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こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
ドッグトレーナー、ペットロス専門士、アニマルコミュニケーターである私が、
犬と人ともに幸せになる社会をテーマに、犬に関する様々なお話をしています。
時々雑談ライブや、歌を歌ったりもしています。
本日は、私のスタイルフル友達でもある、ラベちゃん、紫ちゃんというお友達がいらっしゃるんですが、
昨日の配信で、ご自身の愛犬さんに関する最近のお悩みをお話しされていたので、
そのお悩みに関して、何か私がアドバイスなんてことはしてかましいんですけれども、
何かお役に立てることがあればと思って、配信をさせていただこうと思いました。
ワンちゃんは、今シニアの芝犬さんなんですよね。
そして最近、その年齢のせいか、とても吠えが増えてきてしまったということで、配信をあげられていました。
概要欄にラベちゃんの配信を添付しておきますので、もし聞いてみたいなという方、
もしくは自分のうちのワンちゃんもそういうことあったなとか、うちの子も今同じ状況ですとか、
またはこれから老齢期に差し掛かるので、もしかしたら同じような問題が出てくるかもしれないという方は、ぜひ聞いてみてください。
まず、一般的にシニアになってきたワンコさんというのは、私もたくさん教数を見てきておりますけれども、
一般的にとてもキャパシティが狭くなってくるという印象があります。
キャパシティが狭くなってくるというのはどういうことかというと、
若い頃は許容できていたものが、許容できなくなってくる、受け入れられなくなってくるということが、
一つの特徴としてあげられるんじゃないかなと思います。
これは言葉を変えて言えば、例えば子雷症がなくなってくるとか、我慢ができなくなってくるとか、
自己主張が激しくなってくるとか、そういった傾向が見られるなあというふうに私自身は感じています。
例えばエクササイズの中で言えば、見事さんもそうだったんですが、
昔はもうちょっと柔軟に物事を考えていろんなトライを自分でしていたものが、
これは絶対こうだと思うと、その行動以外の行動を取らなくなってくるとか、
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自分がこうだと思ったことが通らないと吠えが始まってくるとか、
という感じで、ある意味わがままになってくるというふうに取られることもあるんですが、
私はわがままというよりは、犬自身の受け入れの幅、受け入れゾーンというのが少しずつ狭くなってくる。
それがシニアさんに見られる一つの傾向かなあというふうに思います。
その中で、自己主張だったり、その自己主張という意味での吠えというものが増えてくるということは確かにあり得るんですね。
これはどんな犬種にもかかわらず、その子の個性としてこの吠えというのが老齢期になると、
ちょっと自己主張のために増えてくるというのは差もありないということがあります。
これはですね、老齢期になってきて自己主張が増えてくるというのはいろんな要因があって、
ワンちゃん自身のキャパシティーが狭くなってくるということももちろんそうですし、
かつ飼い主さん自身が、ああもうわかったわかった、はいはいという感じで、
もうね、うちのことしたから、もういいわ、多少のわがままはもういいわという感じで、
許す許すということが積み重なっている上で、吠えが強化されてしまう、もっと吠えるようになってしまうということも確かにあります。
これが一つ、吠えが増えてしまう原因の一つというふうにも考えられます。
そしてですね、その他の原因としては、体調面の変化ですね。
これはやはり人間もそうですけれども、ワンちゃん、いろんな動物が年齢を重ねるにつれてですね、
身体的な新陳代謝が低下して、体のいろいろなところに経年落下が出てくる。
これはもう生き物として年を重ねてくると、ある意味仕方のないことだと思います。
その結果ですね、例えば目に見える不調ではなかったり、検査をしてすぐにわかるような大きな疾患でなかったとしても、
体のどこかに不具合がある。それを人に訴えるという意味での吠えが出てくる場合があるんですね。
そしてこれ自身も、やはり体の不調があって痛いよ、何かおかしいよということが飼い主さんに伝えた。
それが伝えた結果、飼い主さんが来てくれて気持ちが楽になったとか、寂しさが紛れたとか、痛みが和らいだとか、
そういった経験があればあるほど、それは次の吠えに積み重なっていきやすいんですね。
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また病気の中では非常に気をつけなくてはいけない病気があります。
それは脳内腫瘍だったり、脳内の疾患、これが一つ判断が難しいところになると思います。
私は医療関係者ではないので、詳しいことは専門家の先生に聞いていただきたいんですけれども、
急に老齢期になって吠えが増えたとか、ついさっきご飯をあげたのにまたご飯が欲しいと言ってすぐに吠え始めるとか、
さっきトイレのためにお外に出してあげたのにまたすぐに帰ってきたら吠えてしまうとか、
