問題行動の背景
こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園🐶N1クラブを運営している、なおちゃん先生と申します。
ドクトレーナー歴20年以上、これまでに1000組以上の飼い主さん、ワンコさんに向き合ってきた経験から、
コントロールよりコミュニケーション、愛犬との絆を深めて、もう問題行動で悩まない犬との暮らしを、実業と発信で提案しています。
お迎えからお見送りまで、一生に寄り添う犬との暮らしコンシェルジュとして、
愛犬との毎日をもっと豊かにしたい飼い主さんへ、ハッシュタグ1番から7番のフェーズに分けてお届けしています。
さて、10月になりましたね。冒頭文を少し変えてみましたが、いかがでしょうか?
今回のテーマは、ハッシュタグ4番、問題行動、ハッシュタグ2番、パピーの飼い主さんに向けてお伝えしたいお話になります。
特にご自宅にお子さんとワンちゃんがいて、お子さんとワンちゃんの間のトラブルに悩んでいる、そんな飼い主さんにぜひ聞いていただきたいお話となります。
最初に告知をさせてください。
まず、10月2日木曜日、朝9時10分より恒例のインスタンスタイフ同時ライブとなります。
明日は、愛犬とのコミュニケーションを深めて、問題を減らす方法についてお話ししていきたいと思います。
今日は、その明日のライブの内容にも関わるお話になります。
昨日の配信で、コントロールよりコミュニケーションを深めることで問題解決をしていくということを皆さんに伝えたいんだよ、というお話をさせていただきました。
私が今年の6月から3ヶ月間に渡って行ってきた初めての長期講座、愛犬が夢中になる魔法の講座、
こちらを実際にコントロールよりコミュニケーションをたくさん取ることで、
愛犬さんをより深く知って、今抱えている問題にアプローチできるようになるよ、ということを実践的に行う講座でもあったのですが、
この中で今回は、特にお子さんとワンちゃんとの間に問題を抱えていらっしゃった受講者さんの事例を挙げてお話ししていきたいと思います。
小さなお子さんがお家にいらっしゃる方でワンちゃんを迎えた、お子さんがワンちゃんが欲しいというふうに言ってお迎えするパターンって多いと思うんですが、
お迎えしてみたら犬もシューシューつかないし、子供も全然言うこと聞かないし、結局親御さんが全てのお世話を一点に引き受けることになってしまったというケースは少なくありません。
講座の受講者さんの中で、6歳の息子さんとお迎えしたワンちゃんが、なかなかうまく関係性が作れないというお悩みを持った方がいらっしゃいました。
私は最初、その方のお自宅に出張レッスンとして伺わせていただいたんですけれども、確かにこの6歳の息子くんに対してワンちゃんが嬉しくて飛びついて噛みついてしまう。
そしてそれが痛いし、嫌だし、怖いしということで息子くんは、やめて、やめて、噛まないでと言いながら走り回って逃げる。
そうすると、それが回数を追うごとになっていくと、この息子くんが現れただけでワンちゃんが追いかけてきて、飛びついて服や手足を噛むという形の連鎖になってしまっていて、
息子くんはワンちゃんをせっかく迎えて可愛がりたいんだけれども、噛まれるから嫌になってきてしまったということが問題として挙げられました。
小さなお子さんがよく手足を噛まれるということはあります。
受講生の事例
これはですね、いろいろと理由がありますし、一番大きな違いというのは、やはりお子さんというのは感情で動く生き物なので、大人と動き方が全く違うんですよね。
そのために、とっさに動きが出てしまったり、声を上げて走ったり、予測不能な動きをしたり、ということでワンちゃんの興奮をあぶってしまうわけです。
言うなれば大きな動くピーピー鳴るおもちゃなわけですよね。
犬のおもちゃでぬいぐるみとか何でもいいんですけど、噛むと音が鳴るおもちゃって多いと思うんですけれども、あれが永遠に鳴り止まないおもちゃ。
噛めば必ず自分で転がってくれてピーピー鳴る、キャーキャー言うということで、ワンちゃんにとっては非常に面白い対象になってしまいます。
そしてこれをですね、親御さんは子供の動きもコントロールできないし、ワンちゃん自身もコントロールできない。
さあ困った、どうしようということになってしまうわけですね。
実際このワンちゃんは、母のお悩みとして息子のことをとにかくよく飛びついて噛むんですけれども、
叱ると逆に逆ギルして怒ってくる。こっちにも飛びかかってくる。怖くて叱らないんです、というようなお話がありました。
こういうケースのワンちゃんいらっしゃいませんか。
これはまた別で配信をしたいと思うんですけれども、
この飼い主様には、一回私が出張レッスンに行った後に、
その後、ぜひこの6月からスタートの愛犬が夢中になる魔法の講座を受講されてみませんかということでお誘いをしたところ、
心よく受講してくださいました。そして3ヶ月間一緒に学んでいただいて、
この方はですね、私のコースの中では受講生とアーカイブ生という2つのコースがあったんですけれども、
このアーカイブ生ということで動画視聴、そして動画の中に出てくる課題をご自身で行っていただいて、
受講生、アーカイブ生が共通で参加できるオープンチャットで、その課題に挑んだ動画を送っていただいて、
私からコメントで添削するというようなスタイルで参加をしていただきました。
つまりですね、私との1対1のセッションというのは一度もなかったんですよね。
それにも関わらず、最後、この全てのコースが終わった後にアンケートでこのようなご感想をいただきました。
息子に飛びかかったり噛んだりすることが明らかに減りました。
怒ると毎回逆効果になることが判明したので、なるべく静かに対応して、
怒るときは盛大にということが、うちの子には合っていることが分かりました、というご感想をいただいたんです。
これ本当にすごいなというふうに思いました。
