育児休業の経験
おはようございます。社会保険労務士で、キャリアコンサルタントの、かなや なおこです。
社労士なおこの働き方・多様性研究ラジオでは、働き方、ジェンダー、子育てをテーマに、こうするしかないなという考え方を、こういう考え方もありかもしれへんな、と思えるような、小さなきっかけをお届けする番組です。
これってなんでこんなんないやろう、とか、えーこれおかしない、という違和感を出発点に、歴史や制度、統計や海外の事例もたどりながら、考えていきたいと思います。
はい、では本日は、家族の課題と向き合えた、育児休業というキャリアブレイク、というお話をしていきたいと思います。
では早速、ノート記事を読み上げていきたいと思います。
育児休業は、私にとってニュートラルゾーンであり、キャリアブレイクです。
私は現在、第二子の育児休業中です。
2024年9月に、第二子を出産しました。
今回の育児休業は、自分の人生を見つめ直す時間でもあり、家族の課題にゆっくり向き合える時間でもありました。
今日は、第一子、現在3歳の子とを通して、そのことをお話ししていきます。
第一子には、発達の遅れがあります。
2、3になる前から気になり始めました。
言葉の遅れ、運動面、こだわりの強さ。
小規模保育園に通っていた時、東大阪市の臨床心理師の方が発達の検査をしてくれました。
実年齢は2歳7ヶ月でしたが、発達の検査では1歳9ヶ月ほどの成長具合との結果。
私は臨床心理師の方に、両翼に変わった方がいいんでしょうか、と聞いたんですよね。
そうすると、こんなお返事が来ました。
今後、庭園と兄弟が増えるという2つの環境の変化があります。
そこに、両翼という環境の変化を加えるのは、特策ではないかもしれません。
3歳判検時の時に指摘されてから動いても、遅くはないですよ。
そういうふうに言われたんですよね。
でもね、私もある時に、これはもう待てないなと思う出来事がありました。
今年の1月ぐらいですかね、お世話になった保育園の先生方へプレゼントを渡しましょうよと、同じクラスのお母様から声をかけられたんですよね。
今年の2月、3月ぐらいかな、一応休日に集まって、私たち母親はプレゼントの制作をして、子どもたちはその場で遊んでたんですよね。
制作をしながら、うちの子どんな感じかなーって時々様子を見ていたんですよ。
でもね、全然その他の子とも遊びについていけてなかったんですよね。
第一子は早生まれなんですよね。1月生まれなので、3歳になったばっかりっていうのもあるので、
やっぱり4月生まれの子とか5月生まれの子と比べたら、だいぶ差があるのかもしれないとは思いつつも、
やっぱり同じ年齢の子どもたちが遊んでいるはずなのに、私の目からは、イメージとしては小学生と幼稚園児が一緒に遊ぶような、それくらいの違いを感じたんですよね。
時々一緒に遊んでいる様子は見えるんですけど、ただやっぱりその、
通常の発達と言っていいのかな、同じクラスの子たちとの遊びには本当についていけてなくて、
一人ポツンと違う遊びに熱中しているっていう姿も、その時は結構見られたんですよね。
それを見て、これはもう3歳半検診まではあっても状況が良くなることはないなって感じたんですよね。
今年の2月3月というのは、すでに私は第2指の育児休業に入ってました。
その療育の施設に通うまでに、だいたい時間としては2ヶ月間かかったかなという感じですかね。
まず、うちの子は療育手帳も身体障害者手帳も持っていないので、
そうなった場合に、あくまでも東大阪市ではなんですが、
療育の施設に通う必要性があると認められる必要があって、その時の書類として医師の診断書が必要なんですよね。
なのでまず、医師の診断書を取ってくる。
市役所で受給者証の申請をする。
そうすると市の職員の方が家庭訪問にいらっしゃって、
この子ってこういう状況なんだなというのをモニタリングするような、そんな感じですね。
あとは、
療育をするにあたって計画書を作らないといけないんですけれども、計画書を作る人はどなたかというと、
相談支援事業所という方が、事業主さんが作ってくれるんですよね。
その相談支援事業主さんを探さないといけない。
通いたい療育施設の見学も行かないといけない。
契約の締結のために訪問があったりとか、
あとその契約書を作ったりとか、サポートブックといって、
うちの子はこういうこだわりがありますよとか、こういうところに困っていますよというのを、結構こと細かに書いていくシートがあるんですよね。
それの提出を療育先にしないといけないというような、本当にいろいろ人とのやり取りとか、
本当にたくさんあった2ヶ月なんですよね。
今話したダッとした流れを、
2ヶ月で進めることができたのは、本当に育児休業中だからこそできたことなのかなというふうに思います。
もし、もしですよ、これを仕事をしながら、あとは第2子のお世話をしながらだったら、
育児休業の意義
おそらくここまでスムーズにはできなかったと思うんですよね。
年次有休休暇も使い果たしていたと思いますし、あるいは、
これはまた今度にしようかなというふうにして、先延ばしにしていたと思うんですよね。
でも育児休業中だったからこそ、市役所に行く時間があったりとか、見学に行く時間もあって、
相談支援事業所の方の訪問ってちょくちょくあるんですよね。
計画書を作るので一度訪問させてもらえますかっていうのと、
あとはできたのでちょっと見てもらえませんかという訪問があったりとか、
そういう訪問がちょくちょくあるんですけれども、その訪問にも対応することができたんですよね。
子供に何かあったらすぐに対応できる。フレキシブルに動ける。
それはね、あの育児休業というカリアブレイクにいたからこそあったかなというふうに感じます。
私にとって育児休業は自分自身を見つめ直す時間でもありました。
でも同時に家族の課題にゆっくり向き合える時間でもありました。
大石の発達のこと、どんな支援が必要なのか、どんな環境がうちの子には合っているのか、
ゆっくり考え動くことができました。
これが仕事をしながらだったら、
きっとするとは思うんですけど自分の性格上、するとは思うんですけどめちゃくちゃ焦っていたと思います。
焦って不機嫌を振りまいて、丁寧に向き合いなかったかもしれません。
育児休業というカリアブレイク、それは自分の物差しを手に入れる時間でもあり、
家族の課題に丁寧に向き合う時間でもある。今改めてそう感じています。
子供が自分自身にとってかけがえのない存在という気持ちにも向き合えたように思います。
育児休業は決して空白期間ではありません。自分と家族とゆっくり向き合える大切な時間です。
それでは最後までお聞きくださりありがとうございます。
本日もご機嫌の一日をお過ごしください。Kanayanakoでした。いってらっしゃい。