そういう、ついさっきもやったのにまたこれが欲しいの、またこれしたいのというような吠えが確実に増えてきた場合には、
やはり人間もそうですけれども、認知症というものが一つ疑われます。
この認知症によく似たけれども非なる疾患として、脳腫瘍だったり脳内の疾患というものが挙げられるんですね。
それはやはり検査をしてみないとなかなかわからないものだったりとか、
またワンちゃんの脳の中の疾患、それは手術ができるかできないかということはまた別の問題になってくると思います。
そして先ほどもお話ししましたが、シニア、特に12、3歳くらいから急激に増えてくるのが認知症になります。
犬にも確実に認知症というのがあります。
そして残念なことに芝犬で老齢期で、例えばGoogle先生のコマとかに入れたときに、
芝犬、シニア、次に来るのが認知症というふうに言われるくらい認知症にかかりやすい研修として芝犬は挙げられる研修でもあるんですよね。
人間と違って残念ながら、認知症の的確なケアであったりとか、そういったサービスですね、
そういったものっていうのが動物の世界ではまだありません。
人間であれば、認知症がここまで進んでしまったら妖怪護の支援が受けられるとか、そういったサービスがあると思うんですが、
ペットさんはそういうわけにはいかないので、やはり認知症発症してしまった場合にはご家族の方がそのワンちゃんのお世話をするという形に基本的にはなると思います。
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そしてではこの認知症は、それが出てきてしまったときにはもうどうにもしようがないのかということなんですけれども、
まずはこの子自身が本当に脳の認知機能の衰えによる吠えの増大なのか、それとも体の不調による吠えの増大なのかということは明らかにされた方がいいかなと思います。
もし脳の認知の低下、認知能力の低下、いわゆる認知症だなというふうに思われる場合には、
これはペットさんの認知症の判断をする基準というか、そういった判断テストみたいなのがあります。
概要欄にそのシートをですね、どういった基準でチェック項目があってというチェックシートを添付しておきますので、
よろしければそちらの方をちょっと見ていただいて、ご自身のワンちゃんに該当するものがいくつ該当するのかというチェックをつけられてみるといいんじゃないかなと思います。
そして、軽度の認知症であれば、今はサプリメントやいろんなリハビリだったりとか、投薬、そういった手段で少し改善をしたりとか、
現状維持だったりとか、認知の低下を防ぐということができる場合があります。
ご自身のお住まいの周りだったりとか、あとはオンラインでも今はサービスがあるのかなと思うんですけれども、
特にシニアペットに強い病院だったりサービスだったり、そういったところを探してみてもいいんじゃないかなというふうに思います。
また、私もこちら概要欄に記載しておきますけれども、オンラインでいろいろなサービスであったり、
飼い主さんができるケアの仕方を教えてくれるようなサービス、従事さんのサービスもありますので、
そういったものもぜひご参考にされてみてはいかがでしょうか。
ラベちゃんのワンちゃんは、お外で飼われているんですよね。
なので、日々の太陽の動きですとか、季節の移ろいですとか、そういったものを肌感覚で感じていらっしゃるとは思うんですね。
室内外のワンちゃんはこれがなかったりすると、外で飼われていて、毎日そういった外部の刺激があるワンちゃんよりも認知症になるリスクが高いというふうに言われています。
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シニアワンちゃんで、なかなかお散歩もあまり必要ないというワンちゃんもいらっしゃると思うんですけれども、
やはり動物さん、人間も含めて動物さんですので、季節の移ろいですとか、外の風、匂い、それから太陽のある、ない、風がある、ない、音がある、ない、色んな匂いがある、ない、
いろんな互換の刺激を受けるということは、脳内の刺激も受けるということですので、認知症のリスクを減らすためにも、お散歩というのはやはり行かれた方がいいと思います。
たとえあまり歩かないワンちゃんであれば、カートに乗せて行くというだけでもいいと思いますし、カートに乗せて公園なんかに連れて行って、少しだけ芝生の上を歩かせるとか、そういう形でもいいかなと思います。
ラビちゃんのワンちゃんの場合には、1日何回もお外をお散歩しているということなんですけれども、それもあるんだと思うんですが、やはりシニアさんになったからといって、刺激がゼロでいいというわけではないんですよね。
脳内にある程度ストレスにならない程度の心地のいい刺激を与えるということは、脳の認知活動を常に活発にしておくためにはとても必要なことになります。
別のことに、脳を使うこと、頭と体を使うことでワンちゃん自身の頭と体も疲れて、例えば夜はよく寝てくれるとか、そういうふうになっていくので、特にシニア犬さんに関しては、私はいろんな機能が衰えてくるので、