オープンチャットの方で、課題に対してトライをしていただいたその動画を送っていただいていたんですけれども、
毎回課題の動画を送っていただくたびに、このワンちゃんとのコミュニケーション、
取り方が上手になっているのも感じましたし、
それに伴って息子くんへの飛びつきや噛みつきというのが明らかに減ってきたということが目に見えて分かったんですよね。
講座の効果
そしてこの飼い主様に、この講座の中でどんなことが良かったですかというふうにお伺いしたところ、
はじめに飼い主と愛犬のタイプを知っておくことで、その子に合った接し方を意識することができました。
そして無視することをうまく使えていなかったことが分かりました。
なおちゃん先生が使っていた、「あ、あ、あ!」と言って正しい行動を促すということが彼にはすごく効果がありえびっくりでした。
たくさんのことを教えていただきありがとうございます。
短い期間でしたが、愛犬が随分と成長してくださったことに喜びです。
もう最初がひどすぎましたというふうにご感想を送ってくださいました。
本当に受講してくださった愛さん、ありがとうございました。
この中で私は、息子君にワンちゃんが噛みつくということに対しては、実は一切ブレていないんです。
そのことに対して直接的にアドバイスをしたというのは、この講座が始まる前にね、
ご自宅に伺って出張トレーニングをした1回だけなんですよね。
その後、コミュニケーションを深めるという講座を通して、3ヶ月間全6回一緒に取り組んでいただいた結果、
愛犬と子どもの関係改善
ワンちゃんの変化、ワンちゃんの成長、そして息子さんへの飛びつきや噛みつきというのが明らかに減っていたよというご感想をいただいたんですよね。
これにはいくつかコツがありまして、まずこの飼い主様にお願いしたことは、
愛犬さんとのコミュニケーションを深めるセッションや課題、トレーニングというのを息子さんに主体でやっていただいたということなんです。
これによって、愛犬さんと息子さんとの間にある種の絆が生まれるわけです。
つまり、愛犬さんにとって息子さんは、追いかけて噛めばピーピーになる、そして自分で動いてくれる面白いおもちゃから人間に掲げされたわけなんですよね。
こういうケースって本当に多くて、犬にとって子供はただのおもちゃになっている、コミュニケーションを交わす相手ではないというふうになってしまうと、
お子さんの言うことだけは全然聞かないとか、お子さんへのじゃるつきや噛みつき、ひたずらがひどくなるということは本当によくあります。
そしてこれは、親御さんである飼い主さんが、ワンちゃんとお子さんの間に入りすぎることで起きてしまうということもあるんですよね。
非常に難しいところではあるんですけれども、お子さんとワンちゃんとのコミュニケーションがしっかり取れていないと、お子さんに対するワンちゃんのリスペクトが育たないんですよね。
ですので、私は自分の子供が3歳ぐらいになった時から、我が家の愛犬さんに対して、例えばご飯をあげるとか、ご飯をあげる前にお座りをしてもらうとか、何か一緒に遊ぶとか、
もちろん遊び方もトレーニングの一環なので、そういった遊びの中にルールを設けるとか、そういったことを取り入れていきました。
3歳ぐらいの子供でもきちんとできるんだなということが、その時にも分かれたんですよね。
犬というのは、その人との関係性によって自分の行動を変えていきます。
この件では、息子さんが積極的に講座の課題に取り組んでくださったおかげで、そしてお母さん、お父さんが近くで水を守りながら時々アドバイスをしたり、時々お手伝いをしてくださったおかげで、息子さんへのワンちゃんの信頼感が増して、
そして息子さん自身もやっぱり子供さんをワンちゃんが自分が何か言ったりしたことに言うことを聞いてくれたら嬉しいんですよね。
そして接し方が分かっていく。
こうしたらうちの子は噛まないで僕の言うことを聞いてくれるんだ。
これが分かると、この息子さん自身ももっと積極的にワンちゃんのお世話をするようになっていきますし、僕に何ができるのかな、他にできる、何か一緒にできる、遊べることはないかなということで積極的にトレーニングにも励んでくれる。
その結果、トレーニングを通してワンちゃんと息子さんの絆が深まっていく。
トレーニングの重要性
そして結果的に噛みつきや飛びつきという当初の問題行動が激減したということに繋がっていったんだなということが、この飼い主さんご自身にも伝わって本当に良かったなと思います。
例えば今小さいお子さんとワンちゃんと暮らしていて、このお子さんとワンちゃんとのコミュニケーションに悩まれている方とか、
端的にこういった同じようなことで子供に対して飛びついたり噛みついたりしてしまうというようなことがあったりですとか、そういったことでお悩みの方、
ぜひまずはお子さんとワンちゃんとのコミュニケーションが深まるようなエクササイズやトレーニングを日常生活に取り入れてみるということをお勧めします。
その結果、やはりリスペクトが、信頼関係が、コミュニケーションが生まれることで問題行動が減っていくということは、このケースのように十分考えられるんですよね。
もしどうやっていいかわからないとか、うちのケースはどうなんだろうとか、うちの子にそんなことできるのかしら、これはお子さんとワンちゃん両方ですけれども、そういうふうに考えていらっしゃる方であったり、
自分もやってみたいよという方は、ぜひ私の方までお気軽にお声掛けをしていただければと思います。
そしてね、この終わってしまった、今回のね、愛犬が夢中になる魔法の講座、自分も興味があるよという方は少々お待ちください。
数ヶ月後にはですね、こちらまた再リリースをさせていただく予定でおります。
もちろんバージョンアップして再リリースの予定ですので、早く知りたいよという方は公式LINEにご登録していただいてお待ちいただければと思います。
それでは今回も最後まで聞いていただいてありがとうございました。
ありがとうございました。