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2025-01-03 11:17

106 なぜ国語科の取り組みは個人にとどまって横に広がらないのか

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1月1日の笠原先生とのコラボ企画の振り返り・・・というか補完的な内容です。

笠原先生の投げたボールをキャッチできていなかったところがあったので、そこを語りました。

国語科に限らず、なぜ取り組みが個人でとどまってしまっているのかについて語っています。

#国語教育 #働き方改革 #研修 #デジタルツールの活用 #教員研修

NotebookLMに要約してもらいました。

このポッドキャストでは、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育について、黒瀬直美先生と笠原先生が対談しています。
対談はQ&A形式で進められ、まず黒瀬先生が笠原先生に、先進的な教育への興味について質問します。笠原先生は、次世代型というより、生徒が直面している現実や興味関心から教材を選んでいると答えます。例えば、デジタルシチズンシップの問題や、ポッドキャストといった言語教材の面白さに着目していると言います。また、生徒の話を聞き、そこから教材を探すことも多いと述べています。
次に、笠原先生が黒瀬先生に、変化し続けられる人とはどんな人か質問します。黒瀬先生は、転勤が多く、環境の変化に対応せざるを得なかったこと、また、40歳を過ぎると変化を望まなくなるという生物学的な傾向に対抗するため、意識的に変化を受け入れていると答えます。さらに、外の世界に積極的に出ていくことが重要だと述べています。
笠原先生は、多くの仕事を抱えながらも、タスクシュートアプリで時間を記録し、時間の見積もりを立てることで、健康管理や睡眠時間を確保していると説明します。また、5年手帳で過去の記録を振り返り、ストレスを管理しているとも述べています。
黒瀬先生は、子どもが小さいうちは仕事と家庭の両立で大変だったが、7割の力で持続可能な働き方をすることで、仕事の質と効率が上がったと語ります。また、女性が家事労働に多くの時間を費やしている現状に触れ、引退後には女性教師が働きやすい環境を作りたいと述べています。
最後に、これからの国語教育について、笠原先生は、子どもの言語生活の実態から始め、興味関心のあるものを教材にすべきだと語ります。黒瀬先生は、国語教育の役割として、読む、聞く、話す、書くという4領域を横断的に扱い、国語科独自の視点や考え方を働かせることを挙げます。