お花を使ったノーズワーク的な遊びだったり、宝探し的な刺激を与えてあげる、そしてそちらの方に意識を集中してもらうということは、とてもアンチエイジングにもいいし、認知機能を高めておく、維持しておくためにもいいんじゃないかなと思っています。
ノーズワークというのは、いろんなものがあって、ちょっと難しそうにも感じると思うんですけれども、身近にある簡単な使い捨てのもので、宝探し、おやつ探しなんかもできます。
ワンちゃんは五感の中では、やはり視力から衰えていくんですよね。目が白濁して、そもそもそんなに人間と比べて視力が良くないんですが、視力がどんどん下がっていきます。
そして耳が遠くなるわけですよね。耳が遠くなって、感覚ですね。例えば、以前は誰かが近づいて来たらすぐ分かるって言ったのに、今は寝てる時に近づいても全然顔を上げないとか、触ったらやっといたのかみたいな顔をするみたいなこともあると思うんですけれども、
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そういった触覚というか、そういった誰かが近くに来るというような感覚も鈍くなっていきます。
その中で鼻というのがやはりワンちゃんの五感の中で一番嗅覚が最後まで残るんですよね。
なので、他の五感がちょっとずつ衰え始めても、嗅覚というのは意外とまだ健在だったりするので、この嗅覚を刺激するような遊びを取り入れてあげるだけで、少し脳に良い刺激が入ってくるというふうに思っています。
例えば、私もよくやるんですけれども、空き箱ですね。ちょっと深めの空き箱にトイレットペーパーの芯を敷き詰めて、そのトイレットペーパーの芯の間におやつだったり、フードですね、ご飯をバラバラバラッと入れて、その上からまたトイレットペーパーの芯を入れるというような、イメージ的にはボールプールみたいなね。
ボールプールのボールがトイレットペーパーの芯になるみたいな、そんな感じの宝箱を作ってあげて、じゃあこの中におやつ、ご飯入っているから、お花で探してごらんという感じで、そういった遊びをさせてみたり。
あとは紙パックですよね。紙パックを半分に切って、それをまた箱をですね、大きな箱の中に敷き詰めて、紙パックの中におやつが入っているパック、おやつが入っていないパックという形で交互に置いてあげたり。
あとは小さめのペットボトルですね。小さめのちょっと固めのペットボトルの中に、洗って乾かしたペットボトルの中におやつだったりフードを入れて、まんちゃんの目の前に置いてあげる。
それを転がしたり振ったりすると、その中からおやつが出てくる。最初ね、口が小さいものだと難しいようであれば、たとえばボルビックみたいな感じのちょっと口が大きいものであったりとか、本当にまだ何もやったことないよという場合には、先ほど使ったような牛乳パックとかね。
牛乳パックも1リットルの方じゃなくて、500とかちょっと小さめのもので口を開けて、その中に入れて探させるとか取り出させるとかね。
とにかくそういった身の回りにあるもの。汚れたり破れたりしたら、よだれで汚れたりとかしたらそのまま捨てられるような、そういったものをいくつか種類を用意してあげて、日中それで少し遊んでもらうっていうようなこともいいんじゃないかなというふうに思います。
全く今までそういうことをやったことがないと、難易度、難しくしてしまうとすぐに諦めて、できないよ、これ中におやつあるから取ってという感じでワンワンと追い始めてしまうので、最初はたとえばトイレットペーパーの芯を敷き詰めるにしても、最初はトイレットペーパーの芯を3つぐらい箱の中に入れて、もう本当にほとんどおやつが普通に食べれますぐらいの勢いで、
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トイレットペーパーの芯を増やしていくとかね、そういった形のことをすると、食欲のある子であれば喜んで遊んでくれるんじゃないかなというふうに思います。
結果的にそういうことに集中して頭や体を使うことで、頭と体がいい刺激を受けて、吠えが少なくなって、日中休む時間が長くなってくるというふうにも考えられますので、もしよかったらできることからやってみてください。
またサプリメントやお給、それから針とかマッサージとか、そういったこともある種認知症には効果があるというふうにも言われていますので、よろしければそういったシニアのペットさんの専門家の先生をお伝えいたしますね。
どうしても愛するペットさんのシニア期、そして迎えてくるターミナル期というのは飼い主である以上避けられないことかなと思います。
ただシニアさんにはシニアさんの本当に可愛い一面というのがありますので、どうか今のこの時間を大切に過ごして、できればね、お写真や動画なども撮られておくといいなと思います。
何かお役に立てることが一つでも二つでも入っていたらいいなと思います。
そしてですね、これを聞いてくださるシニアのワンちゃんたちと一緒に暮らしている皆様、いろいろシニアになったからシニアなりのお悩みだったり大変さというのも出てくると思うんですけれども、
お世話をさせてくれるということは飼い主として私は幸せなことかなというふうに思います。
どうか一緒にいられる時間を一日一日を大切に過ごしてあげてくださいね。
最後まで聞いていただいてありがとうございました。