気に入っているのはGoogleサイトっていうサイトが作れることなんですね。
このGoogleサイトを作ることによってクラスのホームページができるし、
自分自身のホームページもできるので、
国語科の授業で取り組んできたパフォーマンス課題とかレポートとか、
そういった自分自身の学習の成果物がサイトを作ることによって管理できる。
ひいて言えば個人個人のポートフォリオがそのままGoogleサイトで完成するということになるので、
私はこのGoogleサイトに国語科としての大きな可能性を見出しています。
ちょっとデメリットっていうかね、
小学生には無理かなと思うような操作が複雑なところが多々ありますので、
やっぱり高校生、中学生の途中から高校生ぐらいGoogleワークスペースも併用していくと、
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ろいろノートとそれからGoogleワークスペースのいいところをそれぞれ合わせて使うことができて、
学習がより豊かにより面白くなるんじゃないかなと思います。
私はこれらのいいとこ取りをしながら、今度は高校2年生の論理国語の授業で発表したもの、書いたもの、成果物をGoogleサイトで個人個人の名前でリンクを貼って結びつけて、
一種の電子書籍みたいな形にして生徒の学びの成果物を共有して、
より生徒自身が責任を持って、そして自分自身の学んでいく意欲を向上させながら、
自分自身を鍛えながら主体的に学ぶ態度を育成するためにも、このGoogleサイトを有効活用していきたいなと思っています。
ということでね、本当につらつらと語ってきましたけど、
私自身はすべての授業でロイロノートと、それからGoogleワークスペースと、そして将来的にはCanvaを使い倒したい。
その部分的にPadletとかMiroとか、そういったものを使って、
その時の学習に最適な、最も効果的なアプリを上手に切り盛りしながら使っていきたいなと思っています。
ということで、今日はICT、デジタル教育についてのお話でした。
それでは聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。