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皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道ス黒瀬直美です。
この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育について、ゆるっと配信しています。
今日は、先日1月1日、笠原先生とコラボ配信をしまして、それを再度聞き直しているうちに、ちょっと聞き漏らしていたというか、答え漏らしていたことがあったので、そのことについて語りたいと思います。
先日のコラボ配信の内容については、ノートに要約をしまして、それでリンクを貼っておきますので、見ておいてくださいね。
先日の配信では、国語教育の本丸的な話ができたと、私は大変に満足しています。
そればかりではなくて、働き方改革の話もできました。
一生懸命に取り組むだけでは、ただ単に過大な労力を消費するだけで、全く次世代に続いていかないので、どうやったら持続可能な働き方になるかということについても、お互いに意見を伸び合いました。
そして、これからの国語教育については、本質的なことにしっかり軸足を置いて、新しいことにチャレンジしていこうという気分にさせられました。
本質的なことは、読む、聞く、話す、書くというこの4領域について、教える側がしっかりとした目的意識や指導目標を持つこと、授業のデザインをPBL型に寄せていくような授業構想力を持つ、生徒の内発的動機づけを大事にするということになるかと思います。
そして、笠原先生とのやりとりを後で2回ぐらい聞き直したんですけど、私自身が笠原先生から投げられたボールをキャッチに失敗して漏らしていた箇所があったんですよね。
そのことについて今日は補足的にお話をしたいと思います。
笠原先生がおっしゃっていたことは、この国語科でのこういう一生懸命私たちがやっているような生徒の興味関心、生徒の問題意識、生徒の生活自体からスタートした授業が、何で横の同僚とかそういった人に広がっていかないのかということについてなんですよね。
あれね、そこ聞き漏らしちゃっていたというか、受け止めきれていなかったなと思いますね。
私自身はどうなのかっていうのをチャットGPTといろいろと壁打ちをしながらまとめてみました。
まず、情報共有っていうのがまだまだ足りないなっていうことですね。
一つ目の問題としては、やっぱり教員の仕事っていうのは、どうしてもその授業の中、クラスの授業の中で完結してしまいがちです。
やってきたことっていうのを、なかなかこうオープンに、日常的にオープンにするような場所がないので、先生方がやってきたことを情報共有する場がないし、
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公開研究授業とかね、月に1回国語科の中で公開授業をするとか、そういうふうなことを日常的にやっている学校って少ないんじゃないかと思うんですよ。
そういうふうに授業をお互いに見合うっていう情報共有の欠如っていうのは大きい問題として挙げられると思います。
それはね、やっぱりクラスで完結してるっていうか、そこで教員が一応山のトップにいて、それで物を教えるんだっていうことで事故がない完結してしまっていたり、
それから別に他者に授業を見せなくても特に問題はないというか、現状維持のままいきますよね。
だったら自分だけの世界で楽にやった方がいいんじゃないかっていう、そういう意識もあるんじゃないかなと思います。
それから、そういうことを情報共有するための時間と、そういった資源っていうものが確保できてないっていうことをチャットGPTが提示してきました。
情報共有するにしてもお互いに話し合う時間、対話する時間はないですし、そういったプラットフォーム的なものもないですし、
お互いがお互いのデータを持っているだけになってしまっているので、そういう時間とデータ共有の場所が欠如しているっていうことでしょうね。
それから、研修と支援の不足っていうふうにチャットGPTは言ってきました。
確かにPBLとかそれから単元学習って言ったら、ある程度先生方の研修が必要だし、実際にトレーニングも必要だし、
そういうのって教員要請の問題になってくると思うんですけど、実際にそういうことを現場でやるような時間的余裕もないですし、システム化もされていません。
だから教員の世界でどんどん授業をよくしていこうというふうな時間の余裕がない。
例えば、授業を今の17時間マイナス2ぐらいにして、その2時間を研修の時間に当てて、そこで研修したことをレポートして、それでフィードバックしてっていうようなことができてるんだったらいいかもしれないけど、
もうギリギリの一杯一杯で、それでもボーダーレスな残業が発生するっていうこういう実態では、なかなか新しいことにチャレンジしたり、
自分の授業を根本的に改革していこうっていうような空気にはなりにくいと思うんですよね。
そういったことがあるっていうふうにチャットGPTは指摘してくれました。
それから4番目になるんですけど、評価精度の問題っていうふうにチャットGPT君は提示してくれました。
私たちがこうやって一生懸命に授業をブラッシュアップしていこうっていう動きって、特に管理職から評価されてるわけでもなんでもないんですよね。
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これが一般企業だったら、そういうことって例えば面談の中でいろいろ評価してくれたり、こういう勉強してるからこういうプロジェクトにぜひ参加してくれないかとか、
あるいはリーダー引き受けてくれないかっていうような、そういう仕組みになってると思うんだけれど、教員の中にそうやって次世代型だったり新しい形だったり、
現行の指導要領に対応した授業を積極的にやって、さらにチャレンジをしているっていうような、そういうことについて一定度、
給料には反映しにくいと思うんだけど、こういうことやってるっていう明確な評価制度っていうものが構築されていないので、
やらなくていいんだったらお給料変わらないからやらないっていう、そういう先生っていうのは結構大多数いらっしゃると思うんですよ。
そういう評価制度の問題で先生方は現状維持で満足して、研修までしなくても給料には反映しないんだったらゆっくりやろうやと、こういう話になるんだと思いますね。
そしてこれは付け足しなんですけど、チャットGPTは教育政策とのミスマッチっていうようなことを書いてました。
これはやっぱり現行の学習指導要領がカリクラムオーバーロードって言われるような天候盛りの学習内容で、
それをとにかくこなすのさえ大変、その要素を入れるのでさえ日常の業務でいっぱいいっぱいっていうような、
そういう状態の中にさらに上にもっとより良くしようっていう、そういうこと自体が無理なんじゃないかっていう教育政策とのミスマッチっていう問題を挙げていました。
ということで笠原先生が投げたボールについて、一応私なりにチャットGPTと対話しながらキャッチングしてお答えしてみましたけど、こういう問題がある。
これどうやって解決するかということで、チャットGPT君に尋ねたんだけど、なんとなくもやっとした答えしか返ってこなかったんだけど、その一部を紹介しますと。
デジタルツールを活用するっていうことでしたね。
情報共有についてもデジタルを使えば時間の節約と、それから場所の節約になるし、共有しやすくなります。
それから研修と支援についても大々的に集まるんじゃなくて、隙間時間でも勉強できるようなそういうツールを開発すれば、現行企業ではできてると思うんですけれど、
隙間時間で2分、3分、5分という短い時間でちょろちょろと研修していく。
そういったのログに残れば評価の方にもつながっていくと思うんですよね。
そういった教員研修をデジタルツールを活用して、何とか現状の中に溶き込ませていくことによって、横の前進を図るっていうことはありえるんじゃないかなと思います。
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あとはリーダーの育成。教員ってあんまり企業みたいに階層になってないわけなんで、役職が一部の管理職と大多数の平教員という図式になってるんで、
その間にミドルリーダーみたいなのをポンポンポンと入れながら、小グループで前進していく。
そんなシステムを取ったらどうかっていうふうにチャットGPT君は提案していました。
ということで、国語化の取り組みが個人の取り組みに留まっていて、横に広がらない。
これは私自身がずっと実感し続けて、なかなか横に広まらないので、もうそんな労力を自分の盾の方に使おうというふうに、
この何年かぐらい前から切り替えて、とにかく自分個人をどんどん成長させて、それで周りに影響を与えられる人間になることによって、
なんとか横の取り組みを増やしていけたらと思っていました。
それだからこそ、あらゆるSNSで発信し続けたり、最近はポッドキャストを始めたりという、私自身も自分のデジタルツール活用で横への取り組みを広げていきたいなとは思っています。
そんな中で、やっぱり、今日も明日も授業とオンライン交流会とか、横のつながり。
やる気のある、自分から積極的に研修したいと思って、一緒に研修仲間になってくださっている、先生たちというのが大きい起点になるんじゃないかと思うので、
これからも何らかの形で、いろいろな人たちとつながりを持ちながら、一遍にはなかなか進まないと思うんだけど、横のつながりを少しずつ少しずつ、無理のない範囲で楽しくやっていけたらいいんじゃないかなと思いました。
ということで、1月1日の笠原先生とのコラボ配信の補足をお届けしました。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。
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コメント

補足ありがとうございます!自分がそんなボールを投げた自覚があまりなかったのですが(笑)、本当によい実践や自分のやりたいことをどのように共有していくかは大きな問題だなぁと思います。 発信や勉強会でコツコツと仲間を増やし、広めていくことが大切だなと思いつつ、一方でエコーチェンバー的になって、自分のことをちゃんと俯瞰できなくなるのは怖いなと思っています。自分の職場をまずは大切にしていこうと思います。

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